2018年10月09日(火)02時45分

『北斗が如く』海外レビュー

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海外でこの10月に発売された『北斗が如く』の海外レビューです。

  • ジャンル:アクション・アドベンチャー
  • 機種:PS4
  • 開発:龍が如くスタジオ
  • 販売:セガ
  • 概要:『龍が如く』のシステムを用いて漫画『北斗の拳』をゲーム化
8.4/10 Wccftech

良い点:
・際限なき成長とパワー
・80のサブ・ストーリーと充実したミニゲーム
・桐生のヒート・アクションよりはるかに残酷な反応ベースのフィニッシュ
・英語と日本語のフル・ボイス
・気流と真島に匹敵するケンシロウとジャギの関係性(声優も同じだ)
悪い点:
・秘孔アクション後の奥義に依存し過ぎている序盤の戦闘
・初の試みとしては機能しているが、最高ではない乗り物の運転
・『龍が如く』ほど洗練されていない
・神室町からコピペされたNPCと敵
・妙に今風なネタが散りばめられたローカライズ

『北斗が如く』は『龍が如く』の枠組みを用いているものの、神室町では到底無理な成長や発展を実感することができる。荒野の探索から戦闘まで、愛する人を奪い返すケンシロウの旅路は、子供たちを救い、史上最強の指圧師へのパワーアップが求められのだ。

8.0/10 GameSpot

良い点:
・新旧のストーリーラインを巧みに織り交ぜた、魅力的なメロドラマチックなナラティブ
・ケンシロウの格闘スタイルを見事に再現した素晴らしい戦闘システム
・シリーズ自体を笑うことも厭わないぶっ飛んだユーモア
・楽しいアクティビティが満載の狭いが濃密なオープンワールド
悪い点:
・描き込みが足りない古典的キャラクターたち
・古臭いビジュアル
・細かなペース配分のミス

『北斗が如く』は『龍が如く』シリーズのフォーマットを再現しているが、『北斗の拳』に対する溢れんばかりの情熱に満ちている。過去の『北斗の拳』ゲームは、原作の物語やキャラクターの再現にはある程度成功してきたものの、スタイルやトーンを再現するだけでなく、この世界観とキャラクターの可能性を再定義することに成功したゲームは殆どなかった。本作はケンシロウが提示する正義感に満ちたパワー・ファンタジーを見事に再現しており、由緒ある人気キャラクターの新たな側面を掘り下げている。

8.0/10 EGM

東京で覇権を争うヤクザたちの物語が、資源(と誇り)をかけて戦う世紀末戦士の物語の雛型として優れているとは思えないかもしれないが、『北斗が如く』は人気漫画のゲーム化としては最高傑作だ。欠点と無縁ではないものの、ケンシロウに振り払えないものなど存在しないのである。

8.0/10 Push Square

最高にクールな人間気分を味あわせることにおいて、『北斗が如く』は大成功を収めている。構造はほぼ『龍が如く』のままだが、秘孔を突いてコンボで止めを刺す戦闘が大きな違いを生んでいる。次にプレーする日本製ゲームを探しているなら、『北斗が如く』は正に期待通りの出来栄えである。

良い点:
・『北斗の拳』を再現した戦闘
・英語版ですら素晴らしい声優の演技
・『龍が如く』だ!
悪い点:
・『龍が如く』や原作漫画には及ばない脚本
・あまり楽しくないドライビング
・慣れが必要な戦闘

桐生がムキムキになって『マッドマックス』の世界に迷い込んだらと想像したことがあるなら、『北斗が如く』が正にそれだ。一方、『北斗の拳』のファンもケンシロウになって大暴れできるが、古典漫画最高のビデオゲーム版を期待すると、少し失望するかもしれない。物語をそのままゲーム化するのではなく、開発陣は無関係な『龍が如く』の型に『北斗の拳』のテーマやキャラクターを当てはめている。キャラクターや世界観の紹介がぎこちなく、最初は違和感を感じるものの、一旦その強みに重きが置かれ出すと、様々なサイド・アクティビティや爽快な戦闘にのめり込んでしまうはずだ。『北斗の拳』に忠実とまではいかないものの、間違いなく『北斗が如く』ではある。

7.0/10 Game Informer

コンセプト: 達者だが暴力的なケンシロウが行方知らずとなった婚約者を探して世紀末世界を彷徨う
グラフィック: 原作漫画を上手く再現しているが、『北斗の拳』は過去の産物。環境、特にメインのハブ都市以外は物足りない
サウンド: ぶっ飛んだ演技、陳腐なメタル・サウンドトラック、殆どスラップスティックな戦闘時の効果音は楽しい
プレー性: 広大なエリアのドライビングは粗削りだが、徒歩での移動は心地良く、敵が爆発するまで殴りつけるのは笑っちゃうほど満足感がある
エンターテイメント性: 原作の知識がなくとも、興味深い世界と二転三転する物語を提供してくれるが、テンポの悪さと単調な戦闘が足を引っ張っている
リプレー性: 低め

物語運びは遅いし、好き嫌いにかかわらずサイド・ミッションには道草を食わされるが、私は最後まで楽しむことができた。次の展開が気になったし、その過程で悪者をボコボコニするのは楽しかった。欠点もあるし、一本調子な戦闘が足を引っ張っているものの、ケンシロウとは楽しい時間を過ごすことができた。『北斗の拳』フランチャイズは色々な面で色褪せているが、奇妙で暴力的な世界観をここまで上手くビデオゲームに落とし込んだ作品は他に存在しないだろう。

7.0/10 RPG Site

『北斗の拳』ユニバースを舞台にした単体作品として『北斗が如く』が持ちこたえているのは、過去の『北斗の拳』ゲームの出来があまり良くなかったことが主な要因だ。龍が如くスタジオが作り上げたフォーミュラは、『北斗の拳』にハマっている。しかし、既に確立されたシリーズに大きく依存しているため、あくまでスピンオフとしてしか評価できないのである。なんにせよ、この新たなオリジナル・ストーリーラインは長年のファンが楽しめる出来だが、新参者は置いていかれるかもしれない。少年漫画を代表する作品を借りた、ドラマチックな物語を備えた手堅い格闘アクションを探しているなら、『北斗が如く』の購入を検討すべきだろう。

7.0/10 CGMagazine

『北斗が如く』は、土台となる『龍が如く』シリーズには及んでいないものの、目新しさを欲するファンを十分に満足させてくれる。

3.5/5.0 Trusted Reviews

良い点:
・アニメの野心的な再現
・豊富なサイド・コンテンツ
・充実した成長システム
悪い点:
・酷い敵のAI
・違和感のある戦闘
・無意味に感じられる宿星護符システム

『龍が如く』ファンはもちろん、『北斗の拳』狂信者にもアピールする『北斗が如く』は、魅惑的な世紀末世界を舞台にした魅力的な冒険を提供してくれる。なお、セガは武論尊と原哲夫が作り上げたひたすらに暴力的な世界を遠慮なく再現しているので、子供の前では絶対にプレーしないこと。

『北斗の拳』ゲームの戦闘があてにならないのは最適とは言えないものの、それ以外の膨大なコンテンツを台無しにすることはない。ゲーミングにもエクスプロイテーション映画のようなサブ・ジャンルが存在できるとしたら、『北斗が如く』はその好例となっている。

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