2010年06月24日(木)03時19分

【E3 10】 Fable III プレビュー

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Fable IIIのプレビューがIGNに掲載されています。

MicrosoftのE3プレス・カンファレンスにおけるFable IIIの持ち時間は非常に短かった。Kinectゲームの山に追いやられ、短い予告編が流されただけだったのだ。だがショー・フロアでは全く別で、ボリュームたっぷりのデモを初めてプレーする事が出来た。Fable 2.5になると思っている人間にとって驚くであろう内容に仕上がっていた。

最初のプレーアブル・セクションは、いかにもFableらしい村Brightfallが舞台。工業化の進んだBowerstoneよりも静かな村で、上品な家々が立ち並んでいる。Fable IIのエンディングから50年後にスタートするFable IIIは、前作の主人公の子供たちの物語。セーブ・データのインポートも可能だが、反映されるのは主人公の性別と幾つかの重要な決断のみとなっている。

プレーヤーは、2人の子供のうちの1人となる。1人はAlbionの支配者となっていて、国の産業は混乱し、絶望に満ちた統治が行われている。プレーヤーはもう1人の子供となり、王座に付く事が目的となる。

これがゲームの前半部分となり、大半はFable IIのDNAを引き継いだものとなっているものの、大きな変更点も見受けられる。最も大きな変更点は、インターフェースだろう。Peter Molyneux氏がメニューをなくすと言ったのは誇張ではなく、スタート・ボタンを押すとリストがズラズラと表示されるのではなく、3Dのハブに連れて行かれるようになっているのだ。

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このハブには、俳優ジョン・クリースが演じる執事がいて、部屋を歩き回るプレーヤーを見守ってくれる。中央にはワールド・マップがあり、横には他の「メニュー」へと続くドアがある。例えば洋服を着替えたい場合、洋服のコレクションが飾られているドレッシング・ルームへと進んで、好みの洋服の前まで行き、選択するだけで良い。

魔法の装備も同じように行う。それぞれの魔法には専用の籠手が存在し、この籠手を装備すれば良いのだ。異なる魔法を組み合わせる事も可能で、炎の籠手を片手に、雷の籠手をもう片方の手に装備すれば、電気を帯びた炎を発射する事が出来るようになるのだ。

Fable IIのみならず、RPGの多くに見られるような個性のないメニューへの大胆な解決策だが、これは単なるインベントリー管理に留まらない。お店に行くと、品物のリストが表示されるのではなく、ちゃんと棚に商品が並んでいる様子が表示されるのだ。欲しいものがあったら、その商品に近寄って選択すれば購入できる。

他にも、革命的とまで行かずとも、抜本的な変更がなされている。最初のカットシーンで主人公が口を開いた瞬間、我々はショックを受けた。Fableシリーズで初めて、主人公が声を出して喋るのだ。プレーヤーの行動によって見た目までが変化するゲームにとっては、勇気ある決断だろう。我々も最初は懐疑的だったのだが、これは物語に重みを持たせるために下された決断だという。更に、カットシーンはテレビや映画の専門家たちによって演出されていて、LionheadがFable IIIの物語に今まで以上に力を入れている事が窺える。

既に発表済みの新要素に関しても、しっかりと形になってきている。感情表現においては、タッチ・コマンドという要素が大きな役割を担っている。ジェスチャーで感情表現をした前作と違い、本作では握手やハグをしたり、掴みかかって頭にオナラをしたり出来るようになっているのだ。実にチャーミング。

デモの後半部分は、洗練されたFable IIIの戦闘部分にスポットライトを当てている。ゲームの中盤に登場するShadelightというダンジョンを舞台に、主人公は師のWalter Beckと共に薄暗い地下墓地を進んでいく。船が難破したために、2人はこのダンジョンがある大陸Auroraへと辿り着いたのだ。

ここは邪悪さに満ちたダンジョンで、目だけが光る真っ黒なデーモンが徘徊している。前作よりも滑らかになった攻撃動作の数々を試すには、絶好の相手だ。銃と剣、魔法を組み合わせて戦うのは前作と同じだが、よりシンプルになっていて、攻撃ボタンを押し込むだけで連続して攻撃を繰り出す事が可能になっているし、カメラがズームして映画的な演出が施される事も多々ある。

2人がダンジョンの奥深くへと進んでいくと、危険度が増していく。Walterが敵に捕まってしまい、主人公は1人で新種の敵と戦う羽目に陥ってしまう。我々の眼には鉄で覆われた鳥に見えるが、シリーズのファンならば1作目のミニオンへのオマージュである事に気付くかもしれない。

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彼らを倒しても、まだ一息付けるわけではない。続いて、羽の生えたボスが登場するのだ。このボスを倒すと、Walterが何らかの力によってダンジョンの外に導かれると、Fable IIIは牧歌的な過去作から大きく飛躍した美しい姿を見せる。Aurora大陸の砂漠がプレーヤーの目前に広がったところで、デモは終了する。

Fable III最高の要素はまだこれから。前作では中途半端な出来だった協力プレーは、大幅に改善されているようだ。主人公の相棒としてプレーするのではなく、2人の主人公で協力してプレー可能になっているのだ。協力プレーの相手と結婚する事も出来るし、同棲したり資金を共有する事も可能なのだ。

今回見る事が出来たのも、Fable IIIの一部分に過ぎない。王が倒されて主人公が王座に就くと、王国を統治する事が出来るようになり、善悪好きなように国を確立する事が可能になっているのだ。この部分に関しては今後公開されるそうで、10月26日の発売が待ちきれない仕上がりになっている事は間違いないだろう。

[ソース: IGN]

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