2017年02月02日(木)23時24分

『テイルズ オブ ベルセリア』海外レビュー

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欧米ではこの1月に発売された『テイルズ オブ ベルセリア』の海外レビューです。

  • ジャンル:RPG
  • 機種:PS4/PS3/PC
  • 開発:バンダイナムコ
  • 販売:バンダイナムコ
ベルベットのアンチ・ヒーローたちがより能力の低いライターの手で書かれていたら、復讐への渇望は早々に嫌気が差すものになっていただろう。復讐というのは感情の高ぶりの頂点に位置するものだし、長編JRPGの過程で情熱や怒りはあまりに早く沸騰してしまったはずだ。しかし、素晴らしいキャラクター描写に加えて笑えるユーモアやソフトな瞬間を盛り込むことで、バンダイナムコの面々はシリーズで最も繊細なクエストの一つを提供することに成功している。止め時が見つからなかった『テイルズ』というのも、本当に久しぶりだ。
8.8/10 IGN
『テイルズ オブ ベルセリア』は、この長寿シリーズにとって驚くほど強力な新作だ。歴史に嫌われ、壊れた者たちの悲劇的な物語は実に魅力的だし、面白い環境の欠如は、練られた戦闘システムが十分すぎるほど補っている。端的に言って、本作は見逃したり忘れてしまうには惜しすぎる物語なのである。
良い点:
・深い感動的な物語
・楽しく手応えのある戦闘
・コスチューム
・アイテムや経験値を稼げる多彩なサイド・ミッション
・探索し甲斐のある広大な世界
悪い点:
・不必要に複雑に見える戦闘

『テイルズ』シリーズの素晴らしいところは、シリーズをどこからでもプレーしても、物語や戦闘で路頭に迷わずに済むところだ。『テイルズ オブ ベルセリア』は新参者にとっての最高の入門編であると同時に、ベテランの復帰作としても当然素晴らしい出来だ。『テイルズ』を未体験のJRPGファンにとって、最高の出発点になるはず。ティッシュを近くに準備しておくことを忘れずに。

良い点:
・魅力的で敷居の低い戦闘
・素晴らしいキャラクターたち
・新鮮なダークな物語
悪い点:
・浅薄なレベリング
・古臭いビジュアル

『テイルズ オブ ベルセリア』は、完全に『テイルズ』でありつつ極めてユニークな物語で、JRPGファンを弄ぶ。全ての面で改善の余地はあるものの、ナンバリング・タイトルとしては最高傑作であることに変わりはない。

8.0/10 Push Square
『テイルズ オブ ベルセリア』は、ダークな題材を肯定的に扱っており、恐らくはシリーズで最も優れたキャラクターたちやストーリーラインを提供してくれる。スピーディで戦術的な戦闘システムも進化と言えるだろうが、見た目は古臭くなってきたので、そろそろ旧世代の足枷から逃れる必要があるだろう。しかし、『FINAL FANTASY』最新作に幻滅したファンたちにとって、より伝統的な日本製RPGの枠組みを維持しつつ、斬新でエキサイティングな物語の方向性を提示する『テイルズ オブ ベルセリア』は、探し求めていたゲームになるかもしれない。
8.0/10 Destructoid
『テイルズ オブ ベルセリア』は決して野心的でも革新的でもないかもしれないが、それで何の問題もない。強制的な行ったり来たり、ダンジョンの使い回し、独創性のないパズルなど、それなりに問題はあるかもしれない。と同時に、キャラクターたちは好感の持てる楽しい存在だし、復讐の物語は魅力的、戦闘システムはスピーディでレスポンスも素晴らしい。既に『テイルズ』のファンであったり、興味がある人は、本作をチェックしよう。
8.0/10 Worthplaying
『テイルズ オブ ベルセリア』は手堅いJRPGで、突出した箇所はないものの、あらゆる面で水準をクリアしている。野心よりも、心地良い体験の提供に力を入れているのである。難易度の低さや過去作の欠点の改善に時間を割き過ぎているものの、スピーディな戦闘と楽しいキャストたちが補っている。革命的ではないものの、『テイルズ』のファンは大いに気に入るだろうし、カジュアル・プレーヤーたちにとってもフランチャイズ入門に最適だ。
4.0/5.0 Twinfinite
良い点:
・驚くほど成功している、よりダークな『テイルズ』
・フル・アニメによる寸劇で掘り下げる、極めて好感の持てるキャラクターたち
・時間をかけるほどに楽しめる、奥が深くやりがいのある戦闘システム
・ボリューム満点のキャンペーンとサイドクエスト、ミニゲーム
悪い点:
・理解するのに少し時間のかかる戦闘と装備システム
・物語はテンポが速いが、行ったり来たりが多い
・一部クオリティの低い声優の演技

戦闘方物語に至るまで、『テイルズ オブ ベルセリア』は新鮮でスピーディ、かつエキサイティングだ。よりダークになったトーンは歓迎すべき変化として驚くほど成功しているし、キャラクターたちも他の『テイルズ』に匹敵するほど印象的だ。『ゼスティリア』との繋がりは長年のファンを喜ばせるだろうし、新参者も十分に付いていける。理解するのに時間を要するものの、『テイルズ オブ ベルセリア』にはJRPGで最も充実した戦闘システムの一つがある。余裕で、2017年最初の必携JRPGとなった。

『テイルズ オブ ベルセリア』はシリーズの再発明ではないが、最高の戦闘システムを備えた感動的な物語を提供してくれるので、十分プレーする価値はあるだろう。
7.5/10 Game Informer
コンセプト: 英雄らしからぬ者たちを集め、人類を飲み込もうとする悪魔を阻止しつつ、腐敗した指導者たちと対決する
グラフィック: カットシーンは良く出来ているが、それ以外のグラフィック、特にダンジョンはかなり物足りない
サウンド: 声優たちは役柄にぴったりだが、サウンドトラックは当たり外れがある
プレー性: スピーディな戦闘システムには深みがあり、習得するには時間と忍耐力が要求されるが、操作性は過去作よりも直感的
エンターテイメント性: 欠点はあるし、デザインも古臭いが、これほど面白い『テイルズ』は初めてだ
リプレー性: 控えめ

『テイルズ オブ ベルセリア』は面白いことをやっているし、ストーリーラインは『テイルズ』で久しぶりに引き込まれる出来だ。アイデアの大半は気に入ったが、その出来自体は中途半端に感じることが多い。このフランチャイズは、ファンにいつもの内容を届けるだけで満足し、変わらず足踏みしているように感じられる。それで満足できるかどうか、もうそれぞれが判断できているだろう。私はそれでもプレーしたが、欠点を無視することは不可能だ。

7.5/10 GameCrate
演出 6.0: PS4にアップグレードされたPS3ゲームであることは明らかだ。アート・スタイルがグラフィックの欠点を緩和しているとはいえ、平坦なテクスチャと最小限のアニメーションは非常に目立つ
プロット 9.0: プロットが本作最大の強みだ。物語を目当てにRPGをプレーするようなタイプの人は、よりダークな物語と非道徳的なキャラクターたちに釘付けになるはず
ゲームプレー 8.0: 戦闘システムは非常に楽しく、マルチプレーも再び完全実装されているが、スキルと装備のシステムは物足りない
探索 7.0: 多くの環境はテクスチャを使い回しているように見えるし、重要なロケーション同士を繋ぐブリッジの役目しか果たしていない。このような状況では、無意味な移動に費やす時間を最小限に抑えるためにも、ワールドマップの方が優れた解決策になるはず

『テイルズ オブ ベルセリア』は完璧には程遠いものの、近年の『テイルズ』作品を大幅に改善している。欠点はあるものの、友達と一緒にプレーすれば存分に堪能できるはずだ。

7.0/10 GameSpot
良い点:
・強力なキャラクターたち
・実験する余地の多い魅力的な戦闘
・ダークで成熟した物語
悪い点:
・貧弱な世界観とダンジョンのデザイン
・古臭いビジュアル
・単調になってくる戦闘

貧弱な演出と退屈な世界観デザインは面白味に欠けるものの、それ以外は実に楽しめる出来だ。洗練された戦闘、悪人だらけのキャラクターたちが登場するよりダークな物語など、全体的には魅力的な体験に仕上がっている。そういう意味で、『テイルズ オブ ベルセリア』はシリーズを魅惑的で新しい方向に進化させている。

7.0/10 EGM
『テイルズ オブ ベルセリア』は、伝統的な英雄物語をひっくり返し、喰魔ベルベットと、道中で彼女に加わったはぐれ者たちの復讐物語にしている。楽しい設定だし、最高の寸劇が面白い物語を作り上げているが、ありきたりな戦闘と極めて退屈なダンジョンやフィールドが、ゲームプレーの足を引っ張っている。
3.5/5.0 Trusted Reviews
良い点:
・最高のヒロインと強力な脇役たち
・面白い、アクション寄りの戦闘
・ボリュームたっぷりのアドベンチャー
悪い点:
・古臭いビジュアル
・退屈なダンジョン
・過去に留まっているように感じられる

優れた物語、最高のキャラクターたち、アクション寄りの素晴らしい戦闘システムまで、本作はバンダイナムコのJRPGシリーズにとってのハイライトだが、ディテールやデザイン、磨き上げに尽力していれば、こちらでも大物の仲間入りを果たすことができたかもしれない。

『テイルズ』やJRPGのファンは間違いなくこの新作を気に入るだろうが、『FINAL FANTASY XV』がシリーズとジャンルの先を見越していた一方で、『テイルズ オブ ベルセリア』は古臭く感じられる。

良い点:
・斬新なプロットに挑戦しようという意思
・魅力的なキャラクターであるベルベットとエレノア
・殆どのJRPGをはるかに凌駕する戦闘システム
悪い点:
・何度もプレーし尽した戦闘システム
・平凡なクエストとダンジョン・デザインのせいでメインのストーリーラインを追うことすら苦痛に
・貧弱な台詞と演技

物語と主人公たちはいつものシリーズよりもはるかに面白味が増しているが、貧弱な脚本と古臭い戦闘システムがそれらを活用できていない。

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  • カテゴリ: 海外レビュー タグ: テイルズ オブ ベルセリア