2017年03月26日(日)23時53分

原作者が語るゲーム版『The Witcher』「成功は予想していなかった」

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1986年に掲載された短編以降、5冊の長編と3冊の短編集が出版されるヒット・シリーズとなった小説『Thw Witcher』。日本でも、94年の初長編が『魔法剣士ゲラルト:エルフの血脈』として翻訳されている。

その原作者であるポーランド人作家アンドレイ・サプコフスキ氏が、ゲーム版『Thw Witcher』に言及。同じくポーランドのデベロッパーであるCD Projekt REDがゲーム化を持ちかけた際には、成功を全く予想していなかったことを明かしている。

アンドレイ・サプコフスキ
私は権利を丸々売ってしまうほど馬鹿だったんだ。彼らは利益のパーセンテージを提示してきた。私は、利益など出るはずもないと、全額をその場で要求したんだよ。本当に馬鹿だった。成功するとは信じていなかったから、彼らに全てを委ねてしまったんだ。しかし、誰が成功を予想できよう?私にはできなかったよ。

しかし、その後シリーズ化されるほど『Thw Witcher』は大ヒット。自身はゲームをプレーしないというサプコフスキ氏は、CD Projekt REDが生み出した作品の質の高さは認めつつも、ポーランド国外では「ゲーム本の作家」という認識が定着してしまったことを苦々しく感じている。

アンドレイ・サプコフスキ
とうとう恐れていた事態が起きてしまったんだ。私は罵倒の言葉を多く知っているが、その全てを使った。様々な言語でね。20年後には、『Witcher』というゲームは知られていても、原作者の名前は誰も知らないだろう。

とはいえ、ゲームを通じて彼の名前を知ったファンに対しては何の悪感情も抱いていないとサプコフスキ氏。サイン会にゲームを持ってきたファンにも、快くサインに応じると語っている。

アンドレイ・サプコフスキ
勿論サインする。まず何より、サイン会に来るのは私のファンなので、ゲームにサインしてくれと頼まれたら、断るのはとても無礼なことだ。ゲームを手に長い行列に並んでくれた人に対して、「サインしないから帰ってくれ」とでも言うのかい?そんな無礼なことはできないよ。

ソース: Eurogamer