2019年03月23日(土)15時27分

『Tom Clancy’s The Division 2』海外レビュー

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【追記 - 3月23日】GameCrate、GameSpew、GameSpot、Trusted Reviews、USgamer、Video Gamer、We Got This Covered、Wccftechのレビューを追加
【追記 - 3月21日】Game Rant、Games Radar+、Hardcore Gamer、IGN、Twinfiniteのレビューを追加

『Tom Clancy’s The Division 2』の海外レビューです。

マルチプレー・ゲームの性質上、ある程度一般プレーヤーを交えたプレー・セッションを経るまでレビューの掲載を控えているサイトが多いため、掲載され次第順次追加していく予定。

  • ジャンル:シューター
  • 機種:PS4/Xbox One/PC
  • 開発:Massive Entertainment
  • 販売:Ubisoft
  • 概要:前作の7か月後のワシントンを舞台にした続編

9.0/10 Game Informer

コンセプト: ならず者派閥を排除し、より良い武器を集めながら、首都に秩序を取り戻す
グラフィック: ディテールへのこだわりが光るワシントンDCは、面白い環境物語、動的な天候が引き込まれる戦闘状況を生み出す
サウンド: 笑える敵の叫び声と大人しい武器など、傑作唯一の弱点がサウンド・デザインだ
プレー性: クラスのないスキル・システムのお陰で、自分の好きなように体験をカスタマイズし、いつでも切り替えができる。ガンプレーは前作より充実しているが、引っ付くカバー・システムのせいで、新たなポジションに移動する時に意図せず敵に姿を晒してしまいがち
エンターテイメント性: 物語は物足りないが、ギア・スコアの最適化、Dark Zoneの冒険、デイリー・チャレンジなど、エンドゲーム以降も延々とエージェントをアップグレードしたくなる魅力がある。
リプレー性: 高い

物語は物足りないし、技術的不具合もあるが、Ubisoftは『The Division 2』を傑作に仕上げてくれた。強力な戦闘、面白いミッション、充実したアイテム収集がエンドゲーム以降もプレーヤーを魅了してくれるので、しばらくはプレーを止めるつもりはない。発売したばかりのライブ・サービス・ゲームとしては、偉業と言えるだろう。

9.0/10 GameSpot

良い点:
・素晴らしい世界、環境、戦闘アリーナ・デザイン
・戦闘を飽きさせない多彩な敵と能力
・定期的に提供される面白いリワードが途切れさせない成長の実感
・巧みに組み込まれたマルチプレー機能
・沢山の的確なプレーの質向上フィーチャー
・魅力的で取っ付き易い豊富なエンドゲーム・コンテンツ
悪い点:
・強力なプロットが欠如しているのは残念

『The Division 2』の舞台設定は多大なポテンシャルを秘めているが、それを全く活かしていないのが残念だ。自分がここに居る理由、彼らの動機がさっぱり分からないし、成長への尽きない欲求を支える推進力になる強力なナラティブがあればと思わざるを得ない。この失望は最初こそ無視するのが難しいが、ゲームとしての『The Division 2』を支えるシステムやデザインの強みは、プレーヤーを長く飽きさせない。多種多様な敵が戦闘のやりがいを維持しているし、入手する装備品の数々も特徴的で、常に新たなプレー方法を提示してくれる。荒廃した環境は実に魅惑的で、スクリーンショットを撮らずにはいられないほど息をのむこともある。なんのメッセージもないかもしれないが、緊迫感、安堵、リワードの『The Division 2』の永続的サイクルは、止め時が見つからないのである。

9.0/10 GameSpew

将来のコンテンツは全て無料で配信されるので、私は今後も『The Division 2』を度々プレーし続けることになるだろう。爽快な戦闘と充実したアイテム漁りのコンビネーションは抗しがたく、『Diablo III』と同じくらい私の時間を奪うことになるだろう。『The Division 2』は舞台を変えただけの同じゲームに感じることもあるが、ここまで出来が良いのだから、誰も気にしないだろう。Ubisoftは前作の良さを維持し、ファンの声に耳を傾け、魅惑的で濃密な続編を生み出している。3人称シューターやアイテム漁りが好きなら、必携である。

4.5/5.0 Games Radar+

良い点:
・常に前進を実感できる
・やりがいのあるゲームプレーとアイテム漁り
・美麗
悪い点:
・若干弱めの物語
・他の人とプレーした方が楽しい

与え続けるゲームプレー・サイクル、何か月もプレーできるエンドゲームなど、『The Division 2』は極めて完成度の高いハクスラ・シューターだ。

4.5/5.0 Game Rant

『The Division 2』は目的を果たしており、前作のほぼ全ての要素を改善することで、前作を大きく超えた製品に仕上がっている。ジャンルの新たな道を切り開いたり、サプライズの連続を提供するというわけではないが、ハクスラ・シューターで一番大切な部分は押さえている。リプレー性の高い楽しいゲームなのだ。既に素晴らしいコンテンツが盛り沢山なので、あとはUbisoftとMassive Entertainmentが無料のYear One DLCでもっと楽しいコンテンツを提供してくれることを願うばかりだ。

8.5/10 Wccftech

良い点:
・全種類の銃が効果的で、どんなビルドでプレーしても対戦で通用するように感じられる
・前作よりもエンドゲーム・コンテンツとアイテム収集に力を入れている
・友達とのプレーに報いてくれるクラン・システム
・『Destiny: 降り立ちし邪神』以来となる止め時が見つからないハクスラ・シューター
悪い点:
・前作よりも弱体化した物語
・パッチでの修正を望みたいグリッチの数々
・特定のミッションでは瞬殺されるほど貧弱なプレーヤーの防具
・わずか1年でここまで荒廃するか?

『The Division 2』のシューティングとアイテム漁りは十分に強力な出来で、物足りない物語と蔓延するグリッチも、Dark Zoneで暴れるためにアメリカの首都に赴く旅路を台無しにするほどではない。

8.5/10 GameCrate

グラフィック 9.0: キャラクター・モデルは凄くないが、ワシントンDCの再現には愛が注がれている。大小様々なディテールが、世紀末世界の探索にプレーヤーを没入させてくれる
オーディオ 8.0: マップを見ている時に同じ無線を延々と聞かされるのはイライラしてくるし、収録曲数も少ない。しかし、質の高い戦闘オーディオと合わさることで緊迫感を生み出している
ゲームプレー 8.0: 険しい難易度曲線が楽しいセッションを台無しにしてしまうが、コンテンツのバラエティが少ないという不満とは無縁のゲームだ
リプレー性 9.0: Black Tusk派閥、Stronghold、洗練されたDark Zoneの巧みな組み込みによって、エンドゲームは第二の始まりのように感じられる。作業感が強いのは確かだが、それもリプレー性を高める手法の一つだ

『The Division 2』は、理想的な続編だ。見直すべきところは見直し、巧みに前作を洗練させている。努力しないとご褒美を手に出来ないのは確かだが、練られたゲームプレーと多種多様なアクティビティのお陰で、ご褒美までの道のりにはそれだけの価値があるのだ。

8.5/10 IGN

『The Division 2』は、将来のアップデートのための強固な土台以上の出来だ。洗練された直感的なシェアワールド・シューターで、今すぐ楽しめる膨大なコンテンツとプログレッションがある。見事に再現されたワシントンDCは、箱や収集物、ダイナミックなオープンワールドのアクティビティがふんだんに散りばめられており、探索し甲斐がある。インパクトのあるガンプレーは考え抜かれたアイテムを集めたくなるし、バラツキがあるとはいえ、様々なビルドを試してみたくなる。Ubisoftが公約したロードマップを考慮すると、エンドゲームは充実したものになりそうだし、Dark Zone問題はあくまで一時的なものに過ぎないだろうが、それでもやはり最初のアップデート前に数百時間を注ぎ込む気は失せてしまう。だとしても、生まれたばかりのシェアワールド・シューターにしては些細な問題だし、コンテンツに関して言えば『The Division 2』はこのジャンルで最も強力な部類に入るだろう。

8.5/10 Destructoid

『The Division 2』は、プレーすればするほどに高い得点を付けるべきだと思うようになっていった。決定的な頂点に到達するまで楽しくないというのであればそれも無意味だが、ありがたいことにそうではない。『The Division 2』は、前作から大幅に進級している。

8.0/10 Worth Playing

Ubisoftの近作の大半がそうであるように、『The Division 2』の真価を知るにはもう少し時間が必要だろう。サービスを謳うゲームにとって、追加コンテンツが充実しているか、コミュニティが見届けてくれるかどうかは、今後数か月で判明するはずだ。現時点では、開発チームは過去作を教訓として改善しているように見える。前作の良い部分は更に強化されているし、変更も前作のアイデアを改善しているように感じられる。エンドゲーム・コンテンツは充実しており、終盤になってようやくクラスが導入されるのは新鮮さを感じさせる。豊富な無料コンテンツが公約されていることもあり、時間を費やす価値のあるハクスラ・シューターと言えるだろう。

4.0/5.0 Trusted Reviews

良い点:
・充実したプログレッション
・簡単なマッチメイキング
・同じクラス内でも違いの分かる武器
悪い点:
・単純すぎる武器のアタッチメント・システム
・バカげた要求をされることのある防具改造システム
・遮蔽物にくっ付いてしまうせいで敵にタコ殴りにされることがある

『The Division 2』はシューター・ジャンルの最高峰だ。『Anthem』の方が派手かもしれないし、『Destiny』の方が盛り沢山かもしれないが、『The Division 2』はやりがいのあるゲームプレーとシンプルな充実したプログレッション・システムを一つにまとめている。

4.0/5.0 USgamer

ここ最近のゲームを見ていると、気高い失敗よりも最高の出来栄えの方がマシということを改めて感じるが、『The Division 2』はコンセプトを見事に具現化している。物語は物足りないし、現実世界の模倣は好き嫌いが分かれるだろうが、このハクスラ・シューターは土台が強固なので気にならないはずだ。敵の密度や一撃死といった問題はあるものの、全体的に『The Division 2』はお手本のような続編に仕上がっている。

物語や曖昧な政治性など、『The Division 2』は決して完璧なゲームではないが、ほぼ全ての面で前作を改善している。

4.0/5.0 Hardcore Gamer

『Tom Clancy’s The Division 2』は、欠点はあるが全体的には良く出来ている。物語は入り組んだ政治SF作品とは言い難い底の浅さだが、状況を理解するに足りるプロットがある。エンドゲームをアンロックするためのメイン・キャンペーンは作業感が強いものの、Black Turk派閥が登場すると面白くなってくる。あとは、本作に何を期待するかだろう。物語に引き込まれる印象的なソロ・ゲーミング体験を期待すると失望するだろうが、対戦色の強いチーム制ガン・バトルを求めるなら、数十、数百時間は余裕で楽しめるはずだ。RPG要素のお陰で、自分のプレースタイルに合ったキャラクターを作り上げることができるだろう。

4.0/5.0 Twinfinite

数か月のパッチを経てようやく「公約」通りのゲームになる未完成品のまま発売されることも珍しくない昨今のライブ・サービス・ゲームだが、『The Division 2』は元気付けられる新鮮な息吹となっている。

『Tom Clancy’s The Division 2』は、前作を楽しんだ人にとっては理想的な続編だ。前作の良いところを発展させ、欠点を修正し、最高の新マップを提供。発展性の高い豊富なコンテンツと安定した土台を発売時点から提供する、珍しいハクスラ・シューターだ。前作を発展させるためにもっとできたことがあるのは事実だが、壊れていないものを直す必要はないのである。

良い点:
・膨大なコンテンツ
・優れた戦闘とカバー・システム
・面白いアップグレードとスキル
・Dark Zone同様、極めて考え抜かれたエンドゲーム・コンテンツ
悪い点:
・悪く言えば不快で恐ろしく退屈、良く言えば馬鹿げているプロット
・前作から大きな変化がない
・やり込むはるか前に単調になってしまう戦闘

不快なほどノンポリで退屈なストーリーテリングを耐えられる人にとっては、このジャンル最高のエンドゲームを提供してくれる、野心的だが無難な続編。

6.0/10 Video Gamer

良い点:
・タクティカルな戦闘
・有意義なドロップのお陰で実感できる成長
悪い点:
・意義深いナラティブの欠落

悪者を撃ちまくってアイテムをいじるのは、単調でこれといったメッセージのないゲームのリプレー性を高めるのに十分だ。

グラフィック 4.0: 都市、屋外は美しい。キャラクター・モデル、屋内、実際のゲームプレー環境デザインは平凡だ
操作性 4.0: シンプルで分かりやすいが、ロールやカバーの出入りは雑に感じる
音楽/効果音/ボイスアクト 3.0: 量産型トリプルA路線。サウンド・デザインに突出したところはない
バリュー 3.5: エンドゲーム・コンテンツとオブジェクティブのバラエティが豊富で、平凡な物語を数十時間耐えた後には拡張されたキャラクター・ビルドが待っている

『The Division 2』は、ゴミ・アイテムだらけで、陳腐な政治性の薄い物語、大抵は暗い屋内でゴミの後ろに隠れることになる美しいワシントンDCを盛り込んだハクスラ・シューターだ。これが開発側の意図した本作の個性なのか、徐々に上がっていく数字に沿って引きずり回されるベルトコンベアなのか、判別がつかない。一度も興奮や独自性を感じなかったのに、気付くと数十時間が消え失せている。ハクスラ・シューターは極めて混雑したジャンルだが、『The Division 2』は負け戦だ。

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