2018年07月14日(土)15時02分

『OCTOPATH TRAVELER』海外レビュー

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『OCTOPATH TRAVELER』の海外レビューです。

  • ジャンル:RPG
  • 機種:Switch
  • 開発:アクワイア
  • 販売: スクウェア・エニックス
  • 概要:3DCG効果を施したドット絵HD-2Dで描かれた完全新規RPG
9.3/10 IGN

『OCTOPATH TRAVELER』はJRPGの夢が叶ったゲームだ。戦闘システムとアート・スタイルの両方がスーファミ時代に敬意を払いつつ、エキサイティングかつ斬新な進化を見せている。本作は単なる古典の現代風焼き直しではなく、新旧入り混じるチャーミングな包装紙で新鮮なアイデアを包み込んだ、驚異的なオマージュとなっている。8人の主人公の物語がもう少し繋がっていたら嬉しかったが、これから多くのサイド・クエストを模索し、任意のボスと戦い、最後のジョブをアンロックするのが楽しみだ。

良い点:
・美しいビジュアルと音楽
・奥が深くやりがいのあるターン制戦闘
・楽しい探索
・ユニークな小規模短編ナラティブ
悪い点:
・全体をまとめる物語に欠ける
・そこそこの脚本

『OCTOPATH TRAVELER』は、『FINAL FANTASY』よりも『ドラゴンクエスト』や『サガ フロンティア』に近い、特徴的な短編集構造だけに終わらないゲームだ。のどかなメロディ、シンプルだが奥が深い戦闘システム、探索し甲斐のある世界が詰まったエレガントなゲームである。多くが期待したような現代クラシックではないかもしれないが、『OCTOPATH TRAVELER』は緩い物語構造だけが欠点の、素晴らしいRPGだ。

9.0/10 Nintendo Life

『OCTOPATH TRAVELER』はスペシャルなRPGで、過去に目配せしつつ、果敢に未来へと歩を進めている。Switch最高のRPGだと断言してしまおう。全ての要素が完璧に結びつき、止め時が見つからない没入感の高い体験に仕上がっている。『OCTOPATH TRAVELER』はRPGのファンと新参者の両方におススメできるゲームで、取っ付き易さと奥深さを両立し、膨大なコンテンツで新旧ファンを満足させることに成功している。古典に影響されたゲームプレー、オーケストラ・サウンドトラック、ユニークなストーリーテリングなど、絶対に素通してはいけないゲームとなっている。

4.5/5.0 Twinfinite

良い点:
・ピクセル・アート・スタイルに斬新なヒネリを加えた、素晴らしいHD 2Dのプレゼンテーション
・それぞれに優れた成長譚が用意された8人を主人公にした8つの物語(出来にムラはあるが)
・ブースト・システムが戦略性を加味する新鮮なターン制戦闘
・バトルジョブが増幅するパーティ構成の可能性
・NPCや伝承を掘り下げる任意クエストで満載の作り込まれた世界
・一流のサウンドトラック
悪い点:
・非常に限定的なキャラクター同士のやり取り
・仲間集めに足を引っ張られるナラティブ構造
・理不尽に感じられる一部の終盤のボス

『OCTOPATH TRAVELER』は、JRPGに対する期待に反して、より個人的な物語のコレクションとなっている。何よりも、キャラクターたちの出会いが摂理ではなく偶然に感じられるし、このゲームは悲しみ、友情、冒険、贖罪についての身近な物語を語ることに尽力しているのだ。世界を救うことはできないかもしれないが、困っている人を助けながらオルステラの深い歴史を知っていく過程には喜びがある。『OCTOPATH TRAVELER』は、目的を見事に果たしている。

おススメ Eurogamer

優れたターン制戦闘システム、チャーミングな会話とビジュアルが、往々にして味気ないアンサンブル・キャンペーンを補っている。

8.5/10 God is a Geek

良い点:
・ゴージャスなビジュアルと滑らかなアニメーション
・最上級のサウンドトラック
・素晴らしい戦闘システム
・やることや探索できるロケーションが盛り沢山
悪い点:
・あまりに漠然としたサイド・クエスト
・細かなデザイン上の問題

『OCTOPATH TRAVELER』はJRPG黄金期の傑作のようで、息を呑むビジュアル、レコード発売に値する音楽などなど、私が待ち望んでいた作品である。

8.0/10 GameSpot

良い点:
・息を呑むほど美しいプレゼンテーション
・革新的な戦闘システム
・実験を推奨する巧みな成長
・豊富な高レベルのチャレンジやリワード
悪い点:
・概ね底が浅く単調な8つの短編

推進力のある物語に欠けるとはいえ、『OCTOPATH TRAVELER』はキャラクターの成長と、高レベルのチャレンジやリワードの誘惑に秀でている。新ジョブ、エキサイティングなボス戦、パワフルな装備品がプレーヤーを誘うし、発見の喜びが尽きることはない。一方で、『OCTOPATH TRAVELER』はレトロ風味の最も興味深く効果的なリ・イマジニングとなっている。その断片的なストーリーテリングは好き嫌いが分かれるだろうが、『OCTOPATH TRAVELER』は短所を許容してもプレーすべき価値のあるゲームだ。その長所は無視するには勿体なさすぎるのである。

8.0/10 Shacknews

良い点:
・素晴らしいビジュアル・スタイル
・ほぼ完璧なプレゼンテーション
・凄まじい戦闘の深み
・豊富な隠しエリアやサイド・クエスト
・短時間プレーするのに最適
悪い点:
・退屈で往々にして苦痛な台詞
・稀なフレームレートの低下
・イマイチ安定しない世界横断

あまりに多くのデベロッパーが、人々がJRPGというジャンルに対して持っている懐かしさやマジカルな感覚を再現することに失敗してきた。劣化版レトロ・ゲームや飾り立てたリメイクが数多く発売されてきたが、そのどれもが的を外してきた。ラッキーなことに、『OCTOPATH TRAVELER』は、他の古典風RPGが失敗してきたところで成功を収めており、プレゼンテーションは的確で、戦闘は中毒性があり、パーティ・カスタマイズのポテンシャルは驚異的。台詞やフレームレートでのつまずきも、それ以外が素晴らしいので許せてしまう。気付くと何十時間も経っているタイプの体験であり、Switch独占タイトルのベストに一つに数えられるだろう。

8.0/10 Video Gamer

良い点:
・文句なくゴージャスな見た目とサウンド
・止め時が見つからない奥の深い戦闘システム
・極めて個性的な、多彩で面白い世界
悪い点:
・改善の余地がある一部のデザイン決定
・単調なフィールドコマンド

『OCTOPATH TRAVELER』は奥が深く、面白く、時折際どくて笑える、プレーすべきJRPGだ。

良い点:
・探索からカスタマイズまで、自由度が極めて高い
・最後まで面白さを保つ魅惑的な戦闘システム
・最高のビジュアル・スタイル
悪い点:
・ストーリーテリングと会話が弱い
・質が低い声優の演技
・奇妙なグラフィックのグリッチ

絶妙な新旧のバランスが、魅力と革新的発想、過去への巧みなオマージュに満ち溢れた日本製RPGを生み出している。

7.5/10 Destructoid

『OCTOPATH TRAVELER』は、見届ける価値のある8つの物語を提供するという公約を、しっかりと果している。革新性はないし、中弛みもするが、8つもあるのだから大きな問題ではないだろう。物語をいくつかスキップしても、極上のRPGを存分に堪能できるのだ。

7.0/10 RPG Site

私は『OCTOPATH TRAVELER』を大好きになりたかったが、物語展開の煩雑さが最大の弱点となっている。目立つ弱点だが、同時にこのゲームは日本製RPGフォーミュラの黄金期の最も魅力的な進化の一つとなっており、古典を進化させつつ称えている。『OCTOPATH TRAVELER』が8つの短編のコレクションになっている点は気にならなかったが、パーティ・メンバーにすら一貫性がないせいで、物語が薄っぺらに感じられてしまうのだ。『OCTOPATH TRAVELER』は素晴らしいゲームだが、その柔軟な構造が本作の古典化を阻む超えられないハードルとなっている。