2009年12月27日(日)00時14分

ゲーム・オブ・ザ・イヤー2009 - GameSpot編

全てのプラットフォームで発売された数多くのゲームの中から、2009年最高のゲームを選出するゲーム・オブ・ザ・イヤーをGameSpotが発表しています。

▼ ゲーム・オブ・ザ・イヤー

Demon’s Souls

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驚いた?我々もだ。全てのプラットフォームで高品質のゲームがリリースされた今年にあって、この地味なアクションRPGが我々のイマジネーションをがっちりと掴み、未だに離してくれないのだ。色々な意味で、Demon’s Soulsは伝統的なダンジョン・クローラーだ。ダークで雰囲気のある通路や中庭を歩き、様々な怪物を跳ね除け、ゆっくりとだが着実に真っ暗な未知の領域へと足を踏み入れていく。Demon’s Soulsの伝統的な要素は素晴らしい出来だが、デティールへの驚くべきこだわりが我々を惹き込むのだ。Boletariaは敵意に満ちた危険な王国だが、ユニークで真実味が感じられる。3つ頭の怪物が待ち受ける淀んだ沼地を渡り、甲高い声を上げるガーゴイルが襲ってくる曲がりくねった階段を上ってゆく。自らのみを守るために与えられる道具も素晴らしく、戦闘には驚異的な重みと緊張感に満ちている。更に緊迫感を増す要因は、その難易度の高さだ。群がる骸骨の大群をなぎ倒すのは簡単ではないが、今まで足を踏み入れた事のないエリアに到達した時の達成感は格別である。

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Demon’s Soulsは決して古臭いゲームではなく、むしろ未来を感じさせる作品だ。目を見張るようなオンラインのコミュニケーション機能は、Demon’s Soulsを未だかつてなかったようなゲームたらしめている。収録された5つの薄暗い世界を探索していくと、同じ道を通り、同じ橋を渡る他のプレーヤーのゴーストに遭遇するのだ。無残にも殺された他のプレーヤーの血痕を発見する事もあり、彼らの最後の瞬間を目にする事も可能である。先に待ち受ける危険や財宝の存在を、メッセージを残して他のプレーヤーに知らせる事も出来る。こうした革新的な機能は驚異的な一つの世界を生み出しており、静かに、そして間接的に他の冒険者たちと関わり合いを持つ事を可能にしている。このプレーヤーによるヒント・システムは、プレーヤーの間に助け合いの精神を作り出し、手を差し伸べる者を励ます一方でプレーヤーをミスリードしようとする悪党を落胆させる。非情なDemon’s Soulsの世界では、1人きりでは生き残れないのだ。

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他のプレーヤーの世界に参加したり、自らの世界に召喚する事で、より直接的に手助けする事も可能だ。この普遍的な協力プレーですら、見知らぬ者との助け合いの感覚を作り出す。誰の世界に参加するか、誰を自分の世界に召喚するか、選ぶ事が出来ないのだ。助けを必要とするあらゆる者が、君に助けを求める事になる。慎重に構築されたメカニックと幅広いコミュニティのお陰で、これが実に上手く機能している。凄いのは、こうしたフィーチャー全てがシームレスに組み込まれており、セーブ・データやマルチプレー・オプションのように標準機能になっている点だ。点滅するメニューやセーブなど、プレーヤーの没入感をそぐようなゲーム的な押し付けがましさは殆ど存在しない。

Demon’s Soulsは新旧の要素を素晴らしい形で融合し、他に類を見ない極めて独創的な作品に仕上がっている。確かに難易度は高く、無慈悲なほど難しい。だが同時に、生き残るのに必要なツールは全て盛り込まれているので、驚くほど充実しやりがいがあるのだ。Demon’s Soulsは、革新的で没入感があり、極めてエンターテイニングな作品であり、2009年最高の作品である。

[ソース: GameSpot]

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