2017年04月14日(金)00時09分

Microsoft「Xbox OneがScorpioの足枷になることはない」

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Microsoftが年末の発売を予定している上位機種Scorpioは、既存のXbox Oneをはるかに凌駕するハイパワー・マシンだが、Scorpio専用ゲームを出すことはないと明言されているため、そのスペックを最大限生かしたゲームは無理なのではないかと考える向きもある。

そんな声に対し、Xbox事業のトップPhil Spencer氏は次のように答えている。

Phil Spencer
我々は、ScorpioをXbox Oneファミリーの一部と位置付けている。宣伝文句のような答えには飽き飽きしているかもしれないが、それが真実なんだ。Xbox One世代に参加してくれた消費者が何百万人もいるので、初代Xbox Oneを購入してくれた人たちにも・・・率直な話、デベロッパーたちは最もシェアの大きなコンソールをサポートしたいと思うものなので、財政的観点からも当然そうなるだろう。

しかし、なぜデベロッパーにScorpio専用のゲームを作らせないんだという質問は、デベロッパーよりもゲーマーから投げかけられることが多い。デベロッパーを抑えつけているんじゃないかと聞かれることが多い。Xbox Oneへの対応を求めることが、デベロッパーに足枷をはめることに繋がるのではないかという質問だ。

確かに我々はそれを求めている。Xbox Oneでゲームを出すなら、Xbox One、S、そしてScorpioに対応させることが必須だ。しかし実際のところ、一つのプラットフォームに狙いを絞るのはファースト・パーティだけなんだ。他のデベロッパーは全て、PS4、PS4 Pro、Xbox One、Scorpio、PC、そして好調なスタートを切ったSwitch向けにゲームを作っている。複数の異なる性能に合わせたゲーム作りを、デベロッパーたちは学んできたんだよ。

仮にPCだけに絞ったとしても、あらゆるPCゲームに推奨環境や必要環境があるからね。既存のエンジンやアセット・ライブラリー・ハンドラーは、複数のLODに合わせる術を熟知している。複数のアセット・ベースやレンダリング・ターゲットの扱い方を知っているんだ。だから、我々が抑えつけているわけではないんだよ。

PS4 Proから1年遅れての発売となるScorpioだが、これはMicrosoftが掲げた目標を実現できるコンソールが2016年内には不可能だったからだとSpencer氏。

Phil Spencer
Scorpioのスペックをデザインするにあたっては、Xbox Oneで1080p、30fpsで動いていたゲームが、4K、30fpsで動く箱にするにはどうすれば良いか考えた。それが当初からのデザイン目標だった。同じフレームレートで、解像度を向上させること。その最低条件をクリアしようということだね。

ソフトウェアというのは複雑で条件は様々だが、2016年に発売できなかった理由の一つが、Xbox One版のフレームレートを維持したままScorpioで解像度を上げることを、2016年中にはデベロッパーに約束できないと考えたからだ。それは、去年の時点でのシリコンでは無理だと思ったんだよ。

ソース: Gamasutra

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  • カテゴリ: 業界 タグ: Project Scorpio