2017年07月14日(金)01時05分

『Black The Fall』海外レビュー

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『Black The Fall』の海外レビューです。

  • ジャンル:パズル・プラットフォーマー
  • 機種:PS4/Xbox One/PC
  • 開発:Sand Sailor Studio
  • 販売:Square Enix Collective
9.0/10 Push Square
『Black The Fall』は特別なゲームだ。パズルとプラットフォーミング・メカニックの多様さは、本作の10倍の長さのゲームに匹敵するほどだし、ビジュアルとオーディオはゲームプレーを凄まじい高みへと昇華している。我々は恐ろしい光景を通じて人類の最悪の姿を目にすることになるが、本作は革命に火を注ぐ燃料として自らを提示している。『Black The Fall』は長く記憶に刻まれる素晴らしい体験であり、決して素通りすべきではない。
8.0/10 God is a Geek
良い点:
・雰囲気満点
・やり甲斐のあるパズル
・興味深い舞台設定
悪い点:
・序盤に即死シナリオが多すぎる

序盤のストレスが溜まる場面を乗り越えることができれば、『Black The Fall』は思慮深い物語を備えたやり甲斐のあるパズルを提供してくれる。

4.0/5.0 Twinfinite
良い点:
・共産党支配下のルーマニアの物語を語る練り込まれた世界観
・ユニークなパズル・メカニック
・やり甲斐のある多彩なパズル。同じようなパズルは二度と登場しない
・パズルの合間のプラットフォーミング・セクション
悪い点:
・音楽がなく雰囲気を阻害している
・頼りにならないジャンプ

『Black The Fall』は、ルーマニアの共産主義の歴史に注目を集めるというSand Sailor Studioの狙いだけでなく、素晴らしいパズル・プラットフォーマーとしても成功している。ユニークなデバイスとコンパニオンのお陰で、同じパズルは二度と登場しないし、素晴らしいデザインのお陰で、抑圧からの脱出は隅々まで楽しめる出来となっている。

4.0/5.0 Hardcore Gamer
ムード満点のプラットフォーマーとしては『Black The Fall』は決して革命的ではないが、目標は見事に果たしている。共産主義にどっぷり浸かった国の恐ろしい光景を描き出すが、楽しみよりもメッセージを優先させるようなことはない。ビジュアル・スタイルは目を見張る出来だし、パズルは練りに練られておりやり甲斐がある。操作性も完璧だ。心のこもった素晴らしい作品に仕上がっており、過酷だが美しいプラットフォーミングとして、諸手を挙げておススメできる。
7.0/10 TheSixthAxis
良い点:
・内容に相応しく抑圧的なビジュアル・スタイル
・やり甲斐のある優れたパズル
・特にとある音を使ったパズルにおける音の巧みな活用法
・仲間を導くためのレーザー・ポインター
悪い点:
・『Limbo』『Inside』などと比較すると簡単すぎる
・手厳しい操作性
・ストレスの溜まる幾つかのパズル

スタイリッシュな抑えたビジュアルと崩壊間近の共産主義という背景を通じて、『Black The Fall』はプレーヤーにパズルを解きながら抑圧からの脱出を課す。批評家に絶賛されたライバル作の影に隠れてしまうのは間違いないだろうし、粗削りな出来ではあるものの、『Black The Fall』は最高のパズル・プラットフォーマーに仕上がっている。

良い点:
・練られたアート・デザイン
・可愛いロボ犬
・幾つかの練られたパズル
悪い点:
・パズルの質に大きなムラがある
・同様のディストピア・パズル・プラットフォーマーによって影が薄くなっている
・目立つフレームレートの低下と画面移行時の振動

『Black The Fall』は、極めて個人的なディストピアの、非常に荒涼とした風景を描いてみせる。パズルの質は安定していないし、練り込み不足も感じるが、それでも自由を求める主人公の夢を叶えることを願いつつ圧政下を進み続けるのに十分な出来となっている。

良い点:
・素晴らしいプレゼンテーションとビジュアル
・練り込まれたパズル
・時として驚くほど悲惨だが、それでも希望は垣間見える
悪い点:
・ゲームプレーと題材は『Inside』によく似ているが、露骨
・このジャンルのファンにはお馴染みのパズルが多い

『Inside』に酷似しているのは残念だが、それでも本作は魅惑的で独創的なアクション・パズルで、独裁についての露骨だがダークなメッセージを備えている。

7.0/10 DualShockers
ゲームをプレーすれば、本作がデベロッパーの情熱から生まれたことは一目瞭然だが、不気味な光景やロボット・コンパニオンとDesignatorツールのユニークな活用法を除けば、『Black The Fall』は成長著しいこのサブ・ジャンルにおける新たな傑作になれずに終わっている。
6.0/10 Game Informer
コンセプト: 冷酷なSF共産主義政権から逃走するパズル/プラットフォーマー・アドベンチャー
グラフィック: ゴージャスなビジュアルが最大の長所で、ダークな世界に命を吹き込んでいる
サウンド: エレクトロニカ音楽には何曲か突出した楽曲が収められているが、概ね印象に残らない。サウンド・デザインはフラストレーションが溜まる。オーディオ中心のパズルが登場した時は尚更
プレー性: 違和感のある操作性と雑な当たり判定のせいで、パズルは不必要にストレスが溜まる
エンターテイメント性: プレゼンテーションは実に美しいものの、雑な楚洲亜聖、出来の悪い当たり判定のせいでおススメはできない
リプレー性: 低い

『Black The Fall』を一言で表現するとすれば、「投げやり」だろう。概ねちゃんと機能しているが、オープニング以外に突出した箇所が一つもない。退屈で酷い出来のパズルの数々に構う物語的なモチベーションを一切提供してくれない。私はゲームをクリアした後に時間を返してくれと思うことは滅多にないが、『Black The Fall』は残念ながら例外だ。

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  • カテゴリ: 海外レビュー タグ: Black The Fall