2019年01月30日(水)00時08分

『YIIK: A Post-Modern RPG』海外レビュー

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『YIIK: A Post-Modern RPG』の海外レビューです。

  • ジャンル:RPG
  • 機種:PS4/PC/Switch
  • 開発:Ackk Studios
  • 販売:Ysbryd Games
  • 概要:『MOTHER』といった日本製ゲームの影響を受けた海外産インディRPG

8.0/10 Nintendo Life

『YIIK: A Postmodern RPG』は、スタイリッシュなプレゼンテーションと充実した奇妙さの魅力的な爆発だ。新世代向けの『MOTHER』になる可能性を秘めているし、デザインの精密さより感動的な結末に重きを置いているため、『MOTHER』と同じように採点するのが非常に困難だ。何も突出したところがないと感じる人もいるだろうが、『YIIK』は確実に一部のプレーヤーの共感を呼ぶはずだ。奇抜なRPGに魅力を感じるなら、ワイルドな冒険に乗り出す心の準備をしよう。シュールなテーマはともかく、Switchで型破りなビジュアルのRPG体験を探しているなら、『YIIK』がターン制への渇きを癒してくれるはずだ。

4.0/5.0 Game Revolution

『YIIK』は、言うなれば『MOTHER』シリーズの子供たちが世界を救って、ヒップスターな大人に成長したようなゲーム。第四の壁をぶち壊すユーモアを継承しているが、ナラティブや世界デザインに関しては我が道を行っている。最終的には馬鹿げた要素も大好きになったし、RPG好きなら誰でも楽しくプレーできる、風変わりなゲームである。

4.0/5.0 Hardcore Gamer

戦闘には問題があるものの、『YIIK: A Post-Modern RPG』はキャラクターに感情移入させて緊迫感を維持しつつ奇抜さとユーモアを恐れない、素晴らしくユニークな物語を提供することに成功している。奇抜なビジュアル、素晴らしいサウンドトラック、楽しいゲームプレーなど、Ackk Studiosは90年代末ポリゴン・ゲームのゲームプレーを洗練させつつ、当時のRPGの楽しさを見失っていない。最初は混乱する奇妙な旅路だが、足を踏み出す価値はある。

78/100 RPG Fan

良い点:
・独創的で先の読めない物語
・多彩で風変わりなサウンドトラック
・ユニークな雰囲気
・濃厚な形而上学や人間テーマ
・フィードバックに積極的に耳を傾ける開発陣
悪い点:
・滑る操作性
・冗長な戦闘と成長システム
・トーンがバラバラなせいで雑な脚本と声優の演技
・低予算のせいで違和感のあるシーン移行

シュールで奇抜、唯一無二の独創的なRPGである『YIIK: A Post-Modern RPG』は、技術的な稚拙さを克服している。

5.5/10 Destructoid

ここには素晴らしいゲームが埋もれているが、その長所は酷いデザイン決定、ムラのある脚本、一緒にいたいと思う人間などいるはずもない主人公に覆い隠されている。とあるダンジョンや、いくつかの突出した場面が抽象的ストーリーテリングへのこのアプローチがビデオゲームで成功する好例を示している。残念ながら、『YIIK』はそれを形にすることに失敗しており、わずか数時間のサイケデリックな素晴らしさのために、25時間に及ぶ苦痛な作業を耐えるよう勧めることは非常に困難だ。

5.0/10 GameSpot

良い点:
・ゲーム世界に深みをもたらす目を見張るビジュアルと趣味の良いマップ・デザイン
・エレクトロ・ジャズからシンセ偏重のメランコリックな曲まで、多種多様なサウンドトラック
悪い点:
・直感性に欠け、テンポが悪く雑で退屈な戦闘
・最初こそ引き込まれるが、あっという間に宅つになってしまうキャラクターたち
・冗長で嫌気がさすパズル
・ポストモダン要素の多くが不必要で鼻につく

目を見張るアート・スタイル、素晴らしいサウンドトラック、面白いプロット展開にもかかわらず、『YIIK: A Post-Modern RPG』は面倒な操作性、冗長な作業、出来の悪いパズルに蝕まれている。ポストモダン・テキストは必ずしも楽しくない――ウォレスの『Infinite Jest』は、ありとあらゆる処方薬を羅列した文字の壁がページを埋め尽くしている。しかし、『Infinite Jest』には中身があった。『YIIK』にはない。

5.0/10 DualShockers

『YIIK: A Postmodern RPG』には良いところが沢山あるが、最高の音楽とそこそこのターン制戦闘だけでは、腹立たしい問題点を補うには不十分だ。Alexの台詞はビデオゲーム史上最低の部類に入るし、不必要なメッセージを盛り込んでいるのも最悪だ。『YIIK』はそれなりに面白い物語が、不必要で無理やりな社会批判がてんこ盛りの煩雑なゲームになってしまっている。うつ病であれ人種差別であれ、このゲームが取り組もうとしている深刻な問題は、どれも雑に扱われている。私は『YIIK』を好きになりたかったが、欠点が多すぎるせいでこの奇抜な世界に戻るのを躊躇してしまうのだ。

5.0/10 Push Square

悲しいかな、『YIIK: A Postmodern RPG』が序盤数時間の輝きを取り戻すことはない。90年代が大好きな人なら大いに楽しめるだろうが、『クロノトリガー』ネタや散りばめられたPogも、ぬるい戦闘システムや過剰に複雑なレベルアップ・メカニックを補うことはできていない。

4.0/10 RPG Site

『YIIK: A Postmodern RPG』は、自らの野心に押し潰されたゲームだ。雑なストーリーテリング、悪いテンポ、出来の悪いキャラクター、疑問の残る(そして不快になる可能性もある)脚本が、90年代末のヤング・アダルトについての面白い物語になりえたゲームの足を引っ張っている。ゲームプレーもそうした欠点を補えていない。見た目や音が良くても、20時間に亘ってプレーヤーを楽しませるには不十分なのである。

2.0/5.0 Screen Rant

グラフィックや『Undertale』のクリエーターToby Foxらによる多彩な音楽など、『YIIK』のプレゼンテーションには良いところが沢山ある。並行世界を舞台にした楽しいポッドキャスト向けの物語を提供してくれるが、自然な流れをぶった切ることがあまりに多すぎるのだ。Alexによる人生についての気取ったモノローグを延々と聞かされたり、笑顔のモンスターに延々と攻撃し続けたり、24時間のゲームはそれよりもはるかに長く感じられる。覚悟を決めて数多くの欠点を我慢できれば、苦悩、困惑、変化についての物語に価値を見出すことができるかもしれない。

35/100 COGconnected

良い点:
・奇抜で楽しいグラフィック
・良い楽曲が収められたサウンドトラック
悪い点:
・ロードが多すぎる
・とにかくテンポが悪い戦闘
・意味不明な成長システム

このゲームは、プレーヤーの邪魔をするために出来ている。稼いだお金で役立つアイテムを買うことはできないし、獲得した経験値で強くなることもできない。戦闘メカニックは可能な限りテンポが悪いし、タンスやアイテムのクリックにすら遅延があるのだ。作り手が私に怒っていて、このゲームで復讐しているのかと思うほど、『YIIK』にはイライラさせられた。私は最初、この風変わりな『MOTHER』オマージュが期待通りではなかったことに失望した。それが徐々に。先に進むことすら苦痛になってきたのだ。このレビューの最後には採点が付いている。理解してほしいのは、あの数字は私が優しさから選んだ数字であって、このゲームにもファンが付くかもしれないと譲歩した結果なのだ。その数字は、これが完成版ではなく、修正や改善が配信されるという希望に基づいたものだ。それでも、必要以上に高い数字なのだ。現状のままでは、決してこのゲームを買ってはいけない。『YIIK』は、お金と時間に対する好戦的でありながら眠たそうな攻撃である。

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