2019年02月26日(火)00時01分

『Death end re;Quest』海外レビュー

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欧米でこの2月に発売された『Death end re;Quest』の海外レビューです。

  • ジャンル:RPG
  • 機種:PS4
  • 開発:コンパイルハート
  • 販売:アイディアファクトリー
  • 概要:ゲーム世界と現実世界を行き来する新規IP

8.5/10 GameCrate

ストーリー 8.0: しいなの登場を取り巻く謎は魅力的。ペース配分がイマイチなのが残念だ
プレゼンテーション 8.0: キャラクター・アートは最高で、グラフィックも30fprながら素晴らしく、音楽も見事。しかし、単調なサウンド・デザインのせいでこれ以上の点は与えられない
ゲームプレー 9.0: 戦闘はとにかく楽しい。ミステリー要素は魅力的。多層的なシステムはリプレー性が高い
リプレー性 9.0: たとえ血生臭い死が待っているとしても、クリア後もすぐ舞い戻ってあらゆる会話の選択肢を試したくなる

『Death end re:Quest』は万人向けではない。萌え絵に不快になる人も多いだろう。しかし、『ダンガンロンパ』『Doki Doki Literature Club!』といったゲームや、『魔法少女サイト』『メイドインアビス』『ノーゲーム・ノーライフ』といったアニメが好きなら、『Death end re;Quest』のアートを耐えるだけでなく楽しめるかもしれないし、そうなれば極めて野心的で独創的なゲームを心行くまで堪能できるはずだ。

8.4/10 Video Chums

良い点:
・クールなメカニックが満載の、ユニークで最高の戦闘システム
・最高のキャラクターたちと英語版の声優
・型破りだがやりがいのある構造
悪い点:
・分かりにくく冗長なダンジョン
・当てずっぽうになりがちなスキルの習得
・シンプル過ぎるキャラクターの成長

二ッチなJRPGかもしれないが、『Death end re;Quest』のストーリーテリングと戦闘システムは極めて革新的だ。この種のゲームに少しでも興味があるなら、諸手を上げておススメする。

8.0/10 Gamers Heroes

『Death end re;Quest』は、JRPGファン以外を魅了することに苦戦しているが、このジャンルのファンなら大いに楽しめるはずだ。物語は充実しており、キャラクターは多彩、戦闘は素晴らしい出来で、近年で最も新鮮なJRPGの一つだ。

7.0/10 TheSixthAxis

良い点:
・楽しいユニークな戦闘
・クールでクレージーな音楽
・魅力的でミステリアスな戦闘
悪い点:
・細部に凝った死に方や拷問の長くて不気味なシーン
・とにかく展開の遅い序盤
・ダークでエッジ―を気取り過ぎ
・長すぎる会話

コンパイルハートは『Death end re;Quest』で違う側面を見せようと努力しており、文句なく成功している。残念ながら、プレーヤーをイライラさせる深刻過ぎて長ったらしい会話が、面白いアイデアを台無しにしている。エッジ―な脚本はともかく、『Death end re;Quest』には私をコントローラーに釘付けにした素晴らしいゲームプレーがある。JRPGファンにとっては強力なパッケージに仕上がっているものの、カットシーンではスキップボタンを多用したくなるかもしれない。

7.0/10 RPG Site

アイディアファクトリーは優れた新規IPを創り上げており、過去作とは全く異なる作風に挑んだ点は称賛に値する。アイディアファクトリーは様々なゲームプレー・メカニックである程度の成功を収めているとはいえ、『Death end re;Quest』はそれでも平凡なRPGに落ち着いている。『Death end re;Quest』はストーリーラインでシリアスなトーンに挑戦し、その過程でホラー要素を強く押し出し過ぎているが、ふんだんに盛り込まれたアニメのお約束のせいで、物語のトーンが定まらなくなってしまっている。アニメのパロディとして機能する贅沢が許された『ネプテューヌ』シリーズとは異なり、『Death end re;Quest』は『ネプテューヌ』的なゲームプレーとよりシリアスなビジュアル・ノベル物語を融合させるというアイディアファクトリーの強みに頼ろうとしているが、悲しいかな、本作はJRPGとしてよりもビジュアル・ノベルとしての方が上手く機能したのではないかと感じている。

7.0/10 DualShockers

『Death end re;Quest』は、魅力的なRPGとビジュアル・ノベルのハイブリッドで長い物語を語ることに成功している。充実した戦闘、パワフルな場面など、それなりに問題を抱えているとはいえ、JRPG好きを満足させてくれるはずだ。これといった新鮮味はないものの、『Death end re;Quest』はバランスの良い優れたJRPGとして、プレーヤーをダークな世界に誘ってくれる。

7.0/10 CGMagazine

『Death’s End re;Quest』の物語は面白いが、その語り口は今一つ苦戦している。

3.5/5.0 Hardcore Gamer

『Death End re;Quest』は練られたJRPG構造とビジュアル・ノベルを融合させ、質のムラのある体験を生み出している。二つの異なるゲーム・スタイルが、新としいなのやり取りの興味深い媒体として機能している。反面、本作を最大限楽しむにはJRPGとビジュアル・ノベル両方をプレーする気分になる必要があるため、私はどちらかを心待ちにしていることが多かった。退屈な箇所もあるとはいえ、『Death end re;Quest』には充実した物語と楽しいゲームプレーもある。ゲーム全体の質にはムラがあるものの、戦闘時のピンボール的なメカニックなど、輝きを見せる時もあるのだ。不完全とはいえ、コンパイルハートやアイディアファクトリーのファンなら特にチェックする価値のあるゲームである。

私が執筆した『神獄塔』のレビューを読めば、これから何を言うか見当は付くはずだ。『Death end re;Quest』にはこれと言った大きな欠点はないものの、ほぼ全ての面であと一歩感が否めないのである。戦闘はダイナミックで楽しいが、雑なメカニックと難易度が足を引っ張っている。キャラクターはディテールに富んでいるものの、探索にも同じだけ力を入れているとは言い難い。バッド・エンディングは、良く出来てはいるものの、嫌気がさすことも多い。

『Death end re;Quest』最大の強みは、そのテーマや雰囲気、ナラティブであり、JRPGでは珍しい三本柱である。このジャンルの定番要素が脇に追いやられているのは残念である。

『Death end re;Quest』は、当たり外れこそあるものの、当たった時の破壊力は抜群だ。