Fallout 3 プレビュー
Fallout 3の最新プレビューがTeamxboxに掲載されています。
Fallout 3のイントロが示唆するように、戦争というものは変わらない。Fallout 3に関する情報にも変化が無い。Bethesda Softworksは、この今年最大の期待作の1つに関しては、情報を余り出していないからだ。だが、そのBethesdaも沈黙を破る決断をし、我々はこの印象的な核戦争後の世界を舞台にした壮大なシングルプレーRPGの開発進行状況を見る機会に飛びついた。今週我々が見たデモンストレーションの様子をお伝えしよう。
キャラクター作成がVault 101での主人公の出生と結び付いている事は去年の段階で明らかとなっていたが、今回遂にBethesdaが言っていた事を実際に目にする事が出来た。プレーヤーは、文字通り母親の子宮から姿を現し、目を開けて医者と父親(声はリーアム・ニーソンが担当)が見下ろしている様子を目にする事になる。だが、このシークエンスは実際には描写されず、まだ目が見えない状態の暗闇の中、医者と父親が主人公の出産の様子を見守っている様子を聞く事になる。赤ん坊が生まれた時のお約束だが、まず最初に彼らが発するのは「男/女の子だ!」。これがキャラクター作成における最初の選択肢となり、ここで選択した性別でゲームをプレーしていく事になる(小ネタだが、このシーンでAボタンを押すと赤ん坊の泣き声がする)。
その後父親は、成長過程を映し出すプロジェクターを使って、成長した際の主人公の容姿を予測する。ここでプレーヤーは主人公の容姿を作成する事になり、あらかじめ用意されたプリセットの中から選んだり、自分で一から作成したり出来る。オプションは豊富だ。完成するとようやく父親の顔を見る事が出来るのだが、父親の容姿はプレーヤーが作成した主人公の容姿に自動的に似たものになるようになっている。カメラがフェイド・アウトすると、一年後へと移る。
主人公はヨチヨチ歩きの幼児となり、父親は主人公がつまずいたりする様子を眺め、鋼鉄製の柵の中に主人公を入れる(母親は出産時に死亡)。このシークエンスは文字通り赤ん坊が歩き方を覚えていく場面で、ドアを開けて椅子によじ登るといった色々なオブジェクトとの干渉の仕方を学ぶ事になる。この場面でプレーヤーは、児童用の本「君は特別(You’re SPECIAL)」を手にする。しかしこれはただの本ではない。前2作同様、Fallout 3にはSPECIALロールプレイング・システムがある。SPECIALとは、Strength(強さ)、Perception(知覚)、Endurance(耐久力)、Charisma(カリスマ性)、Intelligence(知性)、Agility(敏捷性)、Luck(運)の頭文字だ。本の各ページで、各能力にポイントを振り分ける事が出来る。主人公をどんなキャラクターにしたいか、難しい決断を迫られる場面だ。武器やアーマーを山ほど持ち歩ける荒くれ者か?他の能力を犠牲にして、「強さ」にポイントを多く振り当てるといい。動きの素早い暗殺者はどうだ?当然「敏捷性」を高く設定する事になるだろう。
ここで父親は、ゲーム中に重要な役割を果たす事になる、ある一節を主人公に語る(ネタバレになるので伏せる)。ここでも、Aボタンを押すと赤ん坊が「パパ」と言う。
終了すると再び時間が飛び、10歳の誕生日となる。Vault 101にその時期が来るのはこの頃で、Vault 101の管理者から、インベントリー・システムからクエストのログ、キャラクター管理までを請け負うPip-Boy 3000という腕時計型コンピューターを受け取る事になる。ようやく主人公も他のキャラクターと会話をする事が出来るようになり、会話システムが初登場する。誕生日にはBB銃もプレゼントされ、戦闘システムも初めて紹介される事になる。
キャラクター発展システムはこんな感じだが、その後成長して核戦争後の生存者による特殊部隊GOATに入った後の事は見る事が出来なかった。だが次の話題は、全てのFalloutファンが大喜びするであろうDogmeatだ。
Dogmeatは、前2作に登場した主人公と旅を共にする事になるキャラクターで、文字通り犬だ。Fallout 3にパワーアップして帰ってきたのだ。このDogmeatは前2作に登場したものと別であると思われるが、放射能に汚染され、ミュータントが闊歩する荒野が舞台なのだから、何が起きても不思議ではない。Dogmeatは、主人公の相棒になるかもしれないキャラクターであり、共に戦ってくれたり、アイテムを拾ってきたりしてくれる。Dogmeatとは、荒野を旅している最中、主人公が敵の襲撃を受けている時に偶然出くわす事になる。今回の戦闘はジャンクヤードで行われ、飼い主が戦闘で死ぬと、Dogmeatは主人公の元にやってくるのだ。
まだ開発途中であるため幾つかのバグが散見されたが、Dogmeatとはコミュニケーションを取ったり(吠えたりして応えてくれる)出来るし、周辺の環境についても認識してくれる。例えば、食料や武器などを探させに行かせると画面から消え、しばらくすると実際に周辺に存在していたアイテムを持って帰ってくるのだ。注意しないと、しばらくの間帰って来ない事もあるようだ。我々が見る限り、Dogmeatは戦闘において役に立ちそうだ。敵を倒すだけでなく、邪魔をして敵の注意を主人公から逸らしてくれるのだ。だが気を付けないと殺されてしまうし、そうなると完全にいなくなってしまうのだ。Dogmeatを連れて歩きたくなければ、命令すればVault 101で待機してくれるが、待てと命令すればその通りにするほど頭が良い。危険な戦闘などの際には役に立つだろう。
次は、戦闘システムを実際に見る事が出来た。Fallout 3は、銃を相手に向けて撃つという意味では、シューターと言えるのだが、ロールプレイングのスタッツが大きな役割を果たすため、反射神経を反映する純粋なシューターではない。例えば、銃のスキルが低いのにチェーンガンを使おうとすれば、エイムが流れるのを感じるだろうし、状態の悪い銃を使おうとすれば、ジャミングを起こしたり素早いリロードが出来なくなったりするだろう。
今回の戦闘システムのデモンストレーションは、凶暴な怪物でひしめく地下を舞台に行われた。真っ赤な怪物は、通常のものよりもタフで凶暴だ。Fallout 3を「銃のあるOblivion」と呼ぶ傾向があるが、サブマシンガンやレーザー・ライフルなど豊富な種類の銃器が登場する。グレネードすらあるのだ。
戦闘の大部分はリアルタイムで、敵に銃を向け、照準を合わせて撃つ事になる。しかし、十分なアクション・ポイントがある場合には、VATSモードを発動させる事が出来る。発動させるとポーズ状態になり、違う敵、敵の体の違う部位を狙い撃ちする事が出来るのだ。VATSが情報を提供してくれるので、ヘッドショットやその他の部位に命中させる事が出来る確率が分かるようになっている。ポーズ状態の間、アクション・ポイントの分だけ複数の行動を設定する事が可能だ。準備が整ったらリアルタイムに戻るが、映画的なカメラに変わり攻撃が命中するか外れるかを映像としてみる事になる。それが終わると再びリアルタイムへと移行し、アクション・ポイントが再充電される。この速度は、プレーヤーの行動によって変化する。ただ立っているだけなら素早く充電されるが、銃を撃ったり動いていたりすると遅くなる。
戦闘の最中、Pip-Boy 3000を使って武器を切り替える事が出来る。所持出来るアイテムの制限はキャラクターの「強さ」のパラメーターに左右される。Falloutシリーズで御馴染みの、より重いアイテムを持ち歩けるようになるアイテムも本作には登場するが、どの種類の銃弾が底をつくか、どの種類の銃弾を道中で発見出来るか分からないのだから、出来るだけ沢山の修理の武器を所持しておきたいところだ。折角10mm弾を見つけたのに、それを使える銃を所持していなかったら意味がない。
デモンストレーションの最後には、広大な屋外を見る事が出来た。この時見る事が出来たのは、ワシントンDCのナショナル・モールだ。Fallout 3のナショナル・モールは、Brotherhood of Steelというグループとスーパー・ミュータントという、ゲーム中のキーとなる2つの派閥によって分断されていて、内部では塹壕など戦闘の傷跡を感じさせる。この時主人公は、最初の予告編に登場していたようなヘビー・アーマーやパワフルなチェーンガンを装備していて、実際にそのアクションを見る事が出来た。スパー・ミュータントは、スレッジハンマーからロケット・ランチャーといったあらゆる武器を装備している。ワシントン記念塔から米議会までの道程を突破するには、激しい戦闘は避けられないだろうが、これはRPGであるという事を忘れてはいけない。違った攻撃方法も存在するのだ。銃を全く使わずに、ステルスで先へと進む事も可能だ。
Fallout 3の最新情報はこの通りだ。実に良い感じに仕上がってきた。ビジュアルはシャープで、建造物も良く出来ていた。今回見る事が出来なかったのは、こうした様々な断片が1つになり語られる物語の側面だが、Bethesdaは沈黙を貫いている。彼らはひっそりと開発を続ける事を好んでいるようだが、空きの発売日が近づくにつれ徐々に明かされていく事だろう。今回のデモンストレーションでも、我々のFalloutへの期待の大きさが変化する事はなかった。これはとんでもないRPGになる。Falloutの皮肉っぽいユーモア・センスやクールな舞台設定と、Bethesdaの経験や得意分野のコンビネーションは、正にピッタリだ。
[ソース: IGN]


