2019年04月02日(火)16時15分

『Tropico 6』海外レビュー

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『Tropico 6』の海外レビューです。

  • ジャンル:シミュレーション
  • 機種:PC
  • 開発:Limbic Entertainment
  • 販売:Kalypso Media
  • 概要:独裁者シミュの人気シリーズ6作目

9.0/10 Hooked Gamers

良い点:
・素晴らしい新エンジン
・優れた市民シミュレーション
・楽しいミッション・オブジェクティブ
悪い点:
・終盤の不安定なパフォーマンス

人気フランチャイズの新作を作るプレッシャーは計り知れないが、Limbicは素晴らしい仕事をしてくれた。『Tropico 6』は、『Civilization』シリーズにおける『Civ 5』を彷彿とさせる――フランチャイズの足を引っ張っていた要素を削り、新鮮味をもたらす新要素を加えた新たなスタートになっているのだ。新エンジンのお陰で、『Tropico 6』は見事に現代風になっている。新鮮で、シリーズでレスポンスが良く、これまで以上に色鮮やか。キャンペーン・ミッションは少しまとまりに欠けるものの、ミッション・オブジェクティブは近年の都市建設ゲームの中でも最も楽しい仕上がりとなっている。

9.0/10 CGMagazine

『Tropico 6』は、私がこのシリーズに長年求めてきたことが具現化されている。

8.5/10 GameCrate

ビジュアルとアート・スタイル 9.0: テクスチャを最大までズームしたとしても、最も美しい4Xゲームの一つとなっている
深み 8.0: ハードコアなシミュではないが、プレーヤーを飽きさせない深みがある。カリブのリゾート同様、のんびり過ごせるだろう
インターフェース 8.0: 完璧ではないが、パッチやMODで簡単に修正できる
取っ付き易さ 9.0: 質の高いチュートリアルと交通メカニックがスムーズな難易度曲線を実現しており、初心者からベテラン4Xプレーヤーまでを魅了する

『Tropico 6』は決してハードコアなシミュレーション・ゲームではないが、カジュアル向けのシミュを探しているなら、最高に楽しめるはずだ。エンターテイメント性と中毒性が高いゲームであり、インターフェースにおける細かな欠点が目立つのも、他の部分が極めて洗練されていて楽しめるからだ。

9.0/10 Gaming Nexus

『Tropico 6』は盛り沢山のゲームだ。綺麗だし、取っ付き易いし、人生の様々な側面を掘り下げたボリューム満点のゲームである。どんなプレーヤーにも対応するモードが収録されており、優柔不断過ぎる独裁者以外は満足できるだけの順列がある。プレーヤーには様々な政治思想や建造物スタイルを比較する自由度が用意されており、時代ごとの要求が関与してくるにつれ、人口の層をシフトさせることすらできる。マイクロマネージメントをやりくりしたり、収支報告を隅々まで読み込んだりして経済全体や多種多様な人口を管理するのは大変な作業だが、一番埋めたい職業に人を集めるために、給与を直接調節できるのも嬉しい。これほど複雑だと序盤は付いていくのに必死だが、独裁者の人生はそういうもの。納得して就任したはずだ。

82/100 COGconnected

良い点:
・過去作を改善
・最高のビジュアル
・定番音楽
・楽しいウィットに富んだストーリーテリング
・多層的な都市建設
悪い点:
・過去作の焼き直し
・見過ごされた単純な問題点

『Tropico 4』以前のシリーズが好きだった人は、ゴージャスなグラフィックや最高のビジュアルと併せて、昔のフィーチャーの復活を喜ぶはずだ。完全に新しいゲームになっているわけではないが、それで良いのだ。『Tropico 6』は作り替えずとも最高のゲームになれる。今こそ、カリブに旅する最高のタイミングである。

8.0/10 God is a Geek

良い点:
・過去作のキャラクターが継続
・優れた追加要素のレイド
・上手く組み込まれた複数島の統治
・見た目も音も最高
悪い点:
・あまり意味がない新たな交通システム
・細かな技術的不具合

『Tropico 6』はシリーズ最高傑作であり、過去作の個性やユーモアはそのままに、新要素を加えることで、エル・プレジデンテになるのが一番楽しいゲームに仕上がっている。

8.0/10 TheSixthAxis

良い点:
・「エル・プレジデンテ」と呼ばれるのは飽きない
・優れたナビゲーション
・奥が深いシステム
・最高のサウンドトラック
悪い点:
・序盤は手に負えなくなりがちな経済
・繋ぎのゲームに感じられる

『Tropico 6』は、他のゲームでストレスが溜まった時に戻って来るようなゲームだ。序盤こそ経済のやりくりが大変かもしれないが、すぐにのんびりできるようになる。それでも難易度が高すぎると感じたら、予算を無限にして楽しもう。カリブでのバケーションのように楽しめるはずだ。

4.0/5.0 Screen Rant

『Tropico 6』はシリーズを初めて手掛けるLimbic Entertainmentによる最新作で、フランチャイズの風変わりでカリスマ的な魅力を一発目で捉えている。騒々しい風刺、奥の深いメカニック、プレーヤーをカレンダーに釘付けにする絶妙なバランスのゲームプレーなど、『Tropico 6』は非常にバランスの取れた体験となっている。足を引っ張るのは単調なオーディオ・デザインと残念なバグだけだ。そこを除けば、『Tropico 6』はシリーズ最高傑作かもしれない。

7.75/10 Game Informer

コンセプト: 南国の島の独裁者になり、革命を避けつつコーヒーを拡張
グラフィック: 国民が自分の街を練り歩くのを眺めるのは楽しいが、テクスチャはローファイに見える
サウンド: ジャジーなラテン・ビートはキャッチ―だが、ひたすら単調
プレー性: 国民はとにかく仕事が遅いが、命令を下すのはマウスの数クリックだけで済む
エンターテイメント性: 新たなミッションやタスクが定期的に供給されるので、やることには事欠かない。とはいえ、一番楽しいのはスクリプトを離れて自分の目標を作ることだ
リプレー性: 高め

当然ながら都市の運営は大変なものだが、『Tropico 6』のそれはやりがいがある。残念ながら、テンポの悪さと単調なキャンペーンが長所の足を引っ張っている。牧歌的な保養地を作ることもできるが、その道路をつまずかずに歩くことはできないのである。

7.3/10 IGN

豊富なボリュームと政治メカニックの奥深さによって、『Tropico 6』は前作を凌駕している。このシリーズ以外にはあまり存在しない、個性的でユーモア満点の奥の深い都市建設ゲームを求めるなら、出掛ける価値のある南国バケーションとなっている。しかし、ややこしい経済システムを飲み過ぎてしまうと、悪酔いしてしまうかもしれない。

7.0/10 Wccftech

良い点:
・優れたビジュアル・デザイン
・シリーズに深みを加味するレイドのような新フィーチャー
・都市建設要素
悪い点:
・単発ミッションの繰り返しで、ナラティブと呼べるものがない
・大国などの一部のメカニックは中途半端
・乱雑でユーザーに優しくないUI

欠点こそあるが、『Tropico 6』はシリーズ最高傑作だ。都市の発展具合とは直接関係のない要求が繰り返される時はイライラするし、経済は練られているものの、大国などは贔屓目で見ても取って付けた感が否めない。ありがたいことに、レイドといった新フィーチャーのお陰で、過去作を凌駕している。

7.0/10 GameSpace

良い点:
・引き込まれる
・やりがいがある
・楽しい舞台設定
悪い点:
・物語性が薄れていく
・輸出の細かな問題点
・スイス銀行の口座の活用法

普段の私は、都市建設ゲームはあまりプレーしない。RTSをダラダラプレーしたり、最近のサバイバル・ジャンルのゲームを少しプレーするくらいだが、それですら興味本位の暇潰しに過ぎない。それだけに、パッと見は単純なゲームが多層的な複雑さと入り組んだマイクロマネージメントへと発展していった時の、私の驚きを想像して欲しい。

7.0/10 GameWatcher

『Tropico 6』は、良くも悪くも素晴らしい『Tropico』作品だ。デベロッパーが変わったにもかかわらず、主な新機軸は新たな不正行為や派閥、大幅に改善されたインターフェースだけ。これらは確かにゲームプレーを豊かにしているが、国際的なスーパーヴィランになり切る過程に焦点を絞ってほしかったし、結局はいつもの『Tropico』であり、それがマイナスに働いているとすら言えるかもしれない。やるべきことや選択肢の多さに初心者は圧倒されてしまうかもしれないし、チュートリアルが6つも用意されているにもかかわらず、主なディテールすら説明されないのだ。

シリーズ最高傑作に感じられるのは確かだが、過去作の経験者は同じことの繰り返しに飽きてしまうかもしれないし、初心者には少し難しいかもしれない。とはいえ、優れた最新作であることに変わりはない。

7.0/10 DualShockers

『Tropico 6』は、都市を建設し、そこで生きる住民の生活を受動的に眺めるだけのゲームではない。プレーヤーはパラダイスを作ることもできればディストピアを作ることもできるし、文字通り人の生死を決めることができる。ゲームを通して付き合うことになる対立する派閥や政府など、あらゆる決断には結果が付きまとう。『Tropico 6』は多くの面で過去作と変わらないし、プレーヤーの選択によっては島を改善も破壊もできるフィーチャーが追加されてはいるものの、国家運営につきものの複雑さや政治性に忠実であり続けている。

『Tropico』は最高に楽しいシリーズだ。ユーモアは最高だし、アート・スタイルは素晴らしい。深刻な題材と、ユーモアやカトゥーンっぽい舞台設定を巧みに織り交ぜている。ゲームプレーは充実しており、難易度も高い。一部の情報ツールはユーザーに優しくないし、特に新参者には厳しいが、とにかくやり込み甲斐のあるゲームに仕上がっている。難易度曲線は少し険しいが、一旦慣れてしまえば大いに気に入るはずだ。

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