グラボ在庫不足の原因と現在の状況について

GPU在庫不足とグラボ品薄の原因は? | 値下がり時期は2023年?

GPU 在庫不足
by:NVIDIA

2021/10/10:「グラボ高騰グラフ」を追加しました。

2021/6/4:NVIDIAのGPU品薄対策と2021年の方針について「GPUの在庫がなくなるまでの時系列」「グラボ不足の原因はマイニングだけじゃない」に追記しました。

2021/5/19:NVIDIAがRTX 3080/3070/3060 Ti/3060にマイニング制限を課した件について「GPUの在庫がなくなるまでの時系列」「グラボ不足の原因はマイニングだけじゃない」に追記しました。

2020年9月17日に発売されたNVIDIAの新GPU「RTX 30シリーズ」が世界的に深刻な在庫不足に襲われており、「グラボが高すぎて買えない」状況が続いています。

その背景は、「マイニング需要」「PC需要」「ゲーム機需要」「コロナによる半導体の生産遅延」などあらゆる要因が重なった結果です。

この記事では「GPUの在庫がなくなるまでの時系列」と「グラボの値下がり時期」を解説します。

目次

GPUの在庫がなくなるまでの時系列

2020年9月2日
NVIDIAがGeForce RTX 30シリーズを発表

RTX 30シリーズの高い性能と比較的安価な値段で、PC業界やゲーム業界の期待が大きく膨らんだ。

2020年9月17日
RTX 3080が発売

前世代から大幅にアップグレードされ、PS5やXbox series Xといった次世代ゲーム機を軽々凌駕する性能にユーザーが殺到、一瞬で在庫不足に。

2020年9月24日
RTX 3090が発売

RTX30シリーズの最上位ライン「RTX 3090」が発売。一般ユーザーからすればあまりにも高い性能と値段が原因ですぐに売り切れにはならなかったが、VRユーザーやFPSを240fpsでプレイしたいガチ勢は飛びつき、数週間をかけてしっかり在庫切れに。

2020年10月29日
RTX 3070が発売

RTX 3070」が発売。手頃な価格かつ前世代のハイエンドGPUを上回る性能で、ゲーマーには最も人気のある最新GPUになった。Steam上の調査でも「RTX 3080」や「RTX 3090」以上の人気に。

2020年12月2日
RTX 3060 Tiが発売

発売前は「前世代のハイエンドGPUを上回る性能」と言われていたが、実際はRTX 2080 SUPERとほぼ変わらない性能であることが明らかに。

それでも、「399ドルでRTX 2080 SUPER(参考価格:699ドル)並の性能」は十分魅力的で、「RTX 3060 Ti」は人気を博す。

2021年2月25日
RTX 3060が発売

RTX 30シリーズの中でゲーマーから最も人気がないのがこの「RTX 3060」。

どれほど安くても性能面で前世代のRTX 2070とさほど変わらないのでは、次世代感が薄いということなのかもしれない。

加えて「RTX 3060」側でイーサリアムなど一部の仮想通貨のマイニングに制限をかけるという発表もあり、人気薄なので手に入れやすいと思いきや、それでも普通に買われまくって価格は高騰中。

2021年5月19日
RTX 3080/3070/3060 Tiにマイニング性能制限

RTX 3060」だけでなく、他の最新人気GPUにもマイニング性能への制限をかけるとNVIDIAが正式発表

マイニング制限のかかったグラフィックカードには「Lite Hash Late」もしくは「LHR」のラベルが付く。GeForceはゲーマー向けのGPUであって、イーサリアムマイナーのためのものではないという宣言と共に明らかにした。

2021年6月1日
RTX 3080 Ti」と「RTX 3070 Ti」を発表

「RTX 3080 Ti」は6月3日、「RTX 3070 Ti」は6月10日に発売。どちらも他のRTX30シリーズ同様マイニング制限機能付きとされています。

性能はRTX 3090RTX 3080 TiRTX 3080RTX 3070 TiRTX 3070RTX 3060 TiRTX 3060

2021年6月2日
NVIDIAジェンスン・フアンCEO「半導体不足よりマイニング需要の大きさが問題」

NVIDIAジェンスン・フアンCEOが、報道関係者向けの質疑応答で「GPUの高騰はマイニングの流行で需要が高まったことが原因であり、世界的な半導体不足とは直接的には関係ない」と発言したとPC Watchが報道。

NVIDIAはGeForceにマイニング制限をかけるなどしたうえで第2四半期の供給をすでに強化しており、今後2021年後半にかけてさらに供給を強化したいとのこと。

2021年9月3日
東芝「半導体チップの供給は2023年にも十分ではない」

ブルームバーグの報道によれば、東芝・亀渕丈司半導体事業部長は半導体の供給不足は深刻で、少なくとも2022年上半期まで、場合によっては2023年にも解消されないと述べています。

この時系列からわかるのは

  • もともとPCユーザーからRTX30シリーズに対して大きな需要があった。
  • もし他の要因がなかったとしても品薄は避けられなかった。
  • そこに、他の原因が大量に絡んで、RTX30シリーズは品薄状況から回復できなくなってしまった。

ということです。

価格高騰するGPUの在庫状況はいつまで続く?

Tech Timesの報告では、アメリカ中の主要小売店でRTX 3080が発売された場合、平均して2分以内に購入され、かつ再入荷の予定は立たないという状況です。

本当に最新GPUを手に入れたいのであれば、eBayで2,000ドル以上を払って購入するというのが一番確実なようです。

日本での状況はというと、BTOショップから一部のGPUが消えています。

ドスパラ

「RTX 3080」だけは在庫の入荷を待つ状況ですが、他のGPUはおおむね翌日出荷に成功しています。ただし、いずれの商品もBTOショップ最安クラスのドスパラらしくない値上げを行ってます。

マウスコンピューター

基本的なRTX30シリーズ搭載PCは購入可能となっていますが、3週間から4週間の出荷待ちがあるようです。全体的な値上げも行われています。

フロンティア

「RTX 3080」「RTX 3090」搭載PCをゲーミングPC販売ページから消し、「RTX 3070」搭載PCをメインに受注生産で販売する戦略に切り替えました。当然、値上げの煽りは受けています。

Amazonでもパーツショップでも事情は同じ。

RTX30シリーズ高騰の余波で、RTX20シリーズやGTX16シリーズまで手に入れにくくなっているのは驚きです。

結論としては、「現状、最新GPUを正規の値段で手に入れたり、すぐに手に入れたりすることは諦めたほうがいい」ということになります。

値上げの原因はGPUだけではありません。一部CPUも供給が間に合っていないケースがみられ、国内のPC業界は過酷な状況に置かれています。

【グラボ高騰・品薄はなぜ?】グラボ不足の理由はマイニングだけじゃない

先の見えないGPU不足はいつまで続くのでしょうか。

GPU不足の原因は複数挙げられています。

  1. マイニング(採掘)利用のために仮想通貨勢がGPUを買い占めている
  2. コロナ禍で、GPUに必要な半導体の生産が追い付かない
  3. ゲーム機、自動車、スマートフォンなど、半導体の需要が高すぎる

半導体不足が世界中のあらゆる業界に甚大な影響を与えた結果、半導体最大手のTSMCは「2023年には満足いく物量を用意できることを願っている」と発言。

残念ながら、劇的な解決策はなさそうです。

半導体を増産しようと思ったら専門の工場ごと建設しなければならず、投資が実るのは早くても1年後。「2023年には解決する」というのが現実的な見通しと言えそうです。

なお、NVIDIAはGPU供給問題について「半導体不足よりもマイニング需要が原因」とし、ゲーマーにGPUを届けるため、販売するRTX30シリーズのGPU自体のマイニング機能を制限するなどさまざまな対策を取っていますが、具体的な効果はまだはっきりとは現れていません。

グラボ高騰グラフ・GPU相場推移(2021年~)

在庫切れ常連のゲーミングPCの一つ、RTX 3080搭載「GALLERIA ZA7R-R38」を例に、2021年内でいかにグラボおよびPCパーツが高騰しているかを棒グラフ化しました。

ガレリア ZA7R-R38
ガレリア ZA7R-R38
CPU : Ryzen 7 5800X
グラフィック : RTX 3080
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD

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「RTX 3080」搭載PCの価格推移
2020年12月
263,978円
2021年3月
285,978円
2021年4月
299,980円
2021年5月
319,980円
2021年7月
309,980円
2021年8月
319,980円
2021年9月
339,980円
2021年10月
在庫切れ

「RTX 3080」は2020年9月17日に発売され、新しいRTX30モデルの中でも高性能なハイエンドモデルの位置づけで、性能を求めるゲーマーに特に人気を博しました。

2021年に入ってから世界的な半導体不足も重なり、RTX30シリーズだけでなく性能の高いGPUは軒並み品薄、高騰が続き、GPU単体で購入するよりゲーミングPCごと買ったほうがはるかにコストパフォーマンスが良いと思えるほどの高値が付いています。

BTOショップならゲーミングPCごとグラボを購入できる

GPU在庫不足の中、BTOショップ「ドスパラ」のみが人気グラボ搭載ゲーミングPCの在庫確保に成功しており、最短翌日出荷で安定して供給できています。

現在はグラボ単体の価格が異常な高騰をしているためどうしても単体で欲しい場合を除いて、BTOショップで本体ごと買うほうがコスパがいい状況です。

すぐにでも最新のグラボでゲームを遊びたい人はドスパラから新しいゲーミングPCごと購入することをおすすめします。

グラボ不足が解消されたとしてもすぐに単体販売の値下げがされるわけではありません。
在庫がだぶつくまでは値上げ価格のまま販売されることが予想されます。

Magnate MH
Magnate MH
CPU : i5-10400
グラフィック : GTX 1650
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 256GB NVMe SSD
99,980 円(税込)

ドスパラで詳細・価格を見る

マグネイト MH」はゲーミングPCのエントリーモデルです。

10万円強で買える初めてのゲーミングPCとして初心者からは需要が高く、人気上位のモデルです。

ガレリア XA7R-R37
ガレリア XA7R-R37
CPU : Ryzen 7 3700X
グラフィック : RTX 3070
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD

ドスパラで詳細・価格を見る

関連記事 GALLERIA XA7R-R37レビュー

ガレリア XA7R-R37」はRTX30シリーズで最も利用者が多い「RTX 3070」搭載ゲーミングPCのスタンダードモデルです。

ドスパラの売り上げランキングで1位を獲得したことがあるだけあって、どんなPCゲームでも快適に遊べるだけのスペックで、「ガレリア XA7R-R37」でゲームをするときに困ることはまずありません。

唯一不安なのは、将来的な値上げの可能性です。

今はまだ他社ほどの大幅な値上げは抑えているとはいえ、今後もGPU不足が続けば「ガレリア XA7R-R37」も値上げせざるを得ないので、欲しい人は大幅な値上げがされる前に買っておきましょう。

ガレリア XA7R-R39
ガレリア XA7R-R39
CPU : Ryzen 7 3700X
グラフィック : RTX 3090
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD

ドスパラで詳細・価格を見る

「RTX 3090」はRTX30シリーズのうち最も高価で最もハイスペックなGPUです。

「RTX 3090」搭載の「ガレリア XA7R-R39」はVRや8Kといったハイエンドなゲームに使われる高級ゲーミングPCで、一番いいPCが欲しいというコアゲーマー向けモデルです。

ただし、最近は下位モデルの「RTX 3080」搭載ゲーミングPCが高騰し手に入らないということで、「ガレリア XA7R-R39」を購入するゲーマーも増えています。

他のPCと同じく「ガレリア XA7R-R39」自体の値上げもほぼ確実なので、買いたいと思った時早めに買っておくといいでしょう。

参考リンク

こちらの記事にて、当サイトが厳選したおすすめゲーミングPCを紹介しています。ぜひチェックしてください。

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