2019年01月31日(木)15時30分

『KINGDOM HEARTS III』海外レビュー

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『KINGDOM HEARTS III』の海外レビューです。

  • ジャンル:RPG
  • 機種:PS4/Xbox One
  • 開発:スクウェア・エニックス
  • 販売:スクウェア・エニックス
  • 概要:シリーズで初めてピクサー作品が登場する人気シリーズ3作目

9.5/10 Game Informer

コンセプト: ゼアノートの悪行を止めるため、ソラたちとディズニー・ワールド世界を訪れる
グラフィック: 細部に凝った環境やキャラクター・モデルなど、シリーズで最も美しい。特にディズニー・ワールドは素晴らしく、見事に映画を再現している
サウンド: 『KINGDOM HEARTS』の感情的本質を捉える下村陽子の作曲が光っている。古典的ディズニー楽曲も各ワールドに命を吹き込んでおり、『Let it Go』が流れる中で『アナと雪の女王』を探索するソラを見るとニンマリしてしまう
プレー性: アクション重視の戦闘は敷居が低いが、引き込まれる深みがある。難易度は複数用意されているので、あらゆる腕前のプレーヤーに優しいが、これまでの物語の流れは分かりにくい
エンターテイメント性: 敵がより強大になったお陰で、スペクタクルが満載。壮大な展開を厭わないが、ファンを虜にしたシリーズの本質も見失っていない
リプレー性: 控えめ

完璧ではないものの、『KINGDOM HEARTS III』は私が待ち望んだゲームだ。クリア後の私は喜びに満たされた。お気に入りのディズニー・キャラたちと様々なワールドを旅し、手強いボスたちを蹴散らし、今後への期待が膨らむばかりの勝利の美酒に酔うことができた。このシリーズにはまだ温かい心があり、だからこそこれほどまでに愛くるしいのである。

9.0/10 Destructoid

『KINGDOM HEARTS III』は、スクエア・エニックスによる目もくらむばかりの作品で、このユニバース最高傑作であり、伝説的スタジオによる最高峰の一本だ。ハードコアなファンはもちろん、何が起きているかさっぱり分からない新参者でも楽しめるはず。過去作のようなインパクトには欠けるかもしれないが、ダークシーカー・サーガ最終章を素通りする理由は何一つ存在しない。

9.0/10 Worth Playing

『KINGDOM HEARTS III』は、続編のあるべき姿だ。バカみたいに長い開発期間にもかかわらず全てが上手く行っており、スクエア・エニックス史上最も入り組んだ物語の充実した楽しい結末となっている。チャーミングで笑えて感動的で、最高に楽しい。低い難易度やほぼ支離滅裂な物語といった欠点はあるものの、ドナルドやグーフィーと繰り広げるソラの大冒険の楽しさを阻害するほどではない。

90/100 COGconnected

良い点:
・エキサイティングでぶっ飛んだ戦闘
・60fpsで目を見張るビジュアル
・ユーモラスな会話
・驚異的なサウンドトラック
・極めて多彩なゲームプレー
・美しいアニメーション
悪い点:
・チュートリアルの文字が多すぎる
・物足りない声優の演技
・ディズニー・キャラクターたち
・不必要に複雑で馬鹿げたプロット

14歳の頃の私と27歳の私は、『KINGDOM HEARTS III』に大満足している。ディズニー過去30年のヒット曲をカバーするJRPGカバー・バンドであり、ぶっ飛んだ戦闘から意味不明な複雑すぎるプロットラインといったシリーズ印に全てを賭けている。ソラとその仲間たちは今まで以上にバカみたいに楽観的で愛らしいし、機関は2000年代中頃の郊外の十代が抱える不安で対抗している。本作にはこれが最後だという雰囲気が充満しており、冒頭から、壮大な何かが終わりに近づいているという感覚が付きまとうのだ。熱心なファンは隅々までワクワクさせられるだろうし、新参者は唯一無二のディズニーとアニメの奇抜な融合を楽しめるはず。『KINGDOM HEARTS III』はこの13年間で一番心から楽しめたゲームの一つだし、変わり映えしない過去作を技術的に磨き上げただけに過ぎないと言えるとはいえ、ある意味ではだからこそ落ち着くのである。

90/100 GamesBeat

『KINGDOM HEARTS III』は往々にして我慢できなくなる。究極の『KINGDOM HEARTS』になるプレッシャーを感じつつ、それを実現している・・・良くも悪くも。

しかし、私のように『KINGDOM HEARTS 』を愛しているなら、本作も気に入るはずだ。(ディズニーランドでファンが長年やってきたように)隠れたミッキーの写真を撮れるとか、料理要素はピクサー映画の傑作『レミーのおいしいレストラン』のレミーを中心にしているとか、そうしたディテールが素晴らしいのである。

やはり『KINGDOM HEARTS』のハイライトはディズニー要素であり、『KINGDOM HEARTS III』もそこはしっかりと押さえている。だが、確かにバカげてはいるものの、その物語ですらファンに感動と満足感を与えてくれるのである。一作目や二作目を超えているとは言わないが、『KINGDOM HEARTS III』も私のようなディズニー・オタクに響くほどマジカルなのだ。

4.5/5.0 Digital Trends

良い点:
・美しいディズニー・ワールド
・召喚システム
・各ワールドの真摯な脚本
・多彩な戦闘をもたらす新たなキーブレード
・壮大なボス戦
悪い点:
・退屈なグミシップ・シークエンス
・煩雑な全体の物語

『KINGDOM HEARTS III』は、PS2時代の過去作に似たプレー感覚を維持しつつ、ゲームプレーに新たな要素を持ち込むことで極めて現代的に仕上げている。7つのディズニー・ワールドはマジカルな体験をもたらしており、スペクタクルな新ムーブの導入で戦闘もマジカルだ。こんがらがった全体の物語が足を引っ張ることもあるが、『KINGDOM HEARTS III』にはプレーを続けるのに十分な心が詰まっている。

4.5/5.0 Trusted Reviews

良い点:
・ダークシーカー・サーガの素晴らしい完結編
・スペクタクル満載の楽しい充実したゲームプレー
・ディテールに富んだ探索が楽しいディズニー・ワールド
・感情移入させられる物語
悪い点:
・相変わらず取って付けたようなグミシップ

メロドラマチックなストーリーテリング、奇抜なワールド、最後の瞬間までスペクタクル満載の戦闘など、私は『KINGDOM HEARTS III』を大いに楽しんだ。

4.5/5.0 Hardcore Gamer

17年の時を経て、ダークシーカー・サーガが感動的な結末を迎えた。『KINGDOM HEARTS III』は、ソラとゼアノートの物語をしっかりとまとめつつ、新たなサーガの余地も残している。最近では珍しいタイプのエンディングだし、優れた声優とスペクタクルを逃さないゴージャスなグラフィックで描かれている。荒唐無稽なアクロバティックやゲームのメカニックを見せ付ける様々なディズニー・ワールドなど、『KINGDOM HEARTS III』がプレー自体も最高に楽しいのも嬉しい。ペース配分の問題、ムラのあるワールド・セレクション、グミシップのせいで完璧な結末とは言えないが、『KINGDOM HEARTS III』の良さを相殺するほどではない。戦闘から物語からグラフィックまで、『KINGDOM HEARTS III』はシリーズでお馴染みのマジックやインパクト、壮大さを提供してくれている。10年近く待たされたが、『KINGDOM HEARTS III』は我々が望んだ待った甲斐のある結末となっている。

4.5/5.0 USgamer

『KINGDOM HEARTS III』には新しい要素が盛り沢山だが、古くからの要素もてんこ盛りだ。多少難易度が低めとはいえ、アクション戦闘はこれまで以上に爽快。シリーズの長年のファンにとっては、17年に亘って築き上げてきた思い入れが報われる時がやってきた。新参者は心の準備しよう。ぶっ飛んだディズニーとの絡みやエキサイティングなボス戦が待ち受けているのだ。

4.5/5.0 Game Revolution

テンポの悪さ、質にムラのあるサイド・コンテンツ、上昇しない難易度といった問題点は、エルサが『Let it Go』を歌い出した瞬間や、ウッディやバズと初対面を果たした瞬間に溶けてなくなる。それか、あのボス戦もだ。あと、決して話せないあれもある。このゲームには、家族や友達、ネット上の赤の他人に話したくなる瞬間に満ち溢れている。正に共有体験なのだ。

いずれは到達する本作の猛烈なフィナーレは、全てを補っている。シリーズの分かりにくいプロット、到達するまで丸一日かかるプレー時間、友情を信じたり、光が全てを救うといったうさん臭さが補ってくれるのだ。クレジットが流れ出したら、唯一無二のゲームをプレーしたと安堵するだろう。『KINGDOM HEARTS III』が独自の道を貫くゲームだということは最初から明確だったが、もう疑念は捨てて良い。『KINGDOM HEARTS III』は着地に成功しており、ソラの物語を華麗に締めくくっている。

8.7/10 IGN

のゲームプレーにおけるスクエア・エニックスの進化や、ディズニーの人気アニメ映画の忠実度を私は楽しんだ。ストーリーテリングは更なるブラッシュアップが必要だが、スクエアは各ワールドの精神を見事に捉えているし、戦闘や探索を存分に堪能させてくれる。物語が幕を閉じたとも、全てを収集するために、すぐ舞い戻りたくなったほど。しかし、シリーズのこれまでの出来事がクライマックスに達したのを見るのは、正直言って奇妙だ。考える時間がたっぷりあったので結末にはそれほど驚かないものの、インパクトは殆ど失われていない。シリーズの様々なキャラクターたちが旧交を温めているのを見るのは最高に楽しい。一作目から大分時間が経過したにもかかわらず、『KINGDOM HEARTS III』が心を失っていないのを見ることができたのは本当に嬉しい。

8.0/10 GameSpot

良い点:
・美しくて楽しいディズニー・ワールド
・魅力的かつ印象的な物語を備えたディズニーとピクサーのキャラクターたち
・シンプルかつ滑らかで超エキサイティングな戦闘
悪い点:
・分かりにくいキーブレード戦争の物語
・中身が薄く感じられる一部のワールド
・物足りないグミシップのゲームプレー

『KINGDOM HEARTS III』やシリーズ全体について私の記憶に残るのは、キーブレード戦争や時を旅する悪役、身体を乗っ取る負け犬、そして世界の終わりなどではない。私の心に残るのは、巨人を相手にヘラクレスと共闘するエキサイティングな戦闘、ラプンツェルとの新世界への初冒険、くまのプーさんとの自撮り、ディヴィ・ジョーンズとの一騎打ちなのだ。2002年、私はソラになって、デスティニーアイランドを旅立ち、新しい友達を作っていった。2019年、私は旧友たちと帰郷する過程を存分に楽しんだのである。

8.0/10 Destructoid

『KINGDOM HEARTS III』は最高の完結編ではないかもしれないが、ソラとその友人たちを寂しく思うことになるだろう。ぶっ飛んだ二転三転にもかかわらず、キャラクター描写のミスやシリーズを代表するキャストの不在にもかかわらず、本作ほど笑顔が途切れないゲームは殆どない。

4.0/5.0 Games Radar+

良い点:
・巨大な鍵で敵を突き刺すディズニーランド
・忠実なピクサー・ワールド
・いつでもパレードのような戦闘
・『Let it Go』
悪い点:
・ジョージ・R・R・マーティンも悪夢を見そうなほど複雑なストーリーライン
・グミシップ
・小っ恥ずかしい『パイレーツ・オブ・カリビアン』セクション

相変わらずぶっ飛びまくっているが、魔法のようなディズニーの魅力には、長く待たされた甲斐があった。

4.0/5.0 Game Rant

膨大な伝承を見ると参戦するのを躊躇してしまうかもしれないが、『KINGDOM HEARTS III』は陽気なゲーマーなら確実に楽しめるエキサイティングかつ荒唐無稽な冒険だ。キャラクターの名前や15年前のプロットをググることになるかもしれないが、大ボスを倒すためにティーカップや巨大なジェットコースターを召喚するのに夢中になれば、困惑も消え失せてしまうはずだ。

4.0/5.0 Screen Rant

『KINGDOM HEARTS III』は、シリーズのファンを喜ばせる体験だ。新参者にはとても奇妙に映るだろうし、ワールドやゲームプレーの出来にはムラがあるが、全体的にはファンの期待に応えている。ワイルドで困惑させる瞬間があるからこその、壮大で多彩なゲームなのである。

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