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「Ryzen 5 4500」の性能比較・レビュー エントリーモデルで圧倒的なコスパを発揮する搭載PCも紹介!

Ryzen 5 4500アイキャッチ

今回は格安ゲーミングPCによく採用されている「Ryzen 5 4500」とは、どのくらいの性能があるのか?他のCPUと比べてどのくらい差があるのかを以下のポイントに沿って解説します。

こちらの記事にて、当サイトが厳選したおすすめゲーミングPCを紹介しています。ぜひチェックしてください。

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スクロールできます
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Lightning AH5
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Ryzen 5 4500RTX 306016GB500GB SSD
目次

Ryzen 5 4500の基本スペック

by.AMD
スクロールできます
世代第3世代
アーキテクチャZen2
コア数/スレッド数6コア12スレッド
定格クロック周波数3.6GHz
最大クロック周波数4.1GHz
ソケット形状AM4
TDP65W
二次キャッシュ3MB
三次キャッシュ8MB
内蔵グラフィックスなし
PassMark CPU Markスコア16220

「Ryzen 5 3500」の後継モデルとなる「Ryzen 5 4500」は、6コア6スレッドから6コア12スレッドへアップグレードされており、これにより大きく処理能力が向上しています。

動作クロックに変更はなく、3次キャッシュ容量は半減の8MBとなっているため、ゲーム性能はそこまで大きく向上していない点には注意が必要です。

価格は1万円台と格安で性能も価格なりとなるので、あまり高負荷な用途には向きませんが、普段使い~フルHDでゲームをやる程度であれば十分運用可能なので、格安ローエンドゲーミングPCやサブPCとしての適性が高いモデルです。

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AMD Ryzen標準のクーラーは使える?

AMD Ryzen標準のクーラーは使える?
by.Amazon

「Ryzen 5 4500」には、リテールクーラー(標準の付属クーラー)が付属しているため、別途CPUクーラーを用意する必要がありません。

結論から言うと、この標準クーラーでも冷却性能は足ります。

エントリーモデルなので動作クロック、消費電力ともに低いため発熱はそこまで激しくありません。夏場の高負荷時でも80℃くらいで動作するでしょう。

それでも不安な場合は、サイドフロー型のCPUファンを搭載することでかなり冷却性能は安定するのでおすすめです。筆者の経験上、リテールクーラーからサイドフロー型に変えて高負荷時の温度が10~20℃は変わります。

5,000円もあればお釣りが来るほど安く高性能なサイドフロー型CPUファンは、かなりコスパがよくCPUだけでなくPC本体全体の寿命の向上にもつながるため、買って損は絶対にありません。

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Ryzen 5 4500のベンチマーク

ここでは、実際に「Ryzen 5 4500」の性能をベンチマークを使用して数値化し、どのような用途に優れているのかを解説します。

Ryzen 5 4500のCPU Markスコア

PassMarkは、重い計算処理や動画処理など、CPUを様々な用途で使用した場合の総合的なスコアを評価しています。

基本的にこの値が高いほどCPUの性能が総合的に高いと思っていいです。

Ryzen 5 4500 CPU Mark
AMD Ryzen 9 7950X
64294
AMD Ryzen 9 5950X
46021
Intel Core i9 12900K
41923
AMD Ryzen 7 7700X
36396
Intel Core i7 13700K
34431
Intel Core i7 12700F
31279
AMD Ryzen 7 5800X3D
28031
AMD Ryzen 7 5800X
27844
AMD Ryzen 5 5600X
21726
Intel Core i5 12400
19384
AMD Ryzen 5 3600X
18091
Intel Core i5 11400
17125
AMD Ryzen 5 4500
16220
AMD Ryzen 5 3500
12830

以前の大人気CPU「Intel Core i5 11400」とほぼ同じ処理能力があることがわかります。このくらいのスコアであれば普段使いから、そこまで負荷が高くないゲームであれば快適に動作します。

「Ryzen 5 3500」からは純粋に約30%ほど性能アップしているので、「Ryzen 5 3500」でも普段使いで全く問題なくゲームも普通に動作していたことを考えると、約12,000円でこの性能はコスパが高いと言えます。

Ryzen 5 4500のCinebench R23(マルチコア)スコア

Cinebench(マルチコア)で計測するスコアの主な指標は「マルチコアの性能」です。

マルチコアとは、CPUの頭脳の数のことを指し、マルチコア処理能力とはそれぞれのコアの並列処理能力を指します。

このスコアが高いと、複数のアプリ動作などのマルチタスクに優れます。

Ryzen 5 4500 Cinebench R23
AMD Ryzen 9 7950X
38577
Intel Core i7 13700K
30988
AMD Ryzen 9 5950X
28580
Intel Core i9 12900K
27796
AMD Ryzen 7 7700X
26580
Intel Core i7 12700F
21568
AMD Ryzen 7 5800X
15228
AMD Ryzen 7 5800X3D
15103
Intel Core i5 12400
12455
AMD Ryzen 5 5600X
10988
Intel Core i5 11400
10235
AMD Ryzen 5 3600X
9704
AMD Ryzen 5 4500
8985
AMD Ryzen 5 3500
6476

マルチコア処理能力は、同数の上位6コア12スレッドモデルに近づき、「Ryzen 5 3500」よりもマルチタスク性能が向上しています。

このくらいのスコアですと、ゲームは出来るけど動画配信は厳しい性能です。エントリークラスなのでそこは仕方がないと割り切りましょう。

もし流行りのゲームを動画配信をするのであれば、「Ryzen 5 5600X」あたりの10,000スコアを安定して超えるCPUが最低でも欲しいところです。

Ryzen 5 4500とライバルとなるCPUとの比較

ここでは、「Ryzen 5 4500」とライバルとなるCPUを比較し、どのようなところが優れ、劣っているのかを解説します。

Ryzen 5 4500 vs Ryzen 5 3500

世代第3世代
アーキテクチャZen2
ソケット形状AM4
コア数/スレッド数6コア12スレッド
定格クロック3.6GHz
最大クロック4.1GHz
キャッシュ容量L2:3MB
L3:8MB
TDP65W
CPU Mark16220
Cinebench R238985
価格(2023年1月現在)約12,000円
Ryzen 5 4500
世代第3世代
アーキテクチャZen2
ソケット形状AM4
コア数/スレッド数6コア6スレッド
定格クロック3.6GHz
最大クロック4.1GHz
キャッシュ容量L2:3MB
L3:16MB
TDP65W
CPU Mark12830
Cinebench R236476
価格(2023年1月現在)約19,000円
Ryzen 5 3500

「Ryzen 5 4500」は「Ryzen 5 3500」に比べキャッシュ容量は8MBへと減りましたが、スレッド数が12に増加したことにより大きくスコアを伸ばしています。

そのため、今まで「Ryzen 5 3500」では厳しかった重めの動画編集の早さや、ゲームでのfpsが向上しています。

両モデル共に普段使いでは全く問題ないスコアですが、最近のゲームでの「Ryzen 5 3500」は使用率が100%になる場面が多くスペック不足を感じるでしょう。

「Ryzen 5 4500」クラスであれば、大体のゲームを画質設定次第でフルHD+60fpsを安定させる事が可能です。

また、価格面でもプレミアがついているのか「Ryzen 5 3500」は高くなっており、「Ryzen 5 4500」のほうが性能が高く安いです。

AMD
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Ryzen 5 4500 vs Core i5 11400

世代第3世代
アーキテクチャZen2
ソケット形状AM4
コア数/スレッド数6コア12スレッド
定格クロック3.6GHz
最大クロック4.1GHz
キャッシュ容量L2:3MB
L3:8MB
TDP65W
CPU Mark16220
Cinebench R238985
価格(2023年1月現在)約12,000円
Ryzen 5 4500
世代第11世代
コア数/スレッド数6コア12スレッド
定格クロック2.6GHz
最大クロック4.4GHz
三次キャッシュ12MB
TDP65W
CPU Mark17125
Cinebench R2310235
価格(2023年1月現在)約26,000円
Core i5-11400

両モデルとも同じコア・スレッド数なので大きくは差が出ませんが、約10%ほど「Core i5 11400」のほうがスコアを上回ります。

これは単純に動作クロックが「Core i5 11400」の方が高いためです。そのかわり発熱量が多いのでリテールクーラーでは冷却性能がギリギリといったところでしょう。

「Ryzen 5 4500」の強みはなんといっても価格の安さで、「Core i5 11400」の半額以下で遜色ない性能を得られるのは大きな魅力です。コスパは圧倒的に「Ryzen 5 4500」が勝っています。

Ryzen 5 4500が向いている用途

「Ryzen 5 4500」は結局どのような用途に向いているのか簡単にまとめるとこうなります。

用途解説評価
インターネット(動画閲覧・ショッピング)YOUTUBE等で動画を観ながらの、ショッピング
ビジネス(Officeソフト・Web会議など)Officeソフトでの資料作りをしながらの、Web会議
ゲーム3Dグラフィックを駆使した流行りのゲーム
動画・画像編集フルHD・4Kでの動画や画像編集
またはゲームの動画配信
3D制作3D CADやBlenderなどを使用した3Dモデリング

上記を踏まえて結論を言うと「普段使いが快適+ゲームも出来るCPU」です。

相性の良いグラボの目安は「Ryzen 5 4500」に対してボトルネックにならない「RTX 3050」あたりが理想的です。

ネットサーフィンやビジネスソフトなどはサクサクと全く問題なく動作するでしょう。重めのゲームで快適プレイは望めませんが、大体のゲームでフルHD+中画質程度であればカクつくことなく動作します。

性能はローエンドですが、それに伴って価格が圧倒的に安いのも魅力です。サブPCやゲーミングPCデビューに向いているコスパ最高のCPUと言えます。

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Ryzen 5 4500シリーズ搭載おすすめPC

ここでは「Ryzen 5 4500」シリーズを搭載したゲーミングPCを紹介します。

搭載グラボによってプレイできる環境が変わるので、自身の求めるGPUのパワーと予算に合わせて選んでみてください。

BTOのCPUの在庫状況などによっては搭載されているCPUが変更になることがあります。

スクロールできます
おすすめモデルCPUGPUメモリストレージ
Lightning AH5
magnate
Ryzen 5 4500GTX 165016GB500GB SSD
RM5R-G60S
galleria
Ryzen 5 4500GTX 1660 SUPER16GB500GB SSD
RM5R-R36
galleria
Ryzen 5 4500RTX 306016GB500GB SSD

Lightning AH5【Ryzen 5 4500 + GTX 1650】

Lightning AH5
Lightning
CPU : Ryzen 5 4500
グラフィック : GTX 1650
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 500GB NVMe SSD

ドスパラで詳細・価格を見る

「ゲーミングPCは高い」なんてイメージが多いかもしれませんが、この「Lightning AH5」は約85,000円で購入ができちゃうモデルです。

性能的にはPC対応のスマホゲーム『原神』などや、『VALORANT』をカクつくことなくプレイできるため、流行りのゲームを格安で体験したいならこのモデルがおすすめです。

予算10万円でお釣りが来るので、その分をモニターや周辺デバイスに回せるのも嬉しいポイントです。

ガレリア RM5R-G60S【Ryzen 5 4500 + GTX 1660 SUPER】

ガレリア RM5R-G60S
ガレリア RM5R-G60S
CPU : Ryzen 5 4500
グラフィック : GTX 1660 SUPER
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 512GB NVMe SSD

ドスパラで詳細・価格を見る

エントリークラスの代表的なモデルと言えば「RM5R-G60S」です。

価格は約12万円で求めやすく、だいたいのPCゲームでスペックが足りずに起動すらできないと言うことはないでしょう。一例として『FF14』フルHD最高設定でのベンチマークは「とても快適」(60fps以上で動作する)となります。

なるべく安く汎用性の高いゲーミングPCが欲しい方は、このモデルが一番おすすめです。

ガレリア RM5R-R36【Ryzen 5 4500 + RTX 3060】

ガレリア RM5R-R36
ガレリア RM5R-R36
CPU : Ryzen 5 4500
グラフィック : GeForce RTX 3060
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 500GB NVMe SSD

ドスパラで詳細・価格を見る

設定次第でフルHD+144fpsも狙えるゲーミングPCを格安で手に入れたい方は、このモデルがおすすめです。

価格は約14万円と、RTX 3000シリーズのミドルクラスに位置する「RTX 3060」を搭載しておきながら、15万円を切るので圧倒的なコスパを誇ります。

これは「Ryzen 5 4500」の価格の安さが実現できる芸当で、なおかつ搭載グラボともボトルネックは少ないため、AMD製ゲーミングPCはコスパを求めるなら圧倒的におすすめです。

Ryzen 5 4500に関するよくある質問

Ryzen 5 4500に対応したマザーボードは?

Ryzen 7 7700Xの対応ソケットはAM4で、対応チップセットはB550/A520/X570となっています。

マザーボードのソケットとチップセットが一致していないとRyzen 7 7700Xが使えないため、事前に確認しておきましょう。

Ryzen 5 4500は中古で購入しても大丈夫?

CPUは故障しにくいパーツではありますが、Ryzen 5 4500を中古で購入するのはおすすめできません。

決して高価なCPUではないため、新品やBTOで購入するようにしましょう。

Ryzen 5 4500の価格はどれくらい?

2023年3月現在、Ryzen 5 4500の平均価格は11,480円ほどになっています。

Ryzen 5 4500で『Apex』や『原神』などのゲームをプレイできる?

『Apex』や『原神』といったゲームをプレイするには、Ryzen 5 4500以外にGPU性能が重要になります。

Ryzen 5 4500自体は内蔵GPU非搭載ですので、別途GPUがなければ映像を出力できません。

ゲーム性能にも影響が出ますので、ゲーム目的でRyzen 5 4500を選ぶ際は同時にGPU性能にも注目しましょう。

GPU(グラフィックボード・グラボ)について詳しく知りたい方は「GPUとは何か」の記事を参考にしてください。

Ryzen 5 4500の消費電力は?

Ryzen 5 4500の消費電力はアイドル時が約58W、高負荷時が約260Wです。

低消費電力なCPUですので、省電力なパソコンを使いたい方に向いています。

Ryzen 5 4500比較まとめ

今回の記事では「Ryzen 5 4500」の性能を解説し、同シリーズを搭載したおすすめPCを紹介しました。

以下おすすめモデルのおさらいと、まとめです。

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おすすめモデルCPUGPUメモリストレージ
Lightning AH5
magnate
Ryzen 5 4500GTX 165016GB500GB SSD
RM5R-G60S
galleria
Ryzen 5 4500GTX 1660 SUPER16GB500GB SSD
RM5R-R36
galleria
Ryzen 5 4500RTX 306016GB500GB SSD
  • 約12,000円とかなり安い
  • 性能は前世代のミドルクラスとほぼ同じ
  • 重めのゲームでなければ十分快適に動作する
  • 搭載モデルはどれも、格安でゲーミングPCがほしい方におすすめ

なんといっても決して低スペックではない上に、価格がかなり安いことが魅力のCPUです。

すでにエントリーモデルとしてBTOショップで売られているものは、このCPUを搭載している場合がほとんどで、格安でゲーミングPCを組むなら「Ryzen 5 4500」とメーカー側も認識している証拠です。

あくまでもエントリーモデルなので、重量級のゲームを快適にプレイしたい、動画配信を快適にやりたいといった場合は、タイトルによってはスペック不足になることは留意しておきましょう。

CPUカテゴリでは、その他のRyzenCPUやIntelCPUの比較を行っているので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

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