2011年03月30日(水)03時54分

元Bizarre社員 「Activision下での仕事に馴染めなかった者も多かった」

親会社のActivisionによって今年2月に閉鎖されたBizarre Creationsでコミュニティ・マネージャーを務めていたBen Ward氏が、スタジオ閉鎖の理由を語っています。

Ben Ward氏は現在、元Bizarre Creations社員数名と共に、モバイル・ゲームなどを主に手掛ける新スタジオHogrocketを立ち上げています。

Ben Ward: 必ずしも「これだ」という原因があるわけではないんだ。クリエイティビティ面で野心的過ぎたと言えるかもしれない。全く新しいレーシング・フランチャイズ(Blur)を築き上げながら、初のマルチプラットフォーム開発に挑むチームがある一方で、歴史上最も象徴的なキャラクターを題材にしたアクション・アドベンチャー(James Bond 007: Blood Stone)を手掛けているチームがあったからね。でも、両作品とも批評家からの評価は高かったので、それが理由だとは思っていない。

私自身も含め、巨大なパブリッシャーの下で働く事に馴染めなかった者も多くいた。独立系から内部スタジオへの移行は、慣れるのに時間がかかるんだ。自分たちの希望を口にしたり、やりたい事をしたり、そして何よりも、好きなゲームを作る事が出来なくなってしまった。

Activisionを責めている訳ではない。内部スタジオになるというのはそういう事なんだ。スタジオ内の空気に影響したのは間違いないよ。良くも悪くも、Bizarreはより「企業化」されてしまったんだ。

(買収後に)ゲーム業界も大きく様変わりした。我々がBlurの開発を始めた頃には、新しいレーシング・フランチャイズの需要が確実に存在したが、いざ発売する時期になると、それほど多くの人に買ってもらえなかった。

宣伝、配給、ゲーマーの気持ちが原因なのか、それともゲームの質自体が高くなかったのか?詳しいデータを見る事が出来ないので、私には分からない。Activisionは知っているだろうと思うし、それがスタジオを閉鎖するという決定を下した理由だろうね。

Bizarreを閉鎖したActivisionの決断はあくまでビジネスだったとWard氏は語ります。

Ben Ward: ビジネスはビジネスだ。困難な決断を下すからこそ、彼らはトップでいられる。Activisionの人間は誰もが協力的だった。Activisionが抱える世界中のスタジオに、Bizarreの社員たちを誘ってくれたからね。スタジオ閉鎖という状況は最悪だったが、彼らの対応はしっかりしていたよ。

[ソース: Eurogamer]

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