2018年03月11日(日)15時37分

『Where the Water Tastes Like Wine』海外レビュー

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『Where the Water Tastes Like Wine』の海外レビューです。

  • ジャンル:アドベンチャー
  • 機種:PC
  • 開発:Dim Bulb Games
  • 販売:Good Shepherd Entertainment
『Where the Water Tastes Like Wine』は、ビデオゲームという媒体の可能性を押し広げる、類稀な偉業だ。物語についてのゲームであり、その物語が持つ素晴らしいパワーに、これ以上ないほど美しく命を吹き込んでいる。
9.0/10 Game Informer
コンセプト: 20世紀のアメリカを旅しながら、他の旅行者と交換するための魅力的な民話を集める
グラフィック: そびえ立つモンタナの山脈からニューメキシコの砂漠まで、各地域は実に美しい。ゴージャスなイラストが短編に彩を加えている
サウンド: 様々な州を旅する過程で、特徴的で魅力的なブルーグラスやジャズを聞くことができる。スティングが声を担当したデビル・ウルフをはじめ、素晴らしい声優の演技がキャラクターたちに命を吹き込んでいる
プレー性: 異なる地域を旅しながらテキスト・アドベンチャー風の物語をクリックしていく操作性はシンプルかつスムーズ
エンターテイメント性: 素晴らしい演技、練られた物語や思慮深い場面の数々
リプレー性: 控えめ

『Where the Water Tastes Like Wine』は驚くほど中身の濃いアドベンチャーで、20時間を超えるコンテンツと決して飽きさせない珠玉の物語を収録している。私は笑い、自らの人生を顧み、賑やかなキャラクターたちとの出会いを楽しんだ。旅人たちの悲哀に耳を傾けることで、私は彼らに精神的な安らぎをもたらしたように感じたのである。魂を集める死神のように、私は苦闘する人たちを助けるために、短編集のエッセンスを集めていった。しばらく忘れることはないであろう、魅惑的で力づけられる体験である。

9.0/10 DualShockers
ストーリーテリングのアートに注力したゲームとして、『Where the Water Tastes Like Wine』はパワフルな脚本、卓越した声優の演技、そしてプレーヤーをほら話と終わりなき旅路の時代へと引き戻すビジュアルとオーディオ要素が光っている。ゲームプレー構造を少々雑に感じるプレーヤーもいるかもしれないが、『Where the Water Tastes Like Wine』の物語とキャラクターは、水平線の先に何が待つのか全く分からないにもかかわらず、約束の地への旅路を魅力的になものにしている。
4.5/5.0 Hardcore Gamer
ゲームプレー要素の少ない芸術的なゲームとして、『Where the Water Tastes Like Wine』は万人向けではないとする人もいるだろう。しかし、リスクを厭わない人には、素晴らしい脚本、驚異的なキャラクターたち、そして卓越した演技に没頭させられる、魅力的で素晴らしいアメリカ旅行と時代を超えた奇抜な物語が待っている。ユニークで楽しく、中毒性すらある形でストーリーテリングの妙を体験できる場なのだ。誰もが知るべき今年を代表するゲームの一つなので、アメリカを題材にしたこの美しい物語を伝えて欲しい。
おススメ Eurogamer
テンポの悪さにさえ慣れてしまえばどっぷり引き込まれる、大陸規模の民話アンソロジー。
8.5/10 Destructoid
『Where the Water Tastes Like Wine』は、物語とその意義を見事に掘り下げている。驚異的な脚本と楽しい出会いが緩急をつける、アメリカを舞台にした長旅だ。唯一無二の存在であり、今後もそれは変わらないだろう。
8.0/10 TheSixthAxis
良い点:
・美しいビジュアル
・素晴らしいサウンドトラック
・脚本と演技の優れた物語の数々
・タイムリーで重要な題材
悪い点:
・テンポが遅い
・手応えやエンドゲームがない
・厄介なメニューと操作性

『Where the Water Tastes Like Wine』での私の体験を要約するのは、採点の数字が表すよりもはるかに複雑だ。アート・スタイル、サウンドトラック、脚本は素晴らしく、ゲームの謎を解き明かすために求められる忍耐に報いて余りある。ゲームプレーに対する不満を、没入感が凌駕してくれたのだ。本作のテーマやメッセージが持つ政治的/社会的重要性に匹敵する普遍的な魅力はない。多くの人にプレーされるべきゲームではあるが、魅力と同じくらいストレスを感じることになるだろう。私の期待をはるかに凌駕しており、他の媒体にはないゲームにおけるナラティブの用い方に興味があるなら、素通りすべきではない。

75/100 GamesBeat
『Where the Water Tastes Like Wine』のアイデアは素晴らしい。極めて個性的で、クリアし終わった数日後にも、曲を口ずさんでいる。しかし、動き回るのが苦痛といったゲームプレー上の不満が邪魔をするのだ。何よりも、最終章を最後まで見ることができなかったのが未だに残念なのだ。

とはいえ、Dire Wolfの言葉に耳を傾けたくなったというのは、Dim Bulbの功績だろう。物語自体が物足りなかったら、これほど気にならなかったかもしれない。

6.0/10 GameSpot
良い点:
・素晴らしいサウンドトラックと声優の演技
・考えさせられる短編集
・キャンプファイヤーを囲む人物たちのクールなアート
悪い点:
・超単調
・全体を貫く充実した物語がない
・ストレスの溜まる技術的不具合と不明瞭な説明

1930年代のアメリカで民話を集めるという基本設定に魅力を感じるなら、『Where the Water Tastes Like Wine』はチェックする価値があるが、最後までプレーする価値はないかもしれない。いつの日か、残りの物語を見るために舞い戻りたい衝動に駆られるかもしれないが、興味深いアイデアやユニークな要素がつまっているとはいえ、『Where the Water Tastes Like Wine』は長すぎるのだ。

58/100 PC Gamer
『Where the Water Tastes Like Wine』の旅路には、美しくも悲劇的な場面や歌、一節が登場するが、それらはあまりに稀すぎるのだ。
2.5/5.0 USgamer
一見すると、『Where the Water Tastes Like Wine』には大傑作の材料が揃っているように見える。テーマやナラティブ、様々な文化や背景を持つ作家たちという意味で、物語主導型ゲームの可能性を押し広げている。それでも、テンポの悪さと、収集した物語が単語帳に集約されるというのは、ゲームの強みを台無しにしてしまっている。
3.0/10 Cubed3
「高い芸術性」を誇るビデオゲームの最新トレンドに乗っかった『Where the Water Tastes Like Wine』には斬新さも独創性も意義深さもなく、大仰な言葉を使って何も言っていない、ただただ退屈なだけのゲームだ。まあ、スティングが出てはいる。