2018年09月01日(土)01時49分

『Donut County』海外レビュー

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『Donut County』の海外レビューです。

  • ジャンル:パズル
  • 機種:PS4/PC/iOS
  • 開発:Ben Esposito
  • 販売:Annapurna Interactive
  • 概要:穴を操作してあらゆる物体を飲み込んでいくインディ・ゲーム

『Donut County』は、特異なユーモア、巧妙なゲームプレーのヒネリ、世界を飲み込むカタルシスのお陰で、シンプルだが手堅いコア・メカニックを超越した並外れた体験となっている。

良い点:
・中毒性のある穏やかなゲームプレー
・美しいビジュアル・スタイル
・深いテーマと共感できるメッセージ
悪い点:
・深さや位置を判断しにくいシンプルなビジュアル
・手応えがない

脳みその試練を求めるなら、本作は期待外れに終わるだろう。スキル曲線は存在しておらず、殆どのパズルは、いくつかの例外を除けば、偶然解けるほどシンプル。しかし、何かを穴に落として大きくなっていく様を初めて目にすると、ハマるはずだ。全てを飲み込み、消費の虚空をどんどん大きくしたい気分にさせるのだ。これはTwitterやReddit中毒の話ではなく、『Donut County』の話である。驚異的で、チャーミングで、シンプルだが、決して浅い穴ではない。この穏やかな破壊には深みがあり、驚くほど爽快でユニークな体験に仕上がっている。

83/100 PC Gamer

『Donut County』は、クアッドコプターが欲しいだけのアライグマについての短くも楽しい物語だ。

83/100 GamesBeat

物語は風変わりで笑わせてくれるし、最後には道徳的なメッセージもある。説教臭さはないが、ここまで大量のゴミを出すべきなのか考えさせられるのだ。もう少しボリュームがあったり、穴に落とす以外にもやることがあったりすれば嬉しかった。しかし、物語は明るいし、ゲームプレーは楽しい。あまり期待し過ぎなければ、丁度良い気晴らしになるはずだ。

8.0/10 DualShockers

『Donut County』は、過剰に複雑にしたり、複数のメカニックやシステムを盛り込まなくとも楽しいビデオゲームを作ることはできるという、チャーミングで王道の好例となっている。本作をどれほど楽しめるかは、穴に物体を落とし続けるという行為にどれくらい満足感を感じられるかにかかってくるが、一旦ハマってしまえば、最高に楽しめるはずだ。価格も安いので、楽しい午後を過ごしたいなら買う価値がある。

4.0/5.0 Games Radar+

良い点:
・Instagramの人気インフルエンサーのように綺麗でピンク
・全てを飲み込むのは満足感がある
・漏れなくフレンチ・ブルドッグが付いてくる
悪い点:
・あまりに早く終わってしまうし、もう一度プレーする理由が何もない
・ボス戦が本当に必要だったのか?

数時間潰すのに最適のゲームだが、更なるボリュームとクリスピー・クリームが一箱欲しくなるはずだ。

4.0/5.0 USgamer

『塊魂』風のゲームというのは一つのジャンルとまでは呼べないかもしれないが、『Donut County』はジャンルにすべきだと訴えかける。ネタ元は明白で、そのビジョンのオモチャっぽさに、共感を呼ぶメッセージで深みを持たせている。ステージ・セレクトから再プレーできるのはスクリプト・シナリオだけだとしても、穴を動かしてローポリの物体を吸い込んでいくというメカニックには決して飽きることがない。『Donut County』はドーナツが食べたくなるだけでなく、地元の家族経営店舗を支えたい気分にさせてくれる。

7.8/10 IGN

非常に短い気晴らしではあるものの、『Donut County』は楽しいゲームだ。個性に満ち溢れており、最高のサウンドトラックとビジュアル・スタイル、そして抗し難いゲームプレーの掴みを備えている。物足りなさもあるが、とりあえずはもう一度プレーするだけで満足しておこう。

7.5/10 Game Informer

コンセプト: 動く穴を操作して全てを地中に吸い込み、Donut Countyを破壊する
グラフィック: あまり動かないとはいえ、簡略化された物体とキャラクターはカラフルかつ心地良い
サウンド: サウンドトラックは落ち着いていて耳に優しい
プレー性: 地面に沿って穴を動かすのは簡単でレスポンスが良い
エンターテイメント性: シンプルかつチャーミングで、奇抜な物語は明るく楽しい
リプレー性: 低め

『Donut County』は短い体験で、僅か2時間程度で終わってしまうが、無駄のない効率的な2時間となっている。私は全てのステージを楽しむことができたが、深みに欠けるため、街を地下に飲み込んでいくというバカな設定を活かし切れていない。より広大なロケーションで穴を使いたかったし、素晴らしい物理演算を活用してより入り組んだパズルを解きたかった。野心は単純だが、『Donut County』はバカで分かり易く楽しい、ユニークな体験を提供してくれる。

7.0/10 Push Square

タイトルの甘いお菓子のように、『Donut County』は甘く満足感があり、終わった後にはもっと食べたくなるはずだ。最高のアイデアを盛り込んだ陽気なアドベンチャーで、穴を動かして物体を落とすというのは驚くほど中毒性があり楽しめる。大作の合間のおやつに最適だが、もっと満腹になる体験を求める人は物足りなさを感じるかもしれない。

6.0/10 GameSpot

良い点:
・穴を大きくしていくのは満足感がある
・チャーミングなビジュアル・スタイルと心地良いサウンドトラック
・特に終盤に顕著な、巧妙で独創的なステージ
悪い点:
・前半を支配する単調さと単純さ
・極めて独創的なアイデアが一瞬で通り過ぎてしまうほど難易度が低い
・出来事に感情移入するのが困難

『Donut County』は楽しいアイデアを盛り込んだ牧歌的なゲームだが、止め時が見つからないようなゲームではない。操作は簡単だし、巧みで面白いので、退屈することなく一度のセッションでクリアすることができた。とはいえ、無意味な破壊を繰り広げるゲームにしてはカタルシスを感じることはないし、陽気で短いせいか、全てが軽く感じられてしまうのである。2周目はおろか、クリアした後に本作のことを考えることはまずないだろう。ドーナツのように甘くて満足感があるが、大きな穴があることも実感するはずだ。

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