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水冷ゲーミングPCのおすすめ3選 メリット・デメリットや冷却効率の上げ方についても解説

水冷式クーラー

PCの冷却はパーツの寿命や、パフォーマンスに関わる要素です。

この記事では、

について解説します。

当サイトでは価格帯やゲーム別モデルを総合的にまとめた「おすすめのゲーミングPC」も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!

おすすめ厳選水冷モデル3選

スクロールできます
おすすめ水冷式モデルメーカーCPUGPU
G-Master Hydro Z690 Extreme
サイコムCore i7-12700KRTX 3070
ガレリア RM7C-R37
XA7R-R36
ドスパラCore i7-12700RTX 3070
G-Tune HP-A
g-tune
マウスコンピューターRyzen 9 3900XTRTX 3080
目次

水冷ゲーミングPCおすすめモデル

水冷式ゲーミングPCのおすすめモデルを、各メーカーから厳選して紹介します。

本格水冷は、自分で後付けするものなので搭載される水冷式クーラーはすべて簡易水冷になります。

水冷式に限らず、空冷式のゲーミングPCが気になる方は「おすすめ空冷式ゲーミングPC」をご覧ください!

スクロールできます
おすすめ水冷式モデルメーカーCPUGPU
G-Master Hydro Z690 Extreme
サイコムCore i7-12700KRTX 3070
ガレリア RM7C-R37
XA7R-R36
ドスパラCore i7-12700RTX 3070
G-Tune HP-A
g-tune
マウスコンピューターRyzen 9 3900XTRTX 3080

【デュアル水冷を採用】G-Master Hydro Z690 Extreme/D4

G-Master Hydro Z690 Extreme/D4
G-Master Hydro Z690 Extreme/D4
CPU :Intel Core i7-12700K
グラフィック : RTX 3070
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB M.2 SSD

サイコムで詳細・価格を見る

  • デュアル水冷システムでグラボとCPUを冷却
  • 静音性とエアフローに優れたケース
  • 高性能なパーツ構成
デュアル水冷
CPUとGPUを水冷で冷やすシステム

「デュアル水冷システム」とは水冷クーラーをCPUとGPUに取り付けて冷やす構成のことを指します。

デュアル水冷システムのメリットは、GPUのファンだけでは充分に冷却できなさそうなレベルの環境でも、高負荷で使用できる点です。

「RTX 3070」という高性能GPUを使用する上で、デュアル水冷システムは高負荷になる状況で非常に効果が期待できます。

ケースの詳細を解説してくれています

ケースも徹底的にデュアル水冷システムに合わせた作りになっています。

防音材を使用しているので、もともと水冷クーラーは静かなことに加えて更に静音性が増しています。

通気穴も上下前後に設けてあるので、エアフローも高いレベルで実現しています。

>>公式サイトで「G-Master Hydro Z690 Extreme」の詳細を見る

【オプション変更で水冷式に】GALLERIA RM7C-R37

ガレリア XA7C-R37
ガレリア XA7C-R37 第13世代Core搭載
CPU : Core i7-13700F
グラフィック : RTX 3070
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD

ドスパラで詳細・価格を見る

  • オプション変更をすることで水冷式へアップグレード
  • エアフローに優れたケース
  • 売れ筋No.1モデル

購入時のCPUファンのオプションを変更することで、水冷式CPUファンを選べます。

「ガレリアXシリーズ」にはすべて水冷式CPUファンに変更できるオプションがあります。

DEEP COOL
by.DEEP COOL

このオプションで搭載できる水冷式CPUファン「GAMMAXX L240 V2+」はこのモデルに見合ったスタンダードな性能です。

RGBコントロールでLEDライトの色を変更できるのでデザイン性にも優れます。

ガレリアPCケース

PCケースは前側面から吸気し、上部と背面から排熱するエアフローを構築しています。

各通気穴にはメッシュが貼られており、ホコリの侵入を防ぎます。

メッシュは磁石で接着されているので、メンテナンスも容易です。

>>公式サイトで「RM7C-R37」の詳細を見る

【大型ラジエーター標準搭載】G-Tune HP-A

G-Tune HP-A
G-Tune HP-A
CPU : Ryzen 9 3900XT
グラフィック : RTX 3080
メモリ : 32GB
ストレージ : 1TB NVMe SSD/4TB HDD

マウスコンピューターで詳細・価格を見る

関連記事 「G-Tune HP-A」レビュー

  • 3連ファン大型ラジエーターを標準搭載
  • エアフローに優れたケース
  • ハイエンドPCに見合った冷却性能

G-TUNE HPシリーズには3連ファン大型ラジエーターが標準搭載されています。

大型ラジエーターの利点は、排熱するための表面積が多くなり、冷却水の容量が増えて、冷却効率が上昇する事です。

それに加えて大型ファンが3基あるため、徹底的に冷却する事が可能です。

G-TUNE HPシリーズ ケースのエアフロー

PCケースは底面に大型の吸気穴があり、大型ファンにより背面の排気穴で排熱します。

HPシリーズのハイスペックなパーツに見合った冷却性能が魅力です。

>>公式サイトで「G-Tune HP-A」の詳細を見る

ゲーミングPCを冷却する必要性

ゲーミングPCはパーツ性能が高く、その分負荷が高い環境で動作する機会が多く、パーツが発熱しやすい状況が頻繁に発生します。

パーツの温度が高くなるとパフォーマンスが低下し、あまりにも温度が上がると「熱暴走」を起こしてCPUが危険と判断してPCを自動的にシャットダウンします。

熱暴走して強制シャットダウンすることは、データの消失や、精密機器で構成されるPCの寿命を縮める要因になります。

そのためゲーミングPCを使用する上で、充分な冷却ができる環境を作る事は「パフォーマンスの向上」「パーツ寿命の延長」につながるため、必要であるといえます。

ゲーミングPCを冷却するパーツ

PC内を冷却するパーツは、主に3種類あります。

  • ケースファン
  • 空冷式CPUクーラー
  • 水冷式CPUクーラー

パーツ自体を冷却するグリスなども存在しますが、ここでは上記の3つに絞って紹介していきます。

ケースファン

ケースファン
by.Corsair

PCケースに取り付ける冷却用パーツで、ケース内の空気の流れを作るのが役割です。

ケースへ新しい空気を取り込んで、熱がこもった空気を排出する事でPC内の温度を適切に保つことが出来ます。

空冷式CPUクーラー

CPUに取り付ける「CPUクーラー」はCPUとは独立したパーツです。

空冷CPUクーラーは主に「ベースプレート」「ヒートパイプ」「ヒートシンク」「ファン」4つのパーツに分かれています。

CPUクーラー
by.SCYTHE

「ベースプレート」はCPUと密着する部分です。CPUの熱を吸収する部分になります。

「ヒートパイプ」は「ベースプレート」から熱を「ヒートシンク」に伝えるパーツです。熱伝導率が高い銅を使用しています。

「ヒートシンク」は「ヒートパイプ」から受け取った熱を「ファン」で排熱するためのパーツです。「ファン」から送られた風を受ける表面積を増やすために、蛇腹の形状になっています。

水冷式クーラー

「水冷式クーラー」は「空冷式CPUクーラー」とは違い、CPUやグラフィックボードを冷却水で温度を下げるパーツです。

パーツの中には冷却水が入っており、それを循環させることで熱を逃します。

水冷式クーラーは「簡易水冷」と「本格水冷」の2種類あり、それぞれ性能と構造が異なります。

パーツは主に「ヘッド」「チューブ」「ラジエーター」「ファン」に分かれており、本格水冷はこの4つに加えて「ポンプ/リザーバータンク」が追加されます。

簡易型水冷

メリット
デメリット
  • 本格水冷より安い
  • 本格水冷より取り付けが簡単
  • 拡張性がない
  • 冷却液の寿命が実質パーツの寿命になる
  • パーツや冷却水を交換できない

簡易型水冷は組み立て済みのパーツで、購入した際PCに取り付けるだけで導入が可能です。

「ヘッド」はCPUと密着する部分で、CPUの熱を直接吸収します。

「ラジエーター」は温まった冷却水を「ファン」で冷やします。

「チューブ」は「ヘッド」で温まった冷却水を「ラジエーター」へ送り、「ラジエーター」で冷やした冷却水を「ヘッド」に送り返す役割を担っています。

簡易型水冷
by.Corsair

中に入っている冷却液は蒸発しないように密閉されていますが、長年使用しているとどうしても少しずつ蒸発して、汚れてしまい、クーラーとしての性能が低下します。

そのため冷却水の減少と汚れが簡易水冷の寿命と言えます。

本格水冷キット

メリット
デメリット
  • 簡易水冷より冷却性能が高い
  • CPU以外にグラボなども冷却できるように拡張できる
  • 古くなったパーツや冷却水を交換できる
  • 組み立てないといけない
  • 値段が簡易水冷よりも高い
  • 冷却液が蒸発しやすいので、定期的に補充しないといけない

本格水冷は、キットを購入し1から部品を組み立ててからPCに搭載します。

簡易水冷と違うところは、ポンプ付きのタンクがあるところと、拡張性です。

ポンプがあることにより水流を強めることができ、冷却性能が高まります。

ヘッドを増やしてCPUとグラフィックボードを同時に冷やす「デュアル水冷システム」を構築したり、ラジエーターを増設して冷却性能を強化できるなど拡張性が高いです。

本格水冷の場合は、完全に密閉されているわけではないので、冷却水が蒸発しやすいです。

そのため冷却水を定期的に補充しないといけませんが、冷却水の補充ができるということは、冷却水の寿命で使用できなくなる簡易水冷よりも寿命が長いことになります。

古くなったパーツも交換しつつ使用できるので、長い目で見ればコスパに優れています。

冷却効率を上げる方法

冷却パーツの冷却効率を上げるための方法がいくつかあるので紹介します。

  • 大きめのPCケースを使用する
  • ホコリを掃除する
  • PCの周りに物を置かない
  • エアコンや扇風機の風を直接当てる

大きめのPCケースを使用する

g-tune-case

PCケース内のエアフロー(空気の流れ)を向上する手段の一つとして、大きいケースを採用することも一つの手です。

ケース内のスペースが広いと、ケースファンで新鮮な空気を多く取り込め、暖かい空気を外へ排出する量も増やせるので大きいケースは冷却効率が向上します。

ミドルスペックまでのゲーミングPCであれば「ミニタワー~ミドルタワー」。ハイスペックPCであれば「ミドルタワー」もしくは「フルタワー」を選択すると良いでしょう。

詳しくは「PCケースのサイズと選び方」で説明していますのであわせてご覧ください。

ホコリの掃除

ホコリの掃除

パーツやケースに付着したホコリを取り除くことは、ファンが送り出す空気の力や、エアフロー向上に大きく効果があります。

また、エアダスターなどを使った定期的な掃除はPCパーツの寿命を伸ばす最も効果的な方法です。

PCの周りに物を置かない

PC内のエアフローが良い環境でも、PCの周りに遮蔽物があると効率よく空気を取り込んだり、排出することが出来ません。

少なくとも吸気穴と排気穴の周りに物をおいたり、壁が接することの無いように、PCを設置することをおすすめします。

エアコンや扇風機の風を直接当てる

PC自体に冷たい空気を当てて冷やしたり、新しい空気を強く送り込むと手っ取り早く冷却することが可能です。

また、エアコンで室内の温度を冷やすことも効果的です。

水冷ゲーミングPCのメリットとデメリット

水冷式クーラーは、空冷式よりも優れている部分が多いですが、デメリットもあるため「クーラーは水冷一択」というわけではありません。

メリット
デメリット
  • 空冷式より冷却性能が高い
  • CPU周りのスペースを圧迫しない
  • 静音性に優れる
  • 空冷式より値段が高い
  • 冷却水が漏れるとPC全体が壊れる
  • 定期的な点検をしないといけない

水冷にするメリット

  • 水冷式クーラーは、冷却水を使用するため空冷式よりも冷却性能が高い
  • ファンの音が静か
  • CPU周辺がスッキリする
  • スペースが空く=エアフローの改善にも繋がる

水冷にするデメリット

  • 簡易水冷から本格水冷まで10,000円~70,000円の高価パーツ
  • チューブの劣化や接合部の緩みなどで冷却水が漏れてPCパーツがショートする可能性がある
  • 定期的な液漏れチェックが必須

水冷ゲーミングPCまとめ

  • 簡易水冷はメンテナンスフリーのものが多いので搭載しやすい
  • 本格水冷は、自作PCの知識がある人向け
  • 冷却効率を上げるためにもPCのメンテナンスとPC周りの環境を整える
  • 冷却性能は確実に高く、静か

安定して冷却性能と静音性が高い水冷式クーラーですが、冷却水が漏れないように定期的にチェックすることが必要です。

簡易水冷は水冷式ゲーミングPCデビューにぴったりです。
本格水冷はパーツを組み立てたり、PC内のレイアウトの変更が伴うので自作PCの知識がある上級者向けと言えます。

高性能なグラフィックボードを使用するゲーミングPCに、冷却性能の高い水冷式クーラーを搭載することは、とても効果が高いのでハイスペックPCを購入する際は「水冷式ゲーミングPC」を視野に入れてみましょう!

こちらの記事にて、当サイトが厳選したおすすめゲーミングPCを紹介しています。ぜひチェックしてください。

関連記事 ゲーミングPCおすすめモデル|ゲーマー目線で初心者向けに選び方も解説!

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