2018年10月25日(木)18時03分

『Return Of The Obra Dinn』海外レビュー

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『Return Of The Obra Dinn』の海外レビューです。

  • ジャンル:アドベンチャー
  • 機種:PC
  • 開発:Lucas Pope
  • 販売:3909 LLC
  • 概要:『Papers, Please』で有名なクリエーターLucas Pope最新作
必携 Eurogamer

豊かで細部に凝った実存感を備えた、『Papers, Please』のクリエーターによる複雑で目を見張るパズル・ゲーム。

9.5/10 Destructoid

私は、このゲームのことが頭から離れない。予想もしなかったクレージーな場面を思い出したり、最近になって発見した情報や暗示を思い返したりなど、仕事中にも考えてしまう。他のデベロッパーにも模倣、発展させてもらいたいと思う、知的なゲームなのだ。探偵ゲームではないものの、本作以上に探偵気分を味わえるゲームは存在しない。

9.2/10 IGN

『Return Of The Obra Dinn』は極めてユニークな作品だ。明確なゴールのある捜査パズル・ゲームだが、攻略法は完全に自由で、一切導かれることなくミステリーを解き明かしていく過程にはやりがいがある。粗削りな箇所も散見されるが、死の瞬間の手掛かりを探し出すメカニックは文句なく素晴らしい。『Return Of The Obra Dinn』は私がプレーした探偵ゲームの中でも最高峰の出来であり、同じようなゲームをもっとプレーしてみたいと思う。

9.0/10 GameSpot

良い点:
・見事に繋がった物語とパズル・デザインの素晴らしい相互作用
・巧妙かつ最小限のキャラクター描写が感情移入を促す
・謎めいた雰囲気を盛り上げる息を呑む白黒ビジュアル
悪い点:
・無し

魔法の時計と時間を遡って死者の身元を割り出すメカニックのお陰で、『Return Of The Obra Dinn』は単なる「突出した巧みなパズル・ゲーム」の範疇をはるかに超えている。その喚情的なストーリーテリング手法を通じて、乗組員たちの素性、運命、動機、悲劇に直面した時の反応などと併せ、彼らの死の瞬間を目にすることができる。白黒の線画と切羽詰まった会話の一部しか与えられないにもかかわらず、しっかり集中すれば、ゲームの最後には60人の乗組員ほぼ全員を知り尽くしたように感じられるはずだ。

良い点:
・ほぼ援助はないが手掛かりの発見/活用法は明確な、素晴らしい探偵メカニック
・素晴らしいアート・スタイルと驚きに満ちたプロット
悪い点:
・違和感があり、分かりにくいこともあるメモ
・ピンキリな声優の演技と訛り

手応えとやりがいのあるゲームプレーに、今年最も喚情的なビジュアルを組み合わせた、現代最高の探偵ゲーム。

90/100 PC Gamer

努力なしでは解き明かせない、巧みに構築されたムード満点のミステリー。

4.5/5.0 PC World

『Return of the Obra Dinn』は『Papers Please』ほど感情を揺さぶられることはないが、ユニークな魅力のある素晴らしいパズル・ゲームである。全員の身元を割り出すまでにおよそ6時間を要したが、あと1時間だけプレーするかと思って、気付いたらクリアしてしまっていたのである。

率直に言って、可能ならそれが最善だと考えている。そうすれば、記憶が鮮明な状態で、乗組員たちの心象地図を作ることができるはずだ。

なんにせよ、体験する価値はあるだろう。全てが非常に奇抜な作品であり、オフビートなインディ・ゲームの可能性やその実験性を再認識させてくれる。インディ・シーンが金脈と見なされたせいか、この数年はそうした姿勢が失われていた。たとえ一瞬であっても、山ほどのアイデアが埋もれたままだということを思い出させてくれる『Return Of The Obra Dinn』のようなゲームの登場は本当に嬉しい。

8.75/10 Game Informer

コンセプト: タイムトラベル・デバイスとメモ帳を使い、商船から消えた乗組員たちの行方を探る
グラフィック: モノクロとラインアートにより描かれたビジュアルは実に魅惑的
サウンド: 素晴らしいオーケストラ・サウンドトラックが、もの悲しくも爽快な場面を盛り上げる
プレー性: タイム・トラベルと捜査メカニックは分かり易いが、極めるには時間がかかる
エンターテイメント性: やりがいのある捜査パズルと目を見張るビジュアルがやる価値のあるアドベンチャーを生み出している
リプレー性: 低い

『Return Of The Obra Dinn』に対する唯一の不満は、全体を貫く物語だ。プロットは悪くないし、魅力的なミステリーに感動的な展開が盛り込まれている。しかし、練られたゲームプレーに相応しい結末を用意できておらず、全ての運命を解き明かしたプレーヤーを満足させることができていない。ラッキーなことに、捜査の過程で学べる乗組員それぞれの物語――裏切り、野心、愛――は、不足分を補って余りあるほど魅力的だ。質にばらつきのあるストーリーテリングも、他の強みを貶めるほどではない。『Return Of The Obra Dinn』は超現実的要素を盛り込んだ驚くほどハードコアな捜査ゲームであり、やりがいのあるゲームが好きなら決して見逃すべきではない。

4.0/5.0 Trusted Reviews

良い点:
・充実した探偵物語
・天才気分を味わえる
・特徴的なビジュアル・スタイル
悪い点:
・不安定なペース配分

『Return Of The Obra Dinn』は荒涼とした小品だが、パズル・ファンを没頭させる充実した内容に、Popeの前作『Papers Please』でファンを魅了した事務処理や情報の分類への愛が共通している。

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