2018年06月05日(火)15時47分

『Vampyr』海外レビュー

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『Vampyr』の海外レビューです。

  • ジャンル:アクションRPG
  • 機種:PS4/Xbox One/PC
  • 開発:DONTNOD Entertainment
  • 販売:Focus Home Interactive
88/100 COGconnected
良い点:
・最高のナラティブ
・驚異的な成長システム
・楽しい戦闘
・ゴージャスな舞台設定
悪い点:
・細かなパフォーマンス上の不具合
・変わり映えしないサイド・ミッション
・ファスト・トラベルの不在は苦痛

ファンの予想しない作品で成功を収めるスタジオを目に出来るのは嬉しいものだが、Dontnodは『Vampyr』で正にそれを成し遂げている。血に飢えたバンパイアとしてロンドンを徘徊すると聞いて魅力を感じたり、堅実なアクションRPGを求めるなら、この傑作に食いつこう。

8.5/10 DualShockers
『Vampyr』は最高の体験だ。楽しい物語には最後まで興味を惹かれるし、洗練されたシンプルなゲームプレーは更にプレーヤーを魅了する。バグやテクスチャの不具合に苦しめられているものの、素晴らしいゲームであることに変わりはなく、予想外のヒットとすら呼べるかもしれない。恒例の夏の干ばつ期に長時間没頭できるゲームを探しているなら、本作が最適かもしれない。
85/100 GamingTrend
良い点:
・プレーヤーの決断が意味を持つ、魅力的な物語
・声優の一流の演技
・ユニークなXPシステム
・美しく恐ろしいサウンドトラック
・周回プレー推奨
悪い点:
・悪用できてしまう戦闘エリアの境界線
・長いロード時間
・Havokエンジンのバグ

『Vampyr』は、選択に意味を持たせることで公約を果たしている。全ての決断が、往々にしてはるか未来の目に見えない方向に広がるであろうことを暗示している。戦闘やロード時間に欠点を抱えているものの、魅力的な物語と設定が『Vampyr』を際立たせている。

4.0/5.0 Trusted Reviews
良い点:
・素晴らしいサウンドトラック
・会話の選択ではなくプレーヤーの行動で顛末が左右する魅力的な物語
・全く違うルートの余地
・美しい
悪い点:
・テクスチャのポップインとフレームレートの低下
・退屈なフォーミュラをなぞる一部のクエスト
・面白味のない戦闘

『Vampyr』は『Life Is Strange』に次ぐ新作としては期待外れかもしれないが、それでも十分に楽しめる――あくまで残忍な内容が許す範囲でだが――ゲームだ。現代アクションRPGのテンプレートを過度になぞっているが、疾病管理と殺人によってプレーヤーが地区の運命を左右できるというのは、プロットを先に進めるための白黒明白な選択が用意された他のゲームよりも興味深い。手堅いゲームを昇華する優れたアイデアだが、『Witcher 3』後の世界でぽっかりと空いた穴を埋めるゲームを探しているなら、『Vampyr』はチェックする価値があるだろう。

4.0/5.0 Hardcore Gamer
矛盾するジャンルの妥協点を見つけるのはかなりの労力を要するが、DontnodはアドベンチャーとアクションRPGの要素を見事に融合させ、楽しく控えめなまとまりのある作品に仕上げている。技術的不具合と、芸術面での疑問の残る選択のせいで傑作には及んでいないものの、独立した瞬間の詰め合わせとディテールへのこだわりが、疫病が蔓延するロンドンを舞台にした恐ろしい旅路を充実した体験にしている。結局のところ、『Vampyr』は、手に汗握る不確実性と困難な選択の巧みに調整された連続であり、そこに世界観構築のダイナミックなスポットと、プレースタイルを問わない成長の機会が散りばめられている。しかし、選択をベースにした倫理的曖昧さが最も響き渡っている――皮肉にも、喜びはやはり決断の行方にあるのだ。キャラクターたちは多種多様で、サウンドトラックは見事に組み込まれており、一部タスクは不要な水増し作業に感じられるものの、時間と労力を投資することを厭わない我慢強い人間にとって、『Vampyr』はDontnodの作風であるゲームプレーとナラティブの融合における、文句なくやりがいのある驚異的な偉業だ。
7.0/10 GameSpot
良い点:
・魅惑的なキャラクター描写とストーリーテリング
・世界とゲームプレーに実感できる明白なインパクトを残す選択
・ダークではあるが美しいロンドン描写
・適切なトーンで魅了する声優の演技
悪い点:
・途方もなく長いロード時間
・理不尽な攻撃を加えてくる敵
・終盤失速するナラティブ

その地域に責任を持つ市民となり、今夜の食事を探すことがメインとはいえ、市民が身近に感じられるオープンワールドRPG体験というのは極めて珍しい。『Vampyr』は確かに技術的には雑ではあるものの、ナラティブが成功しているお陰で、インパクトに満ちた価値ある体験となっている。

7.0/10 God is a Geek
良い点:
・楽しい捜査
・持続性を感じる選択
・最高の雰囲気
悪い点:
・退屈な戦闘
・特に綺麗ではない
・あまり意味を成さない基本アイデア

そこそこの戦闘といくつかの細かな欠点に足を引っ張られた、ゾッとさせられるアドベンチャー。

7.0/10 IGN
『Vampyr』はジワジワくるRPGで、丁寧に作り込まれた陰鬱なロンドンを舞台にした科学と超自然の魅力的なブレンドを、時間をかけて盛り上げていく。エンジンがかかりだすと、市民を取り込んでパワーを増していくメカニックが持つポテンシャルを垣間見ることができる。しかし、『Vampyr』はこのアイデアを突き詰めておらず、比較的シンプルな戦闘に勝つためには犠牲にしなければならないように感じてしまうのだ。物語は魅力的にもかかわらず、技術的不具合に楽しさを吸い取られ、歯抜けで脆弱に感じられる。
3.5/5.0 Games Radar+
良い点:
・興味深い倫理的試練
・練られたキャラクターたち
・ムード満点のビクトリア朝ロンドン
悪い点:
・正確性に欠ける戦闘
・小さな決断で大きな過ちを犯し易い
・説明不足な箇所がある

ホラーであると同時に探偵物でもある『Vampyr』は、周辺の人々に興味を持つことに報いてくれるし、白黒が明確でない選択肢によって、プレーヤーの倫理基準を試してくる。

私が『Vampyr』をクリアした時は、バッド・エンドだった。どうやら、重要なキャラクターを裏切ったようなのだが、どこで裏切ったのかが分からない。唯一思い付くのは、私が市民を殺したことにこのキャラクターが腹を立てていたことで、グッド・エンドを達成するには市民を一切殺さずにプレーすることくらいだ。グッド・エンドに到達するためにもう1周プレーすることも考えたが、すぐにプレーしないことに決めた。かなり良く出来たゲームではあるし、プレーして良かったと思っている。市民を殺すか生かすかというコア・メカニックはクールだし、伝承は興味深く、難易度は高いがゲームプレーも非常に楽しい。しかし、平和主義者プレーの難易度の高さに魅力を感じないことを除いても、2周目をしない理由が複数ある。グリッチと荒削りさが足枷となっており、ロード時間は我慢の限界。ゲームプレーには楽しさもあるが、極めて苦痛にもなりえる。2周目を30時間かけてハッピー・エンディングに導くほど、キャラクターたちの好感度も高くはない。『Vampyr』は極めて野心的で、クールかつ興味深いアイデアが盛り沢山だが、少しずれている。
6.0/10 TheSixthAxis
良い点:
・危機に陥ったロンドンを喚起する作り込まれた世界
・バンパイアとプレーヤーの両方を誘惑する市民システム
・使うのが楽しい戦闘時のパワー
悪い点:
・戦闘以外でのパワーの使用にムラがある
・キャラクターの使い捨てが激しい物語
・退屈な会話
・変わり映えしないサイド・ミッション

20世紀初頭という舞台設定と同様に、『Vampyr』は過去のアクションRPGへのオマージュに感じられる。ジャンルが進化したこの時代に、『Vampyr』は過去の発想に固執しており、物語にもそれを超えた魅力はない。世界自体は語られるべき物語で満載で、Dontnodは世界観を見事に構築しているが、『Vampyr』は悪いゲームではないものの、ポテンシャルを活かした傑作でもない。

6.0/10 Destructoid
物語は少々物足りないし、戦闘はとにかくぎこちないが、『Vampyr』は吸血の楽しみを求める向きには充実したアドベンチャーとなっている。それに、吸血鬼気分を存分に堪能させてくれるのだ。残念ながら、頻繁な技術的不具合が楽しさの邪魔をしており、ドライで命が感じられないデジタル世界となっている。
3.0/5.0 USgamer
『Vampyr』は残念ながら、序盤数時間で強固な土台を築いた後でつまずいている。ロンドンという都市は緊迫感に満ちているし、市民たちは独創性に溢れている。しかし、『Vampyr』はそうしたキャラクターたちを犠牲にし、ロンドンの暗闇に潜む恐怖に立ち向かう希望を持つだけのために、ゲームの重要な要素を切り捨ててしまう。
5.0/10 App Trigger
『Vampyr』には興味深いキャラクターたちと、二転三転する充実した倫理的物語があるが、技術的不具合や退屈な戦闘、移動が苦痛な都市が著しい負担になっている。
『Vampyr』は戦闘、会話、ナラティブ上の選択をしっかり理解しているが、あくまで平凡なところに落ち着いており、技術的には大失敗だ。世界の美しさが最大の魅力だが、その中身は印象に残らない平凡な物語でしかない。