2010年07月30日(金)20時23分

Dragon Age II プレビュー

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Dragon Age IIのプレビューがGameSpotに掲載されています。

BioWareはDragon Age IIを初公開するにあたり、派手な方法は取らなかった。今月初めに本作の存在を認めたBioWareは、コミコン会場でデモをプレーする機会を与えるため、手の込んだ発表会などを避けたのだ。これまではコンセプト・アートしか公開されていなかったため、昨年11月に前作が発売されて以来BioWareが取り組んできた本作を実際に目に出来るチャンスとあって、我々は飛びついた。

リード・デザイナーMike Laidlaw氏は、この続編に加えられた変更点について説明してくれた。最も大きなものは、ストーリーテリングの方法論だろう。Dragon Age IIは、Framed Narrativeと呼ばれる劇中劇のような手法を取っており、Laidlaw氏は「プリンセス・ブライド」や「ユージュアル・サスペクツ」を例に挙げていたが、基本的にはこのように進行する。プレーヤーは、数々の偉業により英雄として語り継がれている戦士Hawkeとなる。物語の大半はHawkeを中心としているが、時折、語り部の話に耳を傾けるSeekerという人物の視点で物語が進む事があり、多くの英雄伝説同様、多少なりとも誇張されたものとなっているのだ。

こうした誇張されるという要素はDragon Age II のビジュアル・スタイルにも反映されていて、前作よりも様式化されたものになっている。パッと見は些細な違いではある。キャラクター・モデルはより角ばっていて戯画化されているし、風景も、少なくとも我々が見たものは、荒廃したような不気味さを感じさせるものになっていた。戦闘においても、Darkspawnが爆発してそこら中が血や部位だらけになる事も珍しくない。だが最も凄いのは、我々が見たXbox 360版は、素晴らしいグラフィックに仕上がっていた事だ。ゲーム機版Originsをプレーした事がある人間なら、これが凄い事だと分かってくれるはずだ。

さてデモに関してだが、本作は最終的に壮大なロールプレイング・ゲームになるわけだから、今回目にした僅か5分ほどのデモでは、何とも言えないというのが正直なところだ。だが、戦闘がどういったものになるのか、多少のヒントは得る事が出来た。今回のデモでは、男性の戦士であるHawke(どんなキャラクターにするかはプレーヤー次第だが、名前はHawkeに固定されている)が、女性メイジのBethanyと共に、不気味に赤く染まる空の下に広がる高原の真っ只中に立っている。2人はDarkspawn Hurlockの大群、そして巨大なOgreに包囲されている。

主人公Hawkeは、スタイリッシュにDarkspawnの大軍を次々と血祭りに挙げていく。ゲーム機版の操作は前作と同じで、トリガーを引く事でタレント、スペル、アイテムなどのサークル・メニューを開く事ができ、メニューを開いている間は時間が停止し、ゆっくりと特定の敵に狙いを定める事が可能となっている。だが戦士を操作している場合は、走り回りながらボタンに振り当てたタレントを使う方が便利だ。全体的に、動きは前作よりも滑らかになっており、アニメーションもスムーズで、血の量は遥かに増えている。

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操作をメイジに切り替えると、前作のような戦術的な戦闘を繰り広げる事が出来た。メイジを操作する場合は、サークル・メニューを出して、状況に最も適したスペルを選択するのがベストだろう。我々のお気に入りは、まるで天に迫撃を要請したかのように炎を一定範囲に降り注がせる事が出来るInfernoだ。Laidlaw氏によると、本作ではメイジにも戦闘時に戦士のように派手な演出が数多く盛り込まれているのだという。その一例として、Ogreを空中に持ち上げてダーク・エネルギーで取り囲み、無へと帰する事で止めを刺す場面が披露された。

全体的に見て、戦闘は前作から大きく変わっているようには感じられなかった。多少スムーズでテンポが速くなっているとはいえ、それはスペルなどのリチャージ時間が非常に短かったからだろう。恐らく、今回のデモ用にBioWareが難易度を低く設定していたのだろうと思われる。短いデモではあったが、BioWareはちゃんと分かっていると断言しよう。これはハック&スラッシュではないのだ。

デモの大半は戦闘だったが、台詞の選択場面も少しだけ見る事が出来た。すぐに気が付く変更点は、本作ではプレーヤーが選択した台詞を、主人公が喋るという点だ。Laidlaw氏の説明によると、前作の主人公は人類の存亡を賭けた壮大な戦いに巻き込まれた人物であり、感情は殆ど表に出さない人物だった。本作でも台詞の選択肢の種類は前作と同じくらいあり、完璧なまでの紳士から嫌な奴、その中間までと幅広い。本作はどちらかというとMass Effectに近くなっているが、Commander Shepardほど相手の深層心理を突くような選択肢は見る事が出来なかった。ここでの選択肢はアクション寄りであり、自らDarkspawnに立ち向かうか、仲間のメイジに任せるかを選ぶというものだった。

初めて実際に目にしたDragon Age IIは、前作よりも様式化され、テンポが速く、独特のスタイルを持っていた。とはいえ、今回見る事が出来たのはほんの氷山の一角なので、これで何らかの結論を出そうというのは愚かだろう。何にせよ今回のデモはなかなかの出来で、もっと見たいと思わせるのに充分であった。

[ソース: GameSpot]