2018年11月16日(金)17時43分

『死印』海外レビュー

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海外でこの11月に発売された『死印』の海外レビューです。

  • ジャンル:アドベンチャー
  • 機種:PS4/Xbox One/Switch/Vita
  • 開発:エクスペリエンス
  • 販売:エクスペリエンス
  • 概要:『円卓の生徒』などのRPGで知られるエクスペリエンス初のアドベンチャー・ゲーム

稀なローカライズ上の問題を除けば、『死印』はビデオゲームの文脈の範疇で機能するホラーへの文学的アプローチにおける見事なお手本となっている。ホラー・ストーリーテリングにおける、よりハードかつ知的な側面に取り組んでおり、極めて大人向けの、不穏かつサディスティックですらある一例に仕上がっている。居心地が悪くなるかもしれないが、エクストリームなホラーという意味で、『死印』は唯一無二の雰囲気と魅惑的なミステリーを提供してくれる。

8.5/10 God is a Geek

Switch版『死印』は本作をプレーするのに最適だが、もう少しオマケが多ければ、はるかに優れた作品に慣れただろう。会話や懐中電灯でタッチ画面に対応していないのも残念だ。極めて興味深いスタイルのユニークなホラー・アドベンチャーを探しているなら、本作を買うべきだ。

85/100 RPG Fan

良い点:
・腹立たしい怪物たち
・最高の背景アート
・効果的なサウンド・デザイン
・不気味な雰囲気
・好感の持てるキャラクター陣による充実した物語
悪い点:
・不可解なほど卑猥
・とある重大な誤訳

『死印』は本気で恐ろしい体験だが、場違いなエロ画像に頼りさえしなければ、より強力な出来になっていただろう。

良い点:
・とても不気味
・生か死かという選択シーンが素晴らしい
・インパクトをもたらすためにスタイルを変えることを厭わない驚異的なビジュアル
悪い点:
・少し見せ過ぎなボス戦
・これといった理由もなく放り込まれる合意のない性的映像
・中弛みしがちなピクセル・ハントやフラッグ・ハント

『死印』は、古典的な日本製ビデオゲーム・ホラーだ。実質的な怪談集で、捜査ゲームプレーと、プレーヤーのロジックや注意力を試す生きるか死ぬかの瞬間を盛り込んだ、謎めいたパッケージで包んでいる。単なるビジュアル・ノベルには終わっていないが、奇妙なアイデアの全てが成功しているわけではないし、テーマ性を発見できずにいることもあり、それは女性に牙をむくことに喜びを見出した時に顕著だ。
ホラー作品というのは、往々にしてその辺のバランスを誤ってしまうことがあるものだが、責任をもって扱うべき題材が、ここでは雑に扱われていると感じられる。一方で、『死印』は不可思議な先の読めなさ、迫りくる恐怖、中核プロットに説得力を持たせる切迫感を成功させている。気を付けて近づくべきゲームだが、心を決めて臨むというなら、今年最高峰のホラーの一つであるプレーやデザインを堪能できるはずだ。

8.0/10 EGM

『死印』はぱっと見、浅薄なホラー版日本製ビジュアル・ノベル/アドベンチャーに見えるかもしれないが、気まぐれな霊や呪われた傍観者を掘り下げるほど、美しさと残酷さが混じり合っていく。もっと上手く行かせるアイデアではあるものの、それでも予想以上に引き込まれる突出した体験となっている。

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