2017年12月23日(土)02時55分

『Life is Strange: Before the Storm - Episode 3: Hell Is Empty』海外レビュー

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『Life is Strange: Before the Storm - Episode 3: Hell Is Empty』の海外レビューです。

  • ジャンル:アドベンチャー
  • 機種:PS4/Xbox One/PC
  • 開発:Deck Nine
  • 販売:スクエア・エニックス
おススメ Eurogamer
知的で豊か、これはプレーする価値のあるプレビューだ。
4.5/5.0 Hardcore Gamer
『Hell is Empty』は、過去2話で築き上げてきた伏線を完璧に回収しつつ、本編への橋渡しを見事に果たしている。前日譚ということで難しい立ち位置にいるものの、このエピソード3は大きな目標をほぼ完璧にこなすことは可能であると証明している。これは前日譚への素晴らしい結末であり、前2話を楽しんだ人は必ずプレーすべきだ。本エピソードでは多くの伏線がきちんと回収されており、本編はこのシリーズで登場した他のストーリーラインやキャラクターたちを回収している。お陰で、ナラティブ全てを締めくくる必要に迫られることなく、単体の物語としての自由を確保している。
8.5/10 Game Informer
コンセプト: Rachel Amberとの関係性を築きながら、彼女の家族の秘密を解き明かす
グラフィック: 使い回しの環境と大袈裟なアニメーションには改善の余地あり
サウンド: 素晴らしいサウンドトラックが各シーンのムードを盛り上げ、声優陣の演技がエモーショナルな場面を強化する
プレー性: 細かな不具合を除けば、いつも通り手軽にプレーでき、決断にも重みがある
エンターテイメント性: ChloeとRachelの複雑な関係性が光るフィナーレであり、オリジナルでは完全には描かれなかった彼らとその絆に感情移入させられる
リプレー性: 高め

多少のつまずきこそあれ、『Hell is Empty』はChloeがMaxと再会するまでのブランクを見事に埋めてくれている。ファンである私にとっては、Chloeの変容のいきさつといった多くの事柄を明らかにしてくれた作品となった。結末自体は予め分かっていたものの、それでも私を飽きさせないほど興味深かった。『Before the Storm』は、プレーヤーを満足させる独自の物語を語りつつ、本編との繋がりをしっかりと持たせるという、多くの前日譚が失敗していることを達成している。

良い点:
・予期せぬ展開を見せる物語
・胸が張り裂けそうになる場面
・Chloeの変容を見れる
悪い点:
・ほろ苦いエピソード
・出番がもう少し多くても良かったRachel
・少々やりすぎなクレジット後の場面

『Before the Storm』が私にとって本編と同じくらい大切な存在になるかどうかは分からないが、Deck Nine Gamesが独自の物語を語ってくれたことは嬉しい。極めて趣の異なる物語であり、物語的にも長さ的にも規模が小さいが、それでもインパクトを残すことに成功している。より個人的な物語であり、ChloeとRachelに別れを言わなければならないのはとてもほろ苦い。

良い点:
・2人の主人公の脚本と演技が素晴らしい
・意思決定の膨大な可能性
・素晴らしいカメラワークと使い方の巧みな版権楽曲
悪い点:
・一部ムラのある台詞や演技
・ドラマ性を削ぐローテクなグラフィック
・展開の遅い序盤
・前日譚の性質上、エンディングの幅が狭い

このエピソード自体はウィーク・ポイントだが、ゲーム史に残る最高のストーリーテリングの一つにとってのやるせないエンディングとしては成功を収めている。

4.0/5.0 Twinfinite
良い点:
・プレーヤーの決断に重みのある充実したエンディング
・魅力的で共感を呼ぶパーソナルな物語
・ファン向けの小ネタやトリビアが多い
・Arcadia Bayへの理解がさらに深まる
悪い点:
・ファンならまだ答えのない疑問に気づくはず
・ペース配分が今一つで、各シーンやキャラクターのポテンシャルを活かしきれていない

『Life is Strange: Before the Storm』でDeck Nineに課せられた仕事は困難なものだった。シリーズのファンを満足させる前日譚というだけでも難しいが、彼らはその任務を見事に果たしている。しかし、本作の特別なところは、本編のアイデンティティを絞り込むDeck Nineのやり方にある。本作は世界観を極めて豊かに自然な形で押し広げており、Daughterによるオリジナル・サウンドトラックも、エモーショナルなティーンエイジャーのドラマにこれ以上ないほどマッチしている。プレーヤーの決断が複雑に物語と絡み合っており、Arcadia Bayを改めて訪れる理由をたっぷり提供してくれるのだ。まだ『Before the Storm』を手にしていない『Life is Strange』のファンは、今すぐプレーすべきだ。『Before the Storm』はシリーズのフォーミュラをより個人的なものにしているし、より現実味を持たせるために本編における超常現象要素を廃してくれたのは本当に嬉しい。

7.0/10 Push Square
『Life Is Strange: Before the Storm』は、本編よりも地に足がついており、それが良い方向に働いている。Deck Nineは、DONTNODが設定した物語の枠組みの中で素晴らしい仕事を見せているし、最大の偉業は魅惑的であると同時に脆い謎めいたRachel Amberのキャラクター描写にあるだろう。『Episode 3: Hell Is Empty』はもう少し余裕を持たせればなお良かったが、心が温まると同時に胸が張り裂けそうなゴージャスな結末でクライマックスに達している。
6.5/10 App Trigger
『Before the Storm』最後のエピソードは、人間関係や内面の変容についての現実的な物語に、感動的だが煮え切らない結末をもたらしている。無数に用意された重要な会話は、意義深く感動的に感じられる。しかし、ゆっくりとしたテンポ、未解決のプロット、制限されたエンディングのせいで、ナラティブのポテンシャルを活かしきれておらず、ファンにとっては多くの疑問を残したままとなっている。