【E3 09】 Shadow Complex プレビュー
Epic Games傘下のChair Entertainmentが手掛けるLiveアーケード・タイトル、Shadow ComplexのプレビューがIGNに掲載されています。
Shadow Complexは、典型的なアーケード・ゲームではない。不吉な音楽とともにデティールに富んだ白黒の背景が表示され、間違ってディスクを起動させてしまったんじゃないかと勘違いするほどだ。だが、約800MBの本作は、ディスクのゲームではない。店頭で買う事は出来ないのだ。これこそXbox Liveアーケードの未来であり、この夏に配信となる。
Undertowを配信した時、Chair Entertainmentは独立系のデベロッパーだった。Epic Gamesがこのスタジオを買収して以降、Chairの次のプロジェクトは、ビガーでベターで、より強力なタイトルになったのだ。だが、Shadow Complexにはチェンソーも放送禁止用語も出てこないし、血の海もない。我々の「最も欲しいリスト」のトップに躍り出た、巨大なアドベンチャーなのだ。
Chair Entertainmentのクリエイティブ・ディレクターDonald Mustard氏が、Shadow Complexを「次世代版Super Metroidが作りたかった」と説明。本作は、終盤部分を覗き見する形でスタートする。主人公Jason Flemingが、ワシントンDCで壮大な戦闘を繰り広げているのだ。Shadow Complexに影響を与えたもう1つのタイトル、悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲を彷彿とさせるオープニングだ。この直後、場面は主人公と恋人が森の中を散歩しているところへとフラッシュバックする。
一見すると害のないこのデートは、アメリカ政府の転覆を企むグループが行動する地域が舞台となる。SF作家オースン・スコット・カードの作品を読んだ事があるなら、本作の物語は馴染み深いものとなるだろうが、別に読む必要はなく、本作の物語は映画的なカットシーンによって語られていく。恋人が過激派にさらわれるとデートは終わりを迎え、ゲームがスタートする。
ゲームの冒頭、主人公には懐中電灯しかない。装備は非常に限られたものになっていて、ゲームを進めるにつれ探索を通じて充実させていく事になるのだ。マップは広大だが、全てを目にするためには、新たな装備や武器を発見しなければならない。ドアや瓦礫には爆発物がないと破壊出来ないものもあるし、銃が必要になる箇所もあれば、スピード・ブーツで水の上や壁を走り抜けなければいけない箇所も登場するのだ。新たなエリアに到達するには、装備を上手く利用しなければいけないわけだ。
本作には全部で18のパワー・アップが登場し、ただの一般人だった主人公は、終盤にはスーパー・ヒーロへと変貌している。Bionic Commandoのようなフックからダブル・ジャンプ、スーパー・パンチまで、様々なパワー・アップが存在。我々のお気に入りは、文句なしでForm Gunだろう。パッと見は小洒落たビジュアル・エフェクトの銃にしか見えないだろう。銃を撃つと、小さな泡が発射される。これを活用する事で、ゲームプレーの幅が広がるのだ。地面に向けて撃てば、即席の遮蔽物が出来上がるし、敵に命中させれば、泡で多い尽くして一時的に気絶させる事が出来る。電気に撃てばショートするし、壁に向かって撃てば足場が出来上がる。これで、もう届かない足場はなくなるのだ。
Shadow Complexはフル3Dだが、プレーヤーの動きは2次元に制限されている。敵は背景を含む四方八方から登場するが、特別なボタンを押さなくても背景の敵も倒す事が可能だ。敵の方向に狙いを定めるだけで、自動的に背景の敵も倒してくれる。このシンプルな操作性が、ハードコアなゲームを作る上での全体の知的なアプローチを示している。Super Metroidや悪魔城ドラキュラ同様、隅々まで探索する事でハードコアになりえるのだ。だが我々が見る限り、数多くのフィーチャーが初心者向けとなっている。
恋人や山ほどのシークレットを探して複雑な施設内を探索するにあたって、懐中電灯は不可欠。当てずっぽうでゲーム全体を駆け回らずに済むよう、Chairは懐中電灯をただの照明以上のものにした。シークレットも照らし出してくれるのだ。通風孔がオレンジに光り輝いて、銃で鉄格子を撃ち抜くよう教えてくれるような、分かりやすいものもあるが、全部がそう簡単というわけではない。ようは、破壊出来る箇所を探してグレネードをひたすら投げ続けなくて済むよう、懐中電灯が存在するというわけだ。
Mustard氏がそうしたシークレットを幾つか見せながら、「他の人間がこのゲームを作ってくれてたら、全部の場所を知らずに済んだのに」と嘆いた。そりゃそうだ。這って進めるスペースがあちこちに隠されている。とあるボーナス・キーカードを取得する時などは、天井を走り抜けたりしなければいけないのだ。何か隠されていそうな部分には、確実に何かがあると思って良い。そこまで到達するのが不可能だと思ったら、新たな装備を発見してから戻ってくる事になるだろう。
たとえ完璧主義者でなくとも、隅々まで探索したくなるだろう。11%以下のオブジェクト発見率で、2時間以内にクリアする事が可能との事で、勿論、あらゆるシークレット・ルートを知り尽くした上で完璧なプレーが求められるが、不可能では無いのだという。だが普通にクリアするなら10時間以上はかかるようで、シークレットなどを全て発見するとなったら更にかかる事だろう。当然ながら、誰が一番早くシークレットを発見したかなどを追跡する、膨大なリーダーボードが存在する。
ルートを全て把握していれば、クリアするのに時間はかからないだろう。我々の多くはマップ上を何時間もウロウロし、定期的に巨大なボスに遭遇した。幾つかのボスを見る事が出来たが、その内の1つはCobraの乗り物BuzzBoarに似たものだった。Mustard氏によると「我々バージョンのG.I. Joeなんですよ」との事だ。今まで名前の挙がったBionic Commando、G.I. Joe、Super Metroid、悪魔城ドラキュラX、これら全てを混ぜ合わせてグラフィックをパワー・アップすれば、Shadow Complexの出来上がりだ。
当然、RPG要素がなければ次世代ゲームとは言えない。Shadow Complexには完全なレベル・システムが存在するのだ。敵を殺したり、マップの新セクションを解除するたびに経験値が手に入る。ゲームをクリアする頃にはレベル15ほどに達し、2周目に引き継がれていくのだ。2周目に解除されるHardモードに取組む者にとっては良いニュースだろう。
Shadow Complexは非常にゴージャスで巨大なゲームなので、これがLiveアーケードである事を忘れてしまいそうになる。だが、実績は200ポイントしか手に入らないのだ。とは言っても、Shadow Complexはクリアしたらそれで終わり、というゲームではない。Bionic Commando Rearmedを彷彿とさせるような、特殊なトライアル・ステージが存在するのだ。チュートリアルやボーナス・ステージとして機能するものもあれば、ゲーム配信後にダウンロード・コンテンツとして追加されるものもある。これらのコンテンツや本編自体の価格に関しては、全てが未定となっている。
[ソース: IGN]

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