2011年08月18日(木)17時46分

Activision 「中傷合戦はゲーム業界のためにならない」

Activisionの最高経営責任者Eric Hirshberg氏がEurogamerの取材に応え、EAが強調するようなModern Warfare 3対Battlefield 3といった図式はゲーム業界のためにならないと語っています。

Eric Hirshberg: 競争は勿論良い事だ。緊張感を保てるし、結果的にゲームの質が向上する。健康的な事だ。だが、自分たちのゲームの成功を望むのと、積極的かつ公に他社のゲームの失敗を望むのは、全く別だ。

最近、我が社の競争相手がCall of Dutyが「芯から腐っていく」事を望むという発言をした。この発言へのコメントを数え切れないほど求められたが、私はずっと拒否してきた。私の仕事は、極めて優秀で熱意あるチームが最高のゲームを作る手助けをする事であって、中傷合戦ではないんだ。とはいえ、こうしたレトリックはゲーム業界にとって良い事ではないと感じている。

Dreamworksのトップが、新作映画の記者会見で「トーイストーリーが芯から腐っていく事を望んでいる」などと発言するところを想像してみて欲しい。ありえないだろう?

Hirshberg氏は更に、お互いが助け合う事が業界全体の成長に繋がると付け加えています。

Eric Hirshberg: 世界最大級クラスのパブリッシャーを率いる人間として、私は我が社のゲームであろうとなかろうと、出来るだけ多くのゲームの成功を望んでいる。ゲーム業界の拡大と新規ユーザーの流入を望んでいるからね。

この業界の誰かが素晴らしい事を成し遂げた場合、その会社がカリフォルニア、スウェーデン、ノースキャロライナ、英国などどこにあろうと、業界全体が恩恵を受ける事が出来るんだ。

最高のゲームを1本でも多く作る事が出来れば、それだけ多くの人が買ってくれると信じている。これはなにもActivisionの最高経営責任者としてだけでなく、1人のゲーマーとしての発言だ。

これは政治的な駆け引きではない。一方が勝つために、もう一方が負けなければいけないというわけではないんだ。ゲームはあくまで娯楽産業、革新的な業界で、アート・フォームでもある。だが、まだ若いアート・フォームだ。映画業界に例えるなら、まだサイレント映画の段階だろう。

我々はまだ、ポップカルチャーにおける立ち位置を証明しなければならない段階だ。時の試練に耐える必要があるんだ。現在業界が直面している大きな変化、新たな競争を耐え凌ぐ事が出来ると証明しなければならない。

そのためには、最高のゲームを作り続けるしかない。お互いのシェアを奪い合っている場合ではなく、シェアそのものを大きくする事に集中すべきなんだ。我々業界自身が椅子取りゲームを繰り広げるような真似をしてしまっては、それが現実になってしまう。

[ソース: Eurogamer]

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