2011年02月19日(土)02時57分

Dead Island プレビュー

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Dead Islandの最新プレビューがIGNに掲載されています。

斧が腐った皮膚に食い込むと、衝撃で肉体がバラバラに砕け散る。その一撃でゾンビは動けなくなり、貴重な時間を稼ぐ事が出来たが、代償も払わされる事となった。靭帯や骨に何度も叩き付けたせいで、拾った斧の刃が鈍くなってしまったのだ。すぐにも修理が必要だが、それが無理なら、すぐに新しい武器を手に入れなければならないだろう。

これが、感染者たちに支配された世界を舞台にしたDead Islandの残虐な戦闘シーンだ。ゾンビは非常に攻撃的で、超人的な力で人間を追い求める。他のゾンビ・ゲームと同じように、プレーヤーはゾンビの大群からの最後の生存者。銃火器で一杯の魔法の部屋があれば全ては簡単に解決するのだが、Dead Islandの開発者たちは異なったアプローチを採用している。

本作の舞台となるRoyal Palmsリゾートは、パプアニューギニアの離島に位置し、観光客にとって南国のパラダイスとなっている。武器や箱一杯のグレネード、ロケット・ランチャー、タレットが手軽に手に入るような場所ではないだろう。本作の開発元であるTechlandは、いわゆるゲーム的なお約束を取り払う事で、現実味をゲームにもたらしている。

ゾンビの間を駆け回って銃でなぎ倒していくのではなく、プレーヤーはオブジェクトを手に入れて武器として利用しなければならない。銃や弾薬は殆ど手に入らないため、戦闘の殆どは接近戦となる。ナイフ、なた、バット、ホウキ、パイプなどでゾンビから身を守らなければならないのだ。近接戦闘をメインにしたサバイバル・ホラーであり、実に不快だ。

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パブリッシャーのDeep Silverと開発元のTechlandが先日公開してくれた開発初期段階のDead Islandを見ると、様々な腐敗具合のゾンビたちが非常におぞましい仕上がりである事が見て取れた。攻撃を加えるたびに、既に剥がれ落ちそうな皮膚が血飛沫と共に飛び散り、その下の筋肉があらわになる。Deep Silverは本作をダークで歪んだ生々し作品と表現しているが、私が見た限りではその通りの仕上がりだ。Dead Risingのような作り物っぽさはそこにはない。

Techlandは本作を「一人称ゾンビ・スラッシャー・アクションRPG」と称している。実に適切だが、各要素のバランスがどうなっているのかはまだ不明だ。プレーヤーは既存のキャラクターの中から好みのものを選択する事が出来、唯一公開されているキャラクターが、元ラッパーのSam Bだ。

Techlandが舞台設定やストーリーラインにどれだけ真剣に取り組んでいるかは、身も凍るような予告編を見れば一目瞭然だ。IGNでは数多くの予告編に目を通しているが、編集者たちが見入ってしまうほどの作品は少ない。この予告編は、そんな例外の一本だ。

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プレーヤーは豪華なホテルに滞在する観光客で、ゾンビが発生した際、彼と何人かの滞在客は感染を逃れる事が出来た。彼らはこの島を脱出する事になるが、その過程で、謎めいたゾンビ発生の謎を暴いていくのだ。Dead Islandは物語主導型のゲームではあるものの、協力プレーにも対応しており、Deep Silverによると4人のプレーヤーがシームレスかつ自由に出入り出来るとの事だ。だが、一人でプレーしたい場合ならそれも可能となっている。

主人公は最初こそゾンビ虐殺経験もないただの観光客だが、ちょっとしたロールプレイング・システムが組み込まれているため、能力が徐々にアップしていくようになっている。Deep Silverはまだ詳細を明らかにしていないが、レベル・システムとスキル・ツリーの存在は確認されている。プレーヤーが成長していくにつれ、スタッツが上がっていき、新しい戦闘能力やアニメーションが追加されていく。

Dead Islandというタイトルをどこかで聞き覚えがあると思った君は、実に記憶力が良い。初めて発表されたのは2007年だったが、パブリッシャーが付いていなかった。その後Techlandは他のプロジェクトを手掛けて来たが、Dead Islandもゆっくりと開発が進められていたのだ。パブリッシャーがDeep Silverに正式決定した事で、本作もようやく日の目を見そうだ。2011年にXbox 360、PS3、PCで発売予定だが、具体的な発売時期などは明らかにされていない。

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Dead Islandのコンセプトは印象的だ。プレーヤーを南国の島に放り込み、様々な容姿、体型、速度、能力を持つゾンビの大群を登場させ、アイテムは全て自分で調達しなければならず、武器も徐々に劣化していく。ミステリーやドラマもしっかりと用意されている。だが、RPG要素を含んだ一人称近接戦闘アクションが、本当に上手く機能するのだろうか?

まだ氷山の一角しか目にする事が出来ていないので、その判断を下す事は出来ない段階だ。近接戦闘に特化したゾンビ・ゲームと言えば聞こえは良いが、野球のバットでゾンビを殴り倒し続けるだけで、ゲームを最後までもたせる事が出来るのだろうか?

近接戦闘に飽きてしまわないか?収集要素やストーリーライン、環境や緊迫した場面が違いを生み出してくれるだろうか?

今後、より詳しくDead Islandを見れる事を願っている。数年前に開発が始まってからずっと追い続けているタイトルだし、その仕上がりが実に楽しみだ。ともかく、これまでとは一味違うゾンビ・ゲームを見れたのは嬉しい。予告編と同じくらい素晴らしい作品になる事を願うばかりである。

[ソース: IGN]

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  • カテゴリ: プレビュー タグ: Dead Island