2017年05月12日(金)02時53分

『Prey』海外レビュー

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『Prey』の海外レビューです。

  • ジャンル:アクション・アドベンチャー
  • 機種:PS4/Xbox One/PC
  • 開発:Arkane Studios
  • 販売:Bethesda Softworks
『Prey』は、強力な出だしを見せるが、充実した物語が紐解かれるにつれてどんどん面白くなっていく。Talos Iの内部には新たな脅威が闊歩している。見事なSFサバイバル『Prey』は、端的に言って大傑作である。
良い点:
・手に汗握る、やりがいのある戦闘
・入り組んだ空間的レベル・デザイン
・魅惑的な物語
悪い点:
・理不尽に感じられる一部の戦闘
・長いロード時間

Arkane Studiosは『Prey』で新たなヒット作を生みだした。細かなバグはあるものの、ホラー・ファンの夢が叶ったゲームである。表面上は単なる一人称シューターに見えるかもしれないが、綺麗なグラフィックの下にはRPGが隠されている。どうプレーするかは完全にプレーヤーの自由であり、全く同じ体験をするプレーヤーは二人と存在しないだろう。魅惑的な物語、驚異的なムード、手応えのあるゲームプレーなど、『Prey』は必携のユニークなサイコロジカル・ホラー・ゲームとなっている。

9.0/10 GameCrate
ゲームプレー 9.0: 銃撃戦は面白くないが、それ以外のプレー方法が充実している
物語 9.0: メイン・ストーリーは人間性や倫理観を問う刺激的なものだが、より小さな個人的物語も素晴らしい
プレゼンテーション 8.0: 音楽と効果音が混じってしまうこともあり、混乱する。Talos Iは探索し甲斐があるが、人間キャラクターには改善の余地あり
リプレー性 10: Neuromodアップグレード・システムがプレースタイルを劇的に変化させる。この種のゲームにしてはサイド・クエストも凄まじく多い

『Prey』ほど素晴らしい『BioShock』風ゲームは久しぶりだ。プレーするほど面白くなっていくタイプのゲームで、何度もプレーしたくなる隠し要素がある。シングルプレー・ゲームのファンにとって、『Prey』は年間最優秀ゲーム候補となるだろう。

9.0/10 Worth Playing
『Prey』は突出したゲームだ。倒錯した複雑な物語はエキサイティングで、行く末がとても気になる出来だ。戦闘とゲームプレーにおけるサバイバル・ホラー・アプローチは丁度良い緊張感を生んでいるし、ほぼ全ての状況に異なるアプローチが用意されているお陰で、作成要素や周辺の物をほぼ全てを利用できることが臨機応変な解決策を可能にしている。殆どの欠点は技術的なもので、ゲームに大きく影響することもなく、『Prey』は今世代を代表するゲームの一つとなっている。
4.5/5.0 Games Radar+
良い点:
・個性と秘密に満ち溢れた練られた環境
・科学者の生存者気分を堪能できる
・人間の物語に根差した豊かなサイド・クエスト
悪い点:
・ないがしろにされている人間側のPerkツリー

どんな人間の声よりも巧みに物語を語る舞台設定のお陰で、『Prey』の戦闘とクエストはプレーヤーをその世界により深く引き込むだろう。

4.5/5.0 The Daily Dot
幾つかの踏み外しはあるものの、『Prey』はそのゲームプレーに巧妙でやりがいのある革新を多く盛り込んでいる。主人公の能力は敵のそれとバランスが取れているし、無敵の殺戮マシンに成長することもできない。目の端でうごめく影のような実感できる緊張感がキャンペーン全体を通して失われることはなく、戦闘を重ねるごとに恐怖も増していく。生死の分からない人間たちはエイリアンの存在と同じくらい興味深く、突如訪れる驚くべき結末は、もう一度プレーした時に、特定の出来事の見方を一変させてしまうだろう。
一人称アクション・ゲームにおいて、Arkane Studiosは恐らく業界最高だろう。自らを面白い発想の宝庫だと証明した『Prey』は、スリリングなアクションと思慮深い物語の完璧なブレンドだ。こんなゲームがプレーできるのだから、『BioShock』や『Half Life』の新作が本当に必要なのだろうか?
おススメ Eurogamer
多少荒削りとはいえ、『Prey』は華美で鮮やかな『System Shock』後継作であり、壮麗な宇宙ステーション設定を最大限活かしきっている。
8.5/10 Dual Shockers
『Prey』は往々にして、過去の傑作SFサバイバル・ホラーやArkaneの過去作のマッシュアップに感じられることがある。そして、実際にその通りだ。だが同時に、極めてユニークなアイデアや濃厚で不気味な雰囲気、賞賛すべきサウンドトラックを備えたゲームでもあるのだ。
8.5/10 Arcade Sushi
『Prey』のペース配分は、物語の流れに身を任せるのが好きではないプレーヤーを遠ざけてしまうかもしれないが、Arkaneは隅々まで調べ上げる価値のある特別で真に迫る世界を作り上げている。我々が科学の名のもとに行うことは驚きであると同時にショッキングだ。Talos Iで起きたことは間違いなく後者であり、Morgan YuとしてTalos Iを探索するのは恐ろしくてスリリングな体験となっている。宇宙探索を「人類が経験したことのない最も危険な冒険」としたJFKの言葉は正しかったのだ。
8.5/10 NZGamer
『Prey』は、プロットに独自性こそないものの、優れたストーリーテリングを備えた洗練されたゲームだ。大量のメモやEメール、カップの攻撃に備えておこう。身の程を弁えたゲームだが、美しい音楽とオーディオが素晴らしい雰囲気を作り出している。
8.25/10 Game Informer
コンセプト: 謎のエイリアン侵略が宇宙ステーションを襲う。侵略が地球に及ぶのを阻止できるのはプレーヤーだけ
グラフィック: キャラクターのアニメーションは変だが、環境は少し平凡とはいえゴージャス
サウンド: 驚異的なサウンド・デザインのお陰でドッキリ演出や緊張感が成功している。ただ、音楽のボリュームを少し下げることをおススメする
プレー性: 間違いなく複雑なゲームだが、豊かな突発的ゲームプレーを生み出す連動したシステムを学ぶ価値はある
エンターテイメント性: インスピレーション元の陰で満足し過ぎているきらいはあるものの、質の高いホラー・アクションだ
リプレー性: 控えめ

『Prey』でプレーヤーは、知る価値のあるキャラクターに満ちた危険な世界を冒険する、複雑で素晴らしい主人公Morgan Yuを生み出している。プレーヤー主導型ストーリーテリングと柔軟なゲームプレーを融合させるArkaneらしさは初のSF作品においても健在で、幾つかの欠点があるとはいえ、素晴らしいホラー・アドベンチャーに仕上がっている。

8.0/10 Video Gamer
良い点:
・複数の使い道があるGLOO Cannon
・多彩な攻略法
・消えることのない恐怖感
悪い点:
・ありきたりなメイン・ストーリー

『Prey』は必要な道具を全て与えてくれるが、ゴールへの道筋はプレーヤーに委ねてくれる。恐怖が消えることはなく、安全地帯の辿り着いた時の喜びも同様だ。メイン・ストーリーは全く記憶に残らないものの、Talos Iで過ごした時間を忘れることはないだろう。

8.0/10 TheSixthAxis
良い点:
・素晴らしいオープニングとサイコロジカル物語
・卑劣で恐ろしいTyphonエイリアンがもたらす緊迫したゲームプレー
・多様なプレースタイルを可能にする多種多様な武器や能力
・全ての問題に複数の解法が用意されている
・豊富なサイド・ストーリー
悪い点:
・バカなAIが素晴らしい雰囲気を台無しに
・自由度の低さを感じる戦闘
・長いロード時間と稀なポップイン
・出来の悪い人間のモデリングとアニメーション

過去の『Prey』の記憶を上書きするArkane Studiosの作品には、斬新さと親しみ易さが同居している。『BioShock』や『Half-Life』をはじめとする古典ゲームとの類似点が非常に多いが、本作はより幅広い拡張的な作品を目指している。欠点や類似点にもかかわらず、『Prey』は魅惑的なSFアドベンチャーとなっている。

8.0/10 Push Square
『Prey』は、2017年の大作の勢いを殺していない。決して完璧なゲームではないものの、パラノイアや自己についての素晴らしいSF物語を提供しつつ、Arkaneらしい素晴らしいゲームプレーを塗している。サイキック・パワーの存在を正当化することには失敗しているものの、独創的な武器や複数のゲームプレー・アプローチのお陰で、Talos Iの探索は本当に素晴らしいものとなっている。有意義な探索から美しいビジュアルまで、崩壊した冷戦時代の宇宙ステーションでの冒険には時間を投資する価値が十分にある。
4.0/5.0 USgamer
ビジュアル: ビジュアル的に最先端というわけではないものの、時折感心させられる
サウンド: サウンドトラックは素晴らしい。ミキシングが水準に達していないのが残念
ボリューム: 一度クリアした後は、違うプレースタイルで挑戦したくなるタイプのゲーム

『Prey』は過去作のコレクションだ――『System Shock』っぽい箇所もあれば、『BioShock』や『Dead Space』っぽいところもある――が、全体としては最近では珍しいタイプのゲームだ。面白い攻略法を見つけ出すようプレーヤーに挑むレベル・デザインなど、『Prey』は入り組んだTalos Iにおける能力の選択に重みをもたせている。戦闘で失敗しているとはいえ、全体としては、惜しまれる過去作への素晴らしいラブレターとなっている。

4.0/5.0 Trusted Reviews
良い点:
・素晴らしいレベル・デザイン
・最高のビジュアル・スタイル
・素晴らしいサウンドトラック
・最高に楽しいTyphon能力
・独創的なパズルの解法
悪い点:
・物足りないメイン・ストーリー
・物語上完全な受け身に感じられる主人公
・最終ステージにおける難易度の急上昇

Arkaneは素晴らしいゲームを生み出す術を知り尽くしており、『Prey』でも好調を維持している。Talos Iには最所が満載だし、発見への道のりも多彩で、リプレー性も非常に高い。

特定の任務をどう乗り越え、特定の場所にどう到達したのか、他のプレーヤーと話し合いたくなる類のゲームなのだ。別ルートの存在を知らされて初めて、あらゆる問題に無数の解決法が存在することに気付かされた。

Arkaneが容易したゲームプレーは素晴らしいが、物語は安定していない。Talos Iに点在するEメールや本を読めば興味を惹かれる要素があるものの、プレーヤーに直接語られる物語そのものは、極めて物足りないものとなっている。

『Prey』は諸手を挙げておススメできるゲームで、『Dishonored』や『BioShock』を少しでも楽しんだ人なら特に、気になる要素がてんこ盛りである。最高のゲームである。

4.0/5.0 Game Revolution
『Prey』は、独創性の欠如をそれ以外で補っている。『System Shock』『Bioshock』『Alien: Isolation』など、類似作品を挙げたらキリがない。

しかし、そうしたネタ元を表面的に真似るのではなく、『Prey』はその本質に切り込み、そこに独自性を加味している。複雑で結局は無意味な物語は忘れてしまったかもしれないし、PS4での極めて長いロード時間を許容することはできないかもしれないが、手の込んだレベル・デザインや多層的な戦闘、Talos Iを探索する喜びを忘れることはないだろう。Talos IIについて同じことを言える日が来ることを願っている。

79/100 PC Gamer
物足りない戦闘や鬱陶しい敵デザインが足を引っ張っているものの、それでも『Prey』は充実した美しい没入感の高いシミュとなっている。
『Prey』はプレーヤーの脳裏に入り込んで離れようとしないが、同時にバグが多くてバランスも悪く、一流の舞台設定とムラのあるゲームプレーの融合となっている。『BioShock』との比較は避けられないだろうが、『Prey』の山と谷は『Alien: Isolation』を彷彿とさせる。
6.0/10 GameSpot
良い点:
・練りに練られたTalos Iの構造とデザイン
・充実したやりがいのある戦闘
・良い気分転換になる宇宙セクション
悪い点:
・薄っぺらに感じる物語
・印象的なキャラクターの欠如
・作業感の強い序盤
・酷いオーディオ・デザイン
・大半が面白みに欠けるクエスト

『Prey』は、ムラのあるペース配分と面白くないキャラクターたちのゲームだ。刺激的で考えさせられる設定で幕を開けるものの、最後まで貫き通すことに失敗しており、事実が明らかになっても説得力がないのである。ゲームプレーは最初からつまずいているが、少々既視感があるとはいえ、徐々に充実したものへと成熟していく。『System Shock』へのオマージュとしては悪くないし、楽しめることさえある。しかしながら、独自性の確立には失敗しているし、『Dishonored』のような没入感の高いシミュと比べると淀んでいるように感じられる。

良い点:
・面白い環境パズルとサイド・クエスト満載の広大で作り込まれたゲーム世界
・便利な武器、ガジェット、能力の数々
悪い点:
・極めてありきたりな設定と、すぐ切り捨てられるプロット
・退屈で満足感のない戦闘とステルス
・同等に面白味のない敵と平坦なビジュアル・デザイン
・エリア間の長いロード時間

効果的なパズル環境を覆い隠す退屈なストーリーテリングとアクションなど、現代版『System Shock』を生み出す機会を逃している。

6.0/10 CGMagazine
『Prey』は、独自性のない他のゲームの寄せ集めだ。
グラフィック 4.0: 独創性はあまりないが、SF環境といったビジュアル要素は洗練されている
操作性 3.0: 機能しているが、重要な場面で操作しづらくなる。探索は楽しいが、戦闘は楽しくない
音楽/効果音/ボイスアクト 5.0: ゲームの残りの部分を覆い隠すほど素晴らしいスコア
バリュー 3.5: スキル・ツリーのバリエーションはリプレー性を増している。しかし、雑なペース配分と退屈なストーリーテリングのせいでリプレーする気が起きないかも

結局のところ、プレーを終えた後に私が『Prey』のことを思い出すことはないだろうと思う。2017年は豊作だし、『Prey』は突出した出来ではないのだ。深刻ぶっているにもかかわらず舞台設定はありきたりだし、システムはそれぞれの相性が悪くストレスが溜まる。もっと楽しかった過去の多くのゲームに似ているのだ。何か興味深いことが起きた時でさえ、時間を無駄にしたように感じるし、約束されたような脳を刺激するようなゲームではないのである。『Prey』はしっかり作られているし、CryEngineも好調、十分お金をかけているように見えるが、新たな高みを目指すことよりも、オマージュを捧げることに固執しているようだ。『Prey』はファンを獲得するだろうが、遺産を残すことはないだろう。

3.0/5.0 Twinfinite
良い点:
・アクションを推進する魅惑的な物語
・ゲーム史上最も探索し甲斐のある環境の一つTalos I
・リプレー性を増すプレースタイルの自由度とマルチ・エンド
悪い点:
・最悪なハッキング・ミニゲーム
・戦闘が楽しくないフワフワした操作性
・技術的不具合
・一番面白い能力Neuromodの登場が遅すぎる

目立つ技術的欠点にもかかわらず、『Prey』には欠点を補って余りあるクオリティが備わっている。環境は最高に探索が楽しいし、全体の物語をサイド・クエストに織り込む手法は、プレーヤーに与えられた自由を強調する。物足りない戦闘やフワフワした操作性を許容できるなら、自由度の高さやマルチ・エンドのお陰でプレーする価値のあるゲームとなるはずだ。

4.0/10 IGN
もしPC版がクラッシュやセーブ・データ破損でプレーが不可能にならなかったら、私は『Prey』を良作か傑作とすら呼んでいたかもしれない。奇妙な歴史改変ユニバース、サイド・クエスト、潜む危機、ディテールに富む環境ストーリーテリングのお陰でTalos Iは探索が本当に楽しく、長いゲームを牽引する新鮮さの欠如した戦闘を耐え抜く価値が十分にある。しかし、何十時間も注ぎ込んだ挙句、進行が消し飛んでしまったり、最後を前にしてブロックされてしまったりするのは非常にストレスが溜まる。私が『Prey』で過ごした時間が惨憺たる結末を迎えたことを考えると、私のように進行不可能バグに遭遇するリスクを冒すよう勧めることはできない。

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  • カテゴリ: 海外レビュー タグ: Prey