2017年03月17日(金)00時43分

『Styx: Shards of Darkness』海外レビュー

styx11.jpg

『Styx: Shards of Darkness』の海外レビューです。

  • ジャンル:ステルス
  • 機種:PS4/Xbox One/PC
  • 開発:Cyanide
  • 販売:Focus Home Interactive
8.8/10 Hooked Gamers
良い点:
・前作で既に滑らかだった操作性をさらに向上
・ようやくそれなりの周辺視野を獲得したNPC
・高い自由度を提供する無数のルート・コンビネーション
悪い点:
・変わらずぎこちない戦闘

私にとって1作目は2014年のサプライズだったが、より洗練された続編『Styx: Shards of Darkness』は、手応えのあるステルス体験を求めるゲーマーの注目を集めることだろう。より最適化された体験、増した自由度、皮肉や低俗さに磨きのかかったゴブリンなど、『Styx』はまたしても鋭いダガーと皮肉の効いたコメントで私の心に突き刺さった。

8.0/10 GameWatcher
『Styx: Shards of Darkness』は凄まじく楽しいゲームだ――テンポを落とすことを厭わず、妥協のないステルスを喜んで我慢することができるなら。アクション寄りのステルス体験を探しているなら、本作は口に合わないだろう。しかしながら、私のように(ステルスが凄い下手とはいえ)手応えのある試練を求めているなら、『Styx: Shards of Darkness』はピッタリかもしれない。
4.0/5.0 Hardcore Gamer
口汚いゴブリンの暗殺者というのは主人公らしくないものの、『Styx: Shards of Darkness』の主人公は操作していてすごく楽しい。ゲーム・メカニックは著名ステルス・ゲームに匹敵する出来だし、舞台となる広大で美しいファンタジー世界もプラスだ。影に隠れたり、建物のへりにぶら下がったりといった典型的なステルス要素に加え、透明になったり、クローンに暴れさせて注意を逸らすといったユニークな能力も登場する。引き込まれる物語と乾いたユーモアも、口汚ささえ問題でなければ楽しめるが、これはM指定のゲーム。有名なシリーズではないものの、『Styx: Shards of Darkness』はあらゆるステルス・ファンにおススメであり、StyxはEzioやソリッド・スネークの仲間入りを果たせるだろう。
4.0/5.0 Game Revolution
Styxはステルスというジャンルの中では新参者だが、『Splinter Cell』や『Dishonored』といった著名シリーズも参考にすべき現代的な土台を、『Styx: Shards of Darkness』は見事に築き上げている。どのステージでも、オブジェクティブからサイド・クエストまで、好きなことができる。ステルス・ゲームは直線的な攻略法をプレーヤーに強いるべきではなく、『Shards of Darkness』がこの教えを守ってくれたことを喜んでいる。

お馴染みのフォーミュラを用いているのは確かだが、と同時に昔気質のステルス・コンセプトを改善し、新たな発想を持ち込んでいる。滑らかなアニメーション、巧妙なゲームプレー・デザイン、多種多様なステージなど、このシリーズも『Of Orcs and Men』からだいぶ進化したものだ。Cyanide Studiosは万人にアピールする純粋なステルス体験を生み出そうと情熱を燃やしているように見えるので、今後シリーズは右肩上がりだろうと思う。『Styx: Shards of Darkness』は、ジャンルの原点に回帰した素晴らしいステルス・ゲームであり、これからの行方が楽しみでしょうがない。

79/100 PC Gamer
意地悪い主人公が懐の深いゲームを牽引――伝承に引き込まれることはないだろうが、フィーチャー群の巧みな融合が充実したステルス体験を生みだしている。
7.8/10 IGN
『Styx: Shards of Darkness』は、2014年の前作『Styx: Master of Shadows』に酷似しているものの、武器作成の導入、ロックオン戦闘の廃止、拡張された能力など、Cyanideはゲームプレーを改善している。興味深い世界を提示しているものの、序盤の環境を終盤に使い回すなど、ポテンシャルは台無しとなっている。協力プレー・モードも楽しいが、一部のステルス限定ミッションは一人でプレーした方がはるかに容易ということもあり、あくまで一部に留まっている。
良い点:
・純粋なステルス・メカニック
・広大で練られたステージ
・ポテンシャルを秘めたマルチプレー
悪い点:
・酷い戦闘
・遅々として成長しないスキル
・更なる磨き上げが必要

手に余るほどの規模と壮大なキャンペーンを満たす高い自由度など、『Styx: Shards of Darkness』は熱心なステルス・ファン以外にはアピールしないであろう、堂々とした純粋なステルス・ゲームである。

良い点:
・驚異的なビジュアル
・手応えのあるゲームプレー
・興味深い物語
悪い点:
・時折扱い辛い操作性
・ぎこちないカットシーンのアニメーション

『Styx: Shards of Darkness』は、本質を損なうことなく、前作を大幅に改善している。ビジュアルから台詞、ゲームプレーから物語までが、見事なまでにアップグレードされ、磨き上げられている。それでもまだ完璧には程遠く、ステルスと戦闘のスタイルは万人向けではないが、行動する前に熟考することを強いる、手応えのある楽しい体験であることは間違いない。『Of Orcs and Men』で築かれた土台は、『Master of Shadows』と『Shards of Darkness』の両作品にとって完璧なお膳立てとなっており、ここから先は面白さが増すばかりだ。

7.0/10 God is a Geek
良い点:
・豊富なアップグレード・スキル
・多彩なステルス・オプション
・最高のキャラクターStyx
悪い点:
・かなり酷い時のあるAI
・ストレスの溜まるカメラ・アングル

良く出来たステルス体験だが、AIが楽しさを削ぐことがあり、カメラも問題を抱えている。

7.0/10 Push Square
『Styx: Shards of Darkness』は、前作を大幅に改善している。ゲームプレーは実際にプレーしていて楽しいところまで洗練されているし、Styx自身もカリスマ性を発揮している。既存の、そして新たな欠点とも無縁ではないものの、この2作目は間違いなくおススメできる作品となっている。1作目はこうあるべきだった。
7.0/10 Destructoid
安い価格やそれほど有名ではない前作に騙されてはいけない。少々安っぽい見た目のUIや稀な操作性のバグを許容すれば、かなり良く出来たステルス・ゲームに仕上がっている。チャンスを与えれば、Styxは君のハートを盗むかもしれない(捨て値で質に出すんだろうけどな、あのクソ野郎め)。
3.5/5.0 Trusted Reviews
良い点:
・手堅いスニーキング&ステルス・キル・ゲームプレー
・第四の壁を破る楽しい主人公Styx
・悪く無いグラフィックとプロダクション・デザイン
・協力プレー・モード
悪い点:
・昔気質
・貧弱な戦闘
・賢いとは言えないAI

この『Styx』の2作目はジャンルの新たな基準となるような出来ではないものの、ユーモアと僅かばかりのスタイルを活かした、上出来の手堅いステルス・ゲームだ。『MGS5: The Phantom Pain』の時代にしては少々昔気質でハードコアだが、狭く深いゲームプレーには不思議な魅力があるし、Styxのスニーキングや妨害工作、殺戮は純粋に楽しい。これでStyxが大スターになることはないだろうが、『Shards of Darkness』は彼の帰還を歓迎したくなる出来である。

6.0/10 GameSpot
良い点:
・滑らかでレスポンスの良い操作性
・縦方向に広い、広大なレベル・デザイン
・楽しい即興を生み出すスキルと環境
悪い点:
・原始的なAI
・笑いが滑っている貧弱な脚本
・ステージを活用できていないことの多い、退屈なミッション目的
・トライ&エラーを誘発する、練り込み不足の戦闘システム

『Styx: Shards of Darkness』の良い部分は、既にステルス・アクションというジャンルでやり尽されたものばかりだが、だからといって本作が無価値というわけではない。貴重な遺物を盗みつつ完璧な暗殺を遂行するスリルこそ、この手のゲームの醍醐味なのだ。とはいえ、ベタな脚本、原始的なAI、適当なクエストといった短所のせいで、過去に囚われたゲームのように感じられる。

6.0/10 TheSixthAxis
良い点:
・ステルス・ジャンルの純粋な解釈
・環境やレベル・デザインの色彩やバラエティが豊富に
・新技を身に付けたStyx
・意識的な口汚いユーモア
悪い点:
・1作目と同様に操作しづらい
・バカでバグの多いAI
・腹立たしいチェックポイント
・テクスチャのポップイン問題が健在

よりバランスの取れたゲームプレーの可能性、改善されたグラフィックなど、『Shards of Darkness』はシリーズを大きく進化させるゲームにもなりえた。それだけに、期待したほど改善されていない点や、バグや不安定なパフォーマンスには失望させられた。過去に片足を残したままのステルス・ゲームであり、それは祝福であると同時に呪いでもある。

60/100 COGconnected
良い点:
・巧みなビジュアル・ヒントで構成された綺麗なUI
・多様性を生み出す作成/スキル・システム
・息を呑むビジュアル
悪い点:
・全体的に荒削り
・魅力のないロウ・ファンタジー物語
・見た目は異なっていても構造は全く同じな各ステージ
・すぐ独りよがりに感じられてしまう第四の壁を破るトーン

『Styx: Shards of Darkness』は、印象的でウィットに富む主人公を備えたハイ・ファンタジー設定を舞台にした、非常に楽しい知的なステルス・ゲームになる可能性があった。残念ながら、志の低いファンタジー設定と、これほど鬱陶しくなければ印象にも残らなかったであろう救いがたい主人公による、どうにか機能するゲームに落ち着いてしまっている。Cyanideは3作目の『Styx』を作りたがっているかもしれないが、このシリーズは影から出るべきではないだろう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • カテゴリ: 海外レビュー タグ: Styx: Shards of Darkness