この記事では、スリムタワーPCの特徴やケースの種類を始め、以下の内容について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
\おすすめスリムタワーモデル厳選3選/
モデル名 | CPU | メモリ |
---|---|---|
Slim Magnate IE | Core i3-12100 | 8GB |
ThinkCentre M75s Small Gen2 | AMD Ryzen 5 PRO 5350G | 4GB |
mouse SL5 | Core i5-12400 | 8GB |
スリムタワーPCのコスパ抜群のおすすめモデル一覧
この項目では、コスパ抜群の筆者おすすめスリムタワーPCを厳選して紹介します。
モデル名 | CPU | メモリ |
---|---|---|
Slim Magnate IE | Core i3-12100 | 8GB |
ThinkCentre M75s Small Gen2 | AMD Ryzen 5 PRO 5350G | 4GB |
mouse SL5 | Core i5-12400 | 8GB |
【格安】Slim Magnate IE
グラフィック :intel UHDグラフィックス730
メモリ : 8GB
ストレージ : 250GB SSD(NVMe)
- 格安モデル
- 簡単な作業ならサクサクこなせる
- ストレージが少ないので、場合によっては増設が必要
- ビジネス目的であればOfficeソフトのオプション追加が必要
格安ながらOfficeソフトとブラウザを起動しながらの作業程度であれば、サクサクこなせるPCです。
徹底的に価格を抑えた構成なので、ストレージが250GBであったり、Officeソフトはオプションで追加しないと使えない点には注意しましょう。
それでも価格面から考えると、家庭用・ビジネス用としても使いやすい1台となっているスリム型のデスクトップモデルです。
【良コスパCPU】ThinkCentre M75s Small Gen2
グラフィック :内蔵グラフィックス
メモリ : 4GB
ストレージ : 256GB M.2 SSD(NVMe)
- CPUの性能に比べて価格がかなり安い
- ストレージが少ないので、場合によっては増設が必要
- ビジネス目的であればOfficeソフトのオプション追加が必要
ビジネス利用に加えて、簡単な動画編集までこなせるコスパが良いモデルです。
こちらのモデルも用途に応じてストレージの増設と、Officeソフトをオプションで追加する必要があります。
Ryzen製のCPUは特にマルチタスクに優れたCPUが多いので、複数の作業を同時にこなす仕事に特に向いているので、1台で多くのソフトを利用する方におすすめのモデルです。
【格安ビジネスモデル】mouse SL5
グラフィック :インテルUHD グラフィックス 730
メモリ : 8GB
ストレージ : 256GB SSD(NVMe)
- 無線LAN+Bluetooth内蔵
- ストレージが少ないので、場合によっては増設が必要
- ビジネス目的であればOfficeソフトのオプション追加が必要
ビジネス利用としては最低限のスペックで格安の価格で展開されているスリムモデルです。
無線LANとBluetooth通信機能を内蔵しているので、LANケーブルを配線できない箇所にも設置できるため置き場所に困りません。
ビジネス利用の中でも、グラフィックに負荷がかかる作業を行う予定の方におすすめです。
【高性能CPU】mouse SL7
グラフィック :intel UHDグラフィックス770
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB SSD(NVMe)
- 高性能CPUを搭載で作業がサクサク
- 無線LAN+Bluetooth内蔵
- ストレージが少ないので、場合によっては増設が必要
- ビジネス目的であればOfficeソフトのオプション追加が必要
ゲーミングPCにも採用される高性能CPU「Core i7-12700」を搭載したモデルです。
内蔵GPUもそこそこの性能なので、動画編集や3D CADなどの他に、軽めのゲームであればプレイ可能です。
こちらのモデルもワイヤレス機能搭載なので設置場所を選ばず、スリムタワーなのでコンパクトなモデルとなっています。
【500GB SSD】Slim Magnate GE
グラフィック :intel UHDグラフィックス770
メモリ : 8GB
ストレージ : 500GB SSD(NVMe)
- デフォルトで500GBのSSDを搭載
- 高性能CPUを搭載
- 用途に応じてメモリの増設が必要
- ビジネス目的であればOfficeソフトのオプション追加が必要
高性能CPUと500GB SSDを搭載しており、スリムタワーPCの中でもハイスペックなモデルになります。
このままでも充分快適ですが、CPUの性能に対してメモリが若干不安なので、オプションでメモリを16GBに増設するとなお良いです。
動画編集・3D CAD・イラスト作業などを高水準で行うことが可能で、快適な作業を求めるのであればこのクラスのモデルがおすすめです。
PCケースの種類とサイズ
PCケースは大きく分けて以下の5種類に分けられます。
PCケースのおおまかな種類
・フルタワー
・ミドルタワー
・ミニタワー
・スリム
・キューブ
ここからさらにフルタワーとミドルタワーを「大型ケース」、それ以下のサイズのケースを「小型ケース」に大別できます。
それぞれの大きさはどれぐらいなのかというと、実は明確な定義があるわけではありません。
各BTOショップの基準を照らし合わせると、おおむね以下の範囲のようになります。
PCケースのサイズ一覧
ケース | 幅(mm) | 奥行き(mm) | 高さ(mm) |
---|---|---|---|
フルタワー | 250~300 | 500~650 | 500~650 |
ミドルタワー | 200~250 | 400~550 | 400~550 |
ミニタワー | 150~200 | 350~450 | 350~450 |
スリム | 75~145 | 220~400 | 200~400 |
キューブ | 250~500 | 250~500 | 250~500 |
一般的なスリムタワーは横幅100mm前後・奥行き3~400mm前後・高さ350mm前後な場合が多いです。
詳しくは「PCケースのサイズと選び方」を参考にしてみてください。
スリムタワーPCのメリット・デメリット
スリムタワーPCはコンパクトなサイズによるメリットとデメリットが存在します。
それぞれのポイントを踏まえた上で、スリムタワーPCを採用するかどうか検討してみてください。
スリムタワーPCのメリット
ケースがコンパクトなため、置き場所に困らずスッキリ設置できるのが大きなメリットです。
小さい分パーツ類も性能が抑えめですが、価格を抑えられることも強みです。
このようなメリットの範囲で使用ができるPCなので、主にビジネス用PCとして人気が高いPCケースです。
スリムタワーPCのデメリット
スリムタワーPCに用いられているケースは以下の問題を抱えています。
- 排熱がうまくいかないのでエアフローに問題がある
- 高性能な大型パーツを取り付けられない
特に、搭載できるグラフィックボードのサイズが限られているので、グラフィック関係に大きな負荷がかかる作業は苦手です。
また、ホコリ掃除などのメンテナンスはスペースが狭いのでやりづらく、長期間放置しがちになってしまいます。
スリムタワーPCの選び方
スリムタワーPCを購入する際に、PCパーツの構成をどういう基準で選べばよいかを解説します。
CPU
CPUメーカー | ビジネス向け | 動画編集・ゲーム向け | クリエイター向け |
---|---|---|---|
intel | Core i3 第10世代以上 | Core i5 第10世代以上 | Core i9 第11世代以上 |
AMD | Ryzen 3 3000番台以上 | Ryzen 5 3000番台以上 | Ryzen 7 5000番台以上 |
ビジネス向け~クリエイター向けCPUで、最低限このくらいは欲しいおおよそのスペックを表にするとこうなります。
オフィスソフトとブラウザを同時起動する程度であれば「ビジネス向け」項目のCPUで問題ないでしょう。
「クリエイター向け」の項目は、3D CADを扱ったり高解像度のイラスト作成やなどを行う際に快適な動作を目指せるCPUです。
メモリ
通常のビジネス利用 | ゲーム・高度なビジネスソフト | 本格的なクリエイター作業 | |
---|---|---|---|
必要なメモリ(GB) | 8GB | 16GB | 32GB |
メモリはOSの動作とブラウザ起動するだけでメモリを3~4GB使用することが多いので、最低でも8GB必要です。
最新ゲームや高解像度のイラストや動画編集ツールなど、負荷が上がるにつれて必要なメモリは変わっていくので、用途に応じてメモリは多めに積んでおくのが良いです。
スリムタワーPCであれば多くても16GB積んでおけば困ることはないでしょう。
グラフィックボード
スリムタワーに搭載できるグラフィックボードは、ケース内が狭い関係上「ロープロファイル」と呼ばれるモデルに限定されるため、グラボなしでCPUに内蔵されたグラフィック処理機能を使用することがほとんどです。
動画編集や3D CADなどのソフトを扱う場合は、グラフィックボードを搭載したモデルを選ぶと良いでしょう。
その中でもコストパフォーマンスに優れるモデルとして「GTX 1030」搭載モデルが人気です。
ロープロファイルとは
簡単に言うと通常のグラフィックボードよりも、サイズが小さいモデルのことを指します。
このタイプのグラフィックボードであれば、状況によっては無理な場面もありますが小さいPCケースでもグラフィックボードを搭載することが可能になります。
ストレージ
ストレージの容量は用途によりますが「500GBのSSD」か「250GBのSSD+500GB以上のHDD」が最低限あるのが理想です。
250GBのストレージしかないPCを選ぶ場合は、画像や動画などを大量に扱うとすぐにストレージがいっぱいになり、PCのパフォーマンスが低下する要因となるためオプションで容量をアップしたほうが無難です。
USB外付けタイプのSSD/HDDもあるので、後々手軽にストレージを追加したい方はこちらで対応するのも手です。
価格帯
スリムタワーPCは高性能パーツを搭載すると、排熱問題が発生するためパーツ構成が限られてくるので、価格が安いモデルが多いです。
ここで紹介するモデルのPCは6万円~12万円の価格帯になります。
自身の予算の価格帯のPCは、どんな事が可能なのか目安にしてみてください。
スリムタワーPCに関するよくある質問
- スリムタワーPCはスペックが低いから値段が安いのでしょうか
-
グラフィック処理に関して言えばそのとおりです。
しかし、グラフィックに大きな負荷がかからない処理は大きいケースのPCと変わらない性能を発揮できます。
- スリムタワーから後で大きいミドルタワーケースなどに交換することは可能でしょうか?
-
可能ですがおすすめはしません。
パソコンを一から組み直すレベルのことをしなければならないのと、予算がかかるのとスリムタワーのメリットが消えてしまうからです。
どうしても交換したいのであれば、自作経験がない方はお店に頼むのが無難です。
- スリムタワーでRTX 3090などの高性能グラボを搭載できますか?
-
できません。
一般的なゲーミングPCに搭載されているグラボは「フルサイズ」と呼ばれるグラボです。
グラボの項目で説明している通り、ロープロファイルという省スペースのグラボのみスリムタワーに搭載できます。
自作経験がある人であれば、PCケースを無理やり改造して搭載することも可能ですが、例外中の例外なので一般的には不可能です。
高性能なグラボを求めている方は「初心者におすすめのゲーミングPC」の記事を参考にしてみてください。
- パーツ交換は簡単にできるのでしょうか?
-
スペースが狭いため簡単とは言えませんが可能です。
「PCパーツ交換は初心者にも簡単のできる?」の記事では難易度順に解説しています。
- スリムタワーPCで最新の3Dゲームを、高画質で高fpsでプレイできますか?
-
できません。
スリムタワーには、搭載できるグラボが限られており、ロープロファイルという規格のグラボのみ搭載できます。
ロープロファイルのグラボは、最新ゲームの推奨動作環境をとても満たせるものではない性能のものしか無いため、ゲーミングPCとしての運用はスリムタワーPCにはできません。
おすすめのスリムタワーPCまとめ
\おすすめスリムタワーモデル厳選3選/
モデル名 | CPU | メモリ |
---|---|---|
Slim Magnate IE | Core i3-12100 | 8GB |
ThinkCentre M75s Small Gen2 | AMD Ryzen 5 PRO 5350G | 4GB |
mouse SL5 | Core i5-12400 | 8GB |
- スリムタワーPCでゲーミングPCは無い
- 省スペースで価格を抑えたモデルが多いのでビジネス向け
- 無線機能が内蔵されたモデルは設置場所に困らない
スリムタワーPCはコンパクトなサイズが売りですが、それによるデメリットも存在します。
メリットを生かした用途は主にビジネス向けなので、オフィスに置いてあるPCはスリムタワーPCなことが多いです。
自宅用にスリムタワーPCを選ぶ理由としては省スペースで、価格が安めというポイントが主な理由になるので、自身の環境と用途に応じてコスパ抜群のおすすめスリムタワーPCから選んでみてください。