2016年11月28日(月)22時12分

『Amnesia: Collection』海外レビュー

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『Amnesia: Collection』の海外レビューです。

  • ジャンル:サバイバル・ホラー
  • 機種:PS4
  • 開発:Frictional Games/The Chinese Room
  • 販売:Frictional Games
9.0/10 ZTGD
良い点:
・雰囲気
・サウンド・デザイン
・最高のパッケージ
悪い点:
・ブラー・エフェクト
・古臭いビジュアル

『Amnesia: Collection』は、シリーズを未プレーに人に嬉しいパッケージで、29.99ドルならかなりお得だと考える。フランチャイズのベテランにとっても、改めて追体験しながらトロフィーを獲得する良い機会となるはずだ。多くのプレーヤーがこのコレクションのコンテンツを既に体験済みだと思うが、続編を見逃していたり、何故か全作品を素通りしてしまったような人にとって、『Amnesia: Collection』は諸手を挙げておススメできるPS4ゲームである。

良い点:
・本当に恐ろしい
・一つのゲームに豊富なコンテンツを収録
・最高のホラー物語
悪い点:
・少々古臭く、角ばって見える
・心臓の弱い人には向いていない
・万人向けではないインタラクティブ性の低さ

『Amnesia』前作を一つのパッケージにまとめた決定版。発売当時の恐怖は、全く色褪せていない。パズルに物語説明を織り交ぜた、アクションの少ないゲームだが、抑圧的で不安を煽る雰囲気こそ、我々がホラー・ゲームに望むものだ。

8.5/10 God is a Geek
良い点:
・練り込まれたホラー
・素晴らしい正気メカニック
・環境のデザイン
・不気味でムード満点のサウンド・エフェクトとスコア
悪い点:
・少々食い足りない『Justine』
・『A March for Pigs』における若干不安定なフレームレート

手に汗握る場面や無力感、そして決して居たくないにもかかわらず抗し難い魅力を感じてしまう環境など、このコレクションは真のホラー体験を提供してくれる。

良い点:
・じわじわ恐ろしい見事な『The Dark Descent』
・優れた拡張パック『Justine』
・オーディオの巧みな使い方
悪い点:
・『A Machine For Pigs』には失望するかも
・ビジュアル的に古臭い『The Dark Descent』
・当たりよりも外れの多い声優

『Amnesia: Collection』は、ある意味おススメするのが難しい。既存ファンにとっては何も新しい要素がないし、シリーズが誕生してから散々模倣されてきただけに、新規ユーザーにとっては古臭く見えるかもしれない。それでも、じわじわと恐怖を煽る不気味なビデオゲームのお手本として、振り返る良いタイミングでもある。ラブクラフト風ホラーのファンや、シリーズ未経験者には、その深淵を覗き込むようお願いしたい。

良い点:
・Justineのダークな軌跡
・精神を弄ばれる『Dark Descent』
・脳を冒される『Machine for Pigs』の物語
悪い点:
・古臭さを感じる
・接近すると怖く無いクリーチャー
・収集物のトラッキングがない

幾つかの欠点と古臭さにもかかわらず、『Amnesia: Collection』は最近の多くのホラー・ゲームがお手本にしたホラー・シリーズの素晴らしいコンピレーションだ。そうしたゲームの多くが『Amnesia』よりも怖いとされているが、『Amnesia』シリーズには特別な輝きがあるのだ。『Dark Descent』はプレーヤーの心理を弄び、『Justine』は素早く繰り返すことのできる残酷な試練を提供、そして『A Machine for Pigs』には、何度もプレーしてようやく理解できる、予期せぬ展開を見せる魅惑的で不吉な物語がある。『Amnesia: Collection』はプレーヤーの精神を蝕むホラーのタイム・カプセルであり、PC版をプレーしなかったか、単純に忘れてしまった人向けの優れたコレクションである。

良い点:
・見事な悪夢的空気感がパラノイアを生むゲームプレー
・『Justine』も素晴らしく、全作品を一つのパッケージに収録しているのは嬉しい
悪い点:
・興味深いが物足りない『A Machine For Pigs』
・かなり古臭い『The Dark Descent』のグラフィックと物理エンジン

完全なリメイクでないのは残念だが、『The Dark Descent』は史上最も雰囲気があり恐ろしいゲームの一つであり続けている。

8.0/10 Push Square
『Amnesia』シリーズは、史上最高のホラー・ゲーム・フランチャイズの一つだ。そのシリーズ全作品がPS4で手に入るのだから、言うことはない。かくれんぼゲームプレーは現代にも通用しているし、ビジュアル的にはもう少し何とかできたとは思うものの、サウンド・デザインは超一流だ。
80/100 GamingTrend
良い点:
・2本の傑作
・探索し甲斐のあるBrennenberg城
・畜殺場の機械に隠された胸を打つ物語
・豊富な恐怖演出
悪い点:
・新コンテンツがない
・幾つかのビジュアルのバグと物理演算のグリッチ
・少々ガッカリな『Justine』

『Amnesia: Collection』は、このシリーズが史上最も模倣されたホラー・ゲームの一つとなった理由と、史上最高のホラー・シリーズであることを証明している。経験者を喜ばせる新コンテンツはあまり収録されていないものの、まだ未プレーなら、今こそ体験すべき時だ。

4.0/5.0 Twinfinite
良い点:
・素晴らしい雰囲気
・手に汗握り、背筋も凍る恐ろしさ
・シンプルで手応えのあるパズル
・ディテールへのこだわりと卓越したレベル・デザイン
悪い点:
・強引で荒唐無稽な一部のプロット
・真実味がなく共感しにくいキャラクター

細かな欠点はあるものの、この2本の傑作と1本の良作は、ホラーというジャンルの現在の土台を築いたゲームだ。『Biohazard』の原点回帰、『P.T.』や『Outlast』といったゲームよりも前であり、『Dear Esther』『Gone Home』『Everybody’s gone to the Rapture』といった傑作ナラティブ・ゲームに先駆けた『Amnesia』は、ホラーというジャンルの通路を唸り声を上げながら通過していった。これらを未プレーのコンソール・ゲーマーにとって、『Amnesia: Collection』は諸手を挙げておススメできる。

『Amnesia: Collection』は、オリジナルのビジュアルの刷新に失敗しているし、特典の欠落も既存ファンに優しくない。だが新規ユーザーにとっては、ゲームには珍しいほど心拍数が上がる血みどろのフルコースだ。

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