2017年07月03日(月)04時25分

『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』海外レビュー

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『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』の海外レビューです。

  • ジャンル:プラットフォーマー
  • 機種:PS4
  • 開発:Vicarious Visions
  • 販売:Activision
9.0/10 TheSixthAxis
良い点:
・『クラッシュ・バンディクー』の良さを全て維持し拡張している
・単純なリマスターで終わっていない
・素晴らしい見た目と音
悪い点:
・チープに感じる箇所のあるオリジナル

リメイクということで言えば、これ以上は望めないだろう。『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』は、正にファンが思い描いたPlayStationのパイオニアの純粋な祝福そのものだ。Vicarious Visionsはプレッシャーをものともせずに独創性を発揮。もちろん、オリジナルを生み出したNaughty Dogの努力もある。『Uncharted』と『The Last of Us』しか知らない人も、彼らがいかにして最初に名を馳せたのか知ることができるし、『クラッシュ・バンディクー』から『ブッとび!世界一周』への旅路は継続的な革新だ。20年が経過しても変わらぬものがあるというのは嬉しいものである。

90/100 GamingTrend
良い点:
・ビジュアルが素晴らしく、特にキャラクターを魅力的に見せるカットシーンは『Crash Bandicoot』に上手くハマっている
・リプレー性を高める、初期2作に追加されたタイム・トライアルとリーダーボード
・遂にラップトップのバッテリーを手に入れたCoco
悪い点:
・『Crash Bandicoot 1』は時代遅れも甚だしく、ストレスが溜まる
・退屈な『Crash Bandicoot: Warped』の乗り物セクション

『Crash Bandicoot N. Sane Trilogy』は極めて良くできたリマスターで、『クラッシュ・バンディクー』は酷く時代遅れになってしまったものの、『コルテックスの逆襲!』と『ブッとび!世界一周 』は極めて楽しいゲームだし、その全てを驚異的な新ビジュアルやCocoとしてプレーできるというのは、素晴らしいコレクションに添えられた最高のオマケだ。

90/100 GamesBeat
ゲームのリメイクは困難な仕事だろう。オリジナルを変えてしまうと、ファンの反感を買ってしまうことになる(モバイル版『ファイナルファンタジーVI』が良い例だ)。だからこそ、古いゲームのシンプルなリメイクや移植、リマスターが人気を博しているのだろう。

だが私は、Activisionがゲーム自体にはほぼ手を付けないリメイクに尽力してくれたことを嬉しく思う。この3本のプラットフォーマーは、今PS4でプレーできるゲームの中でも最も目を見張る出来だ(4K TVとPS4 Proを持って居れば尚更である)。

オリジナルが少しでも好きだった人なら、リメイクの美しさに満面の笑顔を浮かべるはずだ。しかし、これら古典をプレーしたことがない人にとって、アップデートされたグラフィック(と40ドルという価格)は、Crashが去った時に多くの涙が流された理由を知る口実に最適だろう。

『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』は素晴らしいリメイクのお手本だ。3本のオールタイム・クラシックを一つのパッケージにまとめてくれたのは最高だし、ビジュアルのアップグレードも素晴らしい。それに、ゲーム自体に影響しない細かな調整が加えられているのも嬉しい。とはいえ、ゲームプレーの限界やそれに伴うデザイン決定など、PS1のプラットフォーマーであることに変わりはないという点を肝に銘じておくべきだ。しかし、そうした粗削りな部分を許容できれば、ゲーム史に残るマスコット・キャラクターへの素晴らしいトリビュートとなるだろう。
4.5/5.0 Game Revolution
『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』について話し出すと、止め時が見つからない。ビジュアルは驚異的だし、作り直されたカットシーンはあらゆるファンを興奮させるだろうし、音楽はこれまでになく高品質。Vicarious Visionsが施した細かな調整が、大きな違いを生んでいる。

その難易度のせいで回避する人も多いだろうし、その原因となっている未だ健在な欠点を無視することはできないとはいえ、それはあくまで些細なことだ。『ブッとび!世界一周 』の楽しいステージから、初代の容赦ない難易度まで、『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』は万人を満足させるだろうし、シリーズのファンも新参者も新たな思い出を作ることができるはずだ。だが改めて言っておくと、新参者は逆からプレーすべきだろう。

A/A+ Gaming Age
最近プラットフォーマーを渇望しているなら、このセットは文句なく買いだ。39.99ドルで、現行機向けに完全に作り変えられた史上最高のプラットフォーマー3本が手に入るのだから、これ以上お得なコレクションは他にないだろう。ソニーはこの2年、古いフランチャイズを現行機で見事に蘇らせてきたし、両方とも39.99ドルなのだ(もう一つは、こちらもお得な『Ratchet & Clank』のことだ)。できれば、『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』でCrashが完全復活してくれることを願っている。この素晴らしいゲームを改めてプレーしたせいで、『クラッシュ・バンディクー』の新作がプレーしたくてしょうがなくなってしまったのだ。ソニーと/かActivision、聞いてるか?
8.5/10 IGN
『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』には、無意味にいじってもらいたくはなかった。ありがたいことに、Vicarious Visionsにそんな気はなく、現在にも通用するイライラするがやりがいのあるオリジナルの試練に対する彼らの敬意が如実に表れている。その一方で、それが20年後の今も健在なイライラさせられる限界に繋がっている。しかし、驚異的なビジュアルとオーディオの刷新に加え、Naughty Dogが後のシリーズに追加したタイム・トライアルなどのゲームプレーへの調整を初期作でも楽しめるようになっているのである。そうした追加要素がパッケージ全体にまとまりを持たせつつ、Naughty Dogによるオリジナル・トリロジーの色褪せない魅力を決して忘れていない。
8.5/10 Destructoid
Crashの顛末は本当に残念だ。その後Naughty Dogは大御所になったものの、それが全て良いことだったのかは分からない。『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』は、シリーズが駄目になる前のタイム・カプセルとして機能している。あとは『クラッシュ・バンディクー レーシング』さえ収録されていれば最高だったのだが。
8.0/10 Game Informer
コンセプト: ビジュアルとゲームプレーを大幅に改善した素晴らしいリマスター・トリロジー
グラフィック: PS1時代のグラフィックを改善し、Crashにはリアルなオレンジの髪の毛を、彼が走り抜ける道筋には細部に凝った植物を追加
サウンド: Mark MothersbaughとJosh Mancellによる風変わりでアップビートなメロディが復活し、一から録り直されている。木琴がここまで美しく響くとは!
プレー性: 相変わらず正確なプラットフォーミングとスピンが求められるが、Crashの動きと寛容なチェックポイント・システムのお陰で『クラッシュ・バンディクー』は大幅に難易度が下がっている
エンターテイメント性: 大岩から逃げ出そうと、白熊に乗ろうと、この3本の魅力は失われていない。3Dプラットフォーミング黎明期の素晴らしい(そして楽しい)回想である
リプレー性: 高め

古いゲームが全て色褪せないわけではない。オリジナルのままだったら、『クラッシュ・バンディクー』は多くの人を発狂させただろう。Vicarious Visionsは、DNAに手を加えることなく再び楽しく仕上げており、注目に値する。Crashはスピンやジャンプでステージを駆け抜けるものの、シリーズ成功の秘訣はバラエティにあった。Naughty Dogは常に一味違う要素や進化を各ステージに盛り込んできたが、本作でもそれは変わらない。3作全てにおいて、決して単調になることはなく、お陰でトリロジーを楽しくプレーすることができる。Crashが表舞台に復活したのは嬉しいが、これが最後にならないことを願うばかりだ。

良い点:
・美しい再現グラフィック
・古典を忠実に再現
・PSのオリジナル・マスコットの復活
悪い点:
・古典の過ちがそのまま残されている
・違和感のあるヒットボックスや奥行

『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』は、明らかにオリジナルへの愛情と情熱をもって作られている。アップデートされたビジュアルはPS4 Proでなくとも目を見張る美しさだが、それでもはやり90年代に我々が愛憎入り混じる感情を抱かされた風変わりなプラットフォーマーであることに変わりはないのである。オリジナルの古臭いデザインは一部健在だが、思い出の大半は良いものだし、変化は望んでいないのである。極めて高いリプレー性や素晴らしい価格帯のお陰で、『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』は不完全さも込みで再現された、古典ゲーム・リメイクの輝かしいお手本となるだろう。

8.0/10 God is a Geek
良い点:
・完璧なリマスター
・オリジナルの忠実
・凝りに凝ったディテール
悪い点:
・極めて厳しい1作目

PS1を代表する3本のゲームをプレーできるのは本当に楽しく、PS4でCrashに会えるのは最高だ。彼が居るべき場所に帰ってきたのだ。

4.0/5.0 Hardcore Gamer
『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』は、決してファンや野次馬が望んだような欠点のない完璧なリマスターではないかもしれないが、この現行機向けリメイクには開発チームのディテールへのこだわりが如実に表れていることだけは否定できないはずだ。大袈裟な声優の演技や奇妙なサウンド・ミックスを無視すれば、単なるビジュアル向上を超えたリマスターに出会えるはずだ。加えて、プラットフォーマーを象徴する、そして何よりもやりがいのある試行錯誤を再訪する新たな動機を手依拠してくれるのである。変化や調整は決して抜本的なものではないが、ただ懐かしいだけではない、かつての喜びへの楽しい回帰となっている。『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』は、PlayStationを代表するスターに相応しい手の込んだ回顧である。
79/100 COGconnected
良い点:
・ゴージャスなビジュアル
・豊富なコンテンツ
・バラエティ豊富なステージ
・最高の価格
・大体楽しい!
悪い点:
・ストレスが溜まることの多いカメラ・アングル
・首を傾げたくなる当たり判定
・概ね出来の悪い乗り物ステージ

オリジナルのプラットフォーミング・メカニックをイライラまで忠実に再現した『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』が新たなファンを獲得することはないかもしれないが、古くからのファンはこのコレクションを諸手を挙げて歓迎するだろうし、その価値がある。美しいアップデート・ビジュアルや素敵なサウンド、大量の記憶の追体験を備えた、素晴らしいリマスターだ。価格も懐に優しい39.99ドルである。

良い点:
・操作性からグラフィックまでを改善した高品質なリマスター
・お得
・相変わらずチャーミングなCrash
悪い点:
・シンプル過ぎるオリジナル
・現代基準だと更に窮屈に感じられる
・特に出来の悪いレース・セクション

オリジナルをどう感じていようと、この3本は素晴らしいリマスターであり、既存ファンを喜ばせつつ新たなファンを獲得するだろう。

7.0/10 Gameplanet
良い点:
・チャーミングなスタイルとトーン
・息を呑むグラフィックの刷新
・ゲームプレーのバラエティ
・3作全てでプレーアブルになったCoco
悪い点:
・ゲームプレーがリマスターされていない
・長いロード時間
・全体的に荒削り

『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』でVicarious Visionsは、懐かしさ満載だが磨き上げの足りない90年代の『クラッシュ・バンディクー』を2017年に復活させている。

3.5/5.0 Games Radar+
良い点:
・全てのステージは美しい
・シリーズへのラブレター
・ありがたいことにアップグレードされたセーブ・システム
悪い点:
・正確性に欠くアナログや十字キーの操作性
・その不正確性に何度も殺される

ゴージャスで愛が詰まっているが、操作性には発狂させられる。

6.0/10 GameSpot
良い点:
・Crashの精神を昇華する素晴らしいビジュアルのアップグレード
・プレーヤーを飽きさせないバラエティ豊富で楽しいチャレンジや環境
・ボリューム満点な古典的3Dプラットフォーマー集
悪い点:
・改善の余地のある唐突な難易度の急上昇
・現代的な演出と衝突する古臭いデザイン

Crashが古臭く感じる理由は、時の経過だ。Vicarious Visionsは、芸術的観点からCrashに新たな活力を与えることに成功している一方、初登場時の魅力を維持しているが、PS1が現役だったのも、3Dゲーミング形成期も遠い昔のことだ。『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』を通じて生粋のCrashファンが改めて恋に落ちるのは想像に難くないが、これで初めてシリーズを体験――もしくは久しぶりにプレー――する人にとっては、20年前の独創性や驚きが失われていることに気付かされる辛い体験になるかもしれない。

6.0/10 Polygon
時と共に眩さを増す記憶には黄金の輝きがあるが、往々にしてかつてのフラストレーションを覆い隠してしまう。過去の記憶をサッと――本当にサッと――辿りたい人にとって、『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』は期待に応えてくれるだろう。シリーズを忠実に再現したVicarious Visionsは懐かしさを求める向きを満足させるだろうが、目新しさが消えた途端、ヒビが姿を現すのである。
3.0/5.0 Trusted Reviews
良い点:
・好調時は最高
・愛らしいマスコットのCrash
・懐かしい思い出が詰まっている
悪い点:
・試行錯誤が多すぎる
・厄介な操作性
・確実に古臭い

楽しいが欠陥のある、記憶の旅路。

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  • カテゴリ: 海外レビュー タグ: Crash Bandicoot: N-Sane Trilogy