2009年12月14日(月)22時16分

David Cage氏 「Heavy Rainはアドベンチャー・ゲームではない」

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Quantic DreamのDavid Cage氏が、2010年春発売に向けて開発中のHeavy Rainはアドベンチャー・ゲームというジャンルには属さないと語っています。

▼ Heavy Rainはよく「アドベンチャー・ゲーム」と表現されますが、こうしたジャンル名を当てはめられる事に関してどう感じていますか?Heavy Rainに相応しいジャンルだと思いますか?

David Cage: アドベンチャー・ゲームというのは、探索、インベントリー管理、パズル、会話の選択肢といった、既に確立されたメカニックよって明確に定義付けされている。一般的にストーリーとキャラクターに重点が置かれ、テンポがゆっくりでカットシーンを使って物語を進めて行くんだ。それに、大抵は1本道だね。

その定義から考えると、Heavy Rainはアドベンチャー・ゲームではない。インベントリーは存在しないし、融合させたり調査するオブジェクトもなく、パズルもない。長々とした台詞もないんだ。物語はカットシーンではなくプレーヤーの行動によって進められ、その行動が物語の展開に多大な影響を及ぼすようになっている。最後に重要なのが、Heavy Rainにはシチュエーションやゲームプレーに多様性があり、凄いアクション・シーンが含まれているという点なんだ。

端的に言うと、Heavy Rainはストーリーとキャラクターに重点を置いているが、アドベンチャー・ゲームには属さないと私は考えている。どんなジャンルかは分からないよ。特定のジャンルに押し込める事が重要だとは思わないんだ。結局は、ユーザーが楽しんでくれれば、それがアクション・アドベンチャーなのか、RPGなのかなんて気にしないって事だ。

▼ ゲーム業界では「アドベンチャー・ゲームは死んだ」と良く言われていますが、そうした議論は今でも成り立つと思いますか?

David Cage: そのフレーズには賛成だ。私自身はアドベンチャーというジャンルが好きだが、進化出来ずに時代遅れになったために、今は苦戦している状態だね。ここで私が言うアドベンチャーとは、インベントリー管理、パズル、会話の選択肢をベースにしたゲームの事だ。

勿論、優れたストーリーや興味深いキャラクターへの興味をユーザーが失ったわけではないが、こうしたタイプのゲームが提供する特定の体験への興味は薄れていると思う。Heavy Rainは、インタラクティブなストーリーテリングへ新たなアプローチを試みている。メカニックをベースとしたものではなく、完全にリアルタイムの3Dと最先端のビジュアルがあり、ストーリーテリングとアクションが混じり合い、何よりもプレーヤーが物語に真のインパクトをもたらす事が出来るんだ。単にカットシーンを幾つか見るんじゃなく、プレーヤー自身が様々な物語を生き、それぞれの物語の脚本家、俳優、監督になるんだよ。

[ソース: Game Informer]

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