2018年11月24日(土)14時30分

『Fallout 76』海外レビュー

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【追記 - 11月24日】最後にEGM、GameSpace、GameSpot、Twinfinite、USgamerのレビューを追加
【追記 - 11月22日】Critical Hit、Game Informer、IGN、Metro GameCentralのレビューを追加
【追記 - 11月20日】Dark Station、Games Radar+、Playstation Universe、Push Square、Trusted Reviews、Video Gamerのレビューを追加

『Fallout 76』の海外レビューです。

マルチプレー・ゲームの性質上、ある程度一般プレーヤーを交えたプレー・セッションを経るまでレビューの掲載を控えているサイトが多いため、掲載され次第順次追加していく予定。

  • ジャンル:RPG
  • 機種:PS4/Xbox One/PC
  • 開発:Bethesda Game Studios
  • 販売:Bethesda Softworks
  • 概要:人気オープンワールドRPG『Fallout』をマルチプレー化した最新作
7.6/10 Hooked Gamers

良い点:
・優れた戦闘
・美しいウェストバージニア
・充実したサイド・クエスト
悪い点:
・テーマパーク感
・取って付けたようなマルチプレーをはじめとする様々な要素
・近年のRPGで最も貧弱なメイン・プロット

『Fallout 76』に対しては複雑な感情が入り混じっている。一番端的に言うと、「万人向けではない」になるだろう。『Fallout 4』のゲームプレーが大好きなら、このゲームも楽しめるはずだ。メイン・プロットを重視する人は、モチベーションが続かないかもしれない。過去作におけるまとまりのある世界が好きだった人は、各エリアが明確に分断されたテーマパーク感に不満を感じるかもしれない。『Fallout 76』は、『Fallout』であって『Fallout』ではないのだ。マルチプレーは話題を独占しているにもかかわらず、大半は全く無意味に感じられてしまう。大抵はただの通りすがりに過ぎず、確かに存在するものの意味がないのである。楽しいゲームではあるが、将来何度も舞い戻ってしまうような、時代を超越した古典ではない。

7.2/10 GameSpace

良い点:
・広大なマップ
・最高の新要素、マルチプレー
・素晴らしい環境アート
悪い点:
・不安定なサーバー
・バグ、バグ、バグ
・武器や防具の修理が苦痛で面白くない
・プッシュ・トゥ・トーク未対応は大きな見落とし

『Fallout 76』は、長期に亘るベータ期間を設けるべきだった。そうすれば、バグやスタッシュ容量、プッシュ・トゥ・トークといった無数の細かな問題点は、60ドルで売ってから修正する前に指摘されたはずだ。そうした失敗にもかかわらず、一人でも友達と一緒でも大いに楽しめるゲームとなっている。マルチプレーは『Fallout』フランチャイズにとって素晴らしい新要素だし、ウェストバージニアはユニークかつゴージャスで、探索するのがとても楽しい。賞を取るようなゲームではないかもしれないが、『Fallout 4』を楽しんだ人なら、『Fallout 76』でも同じ楽しみを見出すことができるはずだ。

『Fallout 76』は最高に楽しいゲームだ。私にとって、これまでで一番気に入った『Fallout』となった。『Fallout 76』にはそれなりに問題点もあるが、だからといってプレーできなくなるほどではない。『Fallout 76』は決して万人向けではないものの、腰を据えてプレーすれば必ず楽しめるはずだ。

3.5/5.0 Trusted Reviews

良い点:
・巨大なマップ
・最高の作成ダイナミクス
・豊富なクエストとロケーション
悪い点:
・一人だと非常に退屈
・人間のプレーヤーが少ない

『Fallout 76』は、細かな欠点の数々に足を引っ張られた最高のアイデアだ。

6.0/10 Game Informer

コンセプト: 友達を集め、ミュータントや技術的不具合が盛り沢山の荒野を探索
グラフィック: ウェストバージニアの丘陵地帯は遠くから見ると美しいが、近寄ると輝きが失われてしまう。平凡なライティングとテクスチャはエンジンの古臭さを感じさせるし、敵の動きはバグっており、戦闘が読みにくい
サウンド: シリーズ最高のサウンドトラック。古典楽曲から恐ろしいオーケストラ・スコアまで、音楽のお陰で戦闘の緊迫感が増し、探索もより楽しくなる。敵と環境音も良く出来ており、付近の状況を伝えてくれる
プレー性: 操作性はちゃんと機能している。時間は止まらないものの、VATSは相変わらず頼れる存在だ。空腹とのどの渇きを癒すのは苦痛
エンターテイメント性: 意図通り機能している時は没頭してしまう出来だが、そうした瞬間はグリッチやクラッシュといった技術的不具合に邪魔されることが多い
リプレー性: 控えめ

今後を考える前に、Bethesdaはまずコア・ゲームを安定させる必要があるだろう。探索という意味では概ね楽しめるゲームなのだが、サーバーの頻繁なクラッシュやフリーズ、技術的不具合は受け入れ難い。楽しい『Fallout』体験の土台は存在しているものの、プレーするにつれ目の前で崩壊してしまう。このゲームは明らかに本番に間に合っていない。

6.0/10 Softpedia

良い点:
・盛り沢山の広大な世界
・最高のレトロ風ビジュアル・デザイン
・友達と遊べば楽しい協力アクティビティ
悪い点:
・オーディオ・テープに依存した物語
・シューティングが鈍く、刷新されたVATSは違和感がある
・バランスの悪い対戦
・マルチプレーのせいで村のある成長

広大な世界で友達とサバイバルをするのは人気があるので、『Fallout 76』の設定は机上では理にかなっているかもしれないが、実際の出来栄えは傑作には程遠い。オープンワールドはプレーヤーが少なく過疎化しているし、物語には魅力がなく、マルチプレーは協力も対戦もぎこちない。

更なる時間と改善されたゲームプレー・デザインがあれば、より優れた体験になっていたかもしれない。残念ながら、現時点では最高の世界の無駄使いに感じられ、僅かなプレーヤーだけが僅かなシナリオを楽しめる程度。Bethesdaは、『The Elder Scrolls Online』で事態を好転させることができると証明したが、『Fallout 76』をおススメできるようにするには、大改革が必要かもしれない。

6.0/10 EGM

『Fallout 76』が抱える問題の多くはいずれ修正されるであろうだけに、惨状が残念で仕方ない。ポテンシャルは明白だが、方向性が定まっていないせいで、違和感のある破綻したゲームになってしまった。

3.0/5.0 Dark Station

『Fallout 76』は混乱した体験で、中途半端なアイデアや間違った前提が、ソロでもグループでも同等に楽しめる巧妙なゲームプレー・メカニックと衝突している。私は本作のことを心の底から大好きになりたかったのだが、現時点ではそれも難しい。とはいえ、どれだけ困難な道のりになろうとも、私は自キャラを末永く育てていきたいと思っている。

5.6/10 Xbox Tavern

良い点:
・出来栄えは良くなくとも、優れたコンセプト
・分かりやすいメカニックを備えた悪くないゲームプレー
・コンテンツ満載の広大な世界
悪い点:
・酷く不安定なフレームレート
・気付かずにはいられないバグの数々
・ミッションがバラエティ不足で退屈

『Fallout 76』は、数多くの技術的不具合の山にポテンシャルが埋もれてしまったという意味で、『Ark: Survival Evolved』に似ている。心臓部は決して悪いゲームではないし、実際この手のゲームプレー・サイクルが好きな人なら、大いに楽しめるはずだ。現時点では、酷いフレームレート、数え切れないほどのバグ、レンダリングの遅れ、雑なデザイン決定がその楽しさを邪魔しまくっているのが残念である。

5.0/10 IGN

あらゆることに手を出して、『Fallout 76』はその全てに失敗している。マルチプレーを念頭に置いているせいで、シリーズの良さであるクエストの道徳的決断が失われており、残されたのは相性が悪く矛盾したシステム・デザインのバグ満載の惨状だけ。満足感のある英雄譚というよりも雑用にしか感じない、腹立たしいエンドゲームはその象徴である。明確な方向性を見失ったせいか、『Fallout 76』は的外れな出来に終わっている。

2.5/5.0 Games Radar+

良い点:
・魅力的な新種の敵
・アパラチアの素晴らしいバックストーリー
・世紀末の可能性を押し広げる新地区
悪い点:
・無数の技術的不具合
・時代遅れのエンジン
・露骨なまでにお使いな殆どのクエスト
・数少ないロボットNPCに感情的な重みがない

『Fallout 76』でもシリーズのトレードマークであるSF的輝きが垣間見えることもあるが、それも極めて稀である。

『Fallout 76』は、ゲーム史上最も巨大で愛されているフランチャイズを用いた大胆な実験だ。残念ながら、今のところその実験は失敗に終わっているように見える。バグやグリッチだらけだが、更にタチが悪いのは、デザインの中核が意図通り機能していないように見えることだ。マルチプレーを機能させるためにあらゆる面で妥協を強いられているが、悲しいかな代償が恩恵に勝ってしまっている。やり込む手助けをしてくれる熱心なプレーヤーのグループと一緒にプレーすれば、ユニークかつ楽しいゲームになるだろう。だが大半のプレーヤーは、より面白い要素が花咲く前に見限ってしまうはずだ。

2.5/5.0 Twinfinite

ウェストバージニアは、人里離れたところに隠された面白いものや改善の余地が満載の、危険な荒野だ。だが現時点では、シリーズの熱心なファン以外におススメすることは難しい。

4.0/10 GameSpot

良い点:
・アパラチアの多彩な風景は探索が楽しい
悪い点:
・NPCがいないため、没入することが困難
・マルチプレーに顕著な、クエスト中の気持ちの乖離
・戦闘状況の多くに適していない戦闘メカニック
・深刻な技術的不具合だらけ

Bethesdaは長期に亘って本作をサポートすると明言しているが、発売時点の『Fallout 76』は出来が悪い。このシリーズらしさは存在しているものの、見た目、可愛らしいVault Boyのアニメーション、お馴染みのラジオ局の向こう側には心が感じられず、何度も何度も核で吹き飛ばされるだけのどうでもいい荒野しか存在していない。

4.0/10 Video Gamer

良い点:
・美しい世界と皮肉なことに悲しい物語
悪い点:
・ガッカリなリアルタイムV.A.T.S.
・頻繁なバグと不安定なパフォーマンス
・NPCがいないため、世界が空っぽに感じられる

『Fallout 76』は、自らの野心に押し潰されてしまったゲームだ。オンライン・フィーチャーが、傑作『Fallout』のポテンシャルを妨げている。

4.0/10 Critical Hit

『Fallout 76』の退屈なクエストと生気のない物語は、古臭い戦闘と取るに足らない作成要素に依存し過ぎている。限定的なプレーヤーの干渉、技術面の雑な仕上がりといった欠点が多すぎる、マルチプレーの実験である。友達と『Fallout』がプレーできるというのは悪くない発想だが、『Fallout 76』では実現していない。

2.0/5.0 USgamer

『Fallout 76』は最高の『Fallout』ゲームでないばかりか、オンライン・サバイバル体験としても最高とは言い難く、極めて凡庸だ。強力なナラティブやキャラクター付けがないため、残るのは改善されていない戦闘だけ。サバイバル・ゲームとしては光る箇所が少なく、インベントリーも窮屈で、収集と作成は限定的だ。ソーシャル体験を目指すには、基本的なオンライン・オプションやフィーチャーが欠落している。『Fallout 76』はいずれ傑作に成長するかもしれないが、現時点での体験はそのポテンシャルを反映していない。

良い点:
・シリーズで最も広大で面白いゲーム世界
・運良く適切なアングルを発見できれば、かなり美麗に見えることも
悪い点:
・退屈で単調なゲームプレー
・苦痛なクエスト、酷い戦闘、バグだらけの拠点建築
・NPCがいないせいで物語が台無しに
・ゲーム史に残るバグの多さ

技術的不具合は将来的に修正される可能性があるが、デザイン上の欠陥や、自らのポテンシャルを無視しているところを見ると、本作は決定的に破綻していると思わされる。

3.0/10 TheSixthAxis

良い点:
・広大な世界
・豊富な収集要素
・友達と一緒
悪い点:
・バグ
・退屈なクエスト・デザイン
・退屈な戦闘
・更なるバグ

発表された時、『Fallout 76』は盛り沢山のゲームになるはずだった。マルチプレーに対応し、シリーズ最大の世界を備えた楽しいゲームになるはずだった。問題はそれらが全く機能していないことであり、世界は広大過ぎて空っぽだし、クエスト・デザインは最高につまらない。楽しくプレーする唯一の方法が、友達と一緒に本作を馬鹿にしながらプレーすることだけなのだから、ゲームで最も大切な楽しさを提供できていないのだ。世紀末世界で友達とダベりたいなら、パブにでも行ってニュースを見るといいだろう。

3.0/10 Push Square

『Fallout 76』は、マルチプレーのサバイバル市場で小銭稼ぎしようという雑極まりない試みだ。友達と『Fallout』をプレーするというのは机上では魅力的なコンセプトだが、Bethesdaは想像以上にやらかしている。全てのオンライン要素が中途半端で雑だが、シングルプレー体験としても、『Fallout 76』は古臭いデザインや凄まじく貧弱な世界観構築のせいで面白味がない。『Fallout 4』のゲームプレー・サイクルが大好きで、友達と共有したいなら、それなりの楽しさを見出せるかもしれないが、だとしてもBethesdaが許しがたい技術的不具合を修正するまで待った方が良いだろう。『Fallout 76』はBethesdaにとって、容易に落とせない汚点になるだろう。