2010年02月07日(日)19時03分

Metro 2033 プレビュー

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Metro 2033の最新プレビューがTeamxboxに掲載されています。

先日、ここTeamXboxのオフィスにTHQの面々が訪れ、3月16日に発売されるMetro 2033を我々に見せてくれた。ウクライナの4A Gamesが手がけるこの最新シューターは、プレーヤーを終末後のロシアに連れて行ってくれる。

Metro 2033は、作家ディミトリ・グルホフスキーによる2002年の同名小説のゲーム化だ。グルホフスキーは小説の知名度を上げるため、自らのウェブサイトで小説を丸ごと公開した。この小説はロシア国内だけで40万冊を売り、今月末には翻訳版が各国で発売される予定となっている。

タイトルからも分かるように、ゲームの舞台は2033年。2011年に勃発した核戦争によって文明は破壊され、その20年後、僅かに生き残った者たちはモスクワの地下鉄を居とし、その中に若きArtyomがいる。時が経つにつれ、地下鉄トンネルを行き来する他の都市の生存者との交流が始まった。誰もが地表に戻る事を夢見ていたが、放射能汚染や皮膚を焼く紫外線、地表を闊歩するミュータントによる襲撃によって、その試みの殆どは失敗に終わった。

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Metro 2033を見て、単なるロシアを舞台にしたFallout IIIだと思うかもしれない。だが、終末後の世界をただ旅して歩くだけのゲームではないのだ。本作にはSF要素がふんだんに盛り込まれており、放射能により生まれたミュータントが地上や街間のトンネルを支配している。だが更に、サイキック攻撃がArtyomの周辺の人々を襲うのだ。

ゲーム序盤のとあるシーンでは、3人の仲間と共にArtyomが手押車に乗っている。次の瞬間、3人の仲間が気を失うか死んでしまい、Artyomは彼らを起こそうとしながら、クリーチャーの攻撃を凌がなければならなかった。この2つの事例には関連性があるのだろうか?その謎は、発売後に我々自身で解かねばならない。唯一はっきりしている事は、Artyomはサイキック攻撃には免疫があるという点だが、そのせいで今回のように一人っきりになってしまう事もあるようだ。

その免疫の副作用なのか、Artyomは様々な夢や妄想、ビジョンに悩まされる事になる。多くの幽霊を目にする事になるそうだが、それが物語にどう絡んでくるのかは不明だ。Artyomは数多くのNPCと遭遇して物語が進んでいくので、ゲームを先に進めるにつれて真相が明らかになっていくだろう。更に、各ミッションを成功させるには、シューターのスキルだけでなく、いかにNPCと上手くやり取りするかが関わってくる事になるそうだ。

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この序盤部分で、我々はArtyomに降りかかる様々な問題を知る事となった。この世界は補給物資が極めて貴重で、核戦争から20年が経過して地下世界もちょっとした物資の製造過程を確立してはいるものの、原始的な道具しか存在しないため、様々な部品を組み合わせただけのアイテムしか存在しないのだ。殆どの銃は間に合わせの部品を組み合わせて出来たものばかりで、どれも質が悪い。しかも銃弾が数少なく、Metro 2033では貨幣の役割を担っているのだ。何か欲しかったら、銃弾を差し出さなければならないというわけだ。銃弾を払ったからといってお望みのものが手に入ると決まっているわけではないようで、THQは夜の女性に誘われたArtyomが待ち伏せされて強盗に遭う場面を見せてくれた。

もう一つの問題は、足を踏み入れなければならない場所の多くが、有害な空気に汚染されている事だ。ガスマスクとフィルターをしっかり準備しておかないと、ミッションを続ける事が出来なくなってしまうわけだ。腕時計がインジケーターとなっていて、放射能汚染地域や地表に出た時にその危険性を知らせてくれるようになっている。

本作のクリエイティブ・マネージャーであるTHQのDavid Langeliers氏によると、Metro 2033にはステルス要素も盛り込まれているとの事だ。実際にゲーム内でどのように機能しているのかを見る事は出来なかったが、腕時計がステルスのインジケーターになっているのだという。

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今回見る事が出来た地表の場面では、更なる危険が待ち構えていた。Artyomは直射日光を避けて歩かねばならず、地表に長く留まる事が出来ず、ガスマスクや放射能だけではなく、熊のようなクリーチャーが定期的に襲ってくるのだ。THQによると、インターフェースを最小限に抑えるため、4A Gamesはカウンターではなく肉眼で残り弾数を確認出来るようにデザインしたとの事だ。これも、数少ない銃弾や物資をいかにやりくりするかという点を強調するものだ。

THQによると、Metro 2033は原作本を忠実に再現した内容になっているとの事なので、もし原作を読んだなら、おおよその内容は想像が付くだろう。Langeliers氏によると、ロケーションや登場人物は同じだが、物語自体は原作と多少異なっているため、原作を読んだ者も新鮮な気分で楽しめるだろうとの事だ。更に、THQは原作のインタラクティブ権を取得していて、原作者自身が3年近くにわたって4A Gamesと共に開発に関わっているとの事だ。

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開発を手がける4A Gamesは、PCのシューターS.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobylを開発したウクライナのGSC Game Worldのメンバーたちが独立して立ち上げた会社だ。当然だが、彼らはロシアや放射能による被害の描き方を心得ている。

唯一残念なのは、Metro 2033にはシングルプレー・キャンぺーンしか収録されていないという点だ。つまり地下鉄構内を走り回って撃ち合いをしながら、他のプレーヤーのガスマスクやお金を盗んだり出来ないという事。だが、キャンペーンが実に奥深い内容になっているのは確かなようだ。もしかしたら、続編やダウンロード・コンテンツでマルチプレーが実現するかもしれない。

[ソース: Teamxbox]

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