2018年04月26日(木)03時17分

『Frostpunk』海外レビュー

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『Frostpunk』の海外レビューです。

  • ジャンル:ストラテジー
  • 機種:PC
  • 開発:11bit
  • 販売:11bit
9.5/10 Softpedia
良い点:
・新しいゲームプレー・コンセプト
・困難な道徳的選択
・美しいグラフィックと憂鬱な雰囲気
悪い点:
・頻繁な難易度の急上昇

『Frostpunk』は都市建設ゲームと銘打っているが、それだけのゲームではない。ゲームというよりも試練であり、克服するには失敗は避けられないのだ。少数を救うために多数を犠牲にしたり、全滅させたり、どちらにしてもやましいことはない。

プレーヤーが凄まじく険しい学習曲線に怖気づかないことを願うばかり。向こう側には、誰もが体験すべき美しいゲームが待っているのだから。

9.2/10 Hooked Gamers
良い点:
・素晴らしい雰囲気
・悲しくなる困難な決断
悪い点:
・直観的ではないことがあるインターフェース

『Frostpunk』は驚異的なゲームだ。『This War of Mine』のレビューでは、ゲームの素晴らしさを正確に伝えることができていないと感じていたが、本作でも同じ気持ちを味わっている。『Frostpunk』は特別なゲームで、殆どのゲームが望むことすらできないメッセージを伝える媒体となっている。ゲームを閉じるたびに「もしも」と考えてしまうというのは、素晴らしい体験だ。心の琴線に触れる術を知り尽くしたデベロッパーは数少ないが、11 bit studiosは見事な指揮者であることを証明した。

9.0/10 GameSpot
良い点:
・集落運営に関する胸が張り裂けそうな決断を迫る過酷な状況
・核を成すテーマを強化する極めてリアリズムに富んだ選択
・短期と長期の目標を効果的に対立させ、やりがいのあるプレーを生み出す

『Frostpunk』は、サバイバル都市建設ゲームの最高峰だ。一貫性やテーマが生み出す強力なナラティブの一本線は、不安定な時代に人間性を維持することの困難さとプレーヤーの行動を結び付けている。常に希望の火を絶やさずに済むほどの力(や知恵)があるとは限らないのだ。

9.0/10 Game Space
良い点:
・深みのある選択
・隅々に染み渡る冷気
・高いリプレー性
悪い点:
・マズい選択からの回復が困難

『Frostpunk』は、ソーシャル・シミュ、都市管理、サバイバル・ゲームの珍しいブレンドで、ほぼ全てが成功している。ミスを挽回するのがもう少し楽ならと思ったこともあったが、自らの選択の結果を背負い、失敗したら再び挑戦すること、それがこのゲームの肝なのだ。失敗するたびに罪悪感を感じるし、私を頼ってくれた人たちは失望し、恐らく命も落とすだろう。そうした感情、デジタル・キャラクターに対する真の責任感など、『Frostpunk』は私がプレーした都市管理ゲームとしては最高峰であり、今後も末永くプレーすることになるだろう。

9.0/10 IGN
身に染み入るほどの荒涼さにもかかわらず、『Frostpunk』は魅惑的な体験だ。ゲームプレーはユニークかつ多彩で、都市建設ゲームとサバイバル・ゲームの最高の要素を用いつつ、探索を織り交ぜている。引き込まれる物語は、プレーヤーの選択によって様々な展開を見せる。それらを支える素晴らしいアート・スタイルとグラフィック・デザインのお陰で、凍り付いた荒野が予想以上に魅力的に映るのである。しかし、『Frostpunk』で最も独創的なのは本作が提示する倫理的ジレンマであり、プレーヤーは自らの人間性を犠牲にすることなく、個人のニーズと街全体の存続のバランスを取ることを強いられるのである。
4.5/5.0 Twinfinite
良い点:
・他の都市建設ゲームとの違いを生み出す素晴らしい雰囲気と設定
・プレーヤーを飽きさせない革新的な追加要素とメカニック
・決断ごとのリスク/リワードの絶妙なバランス
・メイン・シナリオのクリア後も遊べるボリューム
悪い点:
・ノーマル難易度の険しい難易度曲線
・都市建設に慣れていないプレーヤーの手に余るかも

『Frostpunk』は洗練された都市建設ゲームで、ジャンルのコア・メカニックに意義深い革新を盛り込んでいる。序盤の険しい学習曲線にもかかわらず、あらゆる面でプレーヤーを魅了することに成功しており、倫理的に矛盾する試練によって過酷な状況に追い込まれた時のアドレナリン・ラッシュも決して忘れていない。

89/100 PC Gamer
『Frostpunk』は、ストレスが溜まり、スタイリッシュで、中毒性のあるサバイバル管理ゲームで、極めて困難な選択が満載だ。
8.75/10 Game Informer
コンセプト: 人類最後の砦を率い、迫り来る氷河期を生き抜く
グラフィック: 凍り付いた町にズームすると、ディテールへの驚くほどのこだわりが露わとなる。空虚なアート・スタイルが暗い見通しとマッチ
サウンド: 目の前の苦境を嘆いていると、世界最小のヴァイオリン協奏曲が流れる
プレー性: システムは十分理解し易いが、序盤のチュートリアルは建物同士の連動性をもう少しうまく説明できたはず
エンターテイメント性: のどかでハッピーな結果を求めるならプレーすべきではない。荒れ果てた状況を生き残るために困難な決断を下す荒涼としたゲームだ
リプレー性: 控えめ

重要な決断に思い悩まされるインタラクティブ体験というのは、実に珍しい。『Frostpunk』はこれを何度も成功させており、コンセンサスを得ずに命令を強制した時は気分が悪くなるほどだ。極限状況では極端な手段が求められるものであり、私にできるのは、私の頑固なアプローチが踏みにじった人たちからの許しを請うことだけなのだ。

8.5/10 GameCrate
グラフィック 9.0: 多種多様な吹雪のエフェクトから生存者たちの足跡など、グラフィックの細部へのこだわりが素晴らしい。寒波後の二酸化炭素まで描写する
サウンド 8.0: 泣けるバイオリンや唸るベースに満ちたもの悲しいサウンドトラックが素晴らしい。唯一の不満は、バラエティが少ないこと。同じ楽曲を何時間も聞かされる羽目になるのは鬱陶しい
ゲームプレー 9.0: 熱管理から円形のグリッドまで、『Frostpunk』のユニークな舞台設定が他のシミュにはないユニークなメカニックをふんだんに盛り込むことを可能にしている
リプレー性 8.0: シナリオは残念ながら短いが、今後追加されることを願う

『Frostpunk』は、ここ数十年で最高のシミュの一つだ。都市管理という古いジャンルの荒涼とした気の滅入る解釈を望むなら、本作が最適だ。

8.5/10 CGMagazine
『Frostpunk』は、困難な選択、独創的な世界観、魅力的なゲームプレーが光る、容赦ない都市建設ゲームだ。
8.0/10 PCGamesN
11 Bit Studiosがプレーヤーに冷酷さを強いるのはこれが初めてではなく、前作『This War Of Mine』では世界を生存者とそれ以外に分断した。ただ物資を所有しているだけの罪もない人々から奪わないと、生きていけなくなるのだ。いかなる犠牲も辞さないサバイバルという『Frostpunk』の狙いも同様。町の中心にある煙くゆらすヒーターのように、人生とは泥まみれなものだ。
8.0/10 Cubed3
『Frostpunk』は完璧ではないが、独特の魅力が売りなので、それは問題ではないのだ。世紀末後の凍て付く世界にプレーヤーを誘い、街をデザインする以上のことをさせてくれる。失敗を心から恐れ、小さな勝利を手にするたびに喜びを噛みしめることができる。サバイバル・ストラテジー・ゲームの最高峰だ。
78/100 COGconnected
良い点:
・素晴らしいプレゼンテーション
・複雑な道徳的選択
・プレッシャーのかかる毎日の予定
・パワフルなナラティブ
悪い点:
・常に食糧不足
・チュートリアル不足

『Frostpunk』は手加減をしないストラテジー・ゲームで、住民たちを幸せにし、健康を維持し、そして何よりも生き延びさせるため、徐々に困難さを増していく決断を迫られるのである。どこか奇妙なハンティング・メカニックにもかかわらず、『Frostpunk』は物資取集の過程に用意された複数の決断によって、自分がどんな指導者になるのか、どんな集落にしたいのか決めていくことになる。終わりが見えないように感じるかもしれないし、生存者にもハッピー・エンディングが待っているようには思えないかもしれないが、素晴らしいプレゼンテーションと妥協のない態度によって、『Frostpunk』はお手本となるべきゲームとなっており、ルートが無数に存在することもあり、辛い仕事も苦痛に感じない人にとっては特にリプレー性は無限だ。