BioShock 2 シングルプレー・プレビュー
BioShock 2のシングルプレー・キャンペーンに関するプレビューがIGNに掲載されています。
2007年8月、Irrational Games改め2KボストンはBioShockを発売した。今世代最も魅力的で楽しく、考えさせられるゲームと呼ぶ者もいて、その印象的な体験は以後のあらゆる類似ゲームの比較対象となった。そして2008年に続編が発表され、開発は元2Kボストンのコア・メンバーが多く在籍する2Kマリンが担当する事となった。続編の舞台は前作の10年後で、前作と同じ水面下の都市Raptureだが、主人公は前作とは違っている。BioShock 2でプレーヤーは、Big Daddyになるのだ。
物語とキャラクターだけが大きく変化したわけではなく、マルチプレーも初めてこの続編で登場している。BioShockに登場する武器やPlasmid、Big Daddyのスーツを使って、様々なモードで対戦が可能になっている。だがこのプレビューでは、先日のプレス・イベントで公開されたシングルプレー・キャンペーンについてお伝えしたい。
もし前作をまだプレーしていないなら、今すぐにでもプレーするようお勧めするが、とりあえず前作の物語を紹介しよう。誇大妄想癖のある実業家Andrew Ryanが、海中にRaptureという都市を建設。世界中の芸術家や科学者を呼び寄せ、彼らの想像力が許す限り、あらゆる事を行える都市にする事を公約。だが、個人の力こそ全てのこの世界は、上手く行かなかった。
人々は遺伝子操作の実験を始め、正気を失い始めた。文明的な振る舞いと共に権力構造も崩れ、Raptureの住人たちは精神が歪み、Splicerと呼ばれる怪物に変貌した。Raptureには、強固なスーツを着込んだBig Daddyが闊歩し、Rapture崩壊の影響を不運にも受けた存在であるLittle Sisterたちを守ってる。Little Sisterは同情すべき存在であると同時に、キャラクターをパワーアップする方法でもある事から標的となり、プレーヤーはBig Daddyを打ち負かして遺伝子を操作して進化しなければならないのだ。
BioShockのラストから10年後、Raptureには新たな狂人Sophia Lambが登場。Ryanと違い、彼女は個人主義を完全に否定し、全員が協力する事によって生まれるパワーを提唱し、Raptureに宗教的な革命のようなものをもたらした。私が思うに、蝶々が何か関係しているらしく(蝶々の絵がRaptureのあらゆる壁に見て取れる)、これらが主人公とLittle Sisterにも関わってくるようだ。ネタバレはしなくないので、これ以上BioShock 2のプロットに関しては話さないが、Andrew Ryanが本作にも再登場するとだけ言っておこう。といっても、前作のようにRapture中に散りばめられたオーディオ・ログに残された彼の声だけではあるが。
プレーヤーはプロトタイプのBig Daddyとなり、行方不明となったLittle Sisterを捜す過程で、様々な障害に遭遇する。Big DaddyとLittle Sisterは本作にも登場し、Big Daddyを倒してLittle Sisterを手に入れるのは変わらないが、本作ではLittle Sisterを逃がしたり収穫したりしない。その代わりにLittle Sisterを引き取る事ができ、肩に乗せて一緒に行動出来るのだ。Adamがある場所に案内してくれたりもする。ところでAdamとは、自らの肉体をアップグレードする際に使用する物質だ。Little Sisterを収穫するとは、つまり彼女からAdamを取り出す事であり、この場面の描写は前作とほぼ同じになっている。収穫ではなくLittle Sisterを引き取り、Adamは死体から収集する方を選ぶ場合は、銃弾をしっかり補充しておくべきだろう。Little Sisterが死体からAdamを取り出そうとする間、Splicerが四方から現れて彼女を攻撃しようとするので、プレーヤーは作業が終わるまでLittle Sisterを守り抜かねばならないのだ。
今回プレーしたデモ・ステージでは、銃弾はそこら中に散らばっていたので、銃弾に困る事はなかったし(そのように調整されていたのかもしれないが)、そこらにある死体やゴミ箱を漁ったり、自販機で購入したりするのは前作と変わらない。Big Daddyが装備する武器は前作とは少し違っていて、銃弾にも様々な効果を持つ色々なタイプが存在する。例えばリベットガンの場合、普通に射撃する事も可能だが、罠を仕掛けて敵が引っかかるのを待つ事も出来るようになっている。更に、ミニガンのようなアタッチメント、Spilcerを壁に打ち付けたり、爆発するロッドを発射出来る水中銃、敵を切り刻んだり、突撃したりする際に使用するドリル・アームなどを手に入れる事も可能だ。
敵の種類に関しては、通常のSplicerに加え、新種も登場する。Grunt Splicerと呼ばれる、大きな猿のようなSplicerはその一種で、耐久性に優れていて、倒すには集中が必要だ。Big Daddyの新種Rumblerは、ミニ・タレットを展開すると同時にロケットを発射してくるが、TelekinesisのPlasmidがあれば、ロケットを撃ち返す事が出来るだろう。
全体的に、BioShock 2の戦闘では自分が結構パワフルなキャラクターのように感じられた。それは別に自分がBig Daddyだからというだけではなく、Plasmidと武器を切り替えずに、同時に装備出来る様になっているからだ。Adamを使えばPlasmidの効果や機能をアップさせる事が出来るし、効果を融合させる事も可能だ。例えば、Winter Blastで敵を凍らせて、Telekinesisで壁や他の敵に投げ付けて粉々にしたり、竜巻のトラップに炎を混ぜて、敵に大ダメージを与えたりなど。リベットガンのトラップやミニタレットも、前述のLittle Sisterを守り抜くシーンなどで効果的な戦術になるだろう。勿論、前作に登場した、敵の精神を狂わせて、敵同士で戦わせたりするPlasmidも再登場する。
前作では武器をアップグレードする事が出来たが、本作でもそれは可能だ。Rapture内にはアップグレード用のステーションが用意されているが、本作では他にもアップグレードの方法がある。各武器には3種類のアップグレードがあり、3番目のアップグレードは、残りの2つをアップグレードさせる事でアクセスが可能になる。最初の2つは基本的なものだが、3番目のアップグレードは、より明確な変化を武器にもたらすものとなっている。例えばドリル・アームの場合、最初の2つのアップグレードでは、ダメージをアップさせ、消費燃料を減少させるが、3番目は敵が放った銃弾を一時的に跳ね返す能力が身に付くようになっている。リベットガンの場合はというと、ダメージ増加とマガジン・サイズの増量が最初の2つで、攻撃が敵に命中すると、その敵に火が点くというのが3つ目のアップグレードとなっている。この要素は、新Plasmidや多様なTonicと併せて、自らの戦闘スタイルを増強させる事が出来るようになっていて、前作よりも戦闘の多様性が増している。
前作をプレーした者にとってお馴染みなのが、宙に浮かぶセキュリティ・ボットとタレットだ。彼らは監視カメラと共にBioShock 2にも再登場するが、ハッキングの方法が大きく変更されている。パイプを当てはめていくミニゲームはもう存在せず、ポーズもかからないようになっているのだ。代わりに、特殊な銃を使って離れた場所からハッキングする形となっている。つまり、部屋の反対側にプレーヤーがいて、離れた場所にある監視カメラに向かってハック・ガンを撃ち、シンプルな新ミニゲームをクリアする事になるのだ。色付きのメーターがあるカーソルを並べるだけで良い。カーソルを青のセクションで止める事が出来れば、ボーナスを獲得で出来るのだ。自販機の場合ならアイテムが無料で手に入るし、セキュリティ・ボットならばダメージ・ボーナスが獲得出来るという具合だ。
ゲームのトーンに関しては、本作でも特徴的なBig Daddyのうめき声やギシギシという歩く音、Big Daddyが攻撃を受けた際、Mr. BをけしかけるLittle Sisterの非人間的な甲高い声も聞く事が出来る。Splicerも狂信的な独り言を呟いている。都市自体も静かというわけではなく、メシメシと音を立て、水漏れも多く、時には完全に穴が開いていて、水中を進まざるを得ない事も。壁には様々な物語が刻まれ、探索する事でオーディオ・テープなどを見つける事が出来る。
ミニ・ボスキャラが登場するステージ進行は前作と似た構造になっているようだが、最も手強い敵はおそらくBig Sisterだろう。Big Sisterは冒頭で紹介したSophia Lambの部下的な存在で、プレーヤーがLittle Sisterと関わると登場してくる。Big Sisterは敏捷でダメージにも強く、念力を使って物体を飛ばしてくるのだ。探索よりもアクションに重きを置いている事の表れではあるが、確かなところはまだ分からない。今回目にしたのはほんの氷山の一角であり、2月9日の発売までには、更なる情報を目にする事が出来るだろう。
[ソース: IGN]

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