2018年10月06日(土)16時31分

『魔界戦記ディスガイア Refine』海外レビュー

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この10月に海外で発売された『魔界戦記ディスガイア Refine』の海外レビューです。

  • ジャンル:RPG
  • 機種:PS4/Switch
  • 開発:日本一ソフトウェア
  • 販売:日本一ソフトウェア
  • 概要:2003年の初代『魔界戦記ディスガイア』を現行機向けにリマスター

『ディスガイア』シリーズは、近作をプレーするためには初代経験必須と言えるほど繋がりが強いわけではない。しかし、『ディスガイア』シリーズの中でも、タクティカルJPRGや複雑なJRPGのシステムに馴染みのない人が圧倒されるようなことはないだろう。ゆえに、このリマスターはこのシリーズに興味がある人にとって最高の入門編となっており、日本一の看板フランチャイズの歴史や遺産に興味があるなら、大いに楽しめるはずだ。

良い点:
・初代『ディスガイア』を完全版
・比較的手付かずで、純粋に感じられる
・最高な現代ビジュアルとUI
悪い点:
・比較的手付かずで、祝賀感が薄い
・新たなフィーチャーや続編の追加要素などがない
・Tsunami BombとPS2時代に取り残された声優の演技

『魔界戦記ディスガイア Refine』は、スピーディでタクティカルなゲームプレー、類似ゲームをはるかに凌駕する山ほどの作業、そして内なる皮肉屋を満足させる奇抜でひねくれたユーモアを存分に堪能できるゲームである。アニメがオタク文化の隅々まで浸透した今となってはそれほどでもないが、本作は奇抜さがクールと見なされ始めた頃、『ペルソナ』が誰も知らないみすぼらしいPS1ゲームだった頃の歴史なのだ。『魔界戦記ディスガイア Refine』はそうした遺産、日本一を有名にしたゲームを祝福している。『ディスガイア』に慣れ親しんできた私が本作に度肝を抜かれることはないものの、新参者のために本作が存在しているという事実は実に嬉しい。

8.0/10 Push Square

タクティカルRPGの複雑さが好きではない人は、『魔界戦記ディスガイア Refine』を気に入ることはないだろう。このジャンルの定番要素を全て備え、そこに新たな要素を追加することで、タクティカルRPGのベテラン向けのゲームとなっており、興味を持った初心者の手には余るかもしれない。とはいえ、それでも興味があるなら躊躇すべきではない。少し我慢すれば、長年のファンを喜ばせるエキサイティングな新フィーチャーを備え、ナラティブとゲームプレーが突出した古典の立派なリメイクを堪能できるはずだ。

8.0/10 Nintendo Life

『魔界戦記ディスガイア Refine』は、複雑なシステムにコメディをミックスさせることで、真面目ぶったストラテジー・ゲームを笑い飛ばしている。ぎくしゃくしたテクスチャや柔軟性を欠くカメラを許せるなら、このリマスターはシリーズ初心者にとって最高の入門編になるはずだ。長年に及ぶ洗練や追加要素に慣れ親しんできた古くからのファンには辛いかもしれないが、細かな不備を補うだけの魅力が本作にはある。このカルト・クラシックがここまで美しかったことはないし、Switch版はとても手軽にプレーできる。

7.0/10 Cubed3

そのゲーム性のせいか、優れたストラテジーRPGは古臭くならないもので、15年後にビジュアルが改善された『魔界戦記ディスガイア』にもそれは当てはまる。陳腐な物語と荒唐無稽なキャラクターたちは最後まで笑わせてくれるが、献身、実験、作業、そして他からの助けなしでは、最後までプレーするのが辛いゲームになるかもしれない。派手に誇張された動作と様々なオプションやコンテンツまで、最後まで付き合う理由には事欠かない。クラッシュする深刻なバグやいくつかの不満点を除けば、携帯できる『魔界戦記ディスガイア』は正にSwitch向けである。

3.5/5.0 Twinfinite

良い点:
・ゲームに新たな命を吹き込むアップグレードされたグラフィックとアニメーション
・戦略的でド派手なアクションを維持
・自分のプレー・スタイルに合わせたユニットとチームを築ける自由度
・初代のベスト・バージョン
悪い点:
・いくつかの古臭いメカニックとオプション
・万人向けではない作業感

好み次第だが、『魔界戦記ディスガイア Refine』はチーム編成やレベル上げ作業を存分に堪能させてくれる。ゴージャスなグラフィック、アップデートされたアニメーションによって、本作は初代の完全版となっている。近作の追加要素は不在ではあるものの、熱心な『ディスガイア』ファンならこの古典のリマスター版を大いに楽しめるはずだ。

3.5/5.0 Hardcore Gamer

『魔界戦記ディスガイア Refine』は、我々の記憶の中に封印しておくべきだったかもしれない古典ストラテジーRPGのリマスターとなっている。少なくとも簡略化されてきた戦闘メカニックなどにおいて、過去15年におけるシリーズの進化を実感できる作品だ。残念ながら、どれだけ複雑であろうとも『ディスガイア5』に戻りたくなるほど、『魔界戦記ディスガイア Refine』には単なるペンキの塗り替えではなく本格的なリメイクであって欲しかった。Switchのゲームとしては当然のことながら、コンソール・ゲームでここまでクラッシュの多いゲームは初めてかもしれないし、ビジュアルが手付かずな箇所もある。そうした不満がありつつも、『ディスガイア』は強固なメカニックと楽しいキャラクター陣を備えた最高のゲームだが、このリマスターは初代を懐かしむことが主な魅力となっている。

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