2009年12月16日 (水)
【PS3, Xbox360】
Red Dead Redemption プレビュー
Rockstarの箱庭西部劇アクションRed Dead Redemptionの最新プレビューがIGNに掲載されています。
質の高いウェスタンは大好きだ。テレビで放送されるたびに「トゥームストーン」を見るし、その後何日も名台詞を引用させてもらう。「許されざる者」は古典だし、クリント・イーストウッドは完璧。一番好きな作家はコーマック・マッカーシで、「Blood Meridian」は最高傑作だ。ビデオゲームでも西部劇は珍しくないが、他のメディアと比べると質が低かった。だからこそ、私はRed Dead Redemptionが楽しみでしょうがないのだ。
動乱のアメリカ西部を舞台にしたRockstarのオープン・ワールド・ゲームは、そうした先入観を壊そうとしている。本作こそ、西部劇のファンが文句なく支持出来るゲームなのだ。極めて質が高く、西部劇という舞台設定を超越出来るかもしれない。平凡なゲームを西部劇という包装紙で誤魔化すゲームもあるが、Red Dead Redemptionはスタイルとテーマのベースとして使用しているだけなのだ。 物語はこうだ。プレーヤーは、今では堅気になったかつてのアウトローJohn Marstonとなる。当然ながら、過去から簡単に逃れる事は出来ない。アメリカとメキシコの国境を跨ぐこの土地で20世紀が幕を開け、映画で目にするようなものは全て登場する。アウトローたち、機関車、駅馬車、酔っ払いのカウボーイ、そして山ほどの銃が、広大な砂漠の地に散らばっているのだ。 これはGrand Theft Autoの流れを汲むRockstarのゲームなので、ゲームプレーのフォーミュラはお馴染みのものだ。目に見える場所には行く事が出来るし、人間や動物は全て君の銃のターゲットとなり得る。当然ながらストーリー・ミッションと山ほどのサイド・ミッションがあるが、Rockstarの十八番とも言うべき自由度と箱庭ゲームプレーが主役になる事も多いのだ。
スクリプトではなく、突如として出現するゲームプレーこそ、Rockstarが今回公開してくれたものだ。大幅に編集されたメインのストーリーラインを見る事も出来たが、今回のデモで最も凄かったのは、寄り道部分なのだ。
マップは3つの巨大なセクションに分割されていて、それぞれに街や渓谷、壮大な谷などが存在する。今回のデモの舞台は国境の南に位置する荒れ果てた街、Nueva。南北戦争の影響も色濃く残り、物語にも大きく関わってくるだろう。街そのものは荒れ果てて何とか成り立っているような状態だが、世界自体は実に生き生きとしている。上空には鳥たちが旋回しているし、野生動物もいたるところで跳ね回っている(ハンティングの実績/トロフィーもある)。日が沈むと、月や星が空一面に広がる。 そして勿論、ランダムに出くわす事になるちょっとしたアクティビティも存在する。私のお気に入りは、財宝地図だ。この地図は街で買う事も出来るし、クエストをクリアすると報酬としてもらえる事もある。これらは、ただマップ上にマーカーが付くのではない。この地図は、財宝が隠された場所の周辺が描かれた、手書きの地図になっているのだ。木々のそばにアーチ状の岩が描かれているだけの地図を、ゲーム序盤で手に入れるかもしれない。何時間もプレーした後に、偶然その場所に辿り着き、地図の事を思い出すのだ。実にクールなコンセプトだ。 もう一つのハイライトは、ランダムに生成されるサイド・クエストだ。マップ上を旅していると、様々な人物たちに出くわす事になる。そこに関わるかどうかは、プレーヤー次第なのだ。私は、アウトローが保安官の元から逃げだす様子を目にした。そのアウトローを殺して報酬を受け取る事も出来るし、アウトローにタックルを食らわせて馬に繋ぎ、引きずっていく事も出来る。もしくは、何もせずに保安官の仕事振りを眺めても良いし、保安官を殺して所持品を奪うのも自由だ。行動に応じて名声レベルが上下し、行動を起こすほどに知名度も上がっていくのだ。これが、プレーヤーに対するNPCの反応に影響を及ぼす事になる。
当然ながら、好き放題大暴れ出来ないようなシステムも存在する。犯罪を犯せば地元当局に追われる事になるし、たとえ逃げ切っても、賞金が賭けられるのだ。自分で支払ってもいいし、当局を買収してもいい。もしくは、恩赦を得るために善行を働く事も可能だ。クールなのは、犯罪を犯す時にバンダナを顔に巻ける点だ。街から逃げたら、バンダナを外せば手配レベルが下がるというわけだ。だが賞金が賭けられてしまうと、自警団が追って来る事になる。ある程度有名になると、名を上げようとする者が決闘を挑んでくる事もあるだろう。
Red Dead Redemptionで凄いと感じた事の一つが、説得力のある世界を築き上げるため、細部にまで注意が払われているという点だ。見た目も動きも素晴らしい出来で、ゲームへのアプローチに無限の可能性を感じる。馬で走り回って誰も彼も殺しまくる酔っ払ったカウボーイを演じたいなら、それも可能なのだ。その辺のお店で酒を買う事が出来るし、一時的にパワーアップまでする。用心棒になりたいなら、地元の酒場に行き、商売に精を出す売春婦を探すといい。彼女たちは、乱暴な客が現れた時のために、用心棒を必要としているのだ。早撃ちの腕を見せびらかしたいなら、少し上を狙えば、背後の壁が血で染まる直前に、帽子だけを弾き飛ばす事が出来るだろう。 Red Dead Redemptionで最も凄いのは、プレーヤーに対する反応の仕方だ。多くのRPG同様、Red Dead Redemptionでは各シチュエーションに様々なアプローチを試みる事が出来る。地元当局の依頼で盗賊たちを一掃するサイド・クエストを目にする事が出来たのだが、銃撃戦の最中、保安官が偶然撃たれてしまったのだ。他のゲームでは、ここで再びチェックポイントからやり直しになるかもしれないが、本作では、単に結果が変わるだけ。今回は、保安官の部下が死んだ友人の事を嘆きながら道端をうろついていた。ゲームに現実感をもたらす、パワフルな瞬間である。 我々を興奮させた、デモでのクールな出来事を最後にお伝えしよう。街中では飼いならされた馬を手に入れる事が出来るが、荒野で野生の馬に出くわす事もある。野生の馬を乗りこなす事が出来れば、口笛一つで自分の下に戻ってくるようになるのだ。ある時、Marstonは道端で助けを求める男に遭遇した。馬を下りると、この男は馬に飛び乗って走り出してしまった。だが心配は無用。Marstonが口笛を吹くと、馬が男を振り落としてくれるのだ。一発の銃声がして男が死ぬと、馬は悠々とMarstonの元に戻ってくる。凄いだろう? Red Dead Redemptionは、来年4月にXbox 360とPS3で発売予定。 [ソース: IGN]

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