2019年07月01日(月)00時01分

『The Sinking City』海外レビュー

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『The Sinking City』の海外レビューです。

  • ジャンル:アドベンチャー
  • 機種:PS4/Xbox One/PC
  • 開発:Frogwares
  • 販売:BigBen
  • 概要:クトゥルフ神話をベースに、洪水で水没した架空の街が舞台の3人称視点アドベンチャー・ゲーム

8.5/10 GameSpace

良い点:
・プレーヤーを引き込む興味深いミステリー
・自由に探索できる作り込まれたゲーム世界
・サバイバル要素に説得力を持たせる限られた物資
悪い点:
・イライラするアーカイブ
・好きな時に移動できないクイック・トラベル
・細かなグラフィック上の不具合

『The Sinking City』を起動した瞬間から、私はHPラブクラフトの世界に転送されていた。水に飲み込まれた街の不気味なビジョンとサウンド、リアルすぎる災害時の人間性まで、安全を感じることは殆どなかった。私が安全だと感じた時は、往々にして一歩先に何が待ち受けているか気付いていなかっただけ。主人公Charles Reedが探るOakmontの謎が私を引き込み、予想以上に長くプレーし続けてしまうこともあった。

8.5/10 Destructoid

『The Sinking City』の物語と雰囲気は素晴らしいものの、廉価ゲームのように感じられることも多い。貧弱な戦闘、無意味なゴミを許容でき、プレーヤーを甘やかさずに困難な決断を迫る探偵体験を楽しむことができるなら、本作を逃すべきではない。ラヴクラフトのファンなら尚更だ。私には、古のものだけで十分なのだ!

84/100 COGconnected

良い点:
・ムード満点
・原作に忠実
・楽しい捜査メカニック
・ユニークなサバイバル・ホラー・ナラティブ
悪い点:
・長いテクスチャのロード
・長いロード時間
・ティアリングが多い

『The Sinking City』は、活気ややることに満ちていると同時に、雰囲気的に孤独で危険を感じさせる。刷新された捜査システムはプレーヤーの推理力に依存しているし、戦闘は緊迫感の満ちている。技術的不具合を除けば、『The Sinking City』は手に汗握る、容赦ない中毒性の高いゲームだ。没入感と恐怖は見過ごすべきではなく、エルドリッチ・ホラー、クトゥルフ、夜に潜む何かのファンなら、間違いなく本作を暗闇でプレーして満足できるはずだ。

8.0/10 CGMagazine

『The Sinking City』は自らの野心の重みに潰されそうになっているが、魅力的なミステリーと恐ろしい世界が充実した旅路を生み出している。

4.0/5.0 Twinfinite

インディらしいぎこちなさを除けば、『The Sinking City』はラブクラフト世界をムード満点かつ忠実に再現しており、このジャンルの新参者にとって最高の入門編となるだろう。世界や戦闘がもっとタイトなら嬉しかったが、謎の解明は極めてやりがいがあり、多くの失敗作を生んだ神秘的なジャンルで成功を収めた探偵ゲームとなっている。

7.9/10 Worth Playing

『The Sinking City』は、印象的な雰囲気、コズミック・ホラー、素晴らしい捜査メカニックを提供するラヴクラフトへのラブレターである。世界観から物語まで、このジャンルのトレードマークが満載だ。どこもかしこも変幻自在なゼリー状の物質で覆われており、市民はオカルトに頼り、孤立した主人公には証明しなければならないことがある。全てが組み合わさって、入り組んだ作品を生み出している。イマイチな戦闘やデイワン・パッチの必要性などは見過ごすことができるほど、楽しめるゲームに仕上がっている。私がこのレビューのために使用したのは早期アクセス版だが、『The Sinking City』は最適化がなされていないものの、ゲーム自体のクオリティには影響していない(このデジタル時代、どうせデイワン・パッチが配信されるのだし)。そうした欠点はあるものの、これは探偵スリラー、パズル、コズミック・ホラーのファンなら必ずプレーすべきゲームである。The Sinking Cityへと車を走らせ、クトゥルフの大君主を心から歓迎しよう。

7.8/10 IGN

ラヴクラフティアンのビジョンに、充実した物語、エキサイティングな環境、印象的なキャラクターたちを組み合わせた『The Sinking City』は、クトゥルフ・ゲームの中でも優れた部類に入っている。ストーリーテリング手法をアップデートしつつ保たれたラヴクラフトのトーンや舞台設定が、退屈やイライラの隙間で光り輝いているのだ。骨が折れるオープンワールド上の移動、ぎこちない戦闘、イライラするリサーチ・システムにはウンザリしてくるとはいえ、『The Sinking City』には良いところもたくさんある。退屈な作業がポテンシャルを台無しにしているため、Frogwaresには本作のアイデアを洗練させた続編を心から望みたい。

7.0/10 Shacknews

良い点:
・ダークなラヴクラフト設定
・重みを感じる選択
・犯罪や出来事の整理が楽しいMind Palace
・バラエティ豊富な事件とミッション
悪い点:
・ぎこちなく強引に感じられることのある戦闘
・イライラする水中セクション
・場違いに感じる一部のカットシーンとロード画面

『The Sinking City』は、ミステリー小説のビデオゲーム化のようで、開発陣は陰謀や危険を完璧に捉えている。確かに荒削りな部分はあるものの、全体としてはダークで危険な世界を舞台にした楽しいアドベンチャーに仕上がっている。ラヴクラフト・ホラーやミステリー全般のファンなら、『The Sinking City』はウサギの穴に落ちていく旅路の途中で立ち寄りたくなるはずだ。

7.0/10 God is a Geek

良い点:
・魅惑的で描き込まれたラヴクラフト・アドベンチャー
・優れた演技
・『Sherlock』ゲームを発展させた捜査要素
悪い点:
・旧世代オープンワールド
・アセットの使い回し
・命を感じないNPC
・出来の悪い戦闘

技術的不具合を無視できるなら、戦闘の難易度をイージーに設定し、物語にだけ没頭しよう。

7.0/10 Critical Hit

『The Sinking City』は、ラヴクラフト・ホラーのファンにとって最高のゲームであり、クエストの脚本も優れているが、使い古された面白味のないメカニック、退屈な主人公、全般的に無味乾燥なせいで、残念ながらつまずいている。

6.5/10 DualShockers

『The Sinking City』には個性がある。ラブクラフトのファンで、いくつかの欠点を許容できるなら、本作を試してみよう。私個人は、僅かな失望を感じざるを得ない。探偵ゲームを期待していたのに、大半はお使いクエストに時間を費やしただけ。私立探偵気分を味わえるクールな場面は、非常に少なかったのである。平凡なミッションのペース配分や構造から、ぎこちなく印象に残らない戦闘メカニックまで、『The Sinking City』は私には物足りなかったが、他の人は興味を惹かれるかもしれない。

6.0/10 GameSpew

『The Sinking City』は奇妙なゲームだ。薄っぺらいクトゥルフ物ではないとはいえ、物語はありきたりなラヴクラフト物で、引き込まれるほどではないだろう。本作の恐怖演出のメインであるモンスターとの遭遇も、取って付けたようで必要ないように感じられる。しかし、変わり者の住民たちや歪んだ物語に満ちた街自体は、超自然探偵にとっての完璧な庭となっている。道標がないことに不満を感じる人もいるだろうが、それが謎解きに達成感をもたらしている。同種の超自然探偵物語がもっと見てみたくなるはずだ。恐怖こそ薄目だが、ぎこちない部分に目をつむることさえできれば、十分に楽しめるはずだ。

3.0/5.0 Game Revolution

『The Sinking City』は確かに昨年の『Call of Cthulhu』よりも魅力的で丁寧に作られているが、精神的前作を上回っているからといって、ポテンシャルをフルに活用できているというわけでもない。捜査部分は興味をそそられるが、戦闘は煩雑だし、美しいオープンワールドにはその存在を正当化するだけの中身がない。事件現場や情報収集のために退屈な移動を強いられるくらいなら、様々なロケーションを転々と出来た方が嬉しかった。楽しいクトゥルフ探偵物語だけでも目にする価値はあるが、それ以外の部分を同じくらい強力に出来なかったのは謎である。

2.5/5.0 Games Radar+

良い点:
・美しく構築された世界
・ラヴクラフトに忠実なキャラクターとナラティブ
悪い点:
・退屈で単調なゲームプレー・サイクル
・バグが多く粗削り
・味気ない戦闘

『The Sinking City』の魅惑的な設定は、非直感的な戦闘システムと単調さによって裏切られている。

2.0/5.0 Game Rant

『The Sinking City』のキャラクターたちは床上浸水を心配しているが、プレーヤーたちは技術的不具合と不可思議なゲーム・デザインの洪水で溺れている。質の高いラヴクラフト・ホラー・ゲームを探している人は失望するだろう。『The Sinking City』は2019年のE3で最もエキサイティングなホラー・ゲームの一つだっただけに、非常に残念だ。

3.0/10 GameSpot

良い点:
・愛らしい、時にチャーミングなほど昔気質なスピリット
悪い点:
・煩雑で不格好なメニューとシステム
・大量のゲームプレー・メカニックはどれも面白くなく、中途半端
・ラヴクラフトの迫りくる脅威を全く捉えていない、平凡で過剰に広いオープンワールド
・無味乾燥な説明台詞だけで構築されたベタな脚本と出来の悪いキャラクター描写
・ミッション間、死んだ後、ゲーム中のランダムな桁外れに長いロード時間
・ぎこちないシンプルな戦闘

『The Sinking City』ほど臆面もなくどんくさいゲームに腹を立てるのは難しい。カルト人気を誇るアメリカのパルプ作家による、神話と謎に根差した昔気質なミステリー小説であり、確かに魅力もある。しかし、どれだけラヴクラフトやジワジワ来る文学アドベンチャーが好きであっても、貧弱なデザイン、ベタな脚本、遅々として進まないテンポのせいで、不気味さや恐怖どころか、退屈さしか感じないのである。