2010年09月09日(木)01時32分

EA 「須田氏の作品を幅広いユーザーに受け入れてもらうのが使命」

2年前にグラスホッパー・マニファクチュアと完全新作の販売契約を締結した事を発表したEA PartnersのDavid DeMartini氏がEurogamerの取材に応じ、同作品を手掛ける須田剛一氏と三上真司氏について語っています。

▼ ホラーになるそうですが、高額の開発費をかけたマルチプラットフォーム・タイトルですか?須田氏は最近、Wiiでの作品が続いています。

David DeMartini: プラットフォームはPS3とXbox 360だ。須田はとてもクリエイティブな人物で、彼にとっても我々にとっても学ぶ事の多い体験だよ。

日本の著名なクリエーターと契約するのは、極めてリスキーなんだ。本作には三上氏も関わっているから、日本で最も著名な2人のクリエーターと仕事をしている事になる。EAはこれまで、日本のデベロッパーと仕事をした事は殆どないので、コミュニケーションの問題は大変だった。仕事のやり方を時間をかけて試行錯誤したよ。お互いどれくらいのフィードバックをやり取りするか、といった事だ。

目標は、彼の素晴らしいクリエイティビティのエネルギー引き出し、そのアイディアを西洋化する手助けをする事だった。そこに関しては、どれくらい成功したか分からない。しかし、彼のクリエイティビティを最大限引き出す手助けは出来たと思う。

▼ 彼の場合、それは危険ですよね。

David DeMartini: 危険だが、ファンはそれを彼に期待しているのか?という事だ。重要なのは、須田氏をトーンダウンしたり西洋化したりする事ではなく、彼の作品がより幅広いユーザーに受け入れられるようにする事だ。

No More Heroesをはじめとする彼の作品は、どれも評価が非常に高い。だが、まるでアート・フィルムのようなもので、評価は高くても上映する映画館が少ないせいで、見る機会を満遍なく提供出来ていないんだ。

EAの販売網や宣伝力があれば、全ての映画館で上映させる事が可能だ。つまり、世界中の小売店に行き届かせる事が出来る。これまで須田氏が絶賛されてきた理由を、世界中のユーザーが目にする機会を得るという事だ。

彼の作品はどれも素晴らしい。非西洋的な見た目のせいで見過ごされている部分もあるが、プレーすればそのマジックを体験できる。我々はそれを狙っているんだ。

彼のアイディアを西洋化しようとはしていない。彼には自由に創造してもらっている。だが、セールスやマーケティングのアプローチを西洋化する事で、可能な限り多くのユーザーの目に触れさせる事が可能になる。出来るだけ多くのソフトを売る機会を、彼に提供しているんだ。

[ソース: Eurogamer]