『Dishonored 2』海外レビュー
【追記 - 11月22日04:58】CGMagazine、EGM、GamingTrend、GameCrate、God is a Geek、PC Gamer、Push Square、Shacknews、USgamer、We Got This Covered、ZTGDのレビューを追加
【追記 - 11月17日05:01】Destructoid、Digital Spy、Eurogamer、Game Informer、Metro GameCentral、PCGamesN、Playstation Universe、PlayStation LifeStyle、TheSixthAxis、Trusted Reviews、Video Gamerのレビューを追加
『Dishonored 2』の海外レビューです。
- ジャンル:ステルス・アクション
- 機種:PS4/Xbox One/PC
- 開発:Arkane Studios
- 販売:Bethesda Softworks
・バランスの取れたゲームプレー
・驚異的なマップと世界のデザイン
・最高に楽しい新パワー
・天井知らずのリプレー性
『Dishonored 2』は、詰め込み過ぎることなく1作目の長所を改善している。隠しアイテムや秘密の物語をふんだんに盛り込んだ、美しくデザインされた多層的なゲームだ。それに、空中で人を刺し殺すこともできる。
操作性 4.0: 移動は直観的で、戦闘には重みがあり、パワーは使うのがとにかく楽しい。凝った動きをしようとする時の操作性は少々厄介
音楽/効果音/ボイスアクト 5.0: ステルス・ゲームプレーを全力で支えるサウンド・デザインは、チビるくらいびっくりさせられることも。声優の演技も素晴らしい
バリュー 5.0: 高いリプレー性と馬鹿みたいに大量の財宝や隠し要素を備えた、現状最高峰のレベル・デザインを体験せよ
絶頂にあるスタジオによって、贅沢な世界と楽しい独創的なゲームプレー・チャレンジを堪能するプレーヤーのために作られたゲームなのだ。陽気な思索家、探索家、そして理想家と皮肉屋のためのゲームである。『Dishonored 2』はステルス・アクションの頂点であり、この冬に惜しげもなく与えられるであろう無数の賞の全てに相応しい。
・特徴的な2人の主人公でプレーできる
・好きなようにプレーできる(ステルスかアクション)
・写実的グラフィックに勝るアート・スタイル
悪い点:
・時折のっぺり見えるXbox One版のグラフィック
・少々ランダム性が強すぎる戦闘
ほぼ全ての面で前作を凌駕した『Dishonored 2』は、2016年の1人称アクション・ゲームの中でもトップに君臨するだろう。血まみれの混乱を作り出すにしろ、影に潜み続けるにしろ、Arkaneはこの新世界で大暴れするツールを提供してくれる。ゲームプレーと美しい演出、高いカスタマイズ性の融合によって、1周目も5周目も同じくらい楽しめる楽しいプレースルーを実現している。
・素晴らしいレベル・デザイン
・極めて高いリプレー性
・あらゆる面で前作を凌駕する実存感
悪い点:
・ビジュアルやパフォーマンスの稀な不具合
突発的なチャンスが敷き詰められた、前作を凌駕する続編であり、1作目によって固められた強固な土台の真の進化形である『Dishonored 2』は、ステルス・ゲームの極めて高いハードルを設定した。もう待たずに済む。ゲーム・オブ・ジ・イヤーの到着だ。
グラフィック: 最新Voidエンジンが手書き風アートをアップグレードしており、賑やかなKarnacanは工業地区Dunwallからの良い気分転換になる
サウンド: 有名人を起用しているにもかかわらず、声優陣の演技は突貫工事のように感じられる。特にEmily Kaldwin役のエリカ・ラットレルの演技が硬い
プレー性: ステルスを選ぼうと、戦闘メインで行こうと、やりがいのある体験を提供してくれる
エンターテイメント性: 素晴らしい環境ストーリーテリングと、創意工夫を推奨する巧妙なレベル・デザインが、物足りない物語を補っている
リプレー性: 高め
『Dishonored 2』は、1作目の強固なステルスの土台を進化させつつ、楽しい新ゲームプレーを導入して新鮮味を保っている。忍びに徹しようと、全ての共謀者を殺そうと、『Dishonored 2』は魅力的なアップグレード・ルートを備えたやりがいのある体験を提供してくれる。ゲームプレーと世界観構築が設定した高いハードルに物語が届いていないものの、Arkane Studiosは決して見逃すべきではないトップ・クラスの復讐譚を提供してくれた。
・豊富な選択肢
・手応えのあるオブジェクティブ
・高いリプレー性
悪い点:
・頭が悪いことのある敵
・雑なモデリングとアニメーション
『Dishonored 2』は、ステルス・ファンをこのホリデー・シーズンいっぱい楽しませてくれるはずだ。全てのステージが緻密に構築されており、新たに導入されたパワーを生かすために垂直面に重きを置いている。追加隠し目標は自然な流れで発見することができるし、敵は時折笑ってしまうほど馬鹿なこともあるものの、道筋を見つけることには長けている。繊細な物語、2人の主人公、複数のエンディングなど、『Dishonored 2』は何度も何度もプレーすべきゲームに仕上がっている。
・素晴らしい出来のステルスとアクション
・極めて柔軟性に富む特殊能力
・興味深いキャラクターと台詞の選択肢
・独創的な見せ場とレベル・デザイン
悪い点:
・失望するほど前作に酷似したプロットと奇妙な語り口
・馬鹿っぽいCorvoの声優の演技
・残念なバグの数々
1作目の知性と魅力を失っておらず、独創性を発揮する心の準備をして臨めば、『Dishonored 2』は終わりなきご褒美を与えてくれる。
・ムード満点
・極めて高い自由度
・美しい
悪い点:
・ムラのあるAI
・目立つバグ
あまりに自由度が高いため、バグやAIのグリッチは避けられないが、それでもひたすらに楽しく、万能感を堪能できるステルス・アクションである。
・驚異的な世界
・豊富なツール
・広大な遊び場となるステージ
・クイック・セーブは神からの贈り物だ
悪い点:
・攻撃的なプレーがし辛い
『Dishonored 2』は最高のゲームで、真実味のある世界の中でプレーヤーを自由に遊ばせてくれる。純粋なアクション・ゲームを求めている人の期待に応えることはできず、1作目よりもはるかにステルスを推奨する内容となっている。それでも、自らのビジョンを見事に具現化した開発チームの手腕は疑いようがなく、ゲーム史に残るようなユニークかつ魅惑的な体験をまたしても生み出してくれた。2016年最高のゲームの一つである『Dishonored 2』を見逃すことのないように。
・強固なゲームプレー・メカニック
・使うのが楽しい新パワー
・素晴らしいレベル・デザイン
悪い点:
・多少の技術的不具合とグリッチ
・1作目ほど強力ではない物語
細かな問題はあるものの、『Dishonored 2』は1作目で完璧に機能した古典的フォーミュラに立ち返っている。強力なレベル・デザイン、オープンワールド探索、好みに合わせて自在に変化させることができるパワーなど、今年最高のゲームの一つである。さて、これからロー・カオスを目指すとしよう。
・素晴らしいレベル・デザイン
・豊かで濃厚な世界
・物語とキャラクターに重きを置いている
・Emilyとしてプレーできる
・より滑らかで面白くなった戦闘
悪い点:
・Corvoに新しいパワーがない
・HUDのマークされるべきだったブラック・マーケット
より濃密になった世界と非常に楽しめるメカニックのお陰で、『Dishonored 2』はスケール感や野心で前作を凌駕している。メイン・ミッションは9つしか収録されていないものの、リプレー性の高さと豊富な探索がプレーヤーを決して飽きさせない。それらを各ステージを繋ぐ興味深いキャラクターと物語で強化することで、『Dishonored 2』を見事な続編に仕上げている。幾つかの技術的不具合とCorvoに新たなパワーがないことを考慮しても、Karnacaは何度も何度も訪れる価値のある場所だ――ただ、血蠅だけは避けること。
・素晴らしい実存感
・満足感のある超自然能力と解決法
・ゴージャスな演出
悪い点:
・描き込む時間の足りていない多くのキャラクター
・一つのステージに制限された一部の素晴らしいメカニック
独創性という意味では前作に及んでいないものの、『Dishonored 2』の舞台設定やステルス、チャンバラ、スーパーパワーはどれも一流だ。
・自由度の高いステルス・ゲームプレー
・最初から最後まで息を呑むほどゴージャスな世界
・創意工夫に富む練られたミッション
・深みを犠牲にせず、前作よりも多彩に
悪い点:
・不安定なPC版のパフォーマンス
『Dishonored 2』は極めて没入感の高いロール・プレイング・ゲームで、探索や実験、周回プレーに報いてくれる。脚本は1作目に及んでいないものの、デザインははるかに上回っている。The Clockwork Mansionはゲーム史に残るであろうミッションだし、『Dishonored 2』は2016年を代表するゲームになるはずだ。
サウンド: サウンドトラックと環境音は素晴らしく、各ステージのテーマに完璧にマッチしている
ボリューム: 1周目を終えたら、もう一人の主人公を試すことができる
2012年の1作を順当にグレードアップしたバージョンで、Arkane Studiosが『Dishonored』の世界に帰ってきた。直接的な暴力のCorvo Attanoか、まやかしや狡猾さのEmily Kaldwinのどちらかを選択することができる。素晴らしいパワーの数々を駆使して、プレーヤーは芸術的なデザインが素晴らしい広大なステージをステルスで突破していくことになる。『Dishonored 2』は最高のステルス・アクションであり、あらゆる称賛に値する。
主人公を選択することができるお陰で、プレー・スタイルや戦略の幅が大幅に広がっており、Emilyの発展途上のパワーがもたらす素晴らしい独創的なコンビネーションは、手に負えない状況をリセットすることを可能にしている。
何よりも、その舞台設定、その雰囲気、そのキャラクターたち、その目を見張るアートによってプレーヤーの記憶に深く刻まれるゲームであり、極めて抑制の効いた魅惑的なストーリーラインと、この世界に真の影響を及ぼすことができる実感は言うまでもない。
手強いこともあるが、諦めずに頑張ろう。『Dishonored 2』には時間を費やす価値がある。
サウンド 10: 優秀な声優陣と劇的かつテーマに合った音楽、特徴的な効果音のお陰で、オーディオ面は大きな成功を収めている
ゲームプレー 10: 洗練されたステルス・ゲームプレーは総会でエキサイティングだが、チャンバラ派のためにも剣での戦闘はもう少し磨き上げても良かった
物語 8.0: 序盤の展開は1作目に酷似しており、一部のセリフは書き直しが必要だが、ゲームが進むにつれ全てが改善されていく
リプレー性 10: クリアしてエンディングを目にした瞬間、私はまだプレーしていない主人公で再スタートした。君たちも同じことをするはずだ
あらゆる面で1作目を凌駕した『Dishonored 2』は、極めてリプレー性の高い、独創的なステルス・アクション・アドベンチャーに仕上がっている。
・卓越したレベル・デザイン
・2人のプレーアブル・キャラクター
・濃密で息を呑む世界
悪い点:
・ありきたりな物語
・平坦でドライなキャラクターたち
・細かな技術的不具合
『Dishonored 2』は、醜い額縁に閉じ込められた美しい絵画のよう――完成まであと一歩なのだ。新たな能力やアップグレード、2人目のプレーアブル・キャラクターの追加、独創的なレベル・デザインは絶好調にもかかわらず、コンソール版の技術的不具合や先の読めるプロットに足を引っ張られているのである。とはいえ、目の前のゲームプレーが『Dishonored 2』ほど魅力的ならば、そうした欠点も容易に許容できるというものだ。『Dishonored 2』ほどプレーヤーの自由意志を尊重したゲームは極めて珍しいという点を考慮すれば、醜い額縁も大した問題ではないように思える。
・多彩な活用法が用意された独創的な武器やパワー
・極めて印象的なゲームプレーを提供する複数の突出したミッション
・豊かでディテールに富み、真実味のある広くなった世界
・豊かでやりがいのあるサイド・コンテンツ
悪い点:
・終盤は手応えがなくなり、自分が強すぎて刺激不足に
・先の読めるプロットと説明過多な物語のせいで、ストーリー性は物足りない
・とあるルーンの隠し場所には狂気に追いやられる
工夫と熟考を交えながらパワーを使えば、完璧に事態を掌握できる。自分の失敗は敵の優秀さの表れであるだけに、万能感は凄まじい。『Dishonored 2』は終盤ステージこそ手応えがなくなるものの、基本ツールは使うのがとにかく楽しい。2人の主人公、2種類の基本プレー・スタイル――どちらも、物語と世界全体に目に見える影響を及ぼす――のお陰で、キャンペーンは末永く楽しめるはずだ。全てのパワーを維持したまま2周目を始めることができないのは非常に残念だが、少なくとも、古いセーブをロードして難易度を調整し、どうなるか試してみることはできる。
・素晴らしいレベル・デザイン
・豊富な攻略法
・非致死アイテム用インベントリーの増加
・美しい
悪い点:
・魅力的な脇役がいない
・貧弱に感じる物語
・平凡なメイン・キャラクターの声優陣の演技
・不安定なパフォーマンス
『Dishonored 2』は1作目を大幅に拡張し、壮大なスケールの世界を作り出している。ゲームプレーは1作目の進化形で攻略法が増えており、Emilyを選ぶことで使用できる彼女のパワーもバラエティを強化している。本作の欠点は、引き込まれるような物語や興味深い脇役陣の欠如で、非常に楽しいゲームではあるものの、1作目の魅力が多少損なわれている。