2016年10月13日(木)22時33分

ユニオニストが『Mafia III』を非難「IRAのテロを美化している」

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『Mafia III』がIRAの爆破テロを美化しているとして、ユニオニストがゲームの販売停止と回収を求めている。

北アイルランドと連合王国との連合の維持を求めるユニオニストは、『Mafia III』のゲーム中に登場するアイルランドの情勢に関する台詞だけでなく、IRAにまつわるミッションに激しい怒りをぶつけている。

IRA Don’t Askと題されたこのサイド・ミッションでプレーヤーは、Thomas Burkeという名の人物から3台の車を盗むよう依頼される。この3台の車はベルファストで爆弾テロに使われるもので、プレーヤーは間接的にIRAのテロに加担することとなる。更に、ゲーム中には当時の北アイルランド政府の旗に「裏切者」と落書きされた壁も登場している。

こうしたゲーム内の描写を受け、民主統一党所属の下院議員Jeffrey Donaldson氏はパブリッシャーの2Kに対し、ゲームの回収を要求している。

Jeffrey Donaldson
IRAというのは、北アイルランドやイギリス各地で罪もない男性や女性、子供たちを数多く殺してきた、テロリスト組織だった。このゲームを単なるフィクションと見る人もいるかもしれないが、罪もない被害者たちの苦しみや、ありとあらゆるテロ行為を行ってきた邪悪な存在を、取るに足らないものとして描いていると取る者もいるだろう。

このゲームの作り手には、是非とも北アイルランドに足を運んで、IRAの被害に遭った罪もない被害者たちに会ってから、コンテンツが適切だったかどうか考慮してもらいたいと思う。彼らがゲームを回収し、再考してくれることを願っている。

北アイルランドの政党、伝統的ユニオニストの声の指導者Jim Allister氏も、テロリズムを美化しているとして『Mafia III』を非難している。

Jim Allister
実在するテロ組織の名称をこういった形で使用するというのは、このゲームで描かれているような行為の直接の被害者に対する思いやりに欠けている。このゲームにおけるIRAの扱いは、IRAの爆弾テロに苦しめられた人々を酷く侮辱するものだ。巧妙な金儲けの手段と見る人もいるかもしれないが、被害者に対して極めて無神経な行為だ。

このゲームの関係者全てに、愛する者や手足を爆弾テロによって失ったらどう感じるか、じっくり考えてみるよう求めたい。

2K Gamesは今のところコメントを発表していない。

ソース: Eurogamer

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