2018年12月27日(木)02時53分

『Battle Princess Madelyn』海外レビュー

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『Battle Princess Madelyn』の海外レビューです。

  • ジャンル:アクション
  • 機種:PS4/Xbox One/PC/Switch
  • 開発:Causal Bit Games
  • 販売:Causal Bit Games
  • 概要:開発者Christopher Obritsch氏が娘のMadelynを主人公に作り上げた『大魔界村』風の横スクロール・アクション

良い点:
・素晴らしい音楽とビジュアル
・制限や危険を自由と滑らかさに変貌させるレスポンスの良いゲームプレー
・飼い犬が死んでしまうが、クールな幽霊となってずっと付いて来てくれる
悪い点:
・メトロイドヴァニア要素を加えるがプレーヤーを導くことを忘れてしまったストーリー・モード
・マップがない
・縦スクロール時のカメラのブレ

大胆な野心を形にすることに失敗しているとはいえ、『Battle Princess Madelyn』には良い部分が沢山ある。見た目も音も美しいゲームだし、『大魔界村』らしさを目指しつつもそれほどイライラさせないようになっている。新旧編曲を選べるサウンドトラックは驚異的だし、古典的な物語にオマージュを捧げたストーリー・モードも素晴らしい。オールド・スクールな狂気の陽気で真摯な側面が色濃い悪夢を基にしたおとぎ話であり、マップ無しで探索するのは骨が折れるとはいえ、ゴージャスな舞台設定と隙の無いプラットフォーミング・アクションのお陰で、苦労する価値があると感じる。

『Battle Princess Madelyn』は、魅力の尽きないオールド・スクールへの楽しいオマージュだ。サウンドトラックとグラフィックはどちらも楽しいし、キャラクター・デザインも素晴らしい。多少イライラすることはあるが、楽観的な雰囲気がモチベーションを保たせてくれるのだ。

4.0/5.0 TheXboxHub

良い点:
・素晴らしいレトロ・グラフィックとゲームプレー
・手応えがある
・美しい一流のアニメーション
・磨き上げられたゲームプレー
悪い点:
・マップがあれば嬉しい
・導きのないストーリー・モード

『Battle Princess Madelyn』は、素晴らしい郷愁の旅路だ。プレー感覚は素晴らしく、元ネタへの愛情が詰まっており、難易度のバランスも絶妙。ビジュアルは最高だし、音楽も完璧にフィット、ゲームプレーは隅々まで磨き上げられている。収集要素やサイド・ミッションまで、やることには事欠かない。『Battle Princess Madelyn』はどっぷりハマるのに最適のゲームだ。

7.25/10 Game Informer

コンセプト: アンバランスなレトロ風味を備えた『大魔界村』への愛の詰まったオマージュ
グラフィック: 多種多様なモンスター、環境、エフェクトがピクセル・アートを盛り立てる
サウンド: オーケストラとチップチューンがアドベンチャーを盛り上げる
プレー性: プラットフォーミングと戦闘の操作性は優れているが、クエスト追跡やマップの不在は非常に残念
エンターテイメント性: アーケードとストーリー・モードのどちらにもオールド・スクールな魅力があるが、昔ながらのイライラもあるので覚悟すること
リプレー性: 控えめ

『Battle Princess Madelyn』には、スウィートで個人的なタッチと同時に、家族の価値についてのメッセージが盛り込まれている。現実の娘の対する父親からのメッセージとして作られたという側面もあり、そうした背景を知っていようといまいと、物語とゲームプレーに感動的で健全なトーンを添えている。あまり活用されていない古典と言える『大魔界村』のフォーミュラを本作は巧みに蘇らせているが、一部の構造やデザイン要素のせいで傑作には一歩及んでいない。Madelynとその家族の冒険をもっと見たいと思うし、更に磨きをかければ、この風変わりで不気味な世界に再び訪れたくなるはずだ。

7.0/10 DualShockers

私は『Battle Princess Madelyn』が大いに気に入ったし、ストーリー・モードも好きではあるものの、アーケード・モードの方が気に入っている。ストーリー・モードは腹立たしいほどの容赦がないのだが、同時にスウィートで無垢でもある。『Battle Princess Madelyn』はメトロイドヴァニアのお手本のような出来だが、コア・メカニックが説明不足で、成功か失敗しか残されていない。

7.0/10 GameSpew

私は他の人ほど『Battle Princess Madelyn』を楽しめなかったかもしれないが、本作にはそれなりの魅力があることは否定のしようがない。『大魔界村」のようなレトロ・ゲームのファンなら、全ての秘密を解き明かすために沼地や洞窟、森を探索するのを存分に楽しめるはずだ。私はストーリー・モードをすぐに再プレーする気はないが、難易度の高さを楽しめる人であれば、オールド・スクールなアニメーションとサウンドトラックを堪能できるに違いない。

7.0/10 Nintendo Life

ゲームにおいて、過度の干渉は問題になりがちだが、『Battle Princess Madelyn』のストーリー・モードはその正反対で、その結果同じくらい鬱陶しい出来となっている。ありがたいことに、アーケード・モードに救われており、分かりにくくゴチャゴチャした探索を廃し、純粋なアーケード・アクションの良さだけを残している。メインのモードがここまでプレーヤーを突き放す出来なのが残念だ。それでも、カプコンの『大魔界村』のファンならチェックすべきである。

6.6/10 Video Chums

良い点:
・レトロな感覚
・魅力的なピクセル・アート環境
・公平で寛容なヘルス・システム
悪い点:
・現代ゲームのフィーチャーがなく、慣れが必要なゲームプレー
・探索が厄介な広すぎるステージ
・エキサイティングさに欠ける原始的な昔気質の戦闘

良くも悪くも、『Battle Princess Madelyn』は忠実なレトロ体験だ。戦闘はシンプルだが盛り上がりに欠け、現代ゲームに欠かせないフィーチャーの多くが存在しないせいで、過去の過酷なゲームを欲する向きにしかアピールしないだろう。

良い点:
・充実したアクション要素
・アーケード・モード
・クールなボス・デザイン
悪い点:
・画面を下にスクロールできない
・的外れなストーリー・モード
・極めて入手困難な武器と防具のアップグレード

数十年前のシリーズを復活させるにあたり、Causal Bit Gamesはフランケンシュタインの怪物のようなゲームを生み出している。『大魔界村』のフォーミュラにアドベンチャーと探索要素を加えても、体験を改善するには至っていないのだ。ラスボスを倒すのに不可欠な特殊武器を回収するためだけにゲーム全体をもう一度プレーさせるというのは、ストーリー・モードよりもデザイン的に良く出来ている。異なる環境、武器、ボスを手強いがクリアできるキャンペーンで楽しめるアーケード・モードが本作を水準以上に押し上げている。なんにせよ、疑問の残るデザイン選択と説明不足なゲームプレーが、全体の足を引っ張っている。『Battle Princess Madelyn』をプレーしてみて、私は『超魔界村』を改めてプレーし直したくなった。

6.0/10 GameSpot

良い点:
・不気味な環境に命を吹き込む素晴らしいピクセル・アート
・チップチューンとオーケストラの両方で楽しませる最高のサウンドトラック
・手応えのある横スクロール・アドベンチャーを求める向きを満足させるやりがいのあるアーケード・モード
悪い点:
・イライラする障害だらけのストーリー・モード
・メトロイドヴァニアのフォーミュラと相性が悪いストーリー・モードの広大な環境
・気が散る不安定なパフォーマンス問題に蝕まれたSwitch版

『Battle Princess Madelyn』は見た目も音も素晴らしく、半分は人気アクション・ゲーム・シリーズの精神を継承している。残りの半分が全体の足を引っ張ってしまっているのが残念だ。Switch版はカクツキやメニュー画面の扱い辛さといったパフォーマンス上の問題も抱えている。『Battle Princess Madelyn』には最低でも1本の傑作ゲームが収められているものの、前面に押し出されたゲーム・モードが失敗している現状では、諸手を上げておススメすることは難しい。

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