2012年03月01日(木)15時44分

Binary Domain 海外レビュー

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  • 機種: PS3/Xbox 360
  • 開発: 龍が如くスタジオ
  • 販売: セガ

Binary Domainの海外レビューです。

Video Gamer 8.0/10

良い点:
・キャンペーンはスリリングな速いテンポを維持している
・楽しいロボットが沢山登場するサクサクした戦闘
悪い点:
・マルチプレーと信頼システムはポテンシャルを生かしきれていない
・ボス戦でフレームレートが落ち込む

東西文化の衝突がもたらす火花によって、Binary Domainは久しぶりに興味深いカルチャー・ショック作品となっている。こじんまりとせずにエッジが効いていた、Dreamcast末期/PS2初期の時代の匂いが色濃くするゲームだ。多少丸くなっている箇所は見受けられるものの、欧米の洗練と日本の独創性が今までにない形で融合したお陰で、Binary Domainは極めて魅力的なゲームに仕上がっている。もしこれが名越とセガにとっての試験的な作品なら、次回は本腰を入れて取り組んでくれることを願う。

Eurogamer 8.0/10

セガはノスタルジーに囚われた会社で、それはかつてのような傑作はもう2度と作れないという残酷な意見でもある。Binary Domainは決してそうした意見を覆すものではないが、かなり良いところまで行っているし、未来が明るいことを証明しているだろう。

1UP B/A+

他の大作部隊制シューターと比較すると、Binary Domainは幅が狭くフィーチャーも少ないが、それでも良く出来たゲームであることに変わりはない。正直言って、ロボットを倒しまくるのをここまで楽しく感じたことはなかった。だが、シンプルなボイス・コマンドといった新しい要素は、結局のところゲームにこれといって何ももたらしていない。革新性こそないものの、上出来の銃撃戦と魅力的な物語が補っているのだ。ペース配分も素晴らしく、最後までプレーヤーを飽きさせない。あらゆるSFファンには、すぐにでも友人と一緒にオンラインに飛び込んで、ロボットを破壊しまくるようお勧めする。

Game Informer 7.5/10

コンセプト: SFシューターにボイス・コマンドを追加し、ロボットや人工知能にまつわる道徳観を掘り下げる
グラフィック: 一部のロボットや乗り物はデザインが良く、破壊するのをためらうほど
サウンド: 銃声や命中音は爽快感がある。音楽が急に途切れるなど、オーディオ面は不完全な印象
プレー性: シューター部分は良く出来ているが、ボイス・コマンドのギミックはムラがある。幸運なことに、仲間は殆ど無視しても支障はない
エンターテイメント性: 印象的なハイライト場面が満載の、テンポの良いアドベンチャーだ。ボイス・コマンドの出来が悪いのが残念
リプレー性: 平均的

私自身は本作を楽しんだし、カルトな人気を博す可能性もあるだろう。音声認識は今一つの出来だが、あまり期待せずに楽しめる人にはお勧めしたいゲームだ。長所に目をやり、欠点は見過ごしてあげるのが良いだろう。

IGN 7.5/10

プレゼンテーション 8.0: カットシーンと演出は良く出来ているが、主人公の台詞は酷い箇所がある
グラフィック 8.0: Gears of WarやUnchartedには到底及ばないが、とても美しい箇所も
サウンド 7.0: 発砲音は迫力があるが、エレクトロニックなサウンドトラックは個性がない
ゲームプレー 7.5: ロボットを撃ちまくるのは極めて充実感があるが、カバー・システムは今一つで部隊操作も限定されている
寿命 7.5: 10時間のキャンペーンは無駄がなく整理されているが、キャンペーン協力プレーはなく、マルチプレーはいい加減な出来だ

人間の振りをするアンドロイドの根絶をテーマにしたゲームにもかかわらず、Binary Domain自体がレプリカントなのは皮肉である。シューター最高峰の作品のメカニックなどを巧みに借用しているが、そこにはわざとらしさが付きまとうのだ。とはいえ、エイリアンや東欧の敵ばかりが登場するジャンルにおいて、Neo Tokyoでロボットをなぎ倒すというのは決して悪くない気分転換になるし、名前以外は「ターミネーター」ゲーム化の最高傑作だろう。ボイス・コマンドと信頼システムは興味深い実験だが、中途半端に終わっている。しかし、Binary Domainはそうしたギミックに頼らずとも、楽しめる平凡なシューターに仕上がっている。SFファンならチェックすべきだろう。

Destructoid 7.5/10

Binary Domainは先駆者ではないかもしれないが、極めて優れたフォロワーだ。日本のスタジオによる「欧米」シューターの試みとしては最高傑作であろう本作は、最初から最後までテンポの速い爽快感を維持している。ボイス・コマンドは出来が悪いが、楽しいお遊びではあるし、焦点はあくまでゴージャスなデザインのロボットたちとの戦いに絞られている。それらを束ねる物語も、あまりに自信満々なために、その馬鹿っぽさを疑問にすら思わなくなるユニークさだ。

端的に言って、Binary Domainは多くの類似作が陥りがちな落とし穴を巧みに避けることで、プレーする価値のある作品に仕上がっている。

Metro GameCentral 7.0/10

良い点:
・素晴らしい操作性とシューティング
・バラエティ豊富な演出と敵
・最高峰のボス戦
・声でのコマンドや会話は面白いアイディア
悪い点:
・柔軟性の足りないカバー・システム
・ゲームプレーの一部は上手く機能していない
・退屈な会話システム
・酷くステレオ・タイプな仲間

今世代の日本製3人称シューターでは最高の出来。欧米のゲームをコピーするだけでなく、面白い新たなアイディアを盛り込んでいる。

Games Radar 7.0/10

良い点:
・ロボットを倒すのが楽しい
・魅力的な未来世界
・ぶっ飛んだキャラクターが楽しい
悪い点:
・馬鹿な仲間AI
・薄っぺらいボイス・コマンド・システム
・Vanquishほど洗練されていない

とにかく馬鹿げたシナリオを堪能するためだけでも、楽しめる作品ではある。目標は高く持てば、失敗してもそこそこ良いところに行けるのだ。つまり本作は、Vanquishを目指して失敗しているが、少なくとも実際の「ターミネーター」版権ゲームのどれよりも、マトモな「ターミネーター」ゲームに仕上がっている。

Edge 6.0/10

Binary Domainをクリアすると、達成感と同時に、ジャンルを機械的に複製したゲームだと感じるだろう。Binary Domainは、欧米のカバー・シューターをそこそこ上手く模倣する一方で、新しい要素は殆ど提示していない。皮肉にも、もしくはあえて本作の題材に沿うように、Binary Domainはライバルを機械的に複製した作品に仕上がっている。だがあらゆるクローン同様、少々魂が感じられない出来となった。