【12月最新版】本当におすすめできる「クリエイターPC」をステマ無しのユーザー目線で厳選
「クリエイターPC」は用途に合ったモデル選びが大事です。
この記事ではクリエイターPCの「失敗しない選び方」と「おすすめモデル」を紹介します。
PCメーカーが作ったランキングは「メーカーが売りたいランキング」でしかないので、ランキングを信用してクリエイターPCを買ってしまうと用途とズレてしまい、お金の無駄遣いになってしまいます。
この記事では予算と用途を確実に設定して、「ユーザー目線で使えるパソコン」だけを厳選して紹介します。
気になる項目を開く
クリエイターPC予算別おすすめモデル
クリエイターPCを買う前に予算がキッチリ決まっているという方のために、価格帯を決めてクリエイターPCを選んでみました。
クリエイターPCを買う際はキーボードやマウス、モニターといったデバイスだけでなく、タブレットや専用ツールなども同時に購入するでしょうから、余裕を持って予算管理することをおすすめします。
クリエイターPC予算別おすすめモデル一覧
クリエイターPC | 価格帯 | 用途 |
---|---|---|
raytrek Debut | 9万円~ | 【デスクトップ】簡単な画像・動画編集 |
raytrek MV | 17万円~ | 【デスクトップ】ゲーム実況・配信・動画編集 |
DAIV FX-A5G1B | 21万円~ | 【デスクトップ】ゲーム実況・配信 |
DAIV FX-I7G60 | 29万円~ | 【デスクトップ】4K動画編集 |
DAIV FX-I7N45 | 50万円~ | 【デスクトップ】3DCG制作 |
DAIV FX-I7N60 | 100万円~ | 【デスクトップ】すべて |
raytrek R5-RL5 | 16万円~ | 【ノート】画像・動画編集 |
DAIV Z4-I7I01SR-A | 20万円~ | 【ノート】超軽量ノートで簡単な画像・動画編集 |
DAIV S4 | 25万円~ | 【ノート】フルHD動画編集 |
【9万円~】安くて実用的なクリエイターPCモデル
グラフィック : インテルUHDグラフィックス
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 500GB NVMe SSD
画像・動画編集には十分なPC
クリエイターPCとしては最安クラスのモデルですが、簡単な画像編集や動画編集には十分な、実用的なスペックです。
3DCGを作ったり、エフェクトを盛りまくったMAD動画を作ったりするのでなければしっかりと役割を果たしてくれるクリエイターPCです。
【17万~】GPUが大幅に性能アップしたクリエイターPC
グラフィック : RTX 4060 Ti
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD
GPUが性能アップし、広い範囲で利用可能なモデル
15万円からさらに予算をかけて、20万円クラスになると、GPUの性能がアップしています。
RTX 3060はRTXシリーズの中でも比較的安いほうで、性能的には中間ぐらいのスペックです。
クリエイターPCであれば、動画編集は快適に行うことができ、Adobe系統の編集ソフトでも問題なく動かせることが可能です。
少し重ためのゲームでも144fpsの維持したい!という方でなければ、配信もできるのでゲームをプレイする方にもおすすめです。
【21万~】幅広い用途で使えるミドルスペックのクリエイターPC
機能性の高い次世代クリエイターPC
クリエイターPCではありますが、性能だけ見ればゲーミングPCと変わりません。
「ゲームをしながら録画・配信をする」といった王道の使い方から画像編集・フルHD動画編集まで使い道は様々です。
特に何かに特化した性能というよりあらゆる場面で活躍できるので、やりたいことが一つに決まってないけどクリエイターPCが欲しい、という人におすすめです。
【29万~】4K動画編集から3DCGまで使えるクリエイターPC
4K動画編集から3DCGまで
高価・高スペックなだけあって、4K動画編集もサクサクこなします。
CPUとGPUは最高クラス、メモリはクリエイターPCの標準以上、ストレージは大容量で、これだけのスペックがあればプロレベルのクリエティブな作業でも困ることはまずありません。
「サクサク」とはいきませんが、8K動画編集さえ可能です。
メモリを64GBまでアップグレードすればクリエイター向けの大容量になるので、様々なソフトやブラウザを大量に多重起動しても重くなりづらいスペックです。
【50万~】最強クラスの超ハイエンドクリエイターPC
グラフィック : RTX A4500
メモリ : 32GB
ストレージ : 1TB SSD / 2TB HDD
全パーツ最新!超ハイエンドクリエイターPC
専門業務を目的としたGPU「Quadro RTX A4500」を搭載したこのモデルの性能をフルに活かすのは、3DCG制作やディープラーニングなど、とにかく負荷の大きい作業が中心になります。
このレベルのクリエイターPCとなると複数人で管理する業務用の「ワークステーション」と呼ばれるようになります。
どんなクリエイティブワークでも楽にこなす超ハイエンドモデルといえます。
【100万~】なんでもできる最強ワークステーション
なんでもできる究極のプロフェッショナルPC
圧倒的な処理能力を持ったクリエイターPCの最高峰です。
すべてのクリエテイティブタスクに応えるので、〇〇向けのPC、というよりは、なんでもやりたいプロフェッショナルのためのデスクトップPCです。
【16万~】パワフルなGPU搭載の最安モデル
グラフィック : RTX 4050
メモリ : 16GB DDR4 SO-DIMM
ストレージ : 1TB Gen4SSD
コンパクトなのにパワフルなクリエイターノート
RTX 4050が搭載されたraytrekのクリエイターノートPCです。
約2kgのコンパクトなモデルで、いつでもどこでも作業ができるというのは大きなメリットです。
デフォルトの性能はイラスト制作・Web制作などに適していますが、カスタマイズでメモリを増やせば動画編集などクリエイティブワークの幅がぐっと広がります。
【20万~】重量1kg未満の超軽量のクリエイターノートPC
グラフィック : Iris® Xe グラフィックス
メモリ : 16GB
ストレージ : 500GB Gen4 SSD
モニター :14インチ
重量 : 975g
バッテリー : 11.5時間
高性能で軽量の14インチ最高峰クリエイターノートPC
マグネシウム合金ボディが採用された、重量約985gの超軽量モデルのクリエイターノートPCです。
ここまで軽いとクリエイター用途だけでなく、一般のビジネスでも簡単に持ち運びができるレベルとなっています。
CPUはCore i7、メモリ16GB、SSD 512GBと標準を上回る水準のスペックが搭載されているため、イラストなどの作業だったらサクサク快適にこなすことができます。
【23万~】動画編集に特化した大容量メモリ搭載モデル
グラフィック : RTX 4060
メモリ : 32GB
ストレージ : 1TB NVMe SSD
モニター : フルHD 14.0インチ
重量 : 1.78kg
バッテリー : 13.5時間
14インチ高解像度ノート
14インチのコンパクトなモデルでありながらRTX 4060が搭載されたハイエンドなクリエイターモデルです。
動画編集の重い処理でもサクサクこなせるパフォーマンスなので、作業中無駄に待たされることはありません。
プロレベルの専門的なクリエイティブワークを除けばこれ一本でこなせるほど高性能なクリエイターノートPCです。
クリエイターPCおすすめモデル 用途別に厳選モデルを紹介
「何を目的にクリエイターPCを買うのか」に合わせて丁寧な解説も込みで初心者にもわかりやすくおすすめモデルを紹介します。
用途別クリエイターPCおすすめモデル一覧
クリエイターPC | 用途 | |
---|---|---|
raytrek Debut | 【イラスト・デザイン】軽快な動作でイラストソフトで絵を描く | 10万円~ |
DAIV Z4-I7I01SR-A | 【イラスト・デザイン】イラストソフトで絵を描く | 20万円~ |
raytrek MV | 【動画編集・画像編集】フルHD動画編集 | 17万円~ |
DAIV FX | 【動画編集・画像編集】快適な4K動画編集 | 26万円~ |
DAIV Z6 | 【動画編集・画像編集】ノートで4K動画編集 | 20万円~ |
DAIV FX-I7G60 | 【ゲーム実況・動画配信】配信+ゲーム実況 | 27万円~ |
DAIV S4 | 【ゲーム実況・動画配信】ノートPCでゲーム実況 | 25万円~ |
MousePro BP-I7N2A | 【Adobe全般】Adobeシリーズのすべてのソフトを快適に動作 | 28万円~ |
DAIV FX-I7N45 | 【3DCG制作】フォトリアルな3DCGを制作する | 58万円~ |
DAIV FX-I7N60 | 【3DCG制作】フォトリアルな3DCGを制作する | 99万円~ |
【目的】パソコンで絵を描きたい・デザインをしたい
グラフィック : Iris® Xe グラフィックス
メモリ : 16GB
ストレージ : 500GB Gen4 SSD
モニター :14インチ
重量 : 975g
バッテリー : 11.5時間
ペンタブと組み合わせて大きなキャンバスに!
本格的にパソコンで絵を描きたい・デザインの制作をしたいという人におすすめしたいのがこのモデルです。
高性能CPUとGPUも搭載されているため、多少負荷が強い作業をしても動作が遅くイライラすることもありません。
あまりにも処理能力が低いパソコンですとエラー落ちによって下書きが消えてなくなる…なんていうトラブルも起こり得るので、できるだけ快適動かせるパソコンを利用することをおすすめします。
グラフィック : インテルUHDグラフィックス
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 500GB NVMe SSD
イラスト向けモデルの最高峰
パソコンで絵を描く際にレイヤーを増やすと重くなりがちですが、これだけのスペックがあれば快適にイラストを描くことができます。
最高のソフト環境に加えて最高のハード環境まであれば、イラストを上達させるための最適なモデルといえます。
ペンタブを付ければ、すぐにイラストレーターのデジタル仕事道具「ペンタブ」「PC」「イラストソフト(CLIP STUDIO PAINT DEBUT)」が一式揃います。
そもそもクリスタはどれぐらいのスペックで動かせるのか気になる方は「クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)に必要なパソコンのスペック」記事を参考にしてみてください。
パソコンで絵を描くためのおすすめモデルをまとめた記事はこちらで紹介しています。
【目的】動画編集・画像編集
グラフィック : RTX 4060 Ti
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD
フルHD動画編集ならこれ
動画編集をしたいなら、最低でも16GB、できれば32GBのメモリが必要です。
GPU性能こそ最新パーツに劣りますが、HD動画編集をするには十分すぎる性能です。
PhotoshopにおすすめのクリエイターPCについて詳しく知りたい方はこちらの記事で紹介しています。
グラフィック : RTX 3050
メモリ : 16GB
ストレージ : 500GB NVMe SSD
モニター : フルHD 16.0インチ
重量 : 1.59kg
バッテリー : 14.5時間
ノートで4K動画編集!
ノートパソコンでありながら4K動画編集ができる画期的な16インチノートです。
持ち運びには重く、バッテリー持続時間は短く、あくまで家用のクリエイターPCですが、性能はそのへんのデスクトップPCを大きく上回ります。
動画編集におすすめのPCをまとめた記事はこちらで紹介しています。
【目的】Adobe Creative Cloud (Adobe CC)
グラフィック : RTX A2000
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB (NVMe)SSD
Adobe製品を網羅できるクリエイターモデル
Adobe Creative CloudはAdobeの製品を幅広く利用することができるサービスです。
Adobe CCの製品の中ではAfter Effectsが最も要求スペックが高く、すべての製品を網羅したいのであればCPU・GPU・メモリすべてが高水準のパーツが搭載されているクリエイターPCがおすすめです。
「MousePro BP-I7N2A」はAdobe CC製品を快適に動かすのにもっとも最適なモデルかつ、兼用としてゲーミングPCとして利用できるのも大きなメリットです。
詳しい選び方や要求スペックが気になる方は「Adobe CCおすすめPCと推奨スペック」記事を参考にしてみてください。
【目的】Premiere Pro
グラフィック : RTX 3070
メモリ : 32GB
ストレージ : 1TB NVMe SSD
動画制作向けのミドルハイモデル
動画制作はエンコードやエフェクト追加などスペック不足だと重くなるシーンがちょくちょくあります。
マウスコンピューターのDAIV DD-I7G70は高性能なCPUに加えてミドルハイモデルのGPUを搭載しており、快適に動画制作できるモデルとなっています。
さらにメモリが32GB搭載されているため、大量にタブを開いたりソフトを開いてもフリーズしてしまうことはありません。
もっといろいろなおすすめモデルを知りたい方は「Premiere Proにおすすめのパソコン」を参考にしてみてください。
【目的】RAW現像
グラフィック :GeForce MX550
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB (NVMe)
モニター : 15.6インチ ノングレア
重量 : 約1.97kg
バッテリー駆動時間 : 約8時間
Lightroomに適した最安モデル
RAW現像などで利用する編集ソフトの「Lightroom」などを快適に動かせて、なおかつ予算なるべく抑えたモデルです。
「Lightroom」などの作業ではGPUよりもCPUの性能が重要視されますが、それでもGPUが搭載されていないと少し重く感じてしまいます。
『mouse K5』にはMX550という作業用向けのGPUが搭載されているので、RAW現像をするのにはピッタリなスペックです。
【目的】ゲーム実況・動画配信(YouTuber・Twitch・ニコ生など)
グラフィック : RTX 3060 Ti
メモリ : 32GB
ストレージ : 1TB (NVMe) SSD
配信+ゲーム実況も可能
配信やゲーム実況に興味があっても、具体的にどのPCを使えばいいのかわからない人も多いはず。
このPCなら配信中にカクついたり、うまくゲーム画面が配信できなかったりといったトラブルとは無縁です。
ハイエンドゲーミングPCに近いスペックとなっているので、どんなAAAタイトルでも高画質で配信可能です。
そもそも、ゲーミングPCとクリエイターPCって何が違うのか?と気になった方は以下の記事を参考にしてみてください。
グラフィック : RTX 4060
メモリ : 32GB
ストレージ : 1TB NVMe SSD
モニター : フルHD 14.0インチ
重量 : 1.78kg
バッテリー : 13.5時間
ノートでゲーム配信をしたい人に最適
「クリエイターノートPCでゲーム実況や配信をしたい」という人におすすめなのがこのモデル。
配信時のサブPCとしても使えますが、メモリを64GBまでカスタマイズしてメインPCとして運用することも可能です。
この値段で64GBも詰めるノートPCというのはかなり珍しいです。
ゲーム実況・配信用のおすすめマイク、ゲーム実況におすすめのPCは以下の記事で紹介しています。
【目的】CAD制作
グラフィック : RTX A2000
メモリ : 32GB SDRAM
ストレージ : 1TB SSD
CAD制作を快適にできる高性能クリエイターモデル
「DAIV FX-I7N2A」に搭載されているクリエイター専用GPUのA2000であればCAD制作を快適に行うことができます。
メモリ32GBと大容量メモリなので、作業時にソフトを大量に開いたりブラウザを併用してもエラー落ちやフリーズに悩むこともありません。
CAD制作は快適に作業するためにスペックが必要となってくるので、妥協するとカクカクでまともに作業できずストレスが溜まってしまいます。
クリエイターに特化したスペックのPCを利用して、快適にCAD制作を行うことをおすすめします!
CADにおすすめのクリエイターPCをまとめた記事は以下でも紹介しています。
【目的】MMD(ミクミクダンス)
グラフィック : GTX 1650
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB NVMe SSD
モニター : フルHD 14.0インチ
重量 : 1.44kg
バッテリー : 10.0時間
お手軽にMMDを楽しめる格安クリエイターノート
普通にMMDを快適に動かすのであれば、エントリーモデルのクリエイターノートPCがおすすめです。
ガッツリと背景やエフェクト使用した3DCG制作は難しいですが、MMDを楽しむぐらいならエントリークラスでもまったく問題ありません。
クリエイター用のノートパソコン入門モデルとしては価格性能共におすすめのクリエイターモデルです。
より詳しい選び方については、以下のMMDおすすめパソコンにてまとめています。
【目的】3DCG制作
グラフィック : RTX A4000
メモリ : 32GB SDRAM
ストレージ : 1TB SSD
個人で使うクリエイターPCの最高峰
フォトリアルな3DCGを制作・レンダリングできる超高性能機ですが、同時に、この記事で紹介してきた様々な用途をなんでもできる万能モデルでもあります。
動画編集・配信・ゲームのすべてが楽勝で、高いお金を払ってでも最高級のクリエイターPCが欲しいという人におすすめです。
3DCG制作におすすめのPCをまとめた記事はこちらで紹介しています。
業務用最強ワークステーション
クリエイターPCの最高峰がこのモデル。
クリエイターPCとしておよそ考えられる「イラスト」「DTP」「映像」「配信」「RAW現像」「3DCG」「音楽」といったオールジャンルをカバーする最高峰のクリエイターPCです。
その分値段はかなり高価なので、「本当に一流の機材でクリエイティブワークをしたい」という人、もしくは職場にワークステーションとしておすすめします。
BTOメーカー・ブランドの特徴まとめ
クリエイターPCを買うなら家電量販店ではなくBTOショップがベストです。
BTOショップを使えば
- クリエイター専門ブランドから自分が欲しいPCが必ず見つかる
- 強引なセールスで別に欲しくないものを買わされる、なんてことがない
- BTOショップ同士の価格競争があるので、安くPCを買える
というメリットがあります。
BTOショップにはそれぞれ特色があるので、メーカー・クリエイターブランドの解説をしていきます。
ドスパラ(raytrek)
BTOショップ | クリエイターブランド |
---|---|
ドスパラ | raytrek |
- BTOショップで一番在庫が潤沢
- 出荷スピード最速
- 用途に合わせたPCの提案
数あるBTOショップの中で最も有名なのがこの「ドスパラ」です。
ゲーミングブランド「ガレリア」の出荷の速さは有名ですが、クリエイターブランド「raytrek」も同様です。
かつては「電源の質が低い」「サポートが悪い」といった批判もありましたが、今では使用している著名電源メーカーを完全公開したうえでカスタマイズもできるようになり、サポートに関しては電話受付を24時間年中無休に拡大するなど、悪評を払拭すべく積極的に改善されています。
発売されたばかりのパーツを積極的に採用し、用途に合わせて色々なモデルを提案してくれるのが最大の魅力です。
マウスコンピューター(DAIV)
BTOショップ | クリエイターブランド |
---|---|
マウスコンピューター | DAIV |
- ドスパラに次ぐ有名BTOショップ
- 品質・スペックへのこだわりが強い
- ノートPCやタブレットPCにも強い
マウスコンピューターといえば品質へのこだわりで知られており、何重ものチェック体制のおかげで初期不良を最小限に抑えることに成功しています。
クリエイターブランド「DAIV」はハイスペックマシンを中心にクリエイターPCを揃えており、一部欠品はあるものの、ハイエンドCPUを取りそろえた大量のラインナップは圧巻です。
PC上部には移動に使いやすいハンドル付きで、クリエイターの要望に応えています。
フロンティア(クリエイターPC)
BTOショップ | クリエイターブランド |
---|---|
フロンティア | フロンティアクリエイターPC |
- 他のショップより価格が安い
- 頻繁な割引セール
- PCケースのデザインが美しい
フロンティアのクリエイターPCは「ブランド」というほどまとまったものではなく、いくつかのクリエターPCを販売しているという感じです。
それぞれのクリエイターPCに用途に合わせて動画編集ツールや画像編集ツールを付属させるなど、初心者に配慮した売り方が目立ちます。
パソコン工房(センスインフニティ)
BTOショップ | クリエイターブランド |
---|---|
パソコン工房 | センスインフニティ |
- 店舗数の多い大手BTOショップ
- マウスコンピューターの姉妹ブランド
- 出荷は標準的な速さ
- パソコンの種類が圧倒的に多い
パソコン工房は大量の実店舗を持つ国内最大手のBTOショップです。
例によってクリエイターPCの種類も膨大で、クリエイターブランド「センスインフニティ」ではイラストや動画編集どころか「ディープラーニング」「ゲーム開発(Unreal Engine)」に使われる超ハイエンドマシンも取り揃えています。
また、欲しい商品を実店舗で見れたり、すぐに修理に持ち込んだり、ネットと実店舗との連動が強いのもメリットです。
クリエイターPCを買う前に知っておくべきこと
「クリエイターPC」は「普通のパソコン」とはまったく違うスペックを持ったパソコンです。
クリエイターPCは「イラスト」「動画編集」「ゲーム配信」「3DCG」といった用途によって必要とされるパーツ性能が違うので、普通のパソコンと比べて何も知らずに買うと失敗するリスクが高いです。
初心者が適当に買って要望通りのクリエイターPCを手に入れられる可能性は低いので、必ずこの記事で自分の「用途」と「予算」、それに合った「クリエイターパソコン」を確認しておきましょう!
クリエイターPCの選び方
クリエイターPCの各パーツの選び方を簡単に説明します。
各項目はタップするとそれぞれの選び方が開閉します。長くてもかまわないからそれぞれの解説を読みたい、という方はタップしてください。
GPU
GPUの選び方を見たい方はここをタップ
- ゲーム配信や、簡単な動画編集をしたい人→「RTX 3060」「RTX 3070」
- パソコンで絵を描きたい人→「Intel UHD Graphics 600」「GTX 1650」「GTX 1650 Ti」「GTX 1660」
- 高度な動画編集や3DCGを扱いたい人→「RX 6700 XT」「RTX 3070 Ti」「RTX 3080」「RTX 3080 Ti」
- 業務用のワークステーション→「Quadro RTX A2000」「Quadro RTX A5000」
「グラフィックボード(グラボ)」とはGPUを搭載したパーツのことで、画像処理に能力を発揮します。
グラボの付いていないパソコンでもクリエイティブな作業は可能ですが、少しでも動画や画像編集といったグラフィックを扱うなら絶対に必要なパーツです。
CPU
CPUの選び方を見たい方はここをタップ
CPUは、パソコン全体のデータ処理に関わるコンピューターの「頭脳」です。
クリエイターPCは処理性能が重視されるので、CPUは最重要パーツです。
BTOショップでは用途に合ったCPUを選んでセットで商品化してくれるので、一つ一つのCPU性能まで調べる必要はありません。
メモリ
メモリの選び方を見たい方はここをタップ
容量 | 用途 |
---|---|
8 GB | クリエイターPCとして低スペック |
16 GB | クリエイターPCとしての標準 |
32 GB ~ 64 GB | クリエイターPCのミドルクラス |
普通のパソコンだと8GBが当たり前で、32GB以上のPCはほとんどありません。クリエイターPCは32GB以上が当たり前です。
絵を描いたり簡単な画像編集くらいなら16GBでも問題ありませんが、それ以上の高度な動画編集などには32GB以上のメモリを用意しておくと快適です。
ストレージ
ストレージの選び方を見たい方はここをタップ
クリエイターPCはストレージに大量の動画や画像、CGデータなどを保存する場合があるので、平均よりはるかに大容量のストレージが必要です。
ファイルを保存するストレージには「SSD」と「HDD」があり、「OSやよく使うゲームはSSDに保存」「普段あまり使わないソフトや動画ファイルはHDDに保存」が鉄則です。
比較項目 | SSD | HDD |
---|---|---|
読み書きの速度 | ||
耐久性 | ||
寿命 | ||
静穏性 | ||
容量単価 | ||
消費電力 |
最近のPCは「すべてのストレージをSSDで済ませる」のが主流ですが、クリエイターPCはあまりに大容量のストレージが必要になるので、HDDを使うことも多いです。
電源
電源の選び方を見たい方はここをタップ
PC電源は、PC全体に電力を分配するユニットのことで、これがなくてはPCが動かない、PCの心臓部です。
BTPショップはPCが使用する電源総量に合わせた電源ユニットを取り付けているので、自分で選ぶ必要はありません。
ただし、電力変換効率を表す「80PLUS認証」はより良いゴールド認証やプラチナ認証の電源を求める人もいるようです。
とはいえ、ブロンズでも十分電力変換効率はいいので、特別なこだわりがなければブロンズで問題ありません。
スタンダード | ブロンズ | シルバー | ゴールド | プラチナ | チタン | |
---|---|---|---|---|---|---|
マーク | ||||||
電力変換効率 | 80% | 82~85% | 85~88% | 87~90% | 89~92% | 90~94% |
モニター
モニターの選び方を見たい方はここをタップ
モニター自体はクリエイターPCではありませんが、PCと同時に購入して使うデバイスとしては最重要製品の一つです。
これがゲーミングPCなら「リフレッシュレート」重視でモニター選びをするのですが、クリエイターPCに合ったモニターは「色の再現性が高いモニター」です。
意図した色がモニターに表示されないとイラストや動画を上手く編集できなくなってしまうので、安くて応答速度の速いTNパネルのモニターより、IPSパネルもしくはVAパネルのモニターがおすすめです。
CPUクーラー
CPUクーラーの選び方を見たい方はここをタップ
「CPUクーラー」は、特に発熱の多い「CPU」を冷却するための装置です。
クーラーの方式は大きく分けて「空冷」と「水冷」の2つがありますがほとんどのクリエイターPCは「空冷」を採用しています。
「水冷」は冷却効果こそ大きいとされていますが、メンテナスが難しく、初心者にはおすすめできません。
クリエイターPCは負荷のかかる(発熱しやすい)使い方がいくらでもありますが、BTOショップで販売されているクリエイターPCはきちんとその対策をとっているので心配する必要はありません。
PCケース
PCケースの選び方を見たい方はここをタップ
PCのケースにはさまざまな種類がありますが、大別すると「大型ケース」と「小型ケース」の2つです。
大型ケース | 小型ケース | |
---|---|---|
サイズ | 大きい | 小さい |
拡張性 | 高い | 低い |
価格 | 高い | 安い |
PC置き場に余裕があって、将来的にパーツを交換する気があるなら大型ケース、PC置き場に余裕がなく、数年後にもパーツ交換の予定がまったくないという人は小型ケース向きです。
PCケースの分類は「PCケースのサイズと選び方」で詳しく紹介しています。
なお、どこにPCを置けばいいのかわからない人は「デスクトップPCの置き場所はどこがベスト?」から最適な置き場を選んでください。
クリエイターPCとゲーミングPCの違い
クリエイターPCとゲーミングPCはパーツこそ似ていますが、役割はまったく違います。
クリエイターPCはイラスト・画像/動画編集・3DCG・DTM・配信などあらゆる目的に対応できるようになっていますが、ゲーミングPCは「快適にPCゲームをすること」に特化しています。
なので、クリエイターPCの感覚で半端なゲーミングPCを使うと、「ストレージが小さい」「メモリが少ない」「CPU性能が低い」など、色々な不満が出るかもしれません。
ハイエンドゲーミングPCなら全く遜色なくクリエイターPCとして使うこともできます。
クリエイターPCの予算と性能の目安
クリエイターPCの予算と用途の目安
予算 | 用途 | スペック(CPU・GPU・メモリ) |
---|---|---|
10万円以下 | 格安タブレットでお絵描き | Intel UHD Graphics 600・Celeron N4000・8GB |
10万円~ | イラストレーター入門・画像編集 | i7-11700・GTX 1660・16GB |
15万円~ | HD動画編集・本格的なイラスト・配信 | i7-10700F・RTX 3060・16GB |
20万円~ | 快適なHD動画編集・4K動画編集 | i7-11700・RTX 3060・32GB |
30万円~ | 快適な4K動画編集・3DCG | i9-11900K・RTX 3070 Ti・32GB |
「これくらいの予算ならこれくらいのクリエイターPCを買えて、これくらいのことができる」というリストです。
あくまでおおよそのイメージですが、予算の目安にはなるでしょう。
初心者は自作PCや中古PCよりBTOショップでの購入をおすすめ
クリエイターPCは「BTOショップ」で新品を購入することをおすすめします。
「自作クリエイターPC」は初心者にはあまりにも難易度が高く、「中古クリエイターPC」は故障のリスクが高すぎます。
では「電気屋で店員に質問しながら買う」のがいいかというと、実際はそれもまた初心者向けではありません。
理由は「クリエイターPCに関するよくある質問」で詳しく説明しますが、基本的に初心者や中級者にとってもっとも優しいのが「BTOショップ」だからです。
クリエイターPCはノートでも問題ない?
クリエイターノートの弱点は、付属のモニターがプロレベルでの「正しい色」を再現してくれないことです。
なので、写真家志望者やRAW現像を目的としたクリエイターには、クリエイターノートPCはおすすめできません。
それ以外の使い道であれば、環境によってイラストや動画の色味が違うのはごく普通のことで、クリエイターノートPCの弱点とは言えません。
クリエイターノートは同じ価格のデスクトップのクリエイターPCと比べるとパーツ性能では劣りますが、持ち運びやすさやサイズといった利便性では上です。
利便性にお金を出すつもりでクリエイターノートPCを買う人は多く、全く問題ありません。
クリエイターPCに関するよくある質問
クリエイターPC初心者が気になりがちな疑問をまとめてみました。
- クリエイターPCとゲーミングPCは結局何が違うの?
-
クリエイターPCでゲームをすることもできますし、ゲーミングPCで動画編集することもできます。
なので、「おすすめゲーミングPC」からクリエイティブ目的でPCを探すというのもありです。
それでも、それぞれのパーツ構成は微妙に違い、最終的なパフォーマンスには差が出ます。
自分は結局ゲームをしたいのか?クリエイティブな作業をしたいのか?をはっきり見極めることが大切です。
- 家電量販店でクリエイターPCを買うのはNG?
-
家電量販店のクリエイターPCはBTOショップよりも遥かに高く、ネット回線やセキュリティソフトなど余計なサービスまで付いてきて、初心者は騙されて不当に高い買い物をさせられる可能性があるのでNGです。詳しくは「電気屋や家電量販店をおすすめしない理由」にまとまっています。
- 中古クリエイターPCを買うのはNG?
-
寿命が短く、性能も本来のパーツスペックより低く、トラブルの元になりやすいので中古クリエイターPCはNG です。
- CPUのAMDとインテルはどっちがおすすめ?
-
最近はコスパや性能面でAMDが優勢だと言われていますが、決定的な差はありません。
- グラボの在庫不足が話題ですが、クリエイターPCを買うのに良い時期はきますか?
-
「GPU在庫不足とグラボ品薄の原因」を読めばわかりますが、残念ながら、今年中に改善されるかどうかも分かりません。各社値上げしていってる状況なので「買い時」を待たず、欲しい時に買うのがベストです。
- クレカなくても、クリエイターPCを買う時にローン組めますか?
-
はい。クレジットカードがなくても分割払いに対応しています。BTOショップによるので、各企業で調べてみてください。
例としてドスパラなどは対応しています。
- マウスやペンタブといったデバイスはPCと同時に買うの?
-
最初から高いデバイスを揃えるかどうかは予算と相談して決めましょう。
特にクリエイターPC周辺機器は実際に触ってみて気に入るかどうかが胆なので、まずはPCだけ買って、デバイスはあとでじっくり選んでもいいかもしれません。
- SSDは必要ですか?
-
絶対に必要です。SSDの読み込みの早さは作業スピードをガラッと変えます。
- クリエイターノートPCで作業すると本体が熱くなるって本当?
-
一部ソフト(Photoshopなど)の重い動作が重なると熱くなりますが、排熱対策もされているので低温火傷するレベルではありません。
- クリエイターPCのストレージはどれくらい必要?
-
最低でも1TB SSDあると便利です。もしデフォルトのストレージ容量が少ない場合は、カスタマイズすることをおすすめします。
- 結局どのメーカーがおすすめですか?
-
「ドスパラ」「マウスコンピューター」は評価が高いです。
とにかく早くPCが欲しい方は「ドスパラ」
予算を重視してPCがほしい方「マウスコンピューター」がおすすめです。
おすすめクリエイターPCまとめ
- クリエイターPCの用途を決めておく
- デスクトップかノートかタブレットか、欲しいモデルを決めておく
- 予算上限も決めておく
クリエイターPCを買う前に、予め「どういったモデルが欲しいのか」の当たりを付けておくことが重要です。
一度クリエイターPCを買ってしまえば、あとは作業をする中で必ず「このパーツを増設したい」「もっといいパーツが欲しい」という思いが出てくるはず。そんなときにもBTOショップの無料相談は役立ちます。
そうこうしているうちに自然に知識がついて、クリエイティブな作業も自由にこなせるようになっていきます。
クリエイターPCとゲーミングPCは「高性能PC」という意味ではスペックが被っているので、「PCゲームにも興味がある」という人は「おすすめゲーミングPC」も同時にチェックすることをおすすめします。