2009年12月27日(日)00時14分

機種別ゲーム・オブ・ザ・イヤー2009 - GameSpot編

GameSpotが機種別の2009年ゲーム・オブ・ザ・イヤーを発表しています。

▼ ベストPCゲーム

Dragon Age: Origins

長年PCでゲームをしている者ならば、PCというプラットフォームが特定のジャンルの特定のゲームと深く関わりがあるという事を承知しているだろう。そうしたPC特有のジャンルはもういない。プラットフォームを移る事で大成功したジャンルもあれば、居残ってはいるが、かつてほど数が多くないものもある。PCでのRPGのように。

ありがたい事に今年は、大きなインパクトを残すと共に、PCゲーマーでいる事に価値があると実感させてくれるPC RPGが存在した。PC RPGの古典であるNeverwinter NightsやBaldur’s Gate IIの後継作として期待されたDragon Age: Originsが遂に発売され、他でもないPCで最も輝きを放ったのだ。この素晴らしいRPGには、膨大なボリューム、壮大なハイ・ファンタジー物語、印象的なキャラクター、無数のクエスト、そして奥の深いスタッツやスキル・ポイント、魔法アイテムがあり、寂しさに震えるオタクの心を暖めてくれた。更に、PC版Dragon Ageはハイエンドのシステムなら最高のグラフィックを堪能できるし、マウス&キーボードでの操作性も最高だ。2009年はPCゲームにとって良い1年であったし、Dragon Ageこそその理由なのだ。

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▼ ベストXbox 360ゲーム

Assassin’s Creed II

Xbox 360は、シューターからレーシング、スポーツからXbox Liveアーケードのインディ・ゲームまで、極めて幅広いライブラリーを備えた最高のゲーム機である事を証明してきた。それは今年も変わらない。あらゆる種類の最高のゲームが出揃い、どのゲームがベストかという議論には実に苦労する。

熱い議論が交わされた後、Assassin’s Creed IIが勝者として浮上した。確かに、重箱の隅を突けば問題点は存在する。非常に簡単なアクロバティック要素や、とにかくやたら簡単な戦闘要素などがそれだが、全体を見れば、細かな点は問題でなくなるのだ。この続編は、前作をあらゆる面で上回っているだけでない。素晴らしい操作性、改善されたステルス・システム、面白いパズル墓地、新たな暗殺テクニック、ヴィラのアップグレードや抽象画の収集といったサイド・クエストなど、独自の要素も際立っている。

更に、Assassin’s Creed IIには興味深い人物を主人公とした、素晴らしい物語がある。この主人公は、次々と起こる出来事を乗り越えて成長し、より奥深い人物になっていくのだ。Assassin’s Creed IIは様々な要素を提供してくれる。Xbox 360における今年最高の体験もその一つだ。

▼ ベストPS3ゲーム

Demon’s Souls

今年、最も選出が難しかったカテゴリーだ。理解してもらえるとありがたい。PS3は今年、素晴らしいゲームが数多く出揃った。5本の最終候補を選ぶだけでも、何時間にも及ぶ議論や懇願、弁護、罵り合いを必要としたのだ。これらの素晴らしいゲームを心から楽しんだのとは裏腹に、ベスト・ゲームを選ぶ過程は苦痛以外の何物でもなかった。

2009年のPS3には素晴らしい続編が存在したが、最後にGameSpotエディターがベストPS3ゲームとして同意したのは、新規タイトルのDemon’s Soulsだ。極めて異端なこのロールプレイングは、RPGファンたちが上手く行くとは決して思わなかったような、そして上手く行くべきではないと考えていたような方法で、バラエティ豊かな体験を提供してくれた。

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Demon’s Soulsは基本的なメカニックからして既に良く出来ていて、第一印象は良いものだった。クラスの種類は豊富で様々な体験を提供してくれるし、探索にはワクワクさせられるが、同時に難易度が極めて高く、何度も悔しい思いをさせられるのだ。他にも容赦ないJRPGは存在したが、Demon’s Soulsのような革命的なオンライン・フィーチャーを搭載した作品は存在しなかった。他のプレーヤーにヒントなどを残せるだけでなく、ボス戦などを手伝ってもらうために、即座に友人を召喚出来るのだ。豊富なバラエティと手強いチャレンジだけでも十分魅力的だが、それも協力プレーの戦場の反対側に回って、自分こそが他のプレーヤーにとってのボスであるという驚愕の事実に気付くまでの話である。優れた手応えのあるゲームプレーと、大胆かつユニークなオンライン機能こそ、他の優れたPS3ライブラリーの中でもDemon’s Soulsを際立った存在たらしめているのだ。

▼ ベストWiiゲーム

Dead Space Extraction

今年のWiiには、家族や友人たち、トークショーに出演したハリウッド・スターたちにとっての魅力的なタイトルが数多く存在したが、実のあるゲーム体験に身を投じる事を望む我々のような人間にとっても、素晴らしいゲームが幾つか存在した。

昨年のDead SpaceのプロローグとなるDead Space Extractionこそ、正にそうした作品だ。前作同様、宇宙ステーションを探索して向かい来るモンスターを「戦略的部位破壊」していくホラー・ゲームである。だがこのExtractionはオンレール・シューターという形式をとっており、Wiiリモコンの賢い利用法も合わせ、我々が想像するオンレール・シューターの遥か先を行く作品に仕上がっている。

恐ろしいNecromorphとの戦闘以外にも、直感的なWiiリモコンの操作法を活用した戦略性の高いゲームプレーに支えられた緊迫感に満ちたホラー・ストーリーは、すぐには頭から離れないショッキングな瞬間を生み出している。

▼ ベストPSPゲーム

Grand Theft Auto: Chinatown Wars

これまでにも携帯機にGrand Theft Autoは存在していたが、2009年のPSP作品は、我々の期待を遥かに上回る作品となった。今年始めにDSに登場したGrand Theft Auto: Chinatown Warsは、過去のPSPでのGTAと違い、最初から最後まで携帯機を念頭に置いてデザインされている。ゲームプレーには、かつての見下ろし型GTAと多くの共通点があるが、最近のGTAのフィーチャーも取り入れつつ、更に全く新しいメカニックも導入されている。例えば、警察とのカー・チェイスは、もう単に逃げ切ったり隠れたりするだけではなく、アグレッシブに走り回ってパトカーをクラッシュさせる事が求められるのだ。

Huang Leeを主人公とした物語は、GTA IVに登場する人物たちと同じくらい魅力的で楽しい仕上がりだが、Liberty Cityこそが真のスターなのだ。Chinatown Warsのカラフルなアート・スタイルに彩られたLiberty Cityは、細部に凝った真実味のあるGTA IVのそれと同じくらい、一目でそれと分かる仕上がりだ。1人だろうと友人とプレーしようと、エンド・クレジットの後もLiberty Cityではたっぷり楽しむ事が出来る。Chinatown Warsは単に優れたPSPゲームというだけでなく、シリーズで最も優れたGTAの一つであり、これはプラットフォームに関わらず凄い事だ。

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▼ ベストNintendo DSゲーム

Grand Theft Auto: Chinatown Wars

Grand Theft Auto: Chinatown WarsがDSで発売された事自体は驚くべき事ではない。これまでにも携帯機にGTAは登場していたのだから。だが、Xbox 360とPS3で発売されたRockstarの傑作群に顕著だった、トレードマークと言えるユーモア、洗練、中毒性の高い楽しさといった要素がChinatown Warsにも含まれていた事は、素直に驚くべき事だろう。

Chinatown Warsでは、プレーヤーはLiberty Cityの犯罪組織Triadの中心人物Huang Leeとなる。ストーリーを進めていくと、様々な印象的なキャラクターに出くわす事になる。スナイパーライフルの組み立てや車を盗む際のドライバーの使用、印象的なミッションで言えば、様々な道具を使ってライバルの車を駄目にする場面など、DSの操作性を巧みに用いている。

ただ最高のストーリーとダークなユーモアがあるだけなら、Chinatown Wars は良く出来たゲーム止まりだっただろう。だが本作には、違法品の売買によるエコノミー・システム、大量のサイド・ミッション、オンラインが含まれている。小さなパッケージに収められた、実にビッグなゲームだ。他のデベロッパーたちがDSの2画面の可能性を押し広げる切っ掛けに本作がなってくれる事を望むが、今のところは、Chinatown Warsが我々の選ぶ2009年最高のDSゲームだ。

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