2016年09月24日(土)11時22分

『Horizon: Zero Dawn』プレビュー:5つの懸念とその答え

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PS4で来年2月28日に発売される予定のアクションRPG『Horizon: Zero Dawn』は、『Killzone』シリーズで知られるGuerrilla Gamesが新たなジャンルに挑んだ意欲作。

未だ全貌が明らかになっていない『Horizon: Zero Dawn』に対する懸念の答えを求め、Game Informerがアムステルダムに居を構えるGuerrilla Gamesのスタジオを訪れている。

  • ジャンル: アクションRPG
  • 機種: PS4
  • 開発: Guerrilla Games
  • 販売: Sony Interactive Entertainment

『Horizon: Zero Dawn』は来年最も期待されるゲームの一つだが、実際に全てを自分でプレーしてみるまで、全体像が掴みにくいゲームでもある。それまでは、予告編や新情報、開発者のインタビューから漏れてくる少量の情報だけで、ゲームの規模や野心を推測するしかない。疑問や懸念を持つなという方が難しい。そこで我々は、本作に対する主な懸念を緩和してくれる明確な答えを得るため、アムステルダムのGuerrrilla Gamesに赴いた。

ストーリー性が薄いのではないか

我々はこれまで、Guerrilla Gamesが公開してきたアクション・メインのゲームプレー映像しか見れておらず、物語に関する情報は希薄だ。Aloyが生まれてすぐ部族を追放された理由、動物のようなマシンが世界を支配するに至った経緯といった、大きな謎の答えを発見することが体験の大半であることから、Guerrillaは意図的に物語に関する情報を公開していない。物語の主軸は、自らの出自を探るAloyの個人的な旅だが、危険なマシンから地球を奪い返す方法の発見にも重きが置かれている。我々がスタジオを訪れた際、Guerrillaは充実した物語を期待するプレーヤーを満足させることができると保証してくれた。本作にはメイン・クエストだけでなく、その世界観を深く知るための更なるオマケも用意されている。

John Gonzalez(リード・ライター)
物語中毒者も、オーディオ・ログやテキスト・ログを全て収集したい人も、壮大な物語を期待する人も、我々のもてなしには嬉しい驚きを感じてくれるはずだよ。

Guerrillaは世界観の構築に多大な時間を注いでおり、力強いキャラクターを中心としたSF物語の実現に尽力している。Aloy自身も興味深い謎を抱えており、両親については殆ど知らず、部族内において何故低い地位に甘んじてきたのか、その理由も分からないのである。彼女は自らの居場所を探しており、それがどこになるのかは我々も見当が付かない。だが、一つ確かなことがある。それは、彼女がテクノロジーに魅了されており、巨大なマシンに立ち向かう能力があるという興味深い事実である。

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RPG要素が薄いのではないか

マシンは連携してAloyを取り囲んで襲ってくるため、手に汗握る『Horizon: Zero Dawn』の戦闘は、あっという間にカオス状態になる。我々はこれまで沢山のアクションを目にしてきたが、本作のRPG要素に関しては殆ど見ることができていない。今回の訪問でGuerrillaは、RPGと同時にアクションでもあるゲームを作ることを目指したと繰り返し述べていた。Guerrillaが望んだあらゆるシステムやクエストを実装するには、RPGというジャンルが最も理に適っていたのである。

Mathijs de Jonge(ディレクター)
どちらかというと自然なプロセスだが、開発のある時点で明確にしたのは、これがアクションRPGになるということであり、その両方のハイブリッドになるということだったんだ。

『Horizon』のRPG要素は複雑極まりないというわけではないものの、存在感はある。マップ上には多種多様なクエストが散りばめられており、Aloyを様々な形で成長させることができるようになっている。彼女はレベルが上がるたびにポイントを取得し、それを費やしてアップグレードを入手するのである。Aloyは自らの武器や防具を改良することで、攻撃力や防御力を増加させることもできるのだ。

本作はアクションとRPGのハイブリッドに近いため、Guerrillaは特定のプレーヤー層に特化したゲームにすることは望んでいなかった。

Mathijs de Jonge
複雑なメニューは避けたかったんだ。それに、RPG要素もあまり深いものにはしたくなかった。敷居の低い、分かり易いゲームを目指していたからね。凝りに凝ったスタッツも望んでいなかったので、これ以上やるとプレーヤーが混乱してしまうというところで打ち切ったんだ。

難易度が高すぎるのではないか

我々がプレーしたデモは簡単ではなかったが、Guerrillaはあらゆる腕前のプレーヤーがプレーできるゲームに仕上げたと約束してくれた。一筋縄ではいかない試練を楽しむ人には、任意の強力なボスが用意されているが、イライラしてコントローラーを投げてしまうほど難しい箇所は一切ないはずだ。汚染地区の制圧や部族強化の手助けといった様々なクエストを通して、主人公を成長させるチャンスが常に用意されている。手の届かないものなど、何一つないというわけだ。ステルスが好きなら、そのようにプレーすることもできる。より攻撃的なアプローチを望むなら、それも選択肢になる。我々がデモをプレーし始めてすぐ感じたのは、難易度曲線は適切だということだ。コントローラーを手にして手元にあるツールを見れば一目瞭然、敵をスタンさせるトリップワイヤーや、敵を足止めするロープ射出機といった便利なツールを自然と使いこなせるはずだ。それに、仮に手に負えない状況だと感じたら、一旦退却して、より優れた戦略を練ってから舞い戻ることもできるのだ。Guerrillaはただ勝利を手渡しするようなことはしない。様々な実験を通して、自分に一番適したやり方を発見して欲しいのである。

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ゲームプレーにバラエティがないのではないか

これまで見せられたゲームプレー映像が全てだと思い込んでしまうのは容易いことだ。しかし、決して全てではない。例えば、PS4 ProイベントでGuerrillaは、Aloyが巨大なTallneckマシンを登ってハッキングをするという場面を公開して驚かせてくれた。それだけでなく、Guerrillaはマシンを手懐けるゲームプレーがバラエティをもたらすと示唆している。ロケット・ランチャーのような、ゲームを進めると手に入る豊富な武器のことは言うまでもない。加えて、Guerrillaの主な目標は、自分のプレー・スタイルに適したAloyを育て上げ、好きなようにプレーする自由をプレーヤーに与えることにある。アップグレードには、Forager、Prowler、Braveという3種類の層がある。Foragerにポイントを振ると、作成やスキルの上書き用のより優れた素材を入手できるし、Prowlerはステルス中心、Braveは新たな打撃攻撃などで攻撃力をアップグレードしていくことになる。これらの層をアップグレードすると、即死攻撃やスタッツ・ブーストなどのボーナスといった、戦闘手法に変化をつける新たスキルにアクセスできるようになるのだ。異なるエリアには新種のマシンが闊歩しているため、戦略を練り直し、彼らの弱点を探ることが不可欠となる。

Aloyはずっと一人きりなのではないか

Aloyは、謎めいた古代テクノロジーの仕組みを紐解くパワーを有するのは自分だけだと判明するはぐれ者だが、彼女は常に一人きりなのだろうか。戦いを共にする仲間が加わるのかGuerrillaに尋ねたところ、答えはイエス。Aloyは、生まれた頃から彼女の面倒を見てきたRostと強い絆で結ばれているので、彼が戦闘時に手を貸してくれたり、物語を通して突出した存在感を放つことになっても驚くべきことではないだろう。加えて、Aloyはメイン・クエストやサイド・クエストを通じて、様々な人物たちと出会うことになる。Aloyは、答えと自らの居場所を探し求めているのだ。人間関係や彼女が下す決断によって、一部のキャラクターが終盤に再び姿を見せたりするようだ。冒険の最中に様々な部族と出会うだろうから、そこで人間関係を築いていくのだろう。

ソース: Game Informer

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  • カテゴリ: プレビュー タグ: Horizon: Zero Dawn