2017年03月01日(水)15時31分

『Torment: Tides of Numenera』海外レビュー

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『Torment: Tides of Numenera』の海外レビューです。

  • ジャンル:RPG
  • 機種:PS4/Xbox One/PC
  • 開発:inExile Entertainment
  • 販売:Techland Publishing
9.5/10 CGMagazine
『Torment』は、今現在お目にかかれる最も純粋な形のInfinityエンジンRPGだ。
おススメ Eurogamer
知的かつ立派に奇妙なInXileの『Planescape Torment』オマージュは、原典を超えてはいないものの、十分に顔を立てている。
9.0/10 GameWatcher
良い点:
・『The Witcher』に匹敵する多彩さを有する選択と結果システム
・超ゴージャスでディテールに富むアートワーク
・隅々まで描き込まれた瞬間が盛り沢山
・非暴力に徹したければ完全にスキップできる戦闘
悪い点:
・今一つ入り込めない物語と、危機感のないコンパニオン
・特にロケーションは物足りなさが残る

『Torment: Tides of Numenera』は実に奇妙奇天烈なRPGだが、それこそが開発元InXileの狙いなのだろう。使用されたエンジンは『Pillars of Eternity』と同じものだが、内容は全くの正反対。全ての台詞は極めて良く書かれており、全てのNPCは実在する人間のように感じられ、ロケーションはディテールに満ち溢れ、隅々まで探索のし甲斐がある。戦闘をほぼ全て回避できるのも嬉しく、あらゆるプレースタイルを可能にしようとするInXileの熱意が現れている。そして『Deus Ex』や『The Witcher 3』に匹敵する選択には実に多種多様な結果が待っており、間違った決断ですら満足感がある。

勿論、問題も抱えている。物語は壮大だが切迫感がなく、物語にほぼ関係のないコンパニオンは感情移入がしにくい。ロケーションや世界を直接旅できないことも、想像性に溢れる世界観に相応しい壮大さを減じる要因となっている。

とは言っても、私は一秒たりとも退屈だと感じたことはなかった。隅々まで探索し、全てのキャラクターと話をし、全てのパズルを解き、全てのクエストを完了したくなるゲームであり、私は全力を尽くして正にそれを成し遂げた。レビューの締め切りが近づいていたので、寄り道はせずにメイン・ストーリーだけに集中しても良かったのだが、それにはこの世界はあまりに魅力的過ぎる。30時間のプレー時間の一秒たりとも後悔していないし、もう一度プレーする際には全く違う体験が待っていることだろう。『Torment』には欠点もあるが、最高のRPGであるという事実は揺るがない。あとはMorteさえあれば・・・

9.0/10 PCGamesN
90年代など相手にならない。『Torment: Tides of Numenera』はノスタルジアに支えられているかもしれないが、反応性、脚本、創意工夫で現代作品を凌駕している。
89/100 PC Gamer
スローな序盤は驚くべき舞台設定での思慮深い冒険へと姿を変える。人気RPGに相応しい後継作だ。
8.8/10 IGN
ターン制戦闘は少しがっかりかもしれないが、『Torment: Tides of Numenera』は魅力的な奇妙さと練られた物語を提供することで、『Planescape: Torment』の遺産に恥じない作品に仕上がっている。会話の多様性、潮流システムの影響のお陰で、何度プレーしても毎回印象に残る物語を体験できるはずだ。舞台設定と脚本が魅力のほぼ全てという極めて珍しいゲームだが、それが奇跡的なまでに上手く行っているのである。
8.8/10 Gaming Nexus
『Torment』は近未来ファンタジー版『指輪物語』のようで、短編集のようなプレー感覚を持ち、数十年に一度しかお目にかかれないような異質な世界を生み出している。戦闘疲れならぬ物語疲れに備えよう。しかし、複雑な道徳システムの下で動く複雑な世界を味わいたい気分なら、Numeneraで最も重要な疑問「一つの命に何の意味があるのか?」を掘り下げてみる価値はあるだろう。
8.75/10 GameCrate
プレゼンテーション 8.0: 環境は素晴らしいが、キャラクターには失望させられる。ボイス・アクトや効果音はもう少し多くても良かったかも
ゲームプレー 8.0: 戦闘は魅力的だが数は少ない。非戦闘時の試練は興味深く、探索はやりがいがある
ストーリー 10: 文字を山ほど読む心構えさえできていれば、二転三転する道徳的に複雑なSFファンタジーを堪能できる
リプレー性 9.0: エンディングが良く出来ているので、すぐもう一度プレーして異なる選択をしたくなる。巨大な世界というわけではないので、同じサイドクエストをこなすことになるだろうが、違うやり方を選べる

『Torment: Tides of Numenera』は優れた後継作であり、単体で見ても見事なゲームに仕上がっている。

8.6/10 MMORPG.com
良い点:
・練り込まれた謎を解き明かす
・独自の物語と動機を持つ最高のコンパニオン
・cRPG黄金時代を彷彿とさせる
・最小限に抑えられたガイダンス
・作り込まれた環境
悪い点:
・数の少ないオートセーブ
・法外な休憩とアイテムの価格
・情報過多
・乏しい貨幣

1作目やRPG全般の熱心なファンにアピールしつつ、新規プレーヤーも楽しめるゲームに仕上がっている。予め決められた「発見」の道筋を辿るのではなく、NPCやロケーションなどなどに対する勤勉さ、時間や探索に報いてくれるゲームなのだ。cRPGや、丁寧に作り込まれた入り組んだ物語ややり取りが好きなら、『Torment: Tides of Numenera』が最適だ。

8.5/10 Game Informer
コンセプト: 不死身の神のような存在として遠い未来で地球を再発見し、無数の奇妙なキャラクターたちと遭遇
グラフィック: 環境は異質で驚きに満ち、SFとファンタジーの結合に説得力を持たせている
サウンド: 音楽はムードがあるが、一部の効果音は鬱陶しいほど単調
プレー性: ルールセットは上手く適応されているが、緩やかで長い学習曲線を覚悟すること
エンターテイメント性: 頻繁な読書と風変わりな光景はスペキュレイティブ・フィクションのファンを喜ばせるだろうが、それ以外の人は困惑するかも
リプレー性: 控えめ

知的で往々にして不穏な『Torment』は、歪んだ現実と実存論的不安のありえそうもない想像物に夢中になれる、恐ろしく深いウサギの穴である。意識、自己、記憶のノンリニア物語を理解できるなら、『Torment』は予想を超える魅惑的な体験となるだろう。

8.0/10 Video Gamer
良い点:
・隅々まで凝りに凝ったディテール
・驚異的な脚本
・戦闘/非戦闘時の素晴らしいRPオプション
悪い点:
・時折バグの目立つ戦闘

最高の脚本と環境デザインに、壮大な物語と豊富な選択を融合させることで、『Torment: Tides of Numenera』は素晴らしいRPGに仕上がった。文字偏重は万人向けではないものの、このジャンルのファンは大いに気に入るはずだ。

8.0/10 RPG Site
『Torment: Tides of Numenera』は、異質で奇妙だが一貫性のある世界観と舞台設定の強みで突出している。全体のゲーム世界と、主人公を取り巻く謎の両方において、見事なストーリーテリングを有したゲームだ。『Planescape: Torment』と同じくカルト・クラシック足りえるかはまだ分からないが、質の高い脚本、ユニークなクエスト、興味深いキャラクターたち、盛り沢山の風変わりな場面など、『Tide of Numenera』は間違いなく時間を割く価値がある。
4.0/5.0 USgamer
ビジュアル: 拝啓と設定は素晴らしいが、キャラクター・モデルはディテールに欠き、顔は仲間以外は区別が付かないほど
サウンド: 音楽と効果音は突出してはいないものの安定したクオリティ。ボイス・アクトは稀だが出来は良い
インターフェース: 複雑なRPGを劣化させることなく巧みに簡略化することで、幅広いアピールとコントローラー対応を成功させているが、鬱陶しいバグもある
ボリューム: 欠点はあるものの、『Torment』が得意とするストーリーテリング、選択、独創的なサイエンス・ファンタジー設定は極めて貴重かつ驚異的で、『Deus Ex』『Alpha Protocol』、そして前作『Planescape: Torment』のようなカルト化は保証されている

RPGで新たなロケーションを見つけるのが好きで、新たなクエスト、キャラクターや会話、戦闘のラッシュを楽しめるなら、『Torment: Tides of Numenera』以上のゲームはほぼ存在しないだろう。唐突なエンディングなど、最後までエネルギーを維持できなかったのは残念だが、驚くべきことではないかもしれない。しかし、極めて独創的で知的なRPGにとっては些細な代償だ。

『Torment: Tides of Numenera』は、テンポの良いアクション重視のRPGに慣れているゲーマー向きではないかもしれないが、丁寧に構築された世界観やキャラクターの良さが分かる人は大いに楽しめるはずだ。深みと個性に満ちているし、多彩な道筋のお陰で生きた世界に感じられる。深みとディテールが全てだった時代のRPGに回帰することを夢見ていた人にはピッタリのゲームだろう。
7.5/10 Destructoid
Ninth Worldが他の文明の瓦礫から登場したように、『Torment: Tides of Numenera』は多層的な体験に仕上がっている。結果とねじれたファンタジーのゲームを体験することを欲しているプレーヤーにとって、十分に価値のある冒険となっている。
5.0/10 TheSixthAxis
良い点:
・面白い伝承と世界観
・独創的なロケーションBloom
・優れた物語を備えた豊富なクエスト
・良く出来た戦闘システム
悪い点:
・不安定なフレームレート
・頻繁なクラッシュやフリーズ
・鈍い戦闘時の敵キャラクター
・Last Castoffの声優の演技が酷い

『Torment: Tides of Numenera』は、良く描かれたキャラクターと豊富などんでん返しでプレーヤーを引き込むゲームだ。しかし、コンソール版は根本的に破綻したゲームでもある。技術的不具合にもかかわらず、プロットには徐々に魅了されていったし、この世界観と併せて是非とも体験してもらいたいのだが、数多くの修正が施されない限り、おススメすることは難しい。

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  • カテゴリ: 海外レビュー タグ: Torment: Tides of Numenera